TRAVEL RECORD OF BIG-HAPPY

平成24年9月、退職したのを機会に、始めた旅行記です

〔国内-12〕 能登半島家族旅行 2泊3日

2014年09月11日 | 国内旅行

2014年 (平成26年) 9月9日(火) ~ 11日(木) 3日間

夏の間にどこかへ行きたいと思っていたが、天候不順で延び延びになっていた。
久し振りの好天の予報に、能登半島方面のホテルをインターネットで検索。
和倉温泉と片山津温泉の宿泊を予約後、観光案内で行先を決定。

1日目 9日(火) 天候:晴れ時々曇り  世界遺産の合掌集落から、高岡市内を見学後、能登島からホテルへ。


AM 7:15  妻・母を乗せ車で自宅を出発。 東海北陸自動車道:関インターから富山方面へ北上。
ひるがの高原SAで休憩後、五箇山インターを降りて世界遺産の菅沼合掌集落へ到着。 AM 9:40
白川郷は何度か行っているため、初めてのこの地を選択。

道路脇の駐車場からエレベーターで降りて、トンネルの中を歩いて約3分。
庄川の川岸に建つ、わずか9棟の小さな合掌集落。

平日の午前中で、人も少なくのんびり歩けた。 天気も良く気持ち良い時間を過ごすことができた。


AM 10:30  東海北陸自動車道へ戻り北上、高岡インターを降りて高岡山瑞龍寺へ到着。 AM 11:20
加賀 120 万石:二代藩主前田利長公の菩提を弔うため、三代藩主利常公によって建立された。
江戸時代初期の禅宗寺院建築として高く評価されている曹洞宗のお寺。

御朱印

広い境内の中、四周を回廊に囲まれた仏殿。
この建物の前の山門・後ろの法堂と共に国宝に指定されている。

法堂の左脇奥に建てられた石廟。 手前より利長公 ・ 利家公 ・ 信長公 ・ 正覚院 ・ 信忠公の分骨廟。


左右対称の建物と回廊に囲まれた部分は、広々とした芝生の広場で木も一本も無い。
今まで見てきた有名なお寺では、杉や楠などの大きな木や庭などが有ったが、
整然としすぎて、少し違和感と寂しさを感じた。

PM 0:10 車で約 10 分の高岡大仏に移動。歌人与謝野晶子が鎌倉大仏より美男と歌で詠んで以来、
日本一美男の大仏さんとして親しまれている。1221 年(鎌倉大仏の 25 年前)に木造の大仏として創建されたが、
明治 33 年、高岡大火災で焼失後、昭和 7 年、銅像にて再建された阿弥陀如来の座像。

御朱印
 
大きな円輪の光背 (直径 4 m 54 cm) が有る珍しい大仏さん。
座高: 7 m 34 cm 頭部: 2 m 27 cm   そんなに有るように見えないけれど…
街の真ん中の狭い敷地に建てられているのにちょっとびっくり。

PM 0:30 能越自動車道からシーサイドラインにて、七尾市の道の駅:能登食祭市場へ移動、PM 1:30 昼食。

おいしそうな海の幸がたくさん並んだ 「生鮮市場」 だったが、
ホテルでの夕食を考慮し、いつものそばとうどんで昼食。

PM 2:10 今日の宿泊地和倉を通って、能登島の水族館へ移動、PM 2:40 到着。
この水族館の売りは、日本海側最大の水槽で泳いでいる2匹のジンベイザメ。
自分の釣りのブログで動いているような写真が撮りたくて、長い時間頑張ったが、うまく撮れなくて…

この写真は水族館のホームページから拝借。
3人共、何十年振りかの水族館だったが、初めて見る珍しい魚などの動きに見とれて、
思っていたより楽しい時間が過ごせて良かった。

PM 4:35 今日の宿泊地:和倉温泉のホテルへ向かって出発。 PM 5:00 予約時間丁度に到着。

ホテル:天空の宿 大観荘  部屋から見える七尾湾の向こうに沈む夕日がきれいだった。
部屋・浴場ともきれいで、食事もおいしく量もたっぷり。 大満足の良いホテルだった。

1日目  走行距離 285.1 ㎞



2日目 10日(水) 天候:晴れ  能登半島を横断して、金沢から片山津温泉へ


AM 8:25  ホテルをチェックアウトし、すぐ近くの清林寺 (せいりんじ)を散策。

階段を上がった本堂の裏山には、三十三観音巡りが有ったが、足に自信が無く…断念。

AM 8:40 能越自動車道から、のと里山街道を通って能登半島を横断中、五重塔が見え立ち寄り。AM 9:30
日蓮宗北陸本山 妙成寺(みょうじょうじ)  加賀前田家初代から五代に亘って造営された寺院。

御朱印

この仁王門 ・ 五重塔 ・ 本堂 ・ 書院 ・ 鐘楼など十棟が重要文化財に指定されている。  

北陸唯一の木造五重塔  建立: 1618 年 総高:34m 18 cm
偶然にも予定に無かった歴史の有る大きなお寺が見られて良かった。

AM 10:10 寺を出発して、日本海側の能登一の宮:気多(けた)大社に到着。 AM 10:20

御朱印

建立: 741 年 大伴家持が万葉集に詠んだ歌にも出てくる歴史の有る神社。

中世には、前田利家とまつをはじめ歴代の藩主が崇拝し、本殿など多くの社殿の造営がされた。
現代では、縁結びの神としても有名で、若い人たちにも親しまれているようだ。

AM 10:40 広々とした日本海を右に見ながら、能登海浜自動車道を南下。AM 11:30 金沢:兼六園に到着。
江戸時代に加賀藩歴代の藩主により、長い歳月をかけて形づくられたあまりにも有名な観光地。
水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに、日本三名園の一つとして数え上げられる廻遊式の庭園。

瓢(ひさご)池、秋にはきれいな紅葉が見られる場所らしいが、今は緑いっぱいで…

ここへは若い頃から3度目だと思うが、今回母親を車椅子に乗せて廻ったが、
細かい砂利の敷かれた長い坂が多くて、押している手と足が痛くなって大変だった。
おまけに日差しも強く汗だくだく。そのお蔭か休憩しながら木陰で食べた
氷とアイスクリームが今までに無いくらいおいしく感じた。

兼六園から見える金沢城公園の石川門
兼六園内の茶店でいつものようにそばの昼食後、石川橋から石川門、三の丸広場から
河北門まで歩いたが、その先の長い急坂を見て諦めてUターン。

PM 2:00 金沢市内から 157 号線を南下し、加賀一の宮:白山本宮の白山比(ひめ)神社へ PM 2:45
霊峰白山を神体山として、全国に三千有余ある白山神社の総本宮。

御朱印

杉の大木に囲まれた広い境内。 ツクツクボウシがたくさん鳴いていた。

PM 3:10 国道8号線を南下し、白山信仰の寺:那谷寺(なたでら)へ PM 3:50
高野山真言宗の寺院で本尊:十一面千手観音だが、白山の神様も祀られている。

御朱印 

この山門をくぐると、大木に囲まれた長い参道が続いている。

奇岩游仙境:大古の時代に長い間波に洗われ、このような寄岩が出来たようだ。
本殿 ・ 三重塔 ・ 鎮守堂 ・ 鐘楼などが、広い境内に建てられている。
ほとんどの建物が中世の戦乱で焼失したが、江戸初期に加賀藩主前田利常の寄進で再建された。

PM 4:40 那谷寺を出て今日の宿泊地:片山津温泉のホテル北陸古賀乃井へ到着。PM 5:00

料金が安くて心配だったが、料理もおいしく量もたっぷり。良いホテルだった。

2日目  走行距離 142.2 ㎞


3日目 11日(木) 天候:晴れ  片山津温泉から東尋坊を見て、自宅へ帰宅。


AM 8:55 ホテルをチェックアウトし、北陸自動車道を南下。金津インターから三国神社へ到着。AM 9:55
1540 年、流れてきた御神体を祀った事から始まり、明治の初め頃現在の形の神社となった。
この神社の春の例大祭として、北陸三大祭に数えられる「三国祭」が、毎年5月に行われている。
二層・三輪の屋台の上に、6m 余りの武者人形が乗せられた6基の山車が巡行される。
狭いこの街に、十数万人の参拝者が訪れ、人の波で街中が祭り一色となる。

御朱印

明治3年完成の隋身門 門の両側には2体の武士像が祀られている。

AM 10:30 三国神社から車で約5分 真言宗智山派の瀧谷寺(たきだんじ)へ
この寺は 1375 年に開山され、中世には戦国大名の朝倉氏 ・ 柴田勝家
福井藩主の松平家などの祈願所となっていた歴史有る寺院。

御朱印

長い参道には、たくさんの椿が植えられ、 椿の有る寺百選にも選ばれている。

観音堂の庭園 九つの石は観世音菩薩の慈悲の心を表したものと言われている。

AM 11:15 今回の旅行の最後の観光地:東尋坊へ移動。AM 11:25 到着。
ここにも2度位来ているが、海の上から見たことが無く、今回は遊覧船で観光。

乗船場までの階段が、長く勾配も有りたいへんだったが、足の弱い母親も無事乗船。
おまけに波も有り、沖ではかなりの揺れ、船酔いを心配したが、どうにか酔わずに観光できたようだ。

下船後、みやげ物店でカニ丼の昼食、おいしかった。 みやげ物を買ってから、自宅に向かって出発。PM 1:35
北陸自動車道を木ノ本インターで降り、303 号線で揖斐を通って PM 4:50 無事自宅に到着。

3日目    走行距離 237.4 ㎞
3日間合計  走行距離 664.7 km

この3日間、たくさんのお寺や神社を廻ったが、多くの所が前田家の加護の基に現在の姿になっている。
歴史が苦手な自分はほとんど知らなかったが、改めて加賀 120 万石の偉大さを感じた。

今回の旅行もかなり欲張りな観光で少し疲れたが、楽しい思い出もたくさんできた。
この次は又紅葉探しにどこかへ行きたいな…

釣りのブログ書いています。暇つぶしにでも見て下さい。
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