いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ぶどう畑のあの男 ~10

2012年10月16日 | ぶどう畑のあの男
あー、かわいいかわいい。
お互いいい歳なんだけど、ほんとに微笑ましいカップルです。
恋をすると、人は若返るのかなぁ。幼くなるのかな。

好きな人を喜ばせてあげたい、好きな人には幸せに笑っていてほしい、
そういう想いが愛なんですなー。

韓ドラの定番、おんぶシーンはリピート必須だ!

《あらすじ》

ギョンミンとジヒョンの抱き合う姿を見ていたテッキ。
はっと気づいたジヒョンは慌てて部屋に戻るが、
ギョンミンはテッキに挨拶して「彼女をよろしく」と頼む。

父はテッキと話をして、彼の人柄に感銘を受けた様子だが、
母親と弟は医者で裕福でスマートなギョンミンにご執心。
なにかと金銭的な援助をしてくれる婿候補に万々歳だ。
「そうだよな、畑仕事の男なんていやだよなぁ……」
さびしそうにつぶやくテッキ。

食事の帰り、家族はギョンミンの家に招待され、泊まることになった。
ひとり、帰ってきたジヒョンに、思わず憎まれ口をきいてしまうテッキ。
気晴らしに畑の東屋にいると、スジンが後を追ってきた。
「ねえ、もしかしてジヒョンさんが好きなの?」
即座に否定するテッキに
「違うならいいわ」と笑うスジン。

朝、畑に行こうとしてトラクターの荷台いっぱいの
枯れたひまわりを見つけるジヒョン。
慌ててて取り繕うテッキと、ひまわりを奪い合うジヒョン。
久しぶりの会話もギョンミンに送ってもらった家族に邪魔されて
なんとなくもやもやしてしまうジヒョンだった。

家族を畑に案内する途中、開発業者と出くわした。
「土地を売る際にはお手伝いしますよ~」と揉み手のホンチョルに、
「売らないわ!はやく出てってよ!」とジヒョンは怒り心頭。
母の思惑はまた違うようなのだが。
「そんなことならもう帰って!」
騒がしい家族は、にこにこしながらソウルに戻っていった。

スジンの薬剤が功をそうし、畑の害虫は姿を消した。
「お礼の食事はいつご馳走してくれるの?」
スジンとテッキは、市内に食事にいくことになった。
「これからテッキとデートなの」
「デート?」
内心穏やかでないジヒョン。
「畑のことがあるんだから、はやく帰ってよね!」
「ふふん、今夜は帰らないかも」
テッキの態度にキーッと怒るジヒョン。

おじさんはジヒョンを心配し、ギョンミンとはしばらく会わないでおきなさいと
忠告する。好きなら仕方ないが、田舎は噂が広がるのが早いから。
「人間も外見にとらわれず、有機栽培のような人がいい」
おじさんの言葉に、神妙にうなずくジヒョン。

テッキはスジンと町を歩いていた。
ふと、ジヒョンが気に入っていたぬいぐるみを見かけて立ち止まる。
珈琲店の前を通ると、ジヒョンが珈琲を飲みたがっていたことを
思い出し、買って帰ってやることにした。
スジンの表情は複雑だ。

その頃、村では大変な事件が。
ぶどう畑にどろぼうが入って、畑のぶどうが盗まれているというのだ。
夜中にひとり、畑の見張りをしているジヒョン。
携帯電話も電源が切れ、ウニョンと話をすることもできず、
心細くなり、テッキの帰りをひたすら祈るジヒョンだった。

帰宅したテッキは泥棒さわぎを知り、
ひとり畑の見張りに行っているジヒョンを案じてかけつける。
暗い中、後ろから肩をつかまれたジヒョンは驚いて
農具を振り回し、テッキの腕に怪我をさせてしまう。
「ごめんね、ごめん」
手当をしながら仲良くけんかするジヒョンとテッキ。

害虫は消えたが、スジンはまだここに滞在したいという。
「テッキとヨリを戻したいの。協力してくれる?
ここにいさせてほしいのよ」
彼女が帰ってくれるものと安心していたジヒョンだが、
こうまではっきり言われては、追い返すこともできない。

テッキが買ってくれた珈琲豆を見て、ジヒョンはびっくり。
「何よこれ!粉じゃなきゃ飲めないわ」
むっとしたテッキは、ホンイオンマにたのんで石臼で
豆を挽かせてもらう。
ふたりで挽いた珈琲豆はかすかに大豆のにおいがするが、
煮出した珈琲はおじさんにも好評。
「いいじゃないか。今後も飲もう」
にっこりするジヒョン。

とうとう畑の害虫は完全に駆除され、村をあげてのお祝いが始まった。
鐘をならして輪になって踊り、
お酒を飲んで大喜びする村人たちの笑顔がうれしい。
村人は感謝のしるしに、スジンに小さな畑を実験場として贈ることにした。

お酒を飲んで話をするジヒョンとテッキ。
「田舎に来たら蛍が見られると思ってたのに、変なムシばっかり」と
文句をいうジヒョンを、裏山に連れて行くテッキ。
湖のほとりで、静かに待っていると、たくさんの蛍が……。
並んですわり、穏やかでしあわせな時間を過ごすふたり。
虫の音が聞こえ、テッキはひとつひとつ名前を教えてやる。
ちょっとした口げんかも、心地よい夜。

帰り道、酔って足をくじいてしまったジヒョンを背負ってやるテッキ。
「ね、歌をうたってよ。上手でしょ」
「やだよ」
と言いながらも、童謡を歌ってやるテッキ。
一緒にうたうジヒョンは、すっかり安心してテッキの背中で
眠ってしまった。

と、ふたりを心配して迎えにきたスジンとギョンミンと出くわしてしまう。
なんとなく、気まずい雰囲気で見つめ合うテッキとジヒョンだが……。

(つづく)

けんかするほど仲がいいってね……。

いいですねー、いいですねー、前回に引き続き、いい感じですねー。
虫の被害も食い止められて、
安心してふたりのいちゃいちゃ加減を見ていられますよ……。

べったべたのあまあまじゃなくて、
必ずお互いの口の悪さと意地の張り合いでケンカになっちゃうところが、
はたから見るとキャー恥ずかしい!って感じなんですよね。

まさに王道!

スジンには口笛だったけど、ジヒョンにはちゃんと
歌ってあげるテッキがやさしい。
これまでテッキの歌きいたことなかったけど、
初めてきけました!わたしも感無量~。
ほんとにテッキは歌がうまいわよねー。声もステキだし。

おんぶの時にね、テッキが軽々とジヒョンをおぶっている感じがいいの。
ハラボジをおんぶした時もそうだったけど、
力強くって頼れる男って感じがするでしょー!
ジヒョンもね、お兄さんの背中におぶわれた妹みたいに
首に手をまわして甘えてはりついてかわいいのよ!
「歌詞がちがってるよぉ」
「いーんだよ、これで!」ってやりとりもほほえましい。

ギャー!萌え死ぬかも!

見つめ合ってぎこちない間がある瞬間より、こっちの方がいいな。
ふたりが仲好しなのが本当にいい感じ。



ジヒョンが、徐々に田舎暮らしに慣れて、
ぶどうの木や村の人たちを好きになったのと同様に、
テッキも変わってきてるよね。
「珈琲なんて体に悪いもの飲まなくていいんだ」とか
言ってたのに、彼女に歩み寄って、というか
態度が柔らかくなって、一緒に珈琲を作っちゃう。

愛する人と別れて、懸命に畑を守り、ぶどうを作ってきたテッキだけど、
やっと昔の恋人を忘れることができて、
心の余裕ができてきたような気がするんですよ。

テッキのお父さんとハラボジは、一緒にぶどうを植えた仲間だったのね。
1万坪のぶどう畑も、楽して手に入れたものじゃない。
きっと苦労して開拓して、がんばってきた結晶なのね。
「彼はいい人だ。欲もない、心のきれいないい青年だよ」
ジヒョンのアッパはわかってくれていますよ……。


なんか子どもみたいな笑顔。年配の人の前では、わりとこうなる。

畑でさ、ヨンベさんとマッコリ飲んで話すじゃない。
ヨンベさんはバツイチのおばさん(宮崎美子似)が大好きだけど、
40すぎてチョンガーの典型的な農家の男。
かっこよくもなく、金もなく、ただ不器用に恋する男なのよね。
その彼がさ、
「一生懸命働いて家族を養ってさ、しかも全国民まで養ってるんだぜ?
なんで女たちはおれたち百姓を嫌うかなー」って言う。
ほんと、全国民が農家の人に養ってもらってるんだよね……。

わたしは普段から第一次産業従事者リスペクトですが、
この言葉をきいて本当に心からありがたいと思いました。

世の中の人は、自分のやれることを精一杯がんばって、
みんなで助け合って暮らしているんだよー。
自分の仕事に誇りを持って、お互いに感謝の心を忘れずに
生きていかなきゃいけないよね。

そんなこと思いながらも、わたし自身はドラマに萌え萌えしている変態なんですけど。
ごめん、ヨンベアジョッシ。

えへへー、おんぶシーンもよかったけど、
スジンとテッキがデートに行く準備してるとこもとてもいい。
いそいそとシャツを着るテッキにちょっかいかけて、
鏡の前で意味なく邪魔するジヒョンがかわいいし、
「早く帰ってきてよ!」というジヒョンのところに
すわっと戻ってきて、
「今夜は帰らないかも」っていい捨ててくるっとでかけちゃうテッキが
かっこよくておかしくてサイコーだ!



外からのカットから、鏡の中のカットがいいんだよね。
ひとりになった鏡の中に、スッとテッキが入ってくる瞬間が楽しい。
カメラフレームの中に、鏡のフレームができてて、
そこがテンポのいい会話と一緒になってすごく楽しい雰囲気。

怪我のシーンの手当てもよくある演出かもしれないけど、
痛がるテッキと怒りながらも世話を焼いてやるジヒョンがラブリー。
いいじゃん!少女マンガみたいで。
大げさに痛がってないかー?テッキやー。

スジンとのデートも、ジヒョンのための買い出しみたいになっちゃいました。
珈琲を飲まないというスジンを待たせてこのセリフ。
「チャッカンマン、キダリライ」
この語尾の「イ」が好きなんだ。

不器用な男は、愛情の示し方も不器用。
でも、手先は器用。
オッパはお金を持っていて、なんでも買ってくれるけど、
テッキは世界でひとつだけのものを彼女に作ってくれる。
愛情の示し方は人それぞれで、オッパが悪いわけじゃないけれど、
ジヒョンの心に響くのは、手間と心がこもったテッキの愛なのね。
あのひまわりが自分への贈物だって気付いているのかな、ジヒョン。

「時間がとまればいいのに……」なんて、
オッパといるとき、そう思ったことある?



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