いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ぶどう畑のあの男 ~11

2012年10月19日 | ぶどう畑のあの男
最初はそうでもなかったのに、どんどんハマってしまった
このドラマ。面白くて楽しくて癒される毎日です。

主人公たちが、ドラマの中で恋をして、
どんどんきれいにかっこよくなっていくから、
ハマっていってしまうんだと思うのですよね~。

ハマったから、かっこよく見えるのか、
かっこよく見えるからハマるのか、
どっちが先かわからないけど、とにかくふたりが大好きだ!

《あらすじ》

ジヒョンをおぶって帰ったテッキを待っていたのは、
50日記念日のお祝いにプレゼントを持ってきたギョンミンと
ふたりを心配して迎えに出たスジンだった。

「彼女と酒なんか飲まないでくれ」とギョンミンに牽制されるテッキ。
それでも眠る前に、一緒に過ごした幸せな時間を
反芻しながら眠りに落ちるふたりだった。

翌朝、テッキは、ジヒョンの足に薬草を貼ってやり、せんじ薬を飲ませてくれた。
しかしその好意もギョンミンが往診にやってきて台無しに。
悩むジヒョンはウニョンに電話をして、
「わたし、テッキさんのこと好きかもしれないの」と口走ってしまう。
「とんでもないこと言わないで!10年後を考えな!」
ウニョンに諭され、迷いを吹っ切ろうとするジヒョン。

ぶどう泥棒は捕まらず、不安な日々だが、もうすぐぶどう祭り。
ジヒョンはおじさんに勧められてコンテストに出品することになる。
もし優勝したら、彼女の評価に30点加算だ。
ジヒョンは、テッキが倉庫から探し出してくれた古いミシンで、
ぶどうの籠を美しく飾ろうと思いつく。
「おいしく見えたらいいな!」
デザイナーの本領発揮だ。

年に一度の祭りはおおにぎわい。
たくさんの農家が自慢のぶどうの直売所を設置して、
お客さんを待っている。
会場には保健医としてギョンミンも来ていた。
アイスコーヒーを飲みながら、のんびりしているジヒョンだが……。

店には客が来ないでハエばかり。
呼び込みをしても、なかなか客は立ち止まってはくれない。
業を煮やしたジヒョンは、会場ののど自慢に飛び入り参加。
テッキと一緒に歌って踊り、最後に自慢のぶどうをしっかりPR。
おかげで店は大繁盛。ぶどうもすっかり売り切れた。

会場では、ぶどう踏みのイベントが。
樽の中でふたりで楽しくぶどうを踏んで、笑顔のジヒョン。
ぶどうの王様には残念ながら選ばれなかったけれど、
「来年はぶどうの女王になるもん……」
「来年も畑仕事するのか?」
「た、ただ言っただけよ」
がんばったジヒョンの姿を見て、おじさんもうれしそう。

のど自慢の人気賞で、たくさん賞金をもらったので、
テッキはジヒョンに服を買えといってわたそうとするが、
「あなたの歌のおかげよ。おじさんに下着を買ったら?」と提案される。

悩んだテッキは、こっそりジヒョンのために服を買ってやるのだが、
素直に渡すことができない。
隠していた服をホンイに見つかって、
勘違いした彼女に持って行かれてしまう。
自慢げに服を着ている彼女を見て、ムカムカするジヒョン。

困ったテッキはホンイの家に忍び込んで、干してあった
服をこっそり盗んでくる。
おばさんのパンツまで取ってきてしまったのは誤算だったが。
服を燃やして証拠隠滅したテッキは、
自分の気持ちをはっきり自覚して
ジヒョンに告白しようと決心する。

その頃ジヒョンはギョンミンに呼び出され、
ペアリングをプレゼントしてもらっていた。
「やっぱりオッパだわ~。わたし勘違いしてたのよ」

珈琲を入れて一服し、とうとう思いを口にするテッキ。
「俺は、お前が、好きなんだ」
「え?なんて言ったの?」
「俺はお前が好きなんだ」

一世一代の恋の告白はどうなるの?
タイミングは最悪!

(つづく)

今回もラブラブだー!

なんだかんだいって、すでに相思相愛状態のふたりが
かわいくってどうしようもないです。
でも、相手にまだその気持ちが伝わってない、というのが、
はたから見るとやきもきさせられて楽しいところ。
何度も言ってるけど、いやー、王道だ。

おんぶ帰りをギョンミンとスジンに見られてしまって
やばーい、みたいな顔をするテッキとジヒョン。
うしろめたい気持ちになるほど、幸福な時間を過ごしていたんだよね。

ギョンミンオッパは本当に心からジヒョンを好きかどうかは知らないが、
スジンはテッキのことを本当に好きだから、
テッキが恋をしていることを本能的に察知してしまうのだ。

ギョンミンにじーっと見られても、
しっかり顔を上げて見返すテッキの顔がまたかっこいいのだ。
気負いもなく、敵愾心もなく、
ただただ彼女を大事に思っている、という純粋な気持ちが
よくわかる表情だと思う。



テッキはしかも尽くす男なんだよね。
シャワーを作ってやり、化粧台を作ってやり、
薬草をつんでせんじ薬まで……。
ぶどう作りにはきびしいけれど、好きな女には優しい男。
大事にされてるじゃん、ジヒョン。

でも、「わたしテッキさんのこと好きみたい」と
ジヒョンがいきなり言い出したのにはびっくりした!
やっとわかったか!

ぶどう祭りでは、最初はオッパと過ごしていたけれど、
スジンがブースを見に来た途端にオッパを放り出して
テッキのところにやってくるジヒョン。
その後、完全にオッパのことは放置です。
出ては来ないが、ギョンミンのあせりが目に見えるようだ。

のど自慢大会はまた楽しいシーンで、ワクワク!
ここでジンギスカンを歌ったんだね~。
もちろんDVDでは差し替えです……。
でもすごく楽しい雰囲気は伝わってくるよ。悪くないよ。
「じゃあんた踊ってよ」って言われてめちゃくちゃあせるテッキが
キュートすぎる。



わたしもジヒョンと同様に、
テッキがどんどんかっこよく見えてきて
(実際第1話から比べたらかっこよくなってると思うんだけど)
テッキを見るとドキドキしてしまうのだ。
うっまぶしい!
そしてそんな自分が恥ずかしいっていうか、
何やってんだ自分!みたいな気分で仕方ない。
「なるべくテッキさんの顔を見ないようにしよう……」
ジヒョナ!わかる、わかるぞ、その気持ち!

ぶどうの木に優しくあやまるテッキがステキすぎる。



ジヒョンの成長も著しく、
自ら栄養を吸収しようとする木には甘いぶどうがなる、という
テッキの言葉は、ジヒョンのぶどう作りに対する姿勢をも
表わしていると思いますね。
やる気になったジヒョンはよくがんばってる。
きびしいハラボジも、デコレーションを褒めてくれてうれしかった。

ぶどうの王様にはなれなかったけど、
もしかしたら特別賞でぶどうの王女様にしてもらえるのかと
一瞬期待したけど、そうそう簡単にはいかないね。
ぶどうの王様になったのは、ヨンベさんでした。
泥棒騒ぎで同情したバツイチのミョンスクさんともいい雰囲気だし、
いいじゃないですか。
「ヨンベさんは泥棒に入られて大変だったし、よかったよ」って
人の成功を素直に喜べるテッキは心のきれいな男ですね。

オッパとテッキは、とにかく対照的に描かれていて、
何かと比較対象されるようなエピソードが出てくるよね。

「虫なんてどれも同じだろ。声はいいけど姿はきらい」というオッパ。
これはヒグラシ、あれは鈴虫、と教えてくれるテッキ。

畑にアイスコーヒーを届けてくれるオッパ。
うっかり豆を買ってきて、手間取りながらもコーヒーを入れてくれるテッキ。

山で薬草をつんできて、手間ひまかけて湿布してくれるテッキ。
民間療法を信用してない様子のオッパ。

あぜ道のひまわりを手折ってくれるテッキ。
バラの花束をプレゼントしちゃうオッパ。

車の修理代や高い食事代を払ってくれるオッパ。
ジヒョンの実家にぶどうを送り、送り主には彼女の名前を
書き込んでくれるテッキ……。
この、自分が一歩ひくさりげない気配りが重要!大人!

オッパみたいな男がステキと思う女の子はたくさんいると思うんですよ。
別にそれでもいいと思うんです。
オッパに真心がない、とまでは言わない。
あのエリート臭が嫌味なだけです。

テッキと手をつないでぶどう踏みしてるジヒョンはすごく楽しそう。
オッパには何かしてもらうばっかりで、
一緒に何かを成し遂げることなんてなかったじゃない?
共に汗を流し、苦労することが、愛情を深めていると思いまーす。

後半のテッキのドタバタぶりも、わけがわからずおかしいです。
スジンとは普通につきあってたくせに(想像ですが)
この舞い上がりっぷりはなんなんだー?
自分がテッキや、この物語を大好きになっているおかげか、
楽しんで観ることができました。
ハマり度が低い人が観たら、ドタバタっぷりが嫌かもね。

でも、このエピソードのおかげで、
「俺はいったい何をやってるんだ?」
「女のことでこんなにおかしくなるのは俺だけだー!」
というテッキの自嘲めいたセリフに十分納得できて、
よかったと思います。

手間暇かけて尽くすことには何のてらいもないのに、
買ってきた洋服をプレゼントすることには
ものっすごい抵抗感のあるテッキがやっぱりかわいい。
ホンイやおばさんに「ミアナダイ」ってあやまりながら
服を燃やしちゃうなんて……。
アホすぎる。

そして突然の?告白ー!

他人事ながらわたしもあせったよ~。
もちろんテッキは見守り王子になるような性格の男じゃないから、
こうなることは必然かもしれないけどさ。

「今告白しないと病気になる」ってあなた……。
この思考回路は単純で好きですけどね。
テッキなら本気で病気になりそう。
てか、それぐらいジヒョンのこと、好きになっちゃったんだね。

ほんとに告白しちゃうの?今?うわー、どうしよう!
いやいや、がんばれテッキ!
ああ、でもジヒョンがオッパにペアリングもらっちゃった……。
タイミングは最悪だよー!
と、ひとりモニターの前でじたばたしちゃいました。

「お、お茶しない?」と声のひっくり返ったテッキがかわいい。
そしてコーヒーを持つ手がぶるぶる震えるテッキがかわいい。
「チョ、チョギマリダイ」って言っちゃうテッキがまたかわいい。
告白した後、あちゃーってなってるテッキがすごく好きだ!

いー年した大人のくせに。
スジンとつきあってたくせに。
余裕ある男ぶってスジンには「しあわせになれ」とか言ってるくせに。

何度恋をしても、毎回ドキドキするもんだけどね。
こればっかりは、経験値積んでスキルアップなんて無理だー!

ま、そういうもんですので、
おじさんおばさんが年甲斐もなくときめいちゃっても
許してください、若者よ。
いつかわかるから。



この回、テッキがよくこういう顔をするんですよ。
んっと唇を結んで、仕方ねえな、みたいな顔。
言いたいことを我慢してるみたいな感じでせつないです。


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