創世記
4:1 さて、アダムは妻エバを知った。彼女は身ごもってカインを産み、
「わたしは主によって男子を得た」と言った。
4:2 彼女はまたその弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。
4:3 時を経て、カインは土の実りを主のもとに献げ物として持って来た。
4:4 アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められたが、
4:5 カインとその献げ物には目を留められなかった。カインは激しく怒って顔を伏せた。
4:6 主はカインに言われた。「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。
4:7 もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。
正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない。」
4:8 カインが弟アベルに言葉をかけ、二人が野原に着いたとき、カインは弟アベルを襲って殺した。
世界的旧約学者の関根氏は、ユダヤ教では、カインは悪人でアベルは義人というのが、
伝統的解釈だと紹介されていますが、
私は一昨日、書きましたように石角さんから学ぶ
ユダヤ教はそのような善悪説はないように思います。
また、関根氏もそのように語っておられます。
カインはもしかするとアベル以上に熱心でしかも良いものを捧げていたかもしれません。
むしろ神はどうして5節のような不公平な扱いをされたかということです。
その説明を6~7節で説明しようとしていると関根氏はいいます。
つまりカインに神はこのように6~7節にあるように警告を発しておられ、
それにも関わらず、8節では殺人を犯してしまうのです。
ですからこの警告を無視したカインは悪いということなるのです。
しかし、ドイツの学者はこの6~7節を括弧に入れてしまうというのです。
つまり誰もがそのような罪を犯すのだ、カインだけが特別に悪いのではないというのです。
カインのような殺人は誰しも持つ罪なのだということなのです。
私はいつもここを読むと妬みの罪だと思っています。
また豊田で断食祈祷院運営の時は、毎日、23年間も朝の礼拝で説教をしていましたので、
ここを何度も話をしましたが、やはり妬みの罪が殺意となったという視点で語っていました。
私もそのことを何度も経験していたからです。
いつでもカインのような加害者になりえるからです。
4:1 さて、アダムは妻エバを知った。彼女は身ごもってカインを産み、
「わたしは主によって男子を得た」と言った。
4:2 彼女はまたその弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。
4:3 時を経て、カインは土の実りを主のもとに献げ物として持って来た。
4:4 アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められたが、
4:5 カインとその献げ物には目を留められなかった。カインは激しく怒って顔を伏せた。
4:6 主はカインに言われた。「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。
4:7 もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。
正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない。」
4:8 カインが弟アベルに言葉をかけ、二人が野原に着いたとき、カインは弟アベルを襲って殺した。
世界的旧約学者の関根氏は、ユダヤ教では、カインは悪人でアベルは義人というのが、
伝統的解釈だと紹介されていますが、
私は一昨日、書きましたように石角さんから学ぶ
ユダヤ教はそのような善悪説はないように思います。
また、関根氏もそのように語っておられます。
カインはもしかするとアベル以上に熱心でしかも良いものを捧げていたかもしれません。
むしろ神はどうして5節のような不公平な扱いをされたかということです。
その説明を6~7節で説明しようとしていると関根氏はいいます。
つまりカインに神はこのように6~7節にあるように警告を発しておられ、
それにも関わらず、8節では殺人を犯してしまうのです。
ですからこの警告を無視したカインは悪いということなるのです。
しかし、ドイツの学者はこの6~7節を括弧に入れてしまうというのです。
つまり誰もがそのような罪を犯すのだ、カインだけが特別に悪いのではないというのです。
カインのような殺人は誰しも持つ罪なのだということなのです。
私はいつもここを読むと妬みの罪だと思っています。
また豊田で断食祈祷院運営の時は、毎日、23年間も朝の礼拝で説教をしていましたので、
ここを何度も話をしましたが、やはり妬みの罪が殺意となったという視点で語っていました。
私もそのことを何度も経験していたからです。
いつでもカインのような加害者になりえるからです。