いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

レディプレジデント 第2話

2011年09月22日 | レディ・プレジデント
ヘリムの夫、パク・ミングの拉致事件は、
彼の死によって終結した。
米国との協力関係を維持したい韓国政府は
事態を静観し、積極的な対策を打てなかった。
危険地帯に記者を派遣した放送局も
保身をはかり、冷たい報道。
ヘリムは、政府から送られた弔花を足蹴にし、
怒りをぶつけるしかなかった。
ラジオ放送で、政府への不信感、国への絶望を
語りだすヘリム。
仕事をクビになり、故郷のナムソンへ戻ることになる。

一方、ホストクラブ事件でオ・ジェボン議員の妻を起訴した
ドヤは、故郷のナムソン検事局に左遷される。
古巣では、かつて父と自分を侮辱した
キム・テボン議員が特加法違反で起訴されていた。

拉致事件の際、政府の弱腰を批判していた
元検事のカン・テサン議員は、キム議員の一件を
ドヤに担当させるよう、根回しをする。

航空機内でテサンと隣り合わせたチャン・セジンは
セレブの集まる会員制クラブのキュレーターとして
働くことになった。
自身と、死んだ母をアメリカに捨てた男への
復讐を果たすため、祖国に戻ったセジン。
奇しくも、ハ・ドヤと接触事故を起こして
奇妙な縁を結ぶこととなる。

故郷へ帰ったドヤとヘリムは、
電車の中で痴漢に遭遇。
被害女性を助けたふたりは、
事件の後、検事局で
被疑者と担当検事として再び顔をあわせた。

(つづく)

ミングさん、亡くなってしまいました……。
一緒に行っていた記者の人も同様だったようです。
日本の記者は独自の交渉で解放されたって
言っていましたよね。
ヘリムの心情としては、なぜ?
他国が出来てなぜ、私の国は何もしてくれないのか?と
憤るのは当然のことですねー。

今回、ヘリムの訴えが一言一言心に響きました……

もちろん、過激派の言うとおりにすれば
また同国人が狙われる拉致事件が起こってしまうわけで、
こういうことは本当に難しい問題なのだとわかるのですが、
手をこまねいて「待ちましょう」というばかりの政府に
怒りを感じるのは禁じ得ませんよね。

しかし、報道局のデスク、すっごいやなやつ!
自分は気楽に指示だけ出してたくせに、保身にまわるか!
と腹が立っていたのですが、
ノーカット版を観ると、彼もそれなりに部下を思ってはいた模様。
会議で「あの報道ではテロ犯の思うつぼです。
ふたりの命がかかっています。他局に自制を求め、
うちも慎重に動きましょう」と発言しています。
自分ではきっと最善を尽くしたつもりなんだろうね……。

第2話で、くせものカン・テサンの立ち居地も浮き彫りに。
えーっと、元検事で、現在民友党の若手議員ね。
現大統領は同じ民友党の人間で、大統領の秘書室長は彼の先輩に
あたる人で、はっきりとものが言える間柄のようです。
(このシーンは地上波カットになってます)
そして民友党の実力者チョ・ベホに仕えながらも、
追い落としてやる!という野心が見え隠れします。
政治に燃える正義漢みたいだけど、
弾劾追訴案出してたのこの人でしょ?
どういうことなんだろうねぇ。

ドヤが飛ばされたナムソン検事局の局長も、
テサンの先輩なんですねー。
彼も何か上の意向に逆らうまねをして地方に
飛ばされた人っぽいですね。
今は長い物には巻かれろ主義を身につけたみたいですが。

この人に、ドヤの指導を頼んだというのは
「同じように議員に逆らわないよう教育してね」
ということなのか、
「かつての先輩のように
反骨精神あふれる男なので自由にやらせてくださいよ」
ということなのか、局長も図りかねている感じでした。

私、なんでかわからないけど、やたらこの人がツボなんですよ。
わー好みだ、と思った自分に驚きです。
こないだまでキムタックに萌えてたのに。
いきなり枯れ専か!
ドヤに触発されていい検事になる?かも?

しかし政治の世界はどこも似たようなものなんですな。
人間のやることにたいした違いはないのなら、
みんなもっと仲良くしようよ……と思います。

いろいろ硬いよーというドラマの中にも、
ドヤアボジの息子溺愛ぶりはなんとも和むシーン。
銭湯で背中を流してもらったり、
バイクで駅まで送ってやったり、
本当に恩返しができたなあ、ドヤよ。
こういういいシーンが地上波ではカットなので、
アボジファンの方はノーカットでどうぞ~。

ヘリムと息子のシーンもちょいちょいカットです。
落ち込んでいても、どうしていいかわからなくても、
やはり子の母、ソ・ヘリム。
息子のためにはがんばるしかないんだよね。
相変わらずハ・ドヤの名前を思い出せないヘリムさん。
「ハ…?ハ…?」
「ハ・ドヤ、ハ・ドヤ」
それでも何かと彼女を気にかけ続けていたドヤ君が不憫……。



このシーンはヘリムさん、ドヤに気付いてないよね?

ドヤってヘリムさんには純愛路線の癖に、
クラブの女の子とは自由恋愛しようとしたりして
軟派な部分は無くなったわけではないんですね。
三つ子の魂百まで、といったところでしょうか。
コミカルな演技の時は、さすがアボジの息子だ~って感じで
親子で雰囲気が似ていると思います。

さて、キム・デボン議員が訴えられたという特加法って何?
と思ってちょいと調べました。
特加法とは、「特定犯罪加重処罰法」のことらしい。
刑法、関税法、租税犯処罰法、山林法、麻薬法に規定された
特定犯罪に対する加重処罰を規定したもの、らしい。
キム議員はワイロで受け取った金額が
とっても多かったので、処罰を上乗せされるみたいですね。
「受け取っていい金かどうかの区別もつかないのか」と
民友党のチョ・ベホに怒られていました。
5千万ウォンを超えると、無期または10年以上の懲役です。

あと、「大統領のレイムダック化」という言葉もありましたね。
大統領の任期は5年、そして再選は不可なので、
任期も後半になると議会などと渡り合う政治力が低下するんですね。
もうすぐ辞めるとわかっている人といろいろ取引したって
意味がなくなっちゃう。
決めなきゃならない事柄が先送りされたり、
倦怠ムードが漂って政治が停滞しがち、ということのようです。

えへへー、せっかく調べたので書いてみました。

美人のセジンさんとドヤが、恋愛ドラマでは定番の
サイアクサイテーな第一印象の出会いをかましてくれたので、
ふたりの関係はどうなるのかしら?と
いうところも今後注目です。

なるべく先の情報は仕入れずに、視聴を続けますよ~。



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2 コメント

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こんにちは (むらちゃん)
2012-06-18 13:43:59
いつも楽しく読ませてもらってま~す!(^^)

前に1度コメントやりとりさせてもらったんですが、
覚えていらっしゃるでしょうか…f^_^;



最近やっと大物を見始めました!
しかし、切りまくりの地上波版…
しかも、45分足らずの1話を2日くらい掛けて…
そして、4日間掛けて今やっと2話目を見終えました…(遅)

なので30話全部見終わるのに2ヶ月は掛りそうなのですが、1話見終わるごとに、ビスコさんの記事でノーカット版の事実を知ったり、復習したり!(^∇^)
いつも本当に助けてもらって感謝です!!!

それに、とってもキレイな写真なので、未視聴のドラマ記事でも写真見るだけで楽しいです!!!

『明日に向かってハイキック』がとっても面白そうで興味津々(・∀・)

勝手にですが、今後もまたお世話になりま~す!!!




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Unknown (ビスコ)
2012-06-19 11:25:46
こんにちは~、
もちろん覚えてますよ!
このブログの記念すべき初コメントは、
むらちゃんさんからのコメントだったんですから!

レディプレジデント見ていた当時は、
ノーカット版とカット版を見比べていたので、
記事にもカット部分を補足して書くようにしていました。
でもこのドラマはカットの仕方がすごく上手で、
あまりがっかり感がなかった気がします。

「ハイキック」は長いので、視聴前には覚悟してください。
126話はほんとに長いです。

むらちゃんさんのブログを読んで、
次はピ様のドラマをみようかな~と思ってます。
「サンドゥ」と「フルハウス」
サンドゥからかな。
こちらこそ、お世話になります!
またコメントくださいね!
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