昭和52年9月(満30才)
海外旅行は回想記を随時作成するつもりですが、ブログの容量を考え、感動とアクシデントを中心にまとめます。
観光情報は、たくさん書かれているホームページやブログをご覧下さい。
初めての海外旅行は、勤務先の会社と付き合いが有った衆議院議員の後援会旅行で、会社から2人参加する事になった。
費用は全て会社負担で良かったが、たいへんなアクシデントで忘れられない旅行になってしまった。
旅行日程では、午前10時頃名古屋空港を出発し、昼過ぎの早い時間に台北へ到着の予定だったが、前日夜台風が台湾を直撃。
乗って行くチャーター便の飛行機が台北の空港を飛び立つ事が出来ず、名古屋空港で長時間待機。
午後3時半頃やっと名古屋空港を出発。夕方7時頃台北上空まで順調に飛んで来たが、降りる様子も無く旋回を始めた。
空港が混雑していて着陸の許可が出ない様だ。1時間位旋回したところで、台南の飛行場へ行くアナウンス後、
40分位で台南空港へ着陸。取り合えず飛行機を降り、疲れた足を伸ばせるかと思っていたら、今度は飛行機の中に缶詰。
当時の台湾は戒厳令が出ていて、飛行機の周りをライフルを担いだ数人の軍人が巡回している。
いつになったら台北へ行けるのか解らないまま、諦めて狭い機内で半分寝ながら待機。
真夜中の1時近くになって、やっと台南空港を離陸。結局台北のホテルへ着いたのが3時頃。
初めての海外旅行のワクワク感を味わう余裕も無く、疲れきってすぐにベッドイン。
2日目 前日到着後に予定されていた市内観光もなくなり、1日中フリータイム。昨日の疲れも有り朝10時頃起床。
まずはホテルのフロントで両替。昔の事でレートは覚えていないが、古びた分厚い札束を渡されビックリ。
その後、知り合いの3人とホテルのレストランで朝食兼昼食。午後からはタクシーで市内観光へ出かける事を決定。
市内観光は、片言の日本語しか話せないタクシーの運転手の説明で、故宮博物館・中正記念堂等廻ったが、
充分なガイドも無く、訳も解らないまま終わったあげく、宝石やカバンの店へ連れて行かれて夕方になってしまった。
夜はまた3人で、龍山寺へ行き見よう見まねでお祈りをした後、近くの屋台でイノブタの内蔵で夕食。
まずまずのおいしさだったが、目の前で色々の内臓を煮たり・焼いたり・切ったりするのだけは、ちょっと抵抗があった。
3日目 朝10時頃ホテルを出て帰国。色々あったが、どうにか無事に夕方近くに自宅到着。
台風のお陰でハプニングだらけの初海外旅行だったが、今となってはこれも良い?思い出かな? でも、疲れたあ・・・