いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

バーディバディ -2

2012年10月21日 | バーディバディ
このドラマ観てる方はやはりゴルフお好きなんでしょうか?
わたしは自分でやりませんけど、テレビでやってると見たりします。
ゴルフ場建設は自然破壊とか環境汚染とか、いろいろ問題はありますが、
やっぱりあの美しいグリーンを見るといいなぁとか思っちゃいますね。

ゴルフに詳しいともっと面白く観られるドラマ?
それとも、こんなんと違う~ってイライラしちゃうのかな?

《あらすじ》

ショットの正確さを見せつけたヘリョン。
「飛ばしたいなら野球をやれば?」
彼女の実力を目の当たりにしたヘリョンは、言葉もない。

3回目の挑戦になるプロテスト。
家の経済状態は相変わらず苦しい。
母のためにも絶対に合格しなければ。

そんな時、弟テガブが事故を起こしてしまう。
楽器代が欲しくてキャバレーでバイトをしていたのを
父親に見つかり、バイクで逃げる際に接触事故を起こしてしまったのだ。
相手は軽傷だったが、示談に応じてくれない。
「親父たちは姉貴に金を惜しまないけど、
俺には何もしてくれない。もうあきらめたよ」
留置場に拘留されたままのテガブ。

示談金を作るためにクラブを売ろうと思っていたミスだが、
父から「ゴルフをやめてくれ」とはっきり言われ、思い悩む。

被害者の母に必死で謝罪する妻の姿を見た父もまた、苦悩する。
遠洋漁船に乗る決心さえすれば、金を作ることができる……。

ミスは知り合いのショップにクラブを持ち込んだ。
「テガブのためなの、できるだけ高く買って」
後ろ髪をひかれながら、愛用のクラブセットを引き取ってもらうミス。
だが、思い出の8番アイアンだけは、手放すことができなかった。
「ごめんなさい、おじさん、これだけは……ごめんなさい!」
泣きながら店を走り出ていく彼女の姿を偶然見ていたジョン・リー。

廃校に打ち込まれ、黒板にめり込んだミスのゴルフボールを見つめる。
「車の修理代を請求しにきた。勝負に勝ったらチャラにしてやる」
ヘリョンとの対決をお膳立てしたジョン・リー。
ヘリョンを目の前にして、ミスの心に火が着いた。

料亭の庭に切られたカップを目指し、クラブ1本ボール1個を持って
いざ、勝負。
ミスのアイアンショットは、勢いよく立ち上る噴水を切り裂いて飛んだ。
一方ヘリョンは、パターで池の水切りショット。
「この程度で驚くなよ、肉まん」

力強いショットで、グリーンオンしたミスは一打リード。
(いくら彼女でも、パターでこの壁は越えられないわ)
しかし、ヘリョンは障害物のクッションを利用して壁を越えてきた。

ミスはチップインを決められず、
ヘリョンは難しいラインを読んで一発でボールを沈めた。
(絶対に負けられない。引き分けに持ち込まないと)
プレッシャーに負けたミスのアプローチはボールひとつ分、短かった。
「ゴルフをやめると言ってたわね。賢明だわ。
自分に勝てない人間は、勝負にも勝てない」

「このままやめるのか」
ジョン・リーの言葉に、反発するミス。
「あんたたちに、何がわかる?……何がわかるって言うのよ!」

閉鎖された炭鉱後で、自棄を起こしたように
次々にボールを打ちこむミス。
現れた父に、ミスは泣きながらあやまる。
「ごめんね、父さん……わたしやっぱりゴルフを続けたいの……
ごめんなさい、父さん……」

翌朝、庭先にはミスのための新しいゴルフセットが。
テガブも、示談が成立したと言って家に帰ってきた。
残された父の手紙。
「ゴルフをやめろといって傷つけてしまったな。
でも家族のためにやめてほしいと思うのは本心だ。
だが、またお前の想いに負けてしまったよ。
父さんができるのはここまでだ。お前も覚悟を決めて、
今度こそ目標を達成しろ」
父は、家族のために遠洋漁業船に乗り込むことを決めたのだ。
泣きながら、父を想い、成功を誓うミス。

プロテスト当日。
ミスは同じスクールの友人とヘリョンと同じ組でまわることになった。
ミスのために泥だらけになり、お札付きの下着を用意してくれた母。
母のためにも、絶対に合格する!

プロテストは、ヘリョンのために異例の生中継。
記者会見まで行われ、まるで彼女の韓国デビューお披露目会だ。
その席で、一躍脚光を浴びるジョン・リー。
彼は手首の故障で表舞台から姿を消していた、プロゴルファー
イ・ジョンウその人だった。

「おい!肉まん!」
何かとミスに声をかけてくるリーがうるさい。

ミスの第1打は300ヤード越え。
1ホール目からバーディを決め、絶好調だ。
対してパーどまりのヘリョンは調子が出ない様子。
ミスが首位をキープしたまま、初日は終了する。
出遅れていたヘリョンも、最後の最後にバーディを決め、ミスと並んだ。
「手を抜いているのは肉まんのせいか?」
ただひとり、ヘリョンの思惑を看破するリー。

ミスも彼女の正確なドライバーショットに感嘆し、
最終ホールのプレイにかすかな不安を覚えていた。
それでも、首位はうれしい。
「喜ぶのはまだはやいぞ、肉まん」
「あなたに……感謝するわ。あの勝負のおかげで
ゴルフを続けようって気になった」
「続けてくれて、感謝するよ」

リーの言葉の意味とは……?
ヘリョンが力をセーブしているのは何のため?

泣いても笑っても、プロテストは後2日!

(つづく)


ふはははははは!いいぞ!ミス!

お前のゆく道は修羅の道だ!

もともと家が貧乏なのはわかってはいた。
幼少期、まっっっったく出番のない弟は一体どうしてるんだ?と心配していた。

あれから12年、状況は全然改善されてなかったわけだ。
テガブも不憫だぞー。
学校に在籍してれば楽器は貸し出してもらえたのだが、
卒業したらそういうわけにはいかないもんね。
よりによって金のかかる生きがいをみつけちゃって、この子ったら。

体力自慢の力持ち。
炭鉱夫時代はみなの頼りにされ、一家の大黒柱としてがんばっていた父は、
体を悪くして引退、時代もすでに石炭の時代ではなく、
妻の働きに頼りながら生活せねばならないやるせ無さを感じているわけだ。
誇り高い男だった父さんが、近所の主婦に頭を下げての商売。
こういう男にとっては、ふがいない自分が一番許せなかろう。

「家族のためにゴルフをやめてくれ」と頼む父。
「どうせ大事なのはねーちゃんだけなんだよ」と拗ねる弟。
鼻血を出しながらも仕事に励む母。

そんな家族を犠牲にしてでも、ゴルフの道をあきらめられない。
自分のために愛する人々を不幸にしても、
それでもゴルフをやめることなんてできない。

そんなどうしようもない業(ごう)を背負った人間が、ミス、お前だ!

「自分の夢のためにがんばります!えへ」とか
ぬるいセリフ吐いてられるようなタマじゃあねえ!
これからは、血反吐を吐いても降りられねえような
修羅の道を歩いていくことになるんだ!

ふはははははははは!

と、まあ、おかしなテンションになってますけど、面白いですね。

やっぱり主人公にはこれくらいの覚悟を背負ってがんばってもらわないと。
「恋もゴルフもあきらめない!」とかキャピキャピやってんじゃつまんないですね。
ミスには、ただの貧乏の上を行くハングリー精神が備わったわけで、
この属性が加われば鬼に金棒です。
スポーツものとして面白くなってくれることに期待します。

ミスが「アボジ~」と泣いている場面では
もらい泣きどころか高笑いが出たぜ。
鬼か、わたしは。



何かとちょっかいかけてくるジョン・リーは、
何を考えているんでしょうね。
実力は十分で、でもなんかゴルフをなめてんじゃないかと
思わせるヘリョンを成長させるライバルとして、
ミスを利用したいんでしょうか?
彼女がヘリョンとは正反対の境遇の女の子だから余計?

それともミスのことが気に入って、
育ててやりたいと思っているんでしょうか?
今のところ、まだよくわかんない感じです。

エースをねらえ!っぽいけど、
ガラスの仮面的な感じもあったりして、ほんとに楽しみです。

あの秘書室長、感じいいよね。
会長に娘への激励の言葉を言うよう促したり、
「絶対に褒めてあげるべきです」と進言したり、
ヘリョンと母との確執をなんとか解消させてやりたいという
優しさがにじみ出ています。
すべてを知っているからこその、あの態度。
「愛情表現が苦手な方ですが、本当は娘さんのことを
心から愛しているんですよ……」とか言ってほしい。
会長への思慕の念を隠しながらも、ひたすら仕える忠臣。
ビジュアル的には気弱なおっさん風ですが、いい人だ。

そんなサイドの話はとりあえず置いといて、
ミスのプロテストはまだまだ波乱含みですね。
ヘリョンがわざと手を抜いてるし。
プレッシャーに弱そうなミスに圧力をかけて、
じわじわ追い込んでいくつもりなんでしょう。
トップを走るものには、必ず追われるものとしての
プレッシャーがかかりますからね。
それで自滅するなら、あの子の実力はその程度。
リーが気にするほどの子なんかじゃないわ!といったところでしょうか。

惜しいのは、ドラマとしての引きの弱さか~。
ケーブルテレビで放送されたドラマのようですが、
本放送時とはドラマの放送時間が違っているようで、
「次回につづく!」の期待感がすこし弱いような気がします。
ラストでは、来週どうなるの?どうなるの?ってワクワク感が欲しい。
いや、観るけどさ。

業を背負ってしまったミスなんだけど、
お母さんは相変わらずかわいくて、娘のためにがんばってます。
マグロ漁船に乗り込んじゃった父の悲壮感というものが、
この母には無い。
ある意味すくわれます。
お札パンツ、ごわごわしてそうでイヤですけど、
アンダースコートの下にはあれ穿いてんのかな?ミス。

クラブハウスの壁に貼り付けてたのは、合格祈願の飴です。
すっごい粘るので、受験の時にお母さんが校門に貼り付けて
わが子の合格を祈願するんだって。
面白いなぁ。
受験大国の韓国では、合格祈願グッズがいろいろ充実してるそうですよ。

プロテスト受かんないと話にならないから、がんばれミス!



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