いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ぶどう畑のあの男 ~16 最終話

2012年10月31日 | ぶどう畑のあの男
あー、もう、でっれでれの甘々です。
相変わらずの口げんかもしながらのいちゃいちゃぶりは、
観ているこっちが恥ずかしい。
若いっていいなぁ!

ぶどう食べたいよ!

《あらすじ》

ジヒョンの本心を知ったテッキは、
ソウルへ向かった彼女を追って走り出す。
トラックで並走し、電車に乗っている彼女に
なんとか気づいてもらおうと必死なテッキ。

いくつか先の停車駅で、なんとか追いついたテッキは、
車内から彼女を連れ出す。
「頼むから、行くな。行くな」
ジヒョンを抱きしめて、思いのたけをぶつけるテッキ。
「愛してるんだ。
生意気で問題児で、非常識だけど、愛してるんだ。
お前がいないとダメだ。
俺には何のとりえもないが、お前を愛してる。
お前と一生を共にしたい。だから、行くな。
お前が必要なんだ。だから俺と、結婚してくれ」
ジヒョンは戸惑い、聞き返す。
「なんて言ったの?聞こえなかったわ。もう一回言って」
「俺は、お前を、愛してる」
はっきりと、ジヒョンを見つめて言い切るテッキ。
「わたしも、あなたを愛してる」
駅のホームで、思わずキスするふたり。

帰る車でとにかくふたりは笑いっぱなし。
ジンギスカンを歌いながら、仲良く手をつないで帰途につく。
「ねぇ、でもおじさんになんて言う?」
「お、俺にまかせろ。ちゃんと言ってやる」

帰ってきたふたりを見て、おじさんはびっくり。
「どうした?乗り遅れたのか?なんだ、ふたりして」
「それは……テッキさんが話します」
ジヒョンは期待してテッキを見つめるが……。
「く、苦労しては畑仕事を教えたんですよ?
そのまま帰しちゃだめですよ……はは」
おかしな雰囲気のふたりだが、なんとなく事情を察したおじさんは笑顔。

ジヒョンに妙に優しくなったテッキに
「おい、いったいどうしたんだお前たち」
おじさんは水をむけるが、テッキはどうしても言い出せない。
「飯くったら、畑に行くぞ」
「そ、そうね、畑、ぶどう畑に」
そわそわと落ち着かないふたりの挙動を不審げに見つめる
おじさんとミョングたち。

「どーしてさっさと言わないのよ!」
「きゅ、急に言ったらおじさんびっくりするだろ」
なんだかんだけんかしながらも畑でいちゃつくふたりだが、
どうしても肝心なところで邪魔が……。

夜に、「ぶどうの実」の暗号でテッキに呼び出されるジヒョン。
仲良く畑に行こうとすると、やっぱりおじさんに呼び止められてしまう。
「散歩してくるから、ミョングの面倒を見てくれ」
やっと眠ったミョングを置いて、
テッキとジヒョンは畑の東屋でふたりきりになる。

「いつから私を好きだったの?」
「う、それは最初から…いや、お前はどうなんだ?」
「わたし?わたしは……よく覚えてない」
「実は俺もそうだ」
いつの間にか、テッキはジヒョンの心に入り込んでいたのだ。
彼を見ると、うれしくて、悲しくて、幸せでもあるジヒョン。
彼のことを幸せにしたいとも思う。
テッキは、ジヒョンにデザイナーの夢をあきらめてほしくない。
「俺は、おまえにとって大地のような男になりたい」
彼女を支え、成長させてやれるような大きな男に。
ジヒョンは、そんなテッキに何をしてやれるのか、考える。
「お前は何もしなくていい。そばにいてくれるだけで、
うれしいし、幸せだ。夢みたいだよ」
テッキの言葉に、照れくさそうに微笑むジヒョン。
「俺のところにきてくれて、本当にありがとう。
一生お前に尽くすよ」
夜のぶどう畑で、本当に幸福なジヒョンとテッキ。

おじさんはミョングを連れて、始祖の木に会いに行く。
「僕は第2のチャン・テッキなんだって。
ぶどうの世話も教えてもらったよ。
おじいちゃん、お姉ちゃんとおじさんは愛し合ってるんだ。
いつも夜になるとふたりで出かけていくんです」
テッキとジヒョンがうまくいっていることを確信した
おじさんは、本当にうれしそう。

畑からの帰り道、ミョングの本当の父親がふたりに会いに来た。
思わず「アッパ!」と駆け寄るミョングは、
「オッパっていいまちがえちゃった……」とごまかすが、隠しきれない。
ヨンウンは涙ながらに、許しを請う。
生活が苦しくて、行く当てもなくて、どうしようもなくて、
義父をだまそうと、ここへ来たのだ。
すべてが明らかになり、
ミョングたち家族は、村を出ていくことになった。
「待ちなさい」
おじさんは、ヨンウンにお金を差し出す。
「生活の足しにしろ」
涙ながらに、お金を受け取るヨンウン。
「ミョング、お前は誰がなんといおうとわしの孫だ。
ぶどうが食べたくなったら、ここに連れてきてもらうんだぞ。
ヨンウン、生活に困ったら、いつでも来い」
見送るみんなは、さびしそうで、おじさんはすっかり元気がなくなってしまった。

翌朝、朝食も食べたくないと、おじさんは倒れてしまった。
保健所におじさんを連れてったジヒョンは、
ギョンミンに会い、テッキと結婚すると告げる。
「本当か?今からでも遅くない、僕とソウルに行こう」
「ごめんね。いつの間にか、オッパの香水より、
テッキさんの汗のにおいが好きになったの。でも誰のせいでもない」
自分を幸せにしてくれる男を探していたけど、
彼を幸せにしたくなった、というジヒョンを悲しそうに祝福するギョンミン。
「そうだ、テッキさんにあやまっておいてくれよ」
「なぜ?」
「言えばわかるよ」

おじさんは、ジヒョンに畑の登記簿をくれるという。
戸惑うジヒョンだが、
「それよりお前たちはどうするんだ」というおじさんにびっくり。
「いつまでもシラをきる気か。さっさと結婚しろ」
おじさんに言われて、どきまぎするテッキだが、
善は急げとばかりに、おじさんはソウルの家族へ電話をかける。
「おい、ジヒョンが結婚するからな」
「まぁ!ギョンミンさんと!」
「いや、テッキとだ!」

慌ててソウルからとんできた家族。
ジヒョンオンマは怒り心頭。着くなりテッキを怒鳴りつけた。
「ジヒョンには近づくなって言ったじゃない!」
「すみません……」
「なによ、お母さん、テッキさんに何か言ったの?」
ジヒョンを連れて帰ろうとするオンマに、テッキは手をついて許しを請う。
「僕たちは、愛し合っています。
医者より劣ることは、わかっています。
苦労をかけないとは言い切れませんが、誰よりも彼女を
愛し、尊重します」
ジヒョンも彼と寄り添って、離れようとしない。
「絶対に離れないわ。彼を愛してるの!」
もともとテッキとジヒョンを娶せようと考えていたおじさんは、
ジヒョンオンマを説得する。
「もう知らないわ!勝手にしなさい!」
しぶしぶながら、結婚を許すしかない母。

ふたりの結婚に、村のみんなも大喜び。
ジヒョンはテッキのために、タキシードを縫い上げる。
テッキはジヒョンに通帳を渡し、管理を頼む。
「お義母さんにカード代350万、そこから払えよ」
何もかもがすっかり整理がついて、村をあげての結婚式が始まる。
ギョンミンとスジンも招待されてはいたのだが、
ふたりとも出席する気にはなれなくて、一緒に食事にでかけることにした。
なんとなく、馬があいそうなふたり。

ウエディングドレスとタキシード、
そして伝統衣装の花嫁姿で、みんなの祝福を受けたテッキとジヒョン。
ぶどうの木には、毎年毎年たわわに実がなって、それから10年。

4人の子宝に恵まれたテッキ夫婦は、今も仲良し。
孫に囲まれたおじさんも健在だ。
ジヒョンはデザイナー兼、農家の嫁として立派にやっている様子。
「あー!パパとママが隠れてチューしてる!」
「何いってんだ、歌の練習だよ」
「そうそう、歌の練習よ~」

ぶどう畑にはさわやかな風が吹いて、なべて世は、こともなし。

(完)

おめでとうございました!

もう絵に描いたような大団円~。
何もいうことはありまっせん!
ミョング一家が、許してもらって村に住むことになれば
もっとよかったかな~。
ミョングがかわいかったから、それもいいかな?って思った。
いつか第2のジヒョンがやってくるかもしれないしね。

土地開発の話はうやむやになって終わったけど、
あの人たちだって極悪人ってほどじゃなかったし、
あんなもので終了してよかろう。

ミョング一家とのごたごたや、結婚までの母の反対など、
もしかして高視聴率だったら引き延ばしができなくもない展開だったけど、
最終話でまとめちゃってすっきりしたと思うわ~。
だって主役ふたりのイチャイチャっぷりが半端ないでしょーよ。
こっから何話も続いたらさすがにおなかいっぱいだわ。

テッキのでれでれがとにかく尋常じゃないしさ~。
ほんとに尽くす男だったんだな、テッキや。
ギョンミンオッパみたいに、ロマンティックな演出はないけれど、
むきだしの愛情あふれるプロポーズにはジンと来たぜ!
キスシーン、ひたすら受け身のジヒョンもかわいかった。



その後なかなかハラボジに言い出せないテッキが
情けないやら、おかしいやら。
でも夜のぶどう畑では男らしかったよね。
プロポーズの時には言いつくせなかった言葉を
しっかりジヒョンに伝えてくれて、うれしかったです。

そして「ちょっとこっちに来い」って誘い方がいかにも
慣れてないというか、いや逆に野外に慣れ過ぎだろうっていうか、
不器用な田舎の青年ぽいというか、
わくわく感が先立ってムードもへったくれもないというか、
とにかくなごんだ。

この時期そんなに寒いのかよ!

もうジヒョンに褒められて「でへへ」とかなってるテッキがおかしすぎる。
スジンは結婚式行かなくてよかったかも。
あのデレっぷりにはさすがに恋が冷めるかもよ。
スジンとつきあってた時は、たぶんあーじゃなかったと思う。
「あーほんとにしあわせだ。夢じゃないよな?」って、ほんとに子どもみたいだもん。



あのお洋服作ってあげたことがね、
だいぶんテッキの甘え心を刺激してると思うのよね。
無意識にね、母を求めてる部分もあるというか。
テッキのお母さんも洋裁が得意だったから、
農家の嫁で苦労して、苦労して、自分のことは何もなく、
はやくに亡くなってしまった母だったろうから、
ジヒョンには夢をあきらめてほしくなかったんだと思うの……。

でもできすぎって感じもするけどね。
やぼったくて田舎者で不器用ですぐ怒るぶどう畑の男が、
実は博学で高学歴、お金もたくさん貯めてるハイスペックの男だったなんてさ。
シンデレラになれなくたって、幸せですって感じでも
よかったような気がするけどね。

まぁ野暮はいいっこなしってことか!

せっかくのふたりの歌が聞けなかったのは、
返す返すも残念な点ではありました。
ぶどう畑をバックに、ふたりの歌がききたかったなぁ。

とにかくどこもかしこもデレデレと続く最終回。
観ているこっちもにやけっぱなしの60分でした。
4人目は予定外どころか、もうひとりでもふたりでも
子宝に恵まれそうな勢いのテッキとジヒョンですが、
とにかく末永くお幸せに!





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