屋根部屋のプリンス Ψ４

あっという間に次の配信がせまって来ています。
１週間に１回って物足りない……と最初は思っていましたが、
このドラマに関してはこのくらいのペースがちょうどいいかも。

《あらすじ》

契約金の小切手を紛失したパク・ハは、
店を開くことも出来ず、そのまま契約を解除されてしまった。
失意の姉に、金は貸すからアメリカへ帰れ！と告げるセナ。
せっかく家族と再会することができたのに……。
韓国で商売を始め、みんなと楽しく暮らしたかったのに……。
しかし、ほかに手立てはなく、パク・ハは妹の提案を
受け入れることを心に決めていた。

偶然その事実を知ってしまった世子は、なぜか激しい憤りを覚えるのだった。

愛しい妻とそっくりのセナを追いかけた世子は、
テムに殴られて海に落ちてしまう。
テヨンとまったく同じ経験をした世子。
一体なぜ？
妻は過去で死に、現代へ生まれ変わっている。
テヨンは現代で死に、私は過去から現代へ運ばれてきてしまった……。
これは輪廻転生なのか？この不思議な出来事は一体？

助け出されたものの、世子の心臓は一度止まってしまった。
世子は現代で死んでしまった。
と思いきや、再び心臓が動き出す。
そして意識を取り戻した世子の第一声。
「私はテヨンだ」

（つづく）
いや～やっと面白くなってきましたね！

やっと、というと語弊があるかな～。
でも、実感としてそんな感じ。

パク・ハはせっかく開店準備をしていたのに、本当に気の毒です。
お金自体は銀行にあるんだものね。
小切手を紛失して無効になっただけで、手続きに時間がかかるという話。
そのへん詳しくないですが、
セナがお金を盗んだわけではないのが、ちょっとホッとする。
もちろんヒドイ仕打ちですけどね。

フルハウスで親友の家を勝手に売っちゃった友達カップルよりマシなんじゃないですか、どうですか。

前回、セナの行動についてとんちんかんな感想を書いてしまいましたが、
そりゃセナにとってパク・ハは邪魔だよね～。
お母さんの愛情うんぬんの話じゃなくて、
いつ、過去の悪事が明るみにでるかわからないわけだから。
妹がどういう風にいなくなったのか、知っていて言わなかった。
というか、積極的に妹を行方不明にさせて放って置いたのはセナなんですから……。

でもまぁ、お父さん死んじゃってるし、お母さんも俗な人であるし、
犯罪を犯したわけじゃないし、子どもの頃の話だし、
そんなにビビることはないと思うんですけどね。

結局セナは、本当の意味で悪人なんじゃなくて、
ただ小ずるい小心者なんですな。
バレるのがこわくて、嘘に嘘を重ねたり、悪事を上塗りしていく。
卑怯で頭の悪い子なんですよ。

結果的にテヨンを殺してしまったテムも、極悪人ってわけじゃない。
生まれのせいでいつまでも認められないのだと、思考がひねくれてしまった人。
あの会長ばあちゃんが、もっと愛情を注いであげればよかったんじゃないかな。
権力を持った頭の固い年寄りは社会の害悪ですね。

セナのことは、心底愛している様子だし、
ふたりは似たものカップルだと思う。
お互い、相手に自分をよく見せようと見栄をはり、
肉親に認められたいという欲があり。
でも、ちょっとの軌道修正でまわりに祝福される
しあわせなカップルになれると思うんですよね～。
だからそんなに憎めないんですよ、この人たち。

だいたいみんながみんな、パク・ハみたいに自然体で生きらレルわけじゃないんすよ！
しかも自然体で生きてるだけでいい子チャン！希少！
あ、ちょっと今わたし、すさんでますか？

着ぐるみパンダの中の人になって踊った世子さま。
みんなの冷たい目線に耐えきれず労働したのかと思いきや、
ベッキーに頼まれて仕方なく……という流れが気に入りました。
人間、そう簡単に変われないやね。

実は、みんなが踊りの練習しているのを見て、
自分もやってみたいな～、自分の方が上手く踊れるのにな～みたいなシーンがありました。
そのへんも説得力のあるかわゆい伏線になっており、
今後のストーリー展開にも細やかな気配りが期待できそうで嬉しいかぎりです。


この着ぐるみのかわいげのなさは異常……。

輪廻転生……。
世子さまいったん死んじゃってテヨンとして復活？
タイムスリップの整合性とか、SF的な部分はどう決着をつけてゆくのでしょうか？
その点がなぁなぁだと萎えちゃうんで、がんばってほしいところ。

世子さまはセナに妻の面影を求め、
テヨンはパク・ハに恋をして、
セナとテム君は両思いで、パク・ハは世子さまに惹かれてゆき、
恋愛模様も複雑になりそうですな。