屋根部屋のプリンス Ψ１

久々にGyaO！をのぞいたら、たまたま発見。
「屋根部屋のプリンス」
そういえば、HARUさんも脇の三人組を絶賛していたし、
かずゆいままさんも楽しんだご様子。
そのほか世間様の評価もよかった覚えがあります。

週１配信だし、基本ノーカットだし、のんびり観てみるか～と
視聴してみました。
こういう視聴スタイル、実は初めてです。

集中視聴と両立できるかな？

≪あらすじ≫

朝鮮王朝時代、世子（せし）であるイ・ガクは、喉の渇きを覚えて目覚めた。
ふと見ると、隣に寝ているはずの妻がいない。
不穏な胸騒ぎは的中した。
ファヨンは池の真ん中に浮かび、死んでいたのである。

臣下の者は事故死だというが、世子は納得できない。
そこで、これと見込んだ３人の若者を士官に採用し、
密かに事件の捜査を始めることにした。

ところが、情報を得るために出かけた夜の森で、
彼らは謎の集団に襲われる。
４人一緒に馬を駆って逃げ、追い詰められた崖の上。
対岸に向かって跳躍する。
おりしも月蝕が起こり満月は隠れ……。

気付くと４人は、現代の韓国にやってきていた。
見慣れぬ場所に、見慣れぬ女。
女は「誰？！」と大声で叫んだ。


（つづく）

へぇ～、へぇ～、へぇ～、驚いたね！

こういう話だったのか～。
いつか見るかも、と思い、みなさまのレビューは飛ばし読みしていたので、
全然わかっていませんでした。

こんなにミステリっぽくて、因縁のある話だったなんて！

タイムスリップでラブロマンスかぁ……って、なんとなく食指が動かなかったのですが、
いい意味でたいへん裏切られました。
面白そうですね。

タイムスリップラブロマンスに心動かないのは、「王家の紋章」のせいかも。
キャロル、何回さらわれるねん！と怒りつつも、
あのドキドキ感とお姫様感には、うっとり……。
最後どうなったかは定かでないですが、あの漫画で充足しきっちゃってて。

しかし、あの脇役三人組の活躍を観てみたいのと、
プニョン＆パク・ハがどうなるのか知りたくなったので、
配信でおっかけてみようかと思います。

そうです、さきほどのあらすじは、本当に〝あらすじ〟
だって過去の話しか書いてないんだもん。
まとめて書くの難しいよ～。
仕方ないのであらすじ２を行きます。


《あらすじ２》

父親の再婚で、新しい家族ができた幼いパク・ハ。
しかし、姉と慕うセナは妹を疎ましく思い、彼女を迷子にさせてしまう。
その後不慮の事故にあい、記憶をなくしたパク・ハは、海外で生活。
父親を探して韓国へ帰国するが、すでに彼は帰らぬ人となっていた。

２年後、小さいながらも市場に自分の店を持ったパク・ハは、
パク・ハは、母親の市場を手伝って一緒に汗を流して働いている。
姉のセナは、妹を過酷な運命に追いやった自分の罪が発覚しないかと恐れているが、
パク・ハの記憶は戻ることもない。

ペントハウスでひとり暮らしの彼女。
ある夜、帰宅して水を飲んでいると、背後に人の気配がする。
そっと振り返ってみると、
見知らぬ４人の男たちが、おかしな格好で座っている。
思わず手近なフライパンを振り上げた。
「誰？！」

（つづく）


なんじゃ、この変則技は。
それでも漏れてるユチョン演じる現代の青年テヨンのエピソード。
あらすじ書くのってほんとに難しいですね。
現代と過去が入り乱れてるからたいへんだ。

では、漏れ部分やらなにやら書きながら感想をいろいろと。

まず過去の因縁話がスゴい。
妃となったファヨンは、もともとそうなる予定じゃなかったのね。
本当は、妹のプヨンが妃となるはずだった。
しかし、不慮の事故でプヨンは顔に大やけどを負ってしまい、立場が入れ替わります。

この事故は、火熨斗（ひのし……昔のアイロン）が顔に押し当てられてしまった、というもの。
ファヨンが、妹の婚礼のために準備していたところ、偶然そうなっちゃったんですね。
これは……あやしいというか、
まぁ故意ではないのですが、十分防げた事故だったんじゃないか、と……。

とにかくファヨンが嫉妬の炎を燃やしてましたからね。
しかし、姉らしく、その感情を必死で隠そうとしているところは健気。
姉を慕い、常に姉をたてようとするプヨンも良い子すぎ。
おそらく、その良いこっぷりが火に油を注いでいたんでしょう。
プヨンが本当に幼いのに賢くてかわいくて、こんな悲劇にあってかわいそうです。

頬のやけどを隠すためのマスクというか顔布というかが美しい。
これって、バーンと顔出しするより、神秘的でそそられちゃいますね。
控えめで美しい……男のロマンでしょうか？


やけどの痕あたりに刺繍が施してある薄布。きれい。

しかし、プヨンはそんなに控えめでもないんよ。
賢いから、皇太子は喜んで義妹のプヨンになぞなぞを出すんだけど、
その答えがわかったから、といって、夜の夫婦のお部屋を訪問しちゃうのさ。
これってけっこう図々しいと感じるんだけど、どうなのかな？
彼女の強気を感じちゃうんだよねー。

自分の刺繍も姉がやったことになってるし、
皇太子は優しくしてくれるけど、結局美しいファヨンに夢中だし。
「妻になる女性は見た目が美しいひとがいい」といった幼少の頃から成長しているのか、疑問です。
そのあたり、ファヨン殺害にプヨンがかかわっているのかも？と思わせちゃいますね。
動機があるもん。

たぶんこの過去の殺人事件が、現代の事件の暗喩になるんじゃないかな～。

この姉と妹の関係が、現代にも呼応しています。
現代版は、姉の名がセナ。妹はパク・ハ。
幼い頃も成長してからも、現代と過去は同じ役者さんが演じていますので、
対応する役柄がわかりやすいですね。

セナとパク・ハは義理の姉妹。
セナは母の連れ子、パク・ハは父の連れ子です。
パク・ハはプヨンと違って、素直でかわいいけど、フツーのちびっ子。
そんなにすごい賢いわけでもなさそうです。
面倒を見させられてるセナは、不満を溜めまくってます。
そのため、トラックの荷台にのっかって眠ってしまった妹を見捨てるのです。

かわいそうに。妹は目を覚まして、一生懸命お姉ちゃんを呼んだんだよ？
動き出したトラックの荷台から必死で呼んだのに、セナは無視です。
一応、見捨てる時に一度躊躇していたけど……。

成長しても、なんか真面目な孝行娘とはほど遠く、
貧乏なわりに派手好きで、いつも地に足のつかない生活をしている様子。
顔がちょっと嫌な感じになっちゃいましたね。よくないなぁ。

なんかそのうちこの子が殺されちゃってパク・ハが疑われたりすんのかしら？
過去と現代がまるっきりリンクってわけでもないのかな？
そのあたりは、どう料理されるか楽しみですね。

類友なのかなんなのか、セナは少し悪い男をつきあっています。
このテムくんは、妾の子の子、ということで、肩身が狭い。
金持ち一族の会長ばあちゃんを、ちょっと恨んでいるみたいです。
この人、外国のヨットの上で、テヨンという従兄弟を殺してしまうんです。
口論の末なぐったらヨットから落ちちゃったの。
わざとじゃないんよ。

テヨンは、金持ち一族の正統な後継者らしいんだけど、絵を描くのに夢中。
あんまりそういうの興味ないみたいなんだよね。
この役はユチョンが演じていて、過去の皇太子イ・ガクと対になる人物。
海外でパク・ハと、ちょっとだけ関係しています。
流れ弾ならぬ流れリンゴにあたり、痛い目にあっちゃうの。
そしてパク・ハのこと、ちょっとかわいいな、と思っちゃうの。

このテヨンくん、海に落ちてほっとかれてしまいます。
行方不明になったみたいだけど、どうなっちゃうんでしょうね？

過去の登場人物たちの関係性が、ほぼそのまま現代に当てはまるので、
混乱もありません。
あらすじを書くのが苦手なだけで、
ドラマは場面転換も上手く、現代と過去を行き来していても、
「？」となることはありませんでした。

注目の三人組は、うわさの通り面白そうな子たちですね！


左から、ヨンスル、チサン、世子、マンボ。

あらゆる雑学に通じ、殺人事件を解決したこともある、博学のマンボ。
武術に秀で、正義漢、国を守る、すなわち君主を守ることが自分の使命と考えるヨンスル。
内持として仕え、時にはキーセンに化け、情報収集を欠かさないチサン。

王宮には、妃の死を調査してくれるような人がいなかったので、
皇太子は自分で部下を集めたのでした。
年齢が近いってこともあり、きっと頼れる臣下になるんだね！

ちなみに、内持ということでチサンは去勢しているのですが、
どうも韓国では、睾丸のみ取り除いていたそうなので（ウィキ参照）冒頭の放尿シーンもアリですね。

さて、ここまで主役のユチョンについて、なんの言及もない！
とお嘆きのみなさま。

そう、正直言っちゃうと、わたしはユチョンに特にこだわりはない。
成均館でもそうだったけど、別に嫌いじゃないけど、はまりもしないという、
超フラット状態です。
だからこその「屋根部屋のプリンス」視聴ともいえるのよね。
一週間に一回の出会いで満足できる間柄ってゆーか、なんとゆーか。
キャー！とかキー！とかならないでドラマを楽しめそうなのがいいかな、と。

パク・ハ役の彼女も、美人過ぎず、今風過ぎず、ほどよく自然なお顔立ちで良い感じ。
あのちびっ子がどう成長したらこんな風になるのか想像もつきませんが……。
英語も堪能みたいだから、ユチョンと英語で会話するシーンがあるかもね～。
生きていても死に、死んでも生きるものとはなんなのでしょうか？
なぞなぞの答えも気になります。

突発的に観てしまったドラマですが、続けて観てみようと思います。
HARUさんとこで見たシーンが実際に動いて観られるかと思うと楽しみ。
毎週水曜日配信ですね。半年近くかかるのが難だけどねぇ。
ま、ぼちぼち行ってみます。
では、また来週！