Biot ビオが創り出す車のパーツブログ!

日々の製品開発にまつわるブログ ものづくりの現場から創り出される品質や発想をお伝えします

特注補修用ローター 製作過程‐1

2020-02-24 03:31:40 | 特注製作
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こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲Biot 特注ブレーキローター製作



今回の特注製作のディスクローターは、外径400㎜の補修用ローターです。


ローターは鋳造素材で在庫管理されています。
加工前はこんな感じです。

▲Biot ディスクローター鋳造素材



旋盤加工で厚さ、外径部と当たり面を両面切削します。

▲Biot ではローター素材を旋盤加工


加工中はこんな感じで何とか見える位です。

▲Biot ではローター素材を旋盤加工


Biotでは、ローター加工用にNC旋盤を2台用意しています。表面用と裏面用のそれぞれ専用で使用しています。

加工途中は素材の状態から全面加工します。

▲Biot ではローター素材を旋盤加工


両面加工後は、研磨機を使用して1/100の精度まで仕上げます。

▲Biot ではローターを研磨


詳しくは、特注ローター製作をご覧ください。


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Biot では、併設された認証工場で、常時、各部品の取り付け、特注品の製作を行っています。



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CNCロータリー研磨機導入

2019-12-17 01:44:59 | 日記
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こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

ディスクローター用の研磨機を追加で導入しました。

▲BiotではCNC研磨機を使導入


今回の研磨機は、CNC研磨機で、マシニングセンター同様プログラムで動きます。

▲BiotではCNC研磨機を使用



機械メーカーの技術者と重量屋と呼ばれる搬入業者で搬入から設置までを行いました。








これまで、Biot で設定、製作したソリッドローターを、従来の半自動の研磨機で、1/100以下の精度で研磨仕上げを行うのが困難で、計り知れない時間がかかっていました。

このCNC 研磨機の導入で、人の代わりにコンピューターでプログラムを動かし、時間短縮を図ることができるようになります。



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乗換等、bremboキャリパーの移設-1

2018-10-19 23:01:24 | brembo

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲bremboキャリパーをお持ちの方へ


車両の乗り換えや、中古で譲ってもらったりしたキャリパーキットを持っている等、ご相談いただければ、現状と装着車両の情報をうかがい、予算、仕様変更、出来上がりのイメージ等を相談しながら、必要部品を製作、販売するサービスです。

今回は、TOYOTA車からBMW E92への乗り換えでした。

キャリパーは、フロントF50、リアLotusで、以前Biot製をご購入いただいたお客さんです。

フロントは340φから355φへローターのサイズアップを行いました。

リアは、342φでしたので、ベルハウジングとローターは再使用して、インナードラムをBMW用に交換し、そのローターに合わせてキャリパーサポートを製作しました。

フロントは、全て新品ですが、リアは再研磨と再アルマイトで安価に仕上がりました。

▲Biot bremboキャリパーの移設


リアのローターをお預かりしたときは、使用されていたためこんな感じです。

▲Biotではbremboキャリパーの部品を販売



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BMW E46 ALPINA B3 ブレーキ Biot brembo 装着

2018-06-10 07:04:00 | brembo
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲BMW E46 ALPINA B3 ブレーキ Biot brembo


BMW E46 ALPINA のブレーキ交換です。

E46 320Îに装着していたブレーキキットを移植しました。

リアのインナーシューのサイズが違っていたため、インナードラムを製作しました。

▲Biot インナードラム


合わせて、再研磨して再度組み直しして装着です。
組付け後は、三次元測定機で測定しましたが、再研磨したため、制度は新品時と同等です。

▲Biot では三次元測定機で全品精密検査

フロントは、F50 355φ、純正は325φからのサイズアップです。


リアは、Lotus 342φ、純正は320φでした。


インナーシューが大きくなっているため、320Î用のリアLotus 342φは、装着時に少し加工とシューの脱着が必要でした。





詳しくは、Biot euro フロント Brembo 4Pot F50 キャリパーキット 355φをご覧ください。


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工作機械メンテナンス 研磨機

2018-04-19 02:16:26 | 日記

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。




今週は月曜日から水曜日まで、ディスクローター用の研磨機のメンテナンスを行っていました。

機械メーカーの技術者を呼んで、不具合のある部品を交換しました。


交換後に機械の水平を取り直し、マグネットチャックを研磨して終了です。

ディスクローターの加工専用機のため、マグネットチャック(研磨の際ローターを乗せるテーブル)は平面より1~2/100㎜傾斜を付けて仕上げました。


メンテナンス作業終了後の、試し加工では、従来の約半分で同程度の精度が出るようになりました。

車と同じで、大きく分解してメンテナンスを行うと、時間もかかりますが、技術者ともやり取りし、どうやって機械が作られているか等、日頃気にしていない部分も見る事が出き、音も軽くなり、まったく別次元になっています。

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ディスクローターの加工-2

2018-04-10 06:21:05 | 加工
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲Biot ディスクローター


ディスクローターの加工過程です。


いくつもあるローター素材の中から、製作に必要な素材をそれぞれ用意します。


素材を、旋盤加工します。裏面→表面の順にそれぞれ専用のNC旋盤で切削します。
切削したら、種別が判るようマジックで表記を書き込みます。
矢印はローターの回転方向で、左右対称になるよう切削で削り分けます。


旋盤加工後は、マシニングセンターで穴明け、スリット(ドリルド加工)を行います。ここでも回転方向とスリットの向きは重要です。特注品の指定された仕様等も、都度加工します。


スリット加工までが完了したら、面研磨を行います。






研磨加工後は、単体バランスを計測し、必要に応じ専用のバランスウエイトを装着して高速走行時の振れ対策を行います。

研磨後のローターは、全品、三次元測定機で計測し、単品精度が合格した物だけが、完成品として在庫倉庫へ運び込みます。検査不合格でも10/1000の不具合のため、再研磨を行って合格するまで再加工、再検査を行います。

ディスクローターの加工‐1
もご覧ください。


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部品の管理-3 2次加工 Biot ドリルドローター

2018-03-06 21:01:38 | 日記

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲Biot ドリルドローター

ローターを内製化してからもう何年か経ちました。

素材から加工したローターは、旋盤加工、マシニングセンター穴あけ、スリット加工、研削盤で平面研磨加工を行い、在庫部品となります。

在庫部品は、表面を耐熱の防錆処理(ブラックサフェース加工)を行うものと、防錆油を塗布して在庫するものの2種類に分けて在庫管理を行います。

▲ブラックサフェース加工済のディスクローター




▲防錆油の塗布後、余分な防錆油を落としている状態


注文された製品に使用するディスクローターも、基本的にはこの在庫している物から使用します。
スタンダード仕様のスリットローターの場合は、ブラックサフェース加工の在庫品から使用しています。


ドリルド加工等のオプションメニューの場合には、防錆油を塗布した表面処理のされていないディスクローターに加工して、その後、ブラックサフェース加工を行って、製品に使用しています。

▲ドリルド加工後の色々なディスクローター


▲ブラックサフェース加工済のディスクローター


常に、汎用部品を在庫し、2種類に分けて管理することで、ドリルド加工等のオプションメニューへの対応も、短期で行うことができる様になっています。もちろん、内製化でディスクローターを製作していますので、ゼロから製作することも簡単ではあります。




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ディスクローターの組み立て!-1

2018-02-06 22:57:45 | ディスクローター

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲ブレーキ ディスクローター


ブレーキディスクローターの」組み立てについて、今回は、ブロックナットタイプの2ピースローターです。
2ピースですので、ローター部とハウジング部に分かれていて、2ピースとなります。
ブロックナットというのは、この二つを固定するボルトナットのナット部の形状でブロックナットタイプと呼ばれています。
Biotの製品名は『gout/グー』ローターです。
ブロックナットの利点について少しだけ・・・。
ローターとベルハウジングを固定する際、ブロックナットだけで接合しているため、空間ができ、他の形状のローター(純正の1ピースなども含む)よりも冷却効率が大きくなります。詳しくは、また次回もご紹介します。上段がブロックナットタイプです。


ディスクローターを2ピースにすると、ローター、ベルハウジング、ブロックナットと組み合わせて一つのディスクローターが出来上がります。それぞれの部品は、加工精度が2/100以下の平面度を目標に製作しています。ですが組み合わせるとそれぞれの精度を合算した数値になる場合もあり、完成品としてはかなり悪い数値になる場合があります。
Biot では、ローター部の研磨加工の制度を1/100、ブロックナットを組付け前に再計測して仕分けして、2ピースローターを組み立てしています。1/100以下の組み合わせを各ローター毎に揃えています。





もちろん、組み立て後のローターは、三次元測定機で計測プログラムうを作り、全品計測しています。

三次元測定機、導入時に色々考えましたが、いいものをお届けするためには絶対必要なものです。自分達の作業の証明でもあり、改善点、安定性等、大いに役立っています。



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ディスクローターの加工‐1

2018-01-08 20:11:26 | 加工

加工中のローターについてです。
鋳造でできた素材を旋盤加工して、穴開けとスリット加工までおこなった状態です。

旋盤加工では、面精度が3/100~6/100程度にしか仕上がらなく、その後に研磨加工を行います。

研磨加工の仕上がりは5/1000~2/100でしあげていますので、旋盤加工は画像のような状態です。
そのまま使用すれば、酷いジャダーが出ると思われます。

画像のローターは、アルミ製のハウジングを組み合わせて、LEXUS RX450hのフロント用の純正交換タイプに使用する物です。
うちでは、素材を製作し、削り出しての製品化ですので、かなりのサイズ、タイプに対応しています。
RX450h用の2ピースローターは少し特殊なサイズで、現状では世の中には販売されていないと思います。

詳しくはこちらをご覧ください。

ディスクローターの加工-2もご覧ください。


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