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八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

メバル幼魚

2009年12月18日 | 八丈の魚
カサゴ目/フサカサゴ科(八丈島・ナズマド・2cm・5m)
北海道南部~九州、朝鮮半島南部に分布。沿岸の岩礁域に生息する。ウスメバルやトゴットメバルとよく似るが、体側の5本の暗色帯が不明瞭なことで区別ができる。伊豆半島ではよくいる種だが、八丈島でこの種が観察できるのは珍しく、2009年の春に冷水塊がもたらした。最近はこの「メバル」も3種に分類され、「アカメバル」「シロメバル」「クロメバル」となったようだ。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

バケアカムツ

2009年12月10日 | 八丈の魚
スズキ目/フエダイ科(八丈島・ナズマド・50cm・15m)
琉球列島、小笠原諸島、東インド洋~西太平洋に分布。水深100m以深に生息。ダイバーはお目にかかれない魚だが、2009年の7月に水深15mで観察された。その頃、八丈島は黒潮の蛇行で冷水塊に覆われていた。その深海魚が浅くに上がってきてしまったのだろう。。。冷水塊って滅多に見れない生物に出会えるけど、濁っていて冷たい海。。。複雑。。。

イッテンチョウチョウウオ幼魚

2009年12月10日 | 八丈の魚
ススキ目/チョウチョウウオ科(八丈島・底土・5cm・10m)
東アフリカ~ハワイ諸島、マーケサス諸島のインド・太平洋に広く分布。日本では成魚まで成長するのは和歌山県以南。水深25m以浅のサンゴ礁域に出現する。背ビレ、しりビレの後縁の丸みが弱く、ほぼ垂直であることが特徴。八丈島では幼魚は夏頃観察できるが、越冬できない。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

キンギョハナダイ幼魚

2009年12月07日 | 八丈の魚
スズキ目/ハタ科(八丈島・乙千代ヶ浜タイドプール・2cm・0.5m)
黒潮の影響を受ける南日本に広く分布するが温暖な海域ほど個体数は多い。海外では紅海を含むインド・太平洋域から広く知られる。沿岸浅所の岩礁域やサンゴ礁域に生息する。本種は生活岩と呼ばれる特定のの岩やサンゴの根、崖などを生活基盤としており、そこから遠く離れることはない。日中、潮に乗って流れてくる動物プランクトンを主食とし、夜間は生活岩の穴や亀裂に入って眠る。捕食者が近づくなど危険を感じたときも、これらの穴や亀裂の中に入る。ひとつの群れには幼魚、雄、雌が混じる。小さな群れではその中に雄は1個体だけであるが、群れが大きくなるにつれて雄の数は増加する。本種も他のハナダイ亜科同様、雌性先熟型の性転換を行う。この写真の個体は台風後にタイドプールで観察されたもの。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ヤセエビス

2009年12月07日 | 八丈の魚
キンメダイ目/イットウダイ科(八丈島・ナズマド・25cm・20m)
本州中部以南に分布。岩穴などの暗がりに生息。鼻骨の前端部は多数の小さな棘があり、上あごを覆う。八丈島ではアカマツカサの群れに混じっていることが多く、それらより一回り大きいので見分けが容易。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

カスミチョウチョウウオ

2009年12月07日 | 八丈の魚
スズキ目/チョウチョウウオ科(八丈島・八重根・8cm・15m)
和歌山県以南、グレートバリアリーフに至る西部太平洋、ポロネシア、ハワイ諸島に分布。礁外縁の水深40m以浅の中層を大群で泳ぐ。プランクトン食であり、他のチョウチョウウオ科の魚は、多くが低生性の小動物やサンゴのポリプを食べることで性質が異なる。20年位前は普通に群れてたのに、今じゃ見ることも少なくなりました...小島でたまに群れていることもある(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ツムブリ

2009年11月27日 | 八丈の魚
スズキ目/アジ科(八丈島・ナズマド・60cm・10m)
南日本、全世界の温帯・熱帯域に分布。沿岸から沖合いに生息する。体は細長く流線型。背は暗緑青色で腹は白か黄色。体側には黄色あるいは黄緑色の地に2本の鮮青色縦帯がある。尾びれは深く2叉する。通常潮通しのよい沿岸から気合の表層で群れをなして生活しているが、時にはサンゴ礁内や水深100m以深でも出現する。高速で泳ぎ回り、魚類や浮遊性甲殻類を食す。食用となり大型のものは刺身などかなり美味!(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ミヤコキセンスズメダイ幼魚

2009年11月27日 | 八丈の魚
スズキ目/スズメダイ科(八丈島・乙千代ヶ浜タイドプール・2cm・1m)
千葉県以南、インド・西太平洋に分布。岩礁・サンゴ礁域で浅く波の荒いところにすむ普通種。八丈島では夏や秋に幼魚を見るが、冬になると姿を消す。幼魚期は背中のオレンジやブルーのラインがとてもきれいなのでダイバーに人気がある。警戒心が強いのでカメラを近づけると直ぐに穴に引っ込んでしまうので注意が必要。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

コロダイ若魚

2009年11月27日 | 八丈の魚
スズキ目/イサキ科/コショウダイ亜科(八丈島・八重根・15cm・20m)
南日本、琉球列島、東シナ海、南シナ海~西太平洋、インド洋に広く分布。沿岸浅海のサンゴ礁域や砂礫底に生息する。成魚は体全体が青灰色で、体全部に数百個の黄褐色の小斑紋が蜜に散在する。大きくなると60cmぐらいになる。幼魚期(4~7cm)には黄白色の地肌の上半分に幅広い2本の黒色縦帯がある。成長すると黒色帯の幅が狭くなり、その間に細い縦線が出現し、十数列の黄褐色斑紋の列となる。写真はその状態。八丈島では幼魚から成魚まで見られ、幼魚期は尾びれを振り振りさせて泳ぐのでダイバーに人気がある。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ハコフグ♂

2009年11月27日 | 八丈の魚
フグ目/ハコフグ科(八丈島・ナズマド・20cm・15m)
岩手県~九州南部、台湾に分布。琉球列島からの記録はない。水深50m以浅の沿岸に生息する。体は骨板でできた箱に覆われ、横断面は4角形をしている。オスは背中が鮮やかな青色をいている。メスや若魚は背中は青くない。ミナミハコフグと似ているが色彩が違う。沿岸の岩礁域に生息し、群れは作らず単独で行動する。繁殖期にはペアで産卵し、浮遊卵を産む。皮膚から粘液毒を出すが、肉や内臓には毒はない。観賞魚として人気があるが、水槽内でハコフグが死ぬと粘液毒を出し他の魚を殺してしまうので注意が必要。小型甲殻類、ゴカイ類、貝類などの無脊椎動物を食べる。八丈ではよく見る種類で、どこのポイントに潜っても見ることができる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)