いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ベートーベン・ウィルス ♯11

2012年03月31日 | ベートーベン・ウィルス
ルミの心が、カン・マエにあることを察したゴヌ。
「ごめんな。もっとはやく気付いてやれればよかったのに」
約束した仲でもないんだから、というゴヌだったが、
ただの友人には戻れそうにない。
カン・マエとも顔をあわせたくない、今は。

カン・マエは、ルミの告訴問題について市長と話し合っていた。
市長は、ライバルに告発される前に自らがルミを告発すると言う。
詐欺事件を誤魔化すための文書偽造は市長の指示だったはずなのだが……?
すべての罪をルミに押し付け、スケープゴートにしようというのだ。
「そんなことをすれば、私が市長を告訴しますよ」と
怒るカン・マエだが、市長は引こうとしない。

市庁舎を出ると、ゴヌが迎えに来ていた。今日は通院の日だ。
「ルミの好きな人って先生だったんですよ」
「問題ない。ただの憧れのようなものだ」
カン・マエがルミの気持ちに気付いていたことを知るゴヌ。
「先生はどうなんですか?」
ゴヌの望むとおりにしようというカン・マエ。
「どっちも嫌だ。先生がルミを好きでも、嫌いでも……」
弟子の痛みを、わがことのように感じているカン・マエ。

ルミは辞表を郵送し、もう戻らないとカン・マエに告げて去った。
「先生に毎日電話しますけど、出たらダメですよ。
着信音で先生の邪魔をしてやるつもりなんですから」

ルミの告訴を邪魔しようとするカン・マエをもてあまし、
市長は彼と団員の絆を切り崩そうと姑息な手を使ってきた。
手始めに、コントラバスのヒョックォンを解雇。
ルミ告訴に同意しなければ、次々に団員を辞めさせると脅す市長。
汚い手を使ってでもなんとかしようと策を講じるカン・マエは、
ゴヌに団員をまとめるように指示し、ライバル議員と接触した。

カン・マエは、ライバル議員の過去の横領事件に目をつぶる代わりに、
ルミの告発を撤回させた。
なおも研究団員の資質問題を問いただす議員に、
「私がなんとかしておきました」と返答する。

彼は、研究団員をすべて解雇することにしたのだ。
そして、2ヵ月後に開かれる交響楽フェスティバルに出場するよう指示する。
そこで評判になり、専門家の評価が得られたら、
彼らを正式に団員として採用するよう、市長に談判。
なぜ、そこまでするのか?という市長の問に彼は答える。
「彼らは私の団員です」
しかし、カン・マエの心は、研究団員たちには届かない。

練習室探しに奔走するゴヌ。
頼みの綱だった教会も、ミサの予定が入っており、断られてしまった。
すべての始まりとルミとの思い出を反芻するゴヌ。
カン・マエの楽譜に書かれた「The Best」の文字を見て、心を決める。
「練習室は倉庫でいいです。曲目も自分で決めます」
「何かあったのか?なぜ急にそんな態度を?」いぶかるカン・マエに、
「まかせてくれたんでしょ?信じてください」と微笑むゴヌ。

不承不承帰宅したカン・マエにさらなる打撃が。
交響楽フェスティバルへは、参加しないと決めた団員たちが報告に来たのだ。
その決定を聞いたカン・マエは、失意のあまり声を荒げ、彼らを非難してしまう。
「親しければ実力が無くてもいいというんですか?
すべて他人任せ。他人に頼ってなんとかしてもらおうなんて。
フェスティバルになど出なくて正解だ!」

冷たく突き放され、失意のうちに帰り支度をするヒヨンとヨンギ。
「何か意図があるんだよ」と、ガビョンはカン・マエと話しに戻った。
意地を張り、嫌味を言うカン・マエに、トーベンに語るフリをして
心を伝えようとするガビョン。
「彼はな、不安なんだ。人の心はわからないものだから。
だから彼がつきあうのは死んだ人間と楽譜だけだ。
だが、その楽譜だって生きた人間が書いたものなんだよ
感情を恐れては、本当の音楽は出来ない。
自分に正直に、出来るときに思う存分やってみるんだ」

心打たれたカン・マエは、研究団員たちを会食に招くが、
誰一人としてやってこなかった。
夜の公園で、ルミのことをひとり思うカン・マエ。
かかってきたルミからの電話に、心動くが、約束どおり出ることはない。
しかし、携帯をしまおうとした際にふと、メッセージがあることに気がついた。

そこには、メッセージが7件録音されていた。
自転車でテグァルリョンにある「日の出の木」を目指して旅をしているルミ。
「先生の携帯を私の日記帳にします」
「今聴いているのはリストの『愛の夢』です。
原題はもっと素敵です。『愛せる限り愛せ』
先生のことは、記憶が薄れるまでずっと好きでいます」
ルミのメッセージを静かに聴いているカン・マエ。

そのころゴヌも、2階の部屋でルミのことを思っていた。

「日の出の木」到着を目前にゴヌからかかってきた電話。
「カン・マエはお前のこと好きだよ。
俺のために隠していたけど、すごくお前を思ってるよ。
今、彼はまいっているから、お前が世話をしてやってくれ」

慌てて坂をくだり、カン・マエのもとに戻ろうとするルミ。
ゴヌは電話に出ないし、カン・マエも同じく。
そこへふたたびかかってきた電話は、カン・マエ本人からだった。
メッセージをきいて、「日の出の木」に先に到着していたのだ。

急いで丘に駆け上がったルミは、思わず彼を抱きしめていた。

(つづく)


なんていい子なの……。ゴヌや。
あのお花プレゼント大失敗事件の後に、
「気付いてやれなくてごめん」なんて普通は言えないよね~。

「私はどうしたらいい?」ってルミが聞くか?
傷口に塩だよな~。俺を好きになれってったらなるのかよ!

デリカシーない!

ルミのこういうとこにカチンと来る。恋愛したことないでしょ?

そしてカン・マエまでも似たような発言を。
「先生はどうなんです?」
「どういえば満足する?」
「言ったら思い通りに?」
「ああ」
ああって!このシーン、ゴヌは傷ついた青年というより、
大事にされてるお姫様みたいだと思っちゃった。

先生の中では

ゴヌ>ルミ ですか。

同じように「先生が大好きです!」なふたりだけど、弟子のほうがかわいいのね。
自分に似ているってミョンファンに言われたし、
うるうるした瞳で「先生こそ最高の指揮者です」って言われたらね。
かわいくてかわいくて、手放そうとしたくらい大事な弟子だもんね。
(ルミには悪いけど、意地悪言いたい気分)

しかしヒヨンさんもヨンギさんも成長しないわね。
ハラボジも統率力に欠ける……。やさしいから。
人間、そんなにすぐにはかわらないか。
相変わらずカン・マエの気持ちをわかってないよ。
三歩進んで二歩下がる。人間がわかりあうのって時間がかかるのね。

ゴヌとの出会いのときもそうだったけど、
カン・マエは厳しいけどもっともなことを言ってるんだよね。
受け止めるほうが甘えていたり、未熟だったりするから
「なんだよ!」って思ってしまうけれど、ほんとは正論。
周りの人にも自分と同じレベルの物を要求するという点で、
実はカン・マエはすごく周りの人に対して誠実だと思う。
音楽に関してね。
ミョンファン先生は、相手のレベルや求めるものに
柔軟に対応するから世渡り上手なのさ。

それでもさすがに人生の先輩としてのガビョンさんの話には
感じるものがあったようで、
キム係長経由とはいえ会食の場を設けるなんざ、丸くなったもんだぜ。
はじめから、事情を説明しとけばよかったんだよ、みんなに。

でも案の定誰も来ない……。
自業自得とはいえ、かわいそうすぎる。
こんな偏屈な男に向かって「先生を知りたいんです」と
裸の心でぶつかってきてくれたルミは貴重な存在だな。
手ひどく拒否られても、それでも先生に愛情をぶつけるルミ。
若いからな……。
あふれる情動は制御不可能なんだなー。
ゴヌの気持ちを考えると忌々しいけど、
人を好きになる気持ちはどうしようもないものだから仕方ないな……。

ああ、ゴヌや。
ルミに電話して、先生のことを頼むときの
まさかの「ヒョン」呼び。
先生に、ほんとにほんとに愛情を感じてるからヒョンて呼んだんだよね。

う~、すごくつらいわ~。
ルミと勉強してるときの本当に楽しそうなシーンなんて
私観たくなかったわよ……。



あっんなに楽しかったら両想いだって思っちゃうでしょー普通は!
世の中の妄想男子なんて、もっと些細な事柄で
勘違い告白とかしちゃう勢いなのよ?!
誰もが認めるほど仲良しだったのに、
なんでルミの心は先生に飛んで行っちゃうのさ~(疲)

いいこぶってルミの気持ちもわかるとか言っちゃったけど、
やっぱルミなんてきらいっ。
おすぎとピーコは韓流ドラマなんて観ないのかしらっ。
ふたりに一刀両断してほしいわ!
なんならマツコとミッツに頼んだっていいわっ!
「ヤな女ね!」って言ってやって言ってやって!

でもまー、ちぇっとか思いながらも、
録音メッセージ聞いた先生の笑顔やら、


くどいようですが、これがこの方の笑顔です。
あの大笑いよりも、絶対こっちが本心からの笑顔だと思うわ。


ルミを抱きしめようかどうしようか微妙な手の動きやら見たら、
心底きらいになれないのよね……。

それにしてもカン・マエの過保護ぶりには驚いた。
みんなのために一生懸命練習室を手配して、ゴヌに曲目まで指示しようとして。
なんとか交響楽フェスティバルで高評価を得て、彼らをオケに戻してやろうというのね。
ここまでやっているんだから、団員たちには
「必死で練習して絶対高評価を受けます!」って言ってほしいんだよね。
期待に応えてほしいわけでしょ。
自分が彼らを求めているのと同じように、自分を求めてほしいわけね。

技術的にはダメダメな人達なんだから、
もともと正規の団員のオケを持ってればそれでいいじゃない、と思うけど、
やっぱり研究団員の彼らが必要なカン・マエ。
きれいかろうか汚かろうが、感情をぶつけあった相手だから、
彼らが必要なのね、きっと。
「私の団員」と言い切った先生には、正直驚きました。
本人たちに教えてあげたい。

なんだかんだ、先生はわがままだなー。

今のところ、ゴヌが一番大人かも。
がんばれ!ゴヌや!




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