Biot ビオが創り出す車のパーツブログ!

日々の製品開発にまつわるブログ ものづくりの現場から創り出される品質や発想をお伝えします

特注ブレーキローター 製作!-1

2018-01-31 22:20:07 | 特注製作
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲特注ブレーキローター


特注ブレーキローター 製作は、今使っている物を新しくしたい、軽量のものにしたい、しっかりとしたものにしたい等、色々なご希望を形に変える事ができる仕事です。メーカーが不明、メーカーが無くなっている、何かの流用品、サイズが違っている等様々です。

特注ブレーキローターの製作で、お客さんからブレーキローターの現品を預かる場合です。

宅配便で、ブレーキローターとブレーキパッドを送っていただきます。



開封して各部を撮影、計測します。重量も計測します。



専用の用紙に、必要最低限の計測事項を記入します。



画像と記入した数値、現品の再計測等を行いながら、ブレーキローターの現品の図面を書きます。

各部の干渉を考慮して、自社部品の数値を当て込んでいき、なるべく製作物が少ない様、ディスクローター(パッドと当たる部分)は次回購入される際に、Biotの通常製品(在庫部品)をご使用いただける様、何度か熟考します。
ベルハウジングの外径、取付部の形状が決まったら、最小限の製作部品を設計します。
初めに書いたブレーキローターの現品の図面と、最小限の製作部品を設計した物に通常製品(在庫部品)等を組み合わせた図面を製作し、CAD上で製品を確認します。

計測作業とリバースエンジニアリング作業で、試作部品は不要です。

そこから先は、製作部品の内容と量で製作時間は異なりますが、1~3週間程度でできあがります。

お客さんから預かったブレーキローターの現品は、当日~翌日くらいのスケジュールで、一度返却します。
後は、製作部品が届くのをお待ちいただくだけです。



続きは、特注ブレーキローター製作-2をご覧ください。


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Porsche ポルシェ 930 ピロアッパーマウント!

2018-01-29 17:24:42 | サスペンション
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲Porsche ポルシェ 930 ピロアッパーマウント


純正は、スチールのハウジングとラバーブッシュでできています。キャンバー調整はできません。
形状が特殊で、ボディー側の湾曲した面にあった形状でできています。厳密には、取付して締め上げると、ボディーにフィットする感じです。

Biotでは、他車のストラットタイプのサスペンションと同様に、キャンバー調整式のピロアッパーマウントを設定しました。
ゼロから、ニーズに合わせて設計し、製品化しました。
製作は大変ですが、世の中には無いパーツとして、Biotのこれまでの軌跡になるものだと思います。



詳しくは、Porsche ポルシェ 930 ピロアッパーマウントご覧ください。


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930ターボ用 サスペンションキット!-1

2018-01-29 16:41:18 | サスペンション

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。



▲930ターボ用 サスペンションキット


この930ターボ用 サスペンションキットは、純正トーションバーを残し、ショックアブソーバーのみを交換します。
基本は、フロントは純正アッパーマウントを再使用して装着しますが、オプションで調整式ピロアッパーマウントの設定があります。
リアは、純正ラバーマウントを再使用できるよう、特殊なシャフトカラー(受け皿のような形状)を付属させています。この部分は、ウレタン等で製作すると、シャフト上部に負担がかかり、純正ラバーより硬度の高い素材を使うと、常時ねじ部の締めましが必要となります。


直巻きスプリングを使用してトーションバーを外すタイプの930ターボ用 サスペンションキットも販売しています。


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BMW F10/F11 フロント 2ピース ブレーキローター!

2018-01-27 22:28:32 | ディスクローター

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

▲BMW F10/F11 フロント 2ピース ブレーキローター


純正交換タイプの、F10/F11 フロント 2ピース ブレーキローターの装着です。
348φで、535i用になります。純正比0.3kgの軽量です。


輸入車は、純正でダストが多く、かといって安易に低ダストパッドに交換すると、効きが悪くなり鳴きが発生する様になります。
ローターの材質を変更して設定しているBiot 2ピースブレーキローターは、goutローターという商品名で販売しています。

純正交換と言って、同サイズで何が変わる?と思われるでしょうが、摩擦係数が高く、初期制動から高負荷での使用にも十分対応しています。摩擦係数が高くできると言う事は、パッドの選択肢を広げ、鳴きは発生しません。低ダストパッドでも、ブレーキを踏んだ時の感覚は驚くほど良くなります。

製品を創る意味は、必ず違いを感じてもらえる事にあります。性能が同じであれば、価格が安い位しかメリットがありません。


自社工場で生産しているため、少ロットでの生産も可能となり、これまで設定できてなかった輸入車用純正交換タイプのブレーキローターを、次々に設定しています。

詳しくは、BMW F10/F11 フロント 2ピース ブレーキローターをご覧下さい。

純正交換2ピースローター


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汎用部品の選定!-1 ボルトナット

2018-01-27 00:21:55 | 商品開発
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

▲1.25/黒、1.5/銀、1.75/金


細かなパーツですが、ボルトナットについてです。

部品を製作する際、ボルトナットを使ったり、製作部品にねじ切り加工を行ったりしています。
自分でボルトナットを脱着した事がある方はわかる事だと思いますが、ネジ山には種類があり、国内で流通している一般的なネジはメートルネジと呼ばれている物で、その中にネジ山を指すピッチがあります。
ブレーキでは、M10、M12、M14などが使われていますが、その中にPT(ピッチ/ネジ山)1.25、1.5、1.75があります。熱処理された特注ボルト(SCM)は、通常の表面処理を行うと、硬度等に影響が出てしまうため、コストを掛けて特殊な処理を行っています。
うちでは汎用ネジを、計測は都度行いますが目視でわかる様、表面処理方法で(1.25/黒、1.5/銀、1.75/金)仕分けしています。

ワッシャー、ロックナットも、通常に売られている物ではなく、素材硬度の高い物を使用しいています。並べてみてもわかりませんが、高トルクで何回か脱着を行うと、一般的なボルトナットは破損します。

▲高荷重用のキャップボルト用ワッシャー

▲左/一般的なワッシャー 右/45Çワッシャー


エンジン内部のボルトナットに、一般的に売られているボルトナットを購入して使用する事は無いと思います。
ブレーキやサスペンションも同じです。
また、同じ強度でも、ピッチに種類がありますが、相手部品が決まっている場合を除けば、必ず数値の少ない物(細目と呼ばれています)を使用します。ピッチ/ネジ山が小さいと言う事は、同じネジ込み代でより多いネジ山があると言う事になります。またネジ山が細かく小さくなっていくため、断面積も大きくなり、破談強度は向上します。
ホームセンター等で探しても、この細目のボルトナットはほとんどありません。更にロックナットとなると、一度に大量に特注製作している物までがあるのです。



▲左/一般的なロックナット 右/45Çロックナット

見分けるのは専門的でないとできません。ずっと安心して使ってもらえるよう、性能と共にずっと維持している事です。


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Ferrari F360 Modena サスペンションキット!-2

2018-01-26 06:42:17 | サスペンション
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

今日は、Ferrari F360 Modena サスペンションキットの製作についてです。

▲Ferrari F360 Modena サスペンションキット


特殊な形状のアッパーマウント部、ストロークを確保したまま、減衰力調整機能を持たせる事を考えました。
レースカー等と同じ様なロアボトムと同じ様な形状で製作すると、サスペンションストロークが少なくなり、スプリングを堅くしてストロークを減らす様な方向になってしまいます。


サーキットユースのみでしたら、限られた範囲での使用で良い場合もありますが、適度なスプリングレートで使用するには、ショックアブソーバーのストロークを確保してスプリングレートの選択肢を広げる事が重要です。
削り出しで製作しアッパーマウントにピロボールを組込み、ショック上部の調整部が存在する形状です。

ゼロから考え出した形状ですので、他には無い物だと思います。発想を形にする作業、いつも取り組んでいます。


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リア ブレーキ オフセットキット スチールベルハウジング!

2018-01-24 22:55:49 | ディスクローター
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

▲オフセットキット スチールベルハウジング仕様
これまで、仕様変更中で納期未定だったリア ブレーキ オフセットキットのご紹介です。
新規設定のスチールベルハウジングを使用して、2ピースローターで有りながら1ピースローターと同等の価格での販売です。ローターサイズは、1ピースローターと同じ320φで、ローターの消耗後も補修用ローターをご購入いただき、組み替えして使用できます。
特殊なサイズの1ピースローターのキットでしたので、価格を抑え、性能を向上させる様に考えて仕様変更しました。
キット価格は¥78,000~(税別価格)

ベルハウジングカラーは、標準色パープル、オプションでゴールド近似色、ブラックをご用意しています。
詳しくはリア ブレーキ オフセットキットをご覧下さい。


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ピロブッシュ/ピロボールジョイント!-2

2018-01-23 23:27:47 | ピロブッシュ
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

▲ピロブッシュ


サスペンションピロブッシュ/ピロボールジョイントの発送までの管理についてです。

ピロブッシュは、1ヶ所のブッシュで、アウターカラー、サイドカラー×2、ピロボールジョイント、スナップリングで構成されています。
ピロボールは、12T~25Tまでがピロブッシュ用として使用されていますので、車種やアームの形状などで使い分けられています。

ピロカラーにプレス機を使用してピロボールを圧入します。ピロボールとピロカラーの圧入部にモリブデングリスを塗布し、カジリを抑えて作業します。



組付けが終わったら、ブレーキキットと同様の組立図を参考に、各部の寸法を計測します。ピロカラーは、純正のアームに圧入しますので、圧入公差をとって設計されているため、ピロボールを圧入後のピロカラーの公差が範囲内にある事を確認します。
サイドカラーも左右に差込み、計測します。その他、穴径、カラーの長さ等を計測し、1set、左右2個で一つの箱に梱包します。ピロブッシュは、車輌への組込作業時にバラバラの状態だと、確認作業に時間が取られてしまうため、1set、左右2個で一つの箱を用意しています。



ピロボールジョイント!-1もご覧ください。

続きは、ピロブッシュ/ピロボールジョイント!-3をご覧ください。


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30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボ!-3

2018-01-22 20:38:43 | ディスクローター
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。
▲30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボ


30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボキャリパーキットの製作についてです。
キット化するのに、各部品を設計し、設計部品を基に、組立図を作成します。
ボルトのねじ込み代まで、付属部品の全てを書き込んで作る組立図です。

完成部品を組立図を参考に車輌へ組み付けし、各部の干渉が無いことと寸法を確認します。

ブレーキラインを合わせます。基本は純正を再利用できる様に設定しますが、30系は特殊な専用ジョイントを使用しているため、専用品を製作して付属させています。サスペンションストロークを考慮して、長さ、ジョイントの向きなどの取り付け確認を行います。
ハーネス類の移動パーツをいくつか付属させているものも合わせて装着確認を行います。

装着確認が終わり、完成です。

ここから最後の作業です。装着作業の画像を作業手順にそってレイアウトして、必要事項を書込んだ資料を作ります。その資料を参考に取り付け説明書を作成します。
純正のキャリパーについての説明書も、一般整備用ではわかりにくいため、必要な情報を整理して、合わせて付属資料にしています。
長い商品開発の過程ですが、一つ一つ、ゼロからの作業を行っています。



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新しい物を創る時…

2018-01-21 02:36:45 | 日記
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

少しだけですが、新しい物を創るときの事。

用意している車、日頃のお客さんの声、何となく以前から考えている様な事…

イメージがわくまで、メモ用紙に言葉や絵を沢山書いています。必ず新しく書く物を次の用紙に書いて、上にのせてホッチキスでとめています。
このメモが数枚たまった頃には、何か考えや形、作り方など何となくまとまっていて、図面を書き始めます。

数値を抑えることが、設計でもあると思っていますので、それからは必要な資料から数値を引き出し、無い場合は部品を計測して、図面を埋めていきます。

何度も、問題にぶつかりますが、初めに作ったメモをみて、どう考えて来たのかを振り返ってみると、問題も少しづつ解決して、図面が出来上がり、製品化を行うことができます。

想像だった物を、考えて形にして行くのは、初めは凄く大変なことでしたが、今はメモをたくさん書く事で、何となくですが色々なアイディアや形状、作り方までできることが増えてきました。

続きは、新しい物を創る時…2をご覧ください。をご覧ください。


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Biot ブレーキライン の製作!-1

2018-01-20 10:52:59 | ブレーキライン
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

Biot ブレーキラインの製作 についてです。

▲Biot ブレーキライン


ブレーキラインの製作で、組み立ては簡単ですが、組み立て後の耐圧検査と装着時の各ジョイントの向きが重要です。
ジョイントの種類も数十種類あり、各車種毎に仕様書/組み立て指示書が用意しています。
耐圧検査といっても、コンプレッサー等の空圧とは大きく異なります。
一般的なコンプレッサーの空圧は0.7Mpa~、ブレーキラインの耐圧テストは、30Mpa以上で一定時間と決められています。
参考ですが、ショックアブソーバーは、メーカーによりますが~、0.5~2.0Mpaです。
毎回、毎製品を全品検査してお送りしているBiot ブレーキライン は、絶対のクォリティーです。





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30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボ!-2

2018-01-19 01:31:36 | brembo
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボ


30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボキャリパーキットの製作についてです。
純正キャリパーのデーター等をとったら、パーキングブレーキの位置の検証を行います。
ローター径は何φが最小値となるか、各部の干渉をみながら、位置の候補を何か所か確認します。
ナックルを取り外し、三次元測定機で各部の細かな位置を計測し、パーキングブレーキ用のステーを設計します。

パーキングブレーキの作動を確実に行えるよう、新規にマウントシャフトを製作して固定しています。
この作業と同時に、ローターサイズの深さになる数値も決定します。
その後に設計するベルハウジング、キャリパーサポート等の寸法が決まります。





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Ferrari F360 Modena サスペンションキット!-1

2018-01-17 20:57:11 | ディスクローター
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

今日は、Ferrari F360 Modena サスペンションキットの製作についてです。

▲Ferrari F360 Modena サスペンションキット


サスペンションのアッパーマウント部の取り付けが、他とは異なっているFerrari F360 Modena。
設定に当たり、純正データーを細かく取ります。
各部の寸法、単体寸法なども大事ですが、重量、一輪荷重、ストローク時のアライメント変化、アームの動きなども検証します。


必要な部分はすべて図面化します。いつも書いていますリバースエンジニアリングです。



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30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボ!-1

2018-01-16 23:11:38 | brembo

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

▲30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボ


30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボキャリパーキットの製作についてです。

純正で、片押しタイプの電動パーキングブレーキが採用されている30系は、純正キャリパーを他の物に変えることができません。
また、違うパーキングブレーキの方式に変えると車検が通りません。
そこで、純正キャリパーを、パーキングブレーキ用として使用して、純正キャリパーの位置にbrembo4Potキャリパーを装着できるようにしたキャリパーキットを設定しています。
設定までの作業について数回にわたり、ご紹介します。

初めに純正を分解し、各種の寸法、作動量など細かく計測及び作動確認を行います。
純正をより多く理解することが、いい製品を作ることだと考えています。
30系のアルファード/ヴェルファイアのリアは、TOYOTAでの新しいブレーキシステムですので、前例や詳しい取扱説明書がありません。まして、ディーラーで行わない作業へのトラブル対処などやってもらえるところもありません。
そのような中で、少ない情報を元に、純正を理解するために、分解して理解をすることが重要です。
ご購入いただく販売店やお客さんに、うちで行う開発作業と同じことをやらなくていいよう、取扱説明書を詳しく作成します。

そんな感じで始まる商品開発です。最初の純正の分解はキャリパー本体です。



バラバラにして、キャリパーの許容を調べます。純正パッドも新品を取り寄せして、トヨタの設定値も検証します。





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Porsche 997 サスペンションキット!

2018-01-14 07:47:37 | サスペンション

▲ポルシェの997の4WD車用のサスペンション


こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

ポルシェの997の4WD車用のサスペンションのフロントは、ドライブシャフトの進行方向後方によけて、ナックル取付部に固定されています。
サスペンション上部は、RR車と同じ位置に装着されているため、サスペンションの1G装着状態(通常に走行できる状態)で約10°の角度が付いています。
更に走行状態で、コーナーを曲がる際等の1.5~2G(車輌が傾いた状態)では、更に角度はきつくなり、一般的なピロボールタイプのアッパーマウントではピロボールの作用角を越えてしまいます。
これは、996の4WD車も同じです。
997は、カレラ4もボディーがワイド化されているため、リアにも少し角度が付いています。
Biotでは、純正状態を細かく計測し、必要に応じ純正状態を図面化してこのような製品数値を割り出しています。
サスペンションの製品化にあたり、フロント、リア共に専用のピロアッパーを設定しています。
996/997の4WD車では、ピロアッパーマウント付きの車高調整サスペンションキットは少なく、純正アッパーマウントを使用している物が大半です。
通常の方式で、ピロアッパーマウントを装着するとサスペンションのストローク時に作用角を越えてしまい、ピロボールが破損します。最悪の場合は、シャフト先端が曲がり、折損してしまう可能性も大きい部品です。
もし、当社以外でのピロアッパーマウントを使用されている場合は、確認された方がいいと思います。

詳しくはサスペンションキット euro quatre Porsche 997 カレラ4をご覧下さい。

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