いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

赤と黒 10

2014年07月02日 | 赤と黒
《あらすじ》

ジェインの証言から、刑事たちは最初のホン・テソンが生きていると確信する。
「傷跡を確かめなくては……。
テソンの名をだけが知っているとしたら、他にも名前が?」

ジェインはテソンを自宅マンションまで送っていった。
広い部屋に、モダンな調度品。
いかにも大金持ちの息子が住む家だ。
酔いつぶれて寝ているテソンにジュースを持って声をかけたが、
起きる気配はない。
逆に、洋服にこぼされてしまった。
仕方なくテソンのワイシャツを借りて着ておくことにする。

テソンはようやく起き上がった。
「大丈夫?気分はどう?」
ジェインは優しく声をかける。
「薬買ってくるわ」
「やめろ」
「ああ、このかっこうじゃね。ハチミツ水を作るから」
「いらない。優しくするな。傷つくだけだ。俺はそういう人間だ」
テソンの声は固い。
「そんな言い方しないで」
彼の脳裏に、母の声が蘇る。
「彼女を捨てた。守る自信がなかった。どうせまた同じだ。終わりにしよう。
優しくするな。どうしてだよ?適当に遊んでまた捨てるんだぞ。
捨てるんだ、わからないのか?」
「とにかく休んで」
ジェインは取り合わないが、テソンはおさまらない。
「俺は変われない。家族もそうだ。俺は他人を傷つける」

テソンはそう言って、ジェインを家の外に放り出してしまった。
ワイシャツ1枚で、足下は靴下をはいているだけなのに。
ドアを開けてもらえないジェインは、仕方なくマンションのロビーに降りていった。
ゴヌクに電話をかける。
「ゴヌク、迎えにきて」
「どこ?」

電話を受けたゴヌクは、すぐさま飛び出していく。
慌ててマンションに着くと、ロビーの隅に立っているジェインを見つけた。
所在なげにうつむいている彼女の姿。
ゴヌクは何も言わず、ジャケットを腰に巻いてやり、
ジェインが裸足なのを見ると、自分の靴を脱いではかせてやった。
おかしな格好の女の手を引いて、裸足で街を歩いている男。
人々の好奇の視線など、なんでもない。
ずっと黙ったまま、ブティックでジェインの身支度を調え、食堂に入った。

飯を食べ出すゴヌクを、ぼうっと見つめたままのジェイン。
「もうやめる?つらくても、飯だけは食えよ」
ゴヌクの言葉にうながされて、黙って食事を始めた。
泣いたりしない。
ふたりは、向き合ったまま、ただ黙って食べている。

テラは、ゴヌクとのことが頭から離れない。
テソンに書類を届けるついでに、ゴヌクを理事室へ連れて入った。
「話があるの。モネはハーモニカの練習をしてるわ」
「ハーモニカ?」
「忘れたのね。でもあの子は一生懸命よ。あなたからの初めてのプレゼントだから」
なんだ、そんなことか、とでもいいたげに、ゴヌクは社員証をいじっている。
「本気じゃないなら、あの子から離れて」
ゴヌクはテラの方をまっすぐ見た。
「離れてほしい?本当に?」

「わたしと、どうにかなるつもり?」
「あなたは?」
「わたしはモネの姉よ。夫も子どももいるわ。
モネはあなたを愛している」
「あなたは?
聞きたいのはモネの話じゃない。
あなたが誰を好きで、どうしたいのか、聞きたいのはあなたの本心だ」
「あなたはいつも自分を押し殺している。家族と会社が第一なんだ。
今この瞬間だけでも自分に素直になれないか?」
ゴヌクは熱を込めて、テラにせまる。
「シム・ゴヌクさん、よく聞いて。
私にとって一番大切なのは家族なの。
もし、あの時に戻れるなら、同じことは絶対にしない。絶対に」
テラの心は揺るがない。
「絶対に?そんなに簡単に言うな。時間は流れるんだ。
戻ることなどできやしない。だからこそ瞬間が大事なのに……」
「やめて!一瞬でも揺れた自分が許せないの」
「俺に揺れたのが、あなたの本心だ」
「過ちだったの」
「過ちが本心のこともある」
「シム・ゴヌクさん、もう二度と、会いたくないわ」
ゴヌクは口の端でにやりと笑い、テラは理事室を出て行った。

その会話を、モネが聞いていたとは、ゴヌクは知らない。
彼女はお祝いの花を届けに来て、偶然ふたりの会話を聞いてしまったのだ。
デスクの影に隠れて、ただ震えている少女。

ジェインは、ゴヌクのために手料理を作ろうと材料を手に下宿を訪ねた。
ところが、そこはゴヌクの家ではなかったのだ。
騙された、と思うジェインは一計を案じる。
彼の後をつけて、本当の家を見つけてやろう。
そうとは知らないゴヌクは、まっすぐ家に帰っていく。

そっとドアを開けて中へ入ったジェインは、驚いた。
広くって、お洒落で、ここは?
ゴヌクは物音に気付いた。
「どうしてここに?」
ジェインは答えない。
「言い部屋だわ。
こんな家があるのに、他人の家で洗濯させたのね」
嘘はばれてしまった。
「家の他にだましてることは?あんた何者?
こんなところに住めるなんてリッチなのね。財閥の隠し子とか、そんなところ?」
ゴヌクはジェインに背を向けている。
「じゃあホン・テソンじゃなくて、俺とつきあうか?」
「何ですって?あんたは何者なのか答えてよ。本当にシム・ゴヌクなの?
これも偽名?」
「俺が何者なのかなんて関係ないだろ」
「わたしは、あんたの何?」
ジェインの問いに、ゴヌクは振り向いた。
「俺はお前の何だ」
「わたしを騙したのよ。あやまるべきでしょ?」

「なぜ謝るんだよ。お前は俺に何の関心もなかっただろ。今までずっと」
ゴヌクは再びジェインに背を向ける。
「シム・ゴヌク。そうよ、あんたはわたしにとって何でもない存在よ。
だから謝らなくていい。
でもわたしったら、あんたに関心もないくせに、なぜかここにいる。
わかった。もう帰るわ。二度と来ない」
ゴヌクはジェインを引き留めなかった。最後まで顔を見ないように、
部屋の奥へ消える。
玄関に向かったジェインは、ふと飾ってある写真に気付く。
公園で撮ったポラロイド……。
自分に貸してくれた靴。

しばらくして、再びジェインは戻ってきた。
驚くゴヌクに、「手料理食べたいって言ったでしょ」と言い、台所に立った。

「ジェイン……」
「んー?」
もう優しい口調に戻っている。
「俺を信じる?」
「何いってるのよ」
「いいから答えろよ」
「嘘つきをどうやって信じろって?」
ジェインは微笑んでいる。
「そうだ。信じちゃダメだ」
ゴヌクも仕方なさそうに笑った。

「信じる」
ジェインの言葉にハッとするゴヌク。
「あんたを、信じるわ」
一瞬戸惑うゴヌクは、ゆっくり笑顔になった。

手洗いするゴヌクに声をかけたジェインは、背中の大きな傷痕を見てしまう。
「食べようぜ」
なんでもないような顔をして食事をしようとするゴヌク。
ジェインはショックのようだ。
「男の裸は初めて?見とれた?」
彼の軽口にも、乗ってこない。
「どうしたの?いつの怪我?
痛かったでしょう?手術、したの?」
「もう治った」
「それにしても大きな傷跡ね」
「不気味だろ?」
ゴヌクは自嘲気味に笑う。
「そんなことない。痛くないの?」
「うん、もうなんでもない。
でも怪我したときのことは時々思い出す。
うまそうだ、食べようぜ」
それでも心配げなジェイン。
携帯が鳴った。
テソンからの電話。
「出ろよ」とゴヌクは促すが、ジェインは「いいの、食べよう?」と答えた。
嬉しそうなゴヌクだったが、すぐにメールが来る。
テソンから、「家の前にいる。すぐ来て」と。

「誰から?」
「え、ああ、妹から。わたし行かないと」
ジェインは嘘をついた。
帰ろうとしていたジェインに、ゴヌクは声をかけた。
「ジェイン、ありがとう、いただくよ」
ひとり、食事をするゴヌクの背中。
ジェインはじっと見つめるが、やはり家を出て行った。

家の前の道路に、テソンの車が止まっている。
ジェインは素知らぬふりで通り過ぎた。
「ジェインさん!メール見た?」
「ああ、あなただったのね。もう連絡先は削除したの」
「削除?」
それでもめげずに、テソンは彼女の服を手渡した。
「忘れ物だよ」
「頼んでないわ」
「食事に行こう。話がある」
テソンは、あの日のことを謝らなくては、と思っているのだ。

ジェインはレストランで、食事をしている。
ゴヌクはひとり食事を終え、ジェインの分のご飯を捨ててしまおうとしたが、
できなかった。
ひとりで、二人分の食事。
涙が出そうだ。

「悪かった。でも嘘じゃない。君を守れない」
「なぜわたしを守るの?そんなこと頼んだ?
わたしは誰かに守ってもらわなきゃならないほど、弱い人間じゃないわ」
ジェインの態度は冷たい。
すると、食事の中から、大きなダイヤの指輪が出てきた。
「何、これ?」
あっという間に厨房から人が飛んできた。
「他のお客様のお皿と間違えました。申し訳ありません」
目を丸くしているジェインに、テソンは吹き出した。
「もしかして期待した?古典的だ」
「わたしがいつ期待したって?」
思わず笑ってしまうふたり。
「ホントに削除したの?」
もちろん、ジェインの携帯には、ホン・テソンの名前がしっかり入っている。
それがわかって、テソンも嬉しかった。

モネは陽平の別荘に家出をしてしまった。
ゴヌクに電話をかけて、呼び出す。
テラも妹の所在を調べると、すぐに迎えにいくことにした。

夜中、運転手がモネを迎えについた。
ワインを飲んで眠ってしまった彼女を連れて、帰って行く。
ゴヌクは、その様子をじっと見ていた。
そして、後からついたテラを別荘で待つ。

「なぜここに?」
「具合が悪そうだったから、心配だった」
「誰の?モネ?」
「いいえ、あなたの」
「なぜわたしの心配をするの?」

テラは咳をして、本当に具合が悪そうだ。
ゴヌクは彼女を強引に引き留めた。
「運転は無理だ。言うことを聞け!
つらいんだろ?意地をはらずに車に乗って」
「あなたこそ帰ってよ!なぜあなたの車で帰らなきゃならないの?
どうしてわたしが?どうして?」
テラは倒れてしまった。

ゴヌクは、テラをソファに寝かせて一晩中介抱してやる。
朝になると、熱も下がった。
ホットワインを作って手渡すと、テラも素直に飲んだ。
「私のせいで、寝てないの?」
「よかった。熱も下がったね」

テラはゴヌクの車でソウルへ帰る。
車中で、少し話をした。
「あの日……
過ちじゃなかった。
あの瞬間だけは、あの一瞬だけは」
ゴヌクは黙って、彼女の手を握る。
テラはそっと、彼の肩に寄り添った。

ヘシングループの長男テギュンが、株価操作疑惑で新聞記事になった。
米国支社の資金を流用して株をやっていたのは、間違いがなかったが、
この記事をリークしたのは、ゴヌクだ。すべて、計画通り。

前日寝ていないゴヌクは、会社のベンチで眠っている。
通りかかったジェインは、そっと近寄ってみる。
「寝てるの?かなり眠そうね」
立ち去ろうとすると、目をつぶったままゴヌクが腕を取り、隣に座らせた。
「起きてたの?」
「んー、疲れたから休んでる」
「何してたの?」
「仕事」
「どんな仕事?」
「とにかく仕事」
「副業でもあるの?」
ふふっと笑ってしまうふたり。

「ちょっとだけ、このままでいて」
ゴヌクはジェインの肩にもたれかかる。
「ちょっと、人に見られるわ」
「平気だよ。ホン・テソンは外出中」
「そんなこと気にしてないわよ」
「1分間だけ……」
ゴヌクはすうすう寝息を立て始めた。
「私忙しいの。ほんとに1分だけよ」
そう言いつつも、ジェインの表情は優しい。

「ゴヌク、昨日はごめんね。今度は一緒に食べよう?」
ジェインも彼にそっと寄り添った。

(つづく)

悪い女だな!ムン・ジェイン!

もうっヒドイッ!あんな風にゴヌクに優しくしといて、
ご飯をひとりで食べさせるなんて……。
ゴヌクがかわいそうでしょっ!残酷だよ!

ほんとにもう……。
一度はテソンの電話を無視してゴヌクを喜ばせといてさぁ。
その後、バレバレの嘘ついちゃってさー。
ナップンヨジャですよ、実際。

ああ、でもあのシーン、よかったわぁ。
ゴヌクがジェインと顔を合わせないようにしてて、
彼女はゴヌクの表情は全然見えないんだけど、
わたしたち視聴者にはしっかりわかるわけ。

ゴヌクの感情を押し殺したような無表情。
そして諦めたような顔。
切なく、何かを期待するような瞳。
くるくると変化する彼の表情から目が離せないのよ……。



「お前は俺になんか興味がなかっただろ、今までずっと」
ギャー!ここでこんなスネチャマなセリフですか!

萌え死ぬわ!(怒)

ジェインが戻ってきたあともねー、なんだかねー。
お部屋の中にあるガス灯みたいなランプ灯にまとわりつきながら
「俺を信じる?」とか言っちゃって言っちゃって。
ジェインに「あんたを信じる」って言われてめちゃめちゃ笑顔になっちゃってさー!
わかりやすいんだよ!
てか、なんで今日に限ってそんな素直なのーーーーー!
お家がバレちゃったから?
一度は怒って出ていったジェインが戻ってきてくれたから?
ソヒョンヌナみたいに、手料理作ってくれたから?


信じると言ってもらえて、とても嬉しいんです。

もう何もかもラブリーなんだけどね。
ジェインに背中の傷を心配してもらって、すごく嬉しそうなの。
で、怪我したときのことはよく思い出す……なんて寂しげに言っちゃって、
ジェインの母性本能に訴えかけたりしてこのこのー!
天性のたらしっぷりが半端ない。
しょうがないわね、この子ったら。

正直、彼にはシスコン疑惑が浮上してしまうね。
ソヒョンに対する愛情もそうですけど、
テラをこうして誘惑する背景には、幼いころかわいがってくれた姉への思慕もあるんじゃ?
てか、そもそもソヒョンを慕ったのは、
ヘシンでテラにかわいがってもらった記憶があったからじゃないでしょうか?
シスコン……あたらずとも遠からずだと思うな。

それなのに!
こんなに素直になったゴヌクをほっといてテソンに会いに行っちゃうなんてー!
ジェインのバカバカ!
女狐!

いつも助けてくれてたこと、忘れたの-?!
だってこないだは、何にも言わずに靴まで履かせてくれて連れ帰ってくれたんだよ?
ゴヌク、裸足で街の中歩いたんだよ?

あの時、ゴヌクの心境はどんなものだったんでしょうね?
まるでテソンとジェインに、何かあったかのようなシチュエーションじゃないですか。
あんなワイシャツ一枚のあられもない格好でジェインったら立ってたんですよ?
酔った勢いでどうにかなっちゃった感もあるじゃないですか。

でも、ゴヌクは何も聞かない。
惨めに部屋を追い出された彼女に、何も言わない。
最初は心底怒ってたと思うけど、
ご飯やさんに入ったあたりで怒りもおさまったみたいだったね。
いや、怒っていたのかな。
どうなのかな。
イラついては、いたよねぇ、絶対。


こわいでしょ、怒ってるでしょ、すごい目つきでしょ。

あの、なーんにも聞かないゴヌクの優しさ。
押しつけがましくない親切が、すっごく染みるんだわさ。
ああいう風に惨めになった女にはね。
「飯だけは食え」っていうぶっきらぼうな優しさが、
痛みを知っている人間のものだなぁ、と思うわけさ。


この、キムチをのっけてあげるのがすごくイイの。

だからこそ、しあわせになってほしいんだ。
復讐なんか、やめちゃえばいいのにな……。

ま、そんなわけにもいかないんですがね。
ジェインに癒やされながらも、着々と準備をすすめちゃうゴヌクが可哀想です。
あのとき、ジェインが一緒にご飯を食べてくれてたら、
復讐は思いとどまったと思う?
いやいや、そんなことはないと思うんですよ。
ソヒョンですら、止められなかったんだから。
そして彼女が死んでしまった以上、もう引き返すことなど考えられない。
ゴヌクもある意味、追い詰められているんだと思います。

テラは熱を出して、ゴヌクに看病してもらいます。
身体が弱ったときは心も弱るようで、彼に対する感情を認めてしまいました。
困ったことになりそうですが、モネのように幼くはないからね。
隠してうまくやるでしょう。ソダムもいることだし。

テソンが、すっかりジェインと付き合ってる感を醸し出しててちょっとおかしい。
「終わりにしよう」とか、いったいいつ始まったと思ってるんだ?と小一時間。
「君を守れない」なんて、「はぁ?」って感じですけど、
さすがに強い女ジェインはしっかり反論します。
ボンボン育ちのテソンくんには、こういう気の強い女性がいいかもしれませんね。

このドラマが、大人のドラマだな~という感じがするのは、
このあたりの関係性の描き方ですよね。
「つきあってください!」
「ハイ……」
みたいな手順をふまないと、彼氏彼女とは言えない!みたいなのあるじゃないですか。
中高生なんか特に。
で、ドラマとかでも告白するとかしないとか、浮気だとかそうじゃないとか、
そういうことが大事件だったりするじゃないですか。

でも、人間同士がつきあうって、そんなきっぱり割り切れることじゃないんだ!

なんとなく気があって、よく食事に行く、とか、
遊びに行く、とか、別に「好きです!」「私も!」と確認したわけじゃないけど、
一緒にいる、とか。
いろんな関係があるんだよ!
それこそ、寝てるけど恋人とは言えない、って関係だってあるんだからさ。

ジェインとゴヌクの関係がなんともいえない感じでリアルというか、好きです。
子どもには、わからんだろう。
てか、自分が若い頃にはわかんなかったよな、と思うよ。

最後のシーンもなんだかすっごく好きで、何度も繰り返し観ちゃう。
ゴヌクとジェインの会話って、ゴヌクの抜け感、というか、
最低限の語数でやりとりする通じ合った感じが好き。
ジェインにだけは甘えられるの。
モネだのテラだの、気を張らないといけない相手ばかりですからね。


このくっつき加減が好きなんだ。

つい先日、嘘がバレて、言い争いをして、でも仲直りして、
だけどなんか見捨てられて
それでも、
ジェインの腕をとって、引き寄せて座らせて、ちょっと甘えて。
ふたりの間には、すでに信頼関係が確立されている、というのが好き。
友人で、惹かれ合ってて、共犯者で、っていう関係が好きです。

本当の意味で、まだジェインは共犯じゃないけどね。
彼女はまだ何も知らない。
ゴヌクの本当の目的を。

彼がテラに近づく目的はなんでしょうね?
持ち株の大半を握っている大株主だから?
でも、ゴヌクはテラに本当に同情しているように見えるときがある。
もっと自由に生きていいんだって。
せめて心だけは、解放してあげたいって。
憎いヘシンの一員なんだけど、ソダムがいるからかなー。
彼女も母である、と思うからだろうか?
「計算通り……」にやり、みたいな顔の時もありますけどね。

最終的にはどうするの?
モネと結婚してこっそりテラと関係を持つの?
まさかなー。
テソンのこともあるし、彼の復讐劇の最終形態はどんなものなんだろう?
実は最終目的がよくわからないゴヌクなのでした。

ね……だからそんなんならやめたっていいじゃん……ゴヌガ。


ジェインの言ったこと、聞こえてたかなぁ……。


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