太った中年

日本男児たるもの

真野恵里菜

2008-11-13 | weblog

真野恵里菜officialblog

ナゼこのブログがgooニュースにランキングされているのか疑問、ナンデだぁ。でもまあ、このお譲さんが付き合ってくれるわけでもナンでもないんだからどうでもいいけど。それから、まだ少し風邪気味で体調不良だ。気分が乗らず書くことがないときは日本男児たるもの気合を入れてマスをかく □ ではまた。


国会答弁

2008-11-12 | weblog

田母神前空幕長参考人質疑(要旨)

【論文に関する見解】

村山談話の見解と私の論文は別物だ。村山談話は具体的にどの場面が侵略だとか全く言っていないので、私は村山談話と違った見解を書いたとは思っていない。(集団的自衛権を認めるなど)特にそこまでは訴えていないが、今はもう(憲法を)改正すべきだと思っている。国を守ることについて、これほど意見が割れているようなものは直した方がいい。

「日本の国はいい国だった」と言ったら解任をされたのは変だ。「日本の国が悪い国だ」という人を(役職に)就けなさいということですから。

【更迭に対する考え】

私は村山談話と異なる見解を表明したことで更迭されたということだが、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から、大臣が「見解の相違がある」「不適正である」と判断をされて、解任をするというのは政治的に当然だと思う。私は、私の書いたものがいささかも間違っているとは思っていないし、日本が正しい方向に行くためには必要なことだと思っている。

村山談話を公然と批判したことはなく、論文でも触れていないが、航空幕僚副長が(辞任の意思確認を)言ってきたときに、私は「自衛官にも当然、言論の自由は認められるはずだから、それが村山談話で制約されるということではないと思っていた。私のどこが悪かったか、(懲戒手続きで)審理してもらった方が問題の所在がはっきりする」と答えた。審理ではわれわれにも表現の自由、言論の自由が許されていると主張するつもりだった。

(以上、産経新聞より一部引用)

「私は村山談話と違った見解を書いたとは思っていない」

アリャマ、そりゃないぜ、論文では、

「我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である」

と、書いてあるではないか。

さらに更迭されたことについて

「文民統制の観点から(中略)解任をするというのは政治的に当然だと思う」

文民統制干犯が一番問題となるが、アッサリ認めてうまいこと逃げた。

タモちゃんは責任を取らない典型的な背広組の官僚答弁だった。

最後におまけの首相答弁

「村山談話をフシュウ?」、首相誤読 議事録は「踏襲」(朝日新聞) - goo ニュース

1万2000円

2008-11-11 | weblog

定額給付金、1万2000円 65歳以上・18歳以下、8000円上乗せ

政府・与党は7日、追加経済対策に盛り込んだ総額2兆円規模の定額給付金について、1人あたり1万2000円を支給する方向で最終調整に入った。65歳以上の高齢者と18歳以下の子どものいる世帯には1人あたり8000円を上乗せする方針だ。

自民党の園田博之政調会長代理と公明党の山口那津男政調会長が同日の会談で合意した。与党は65歳以上と15歳以下への加算を検討していたが、「高校生がいる世帯にも配慮すべきだ」とする公明党の主張を受け入れた。加算金を8000円に抑えることで、総額は2兆円以内に収まる。夫婦と18歳以下の子ども2人の4人家族の支給額は計6万4000円になる。

支給方法は、世帯の代表者が地方自治体に申請する方式を検討する。所得制限に関しては、今年度内の実施を優先し、法改正を伴わない方法を採る方向で、来週前半までに具体案を取りまとめる。現時点では2000万円前後以上の高額所得者を支給対象から外す案が出ている。支給対象に永住権を持つ外国人も含めることでも合意した。

(以上、NIKKEI NETより引用、以下コメント)

なーんだ、定額給付金は1万2000円か。しかも、1万2000円を貰うため役所へ申請に行かなければならない。面倒で憂鬱だろう。麻生首相ってやっぱり金銭感覚がズレている。1万2000円で選挙に勝つつもりか。1万2000円の麻生政権。1万2000円で内需拡大はムリ。どう考えても1万2000円を国民に与えて不評を買うという愚策だ。


禁煙

2008-11-10 | weblog

昨日から禁煙を始めた。禁煙は観念の問題であり、強い意志を必要とする。これまで何度か禁煙を試みたけれど、いずれも禁煙後の一服が格別に旨いため挫折している。そう思い出すだけで吸いたくなるが、日本男児たるもの我慢だ。しかし、吸いたい。う~~吸いたい。


ジャーン

2008-11-09 | weblog

「ビートルズ名曲冒頭の音の謎」を数学者が解明

英ダルハウジー大学[数学・統計学部]のJason Brown教授が、半年という時間と、高度な数理解析技術を費やしてついに解明した。音楽史上屈指の謎――ビートルズの楽曲『A Hard Day's Night』の冒頭で鳴るあの「ジャーン」という音――のコードを解明したのだ。

(以上、gooニュースより)

イントロ”ジャーン”を半年かけて解析とは畏れ入る。ブラウン教授は相当ヒマなんだな。


文民統制

2008-11-08 | weblog

田母神・前空幕長の論文から思うこと

田母神(前)航空幕僚長の論文についてあちこちからコメントを求められますが、正直、「文民統制の無理解によるものであり、解任は当然。しかし、このような論文を書いたことは極めて残念」の一言に尽きます。(以下略)

(以上、石破 茂 公式ブログより冒頭部分を引用)

1978年7月、「週刊ポスト」誌上で「現行の自衛隊法には穴があり、奇襲侵略を受けた場合、首相の防衛出動命令が出るまで動けない。第一線部隊指揮官が超法規的行動に出ることはありえる」と有事法制の早期整備を促す“超法規発言”を行う。これが政治問題化し、記者会見でも信念を譲らず、同様の発言を繰り返したため、文民統制の観点から不適切として、時の防衛庁長官・金丸信に事実上解任された。が、福田赳夫首相が閣議で有事立法・有事法制の研究促進と民間防衛体制の検討を防衛庁に指示。国防論議のタブーが破られ、以後多くの国防論議が巻き起こるきっかけとなった。

栗栖の発言から25年後の2003年6月、有事法制の第一段階といえる武力攻撃事態対処関連三法が成立、有事法制の基本法である武力攻撃事態対処法が施行された。

(以上、栗栖弘臣をウィキペディアより一部引用)

30年前、田母神前空幕長と同様、文民統制から栗栖弘臣統合幕僚長(当時)が更迭された前例がある。このときの栗栖発言は国防のプロとして信念を持って自衛隊法の欠陥を問題提起し、25年後に実を結ぶ結果となった。しかしながら今回の田母神論文については歴史認識を論議するまでもない軍事のプロとして稚拙な文章だった。


酸素中毒

2008-11-07 | weblog

コーヒーに脂肪肝を抑制する効果があることが、三越総合健診センター(東京都新宿区)の船津和夫所長らの調査で分かった。脂肪肝の人はコーヒーを飲む量が少なく、飲む量が減った人は発症する率が高かった。

調査は同センターで肝機能検査、腹部超音波検査を含む健診を継続的に受けている25~60歳の男性1612人を対象に実施。健診時に1日当たりコーヒーを飲む量を聞き、1999年から2004年までのデータを分析した。

(以上、時事通信より引用)

コーヒー中毒だから脂肪肝予防とはいいニュースだ。それはそれとして、ここんとこズーとニュース引用が続くのは、これと言って書くことがないほかに、NTTの光回線サギ事件が精神的に尾を引いてナンカ落ち着いてPCに向かうことができない。怠惰の原因はNTT静岡の窓口嬢、君だ。なーんてことはなくて、実はまだ挫傷した右肩を酸素カプセルで治療を続けている。それでいつのまにかスッカリ酸素中毒になってしまった。コーヒー+酸素中毒によりハイな気分でブログなんかどうでもいいからだった。でも、こうした状態が続くのは肝臓にはいいかもしれないけど脳ミソにはよくないだろうから少し改善しよう。


黒人大統領

2008-11-06 | weblog

オバマ氏、当選確実 初の黒人大統領に<特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース

変化か経験か。大きな政府か小さな政府か。初の黒人大統領か、最高齢の大統領か。第44代米大統領を決める選挙は11月4日夜(日本時間5日午前)、開票が各地で進み、CNNやABCなど複数の米メディアが日本時間午後1時、「オバマ氏が大統領に当選確実」と速報した。オバマ氏は、長く共和党の牙城だったバージニアとオハイオ両州を共に押さえ、そのほかの民主党基盤も確実に獲得していった。国民の人権のために戦い倒れたキング牧師の「私には夢がある」演説から45年。米国の歴史で初の、黒人大統領が来年1月に誕生する。

(以上、gooニュース より引用)

30年以上黒人音楽に慣れ親しんできただけにドラッグを使用せずとも黒人大統領の誕生に気分は昂揚する。昨夜はどこかのTVでブルーズ・スプリングスティーンによるオバマ応援のライブ・パフォーマンスを放映していた。それを運よく見ることができてラッキーだった。

オバマの勝利演説、泣かせるぜ

Young and old, rich and poor, Democrat and Republican, black, white, Hispanic, Asian, Native American, gay, straight, disabled and not disabled, Americans have sent a message to the world that we have never been just a collection of red states and blue states. We have been and always will be the United States of America. It’s been a long time coming, but tonight, because of what we did on this day, in this election, at this defining moment, change has come to America.


マニラ強盗殺人事件

2008-11-05 | weblog

フィリピン・マニラのホテルで2日、日本人観光客がナイフで刺されて殺害されているのが見つかり、警察は、強盗殺人事件として調べている。2日午後、マニラ市内のホテルに宿泊していた群馬県出身の井上佳久さん(62)が、部屋のトイレの中で、ナイフで刺されて殺害されているのが見つかった。井上さんは全裸で、首や胸など8カ所を刺され、室内には争った跡があり、財布がなくなっていたことから、警察では、強盗殺人事件として調べている。井上さんは、頻繁にフィリピンを訪れていて、10月30日に1人でホテルにチェックインしていた。フィリピンで日本人が殺害される事件は、2008年に入って8件目になる。

(以上、FNNニュースより引用。またピン中オヤジが殺された)


NTT西日本

2008-11-04 | weblog

光回線への変更をNTTへ依頼して1ヶ月近くスッタモンダの末、自宅と事務所の工事日が決まった。そうしたらまたNTTから電話があり、光にするとインターネットは自宅と事務所は別々のプラン契約になると言ってきやがった。「オマエなぁ、それなら最初に言えよ。だったらADSLのままでよかった。こりゃインチキだ。ヤメル」と言ったが、結局、別々のプラン契約するハメになった。NTTによる後出しジャンケンの汚いサギ商売に遭ったようなものだ。窓口が女性だったため上手く言いくるめられたオレがバカだった。NTT西日本は怖ろしいほど程度の低い会社だ。ホントに気分を害した。


空幕長論文

2008-11-03 | weblog

空幕長論文 中韓「歴史歪曲」と批判(産経新聞) - goo ニュース

(以下、更迭された田母神前空幕長の論文 apaより転載)

アメリカ合衆国軍隊は日米安全保障条約により日本国内に駐留している。これをアメリカによる日本侵略とは言わない。二国間で合意された条約に基づいているからである。我が国は戦前中国大陸や朝鮮半島を侵略したと言われるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留も条約に基づいたものであることは意外に知られていない。

日本は19世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に軍を進めることになるが相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。現在の中国政府から「日本の侵略」を執拗に追求されるが、我が国は日清戦争、日露戦争などによって国際法上合法的に中国大陸に権益を得て、これを守るために条約等に基づいて軍を配置したのである。これに対し、圧力をかけて条約を無理矢理締結させたのだから条約そのものが無効だという人もいるが、昔も今も多少の圧力を伴わない条約など存在したことがない。

この日本軍に対し蒋介石国民党は頻繁にテロ行為を繰り返す。邦人に対する大規模な暴行、惨殺事件も繰り返し発生する。これは現在日本に存在する米軍の横田基地や横須賀基地などに自衛隊が攻撃を仕掛け、米国軍人及びその家族などを暴行、惨殺するようものであり、とても許容できるものではない。

これに対し日本政府は辛抱強く和平を追求するが、その都度蒋介石に裏切られるのである。実は蒋介石はコミンテルンに動かされていた。1936 年の第2 次国共合作によりコミンテルンの手先である毛沢東共産党のゲリラが国民党内に多数入り込んでいた。コミンテルンの目的は日本軍と国民党を戦わせ、両者を疲弊させ、最終的に毛沢東共産党に中国大陸を支配させることであった。

我が国は国民党の度重なる挑発に遂に我慢しきれなくなって1937 年8 月15 日、日本の近衛文麿内閣は「支那軍の暴戻を膺懲し以って南京政府の反省を促す為、今や断乎たる措置をとる」と言う声明を発表した。我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者なのである。

1928 年の張作霖列車爆破事件も関東軍の仕業であると長い間言われてきたが、近年ではソ連情報機関の資料が発掘され、少なくとも日本軍がやったとは断定できなくなった。「マオ( 誰も知らなかった毛沢東)( ユン・チアン、講談社)」、「黄文雄の大東亜戦争肯定論( 黄文雄、ワック出版)」及び「日本よ、「歴史力」を磨け( 櫻井よしこ編、文藝春秋)」などによると、最近ではコミンテルンの仕業という説が極めて有力になってきている。

日中戦争の開始直前の1937 年7 月7 日の廬溝橋事件についても、これまで日本の中国侵略の証みたいに言われてきた。しかし今では、東京裁判の最中に中国共産党の劉少奇が西側の記者との記者会見で「廬溝橋の仕掛け人は中国共産党で、現地指揮官はこの俺だった」と証言していたことがわかっている「大東亜解放戦争(岩間弘、岩間書店)」。

もし日本が侵略国家であったというのならば、当時の列強といわれる国で侵略国家でなかった国はどこかと問いたい。よその国がやったから日本もやっていいということにはならないが、日本だけが侵略国家だといわれる筋合いもない。

我が国は満州も朝鮮半島も台湾も日本本土と同じように開発しようとした。当時列強といわれる国の中で植民地の内地化を図ろうとした国は日本のみである。我が国は他国との比較で言えば極めて穏健な植民地統治をしたのである。満州帝國は、成立当初の1932 年1 月には3 千万人の人口であったが、毎年100 万人以上も人口が増え続け、1945 年の終戦時には5 千万人に増加していたのである。

満州の人口は何故爆発的に増えたのか。それは満州が豊かで治安が良かったからである。侵略といわれるような行為が行われるところに人が集まるわけがない。農業以外にほとんど産業がなかった満州の荒野は、わずか15年の間に日本政府によって活力ある工業国家に生まれ変わった。朝鮮半島も日本統治下の35 年間で1 千3 百万人の人口が2 千5 百万人と約2 倍に増えている「朝鮮総督府統計年鑑」。

日本統治下の朝鮮も豊かで治安が良かった証拠である。戦後の日本においては、満州や朝鮮半島の平和な暮らしが、日本軍によって破壊されたかのように言われている。しかし実際には日本政府と日本軍の努力によって、現地の人々はそれまでの圧政から解放され、また生活水準も格段に向上したのである。

我が国は満州や朝鮮半島や台湾に学校を多く造り現地人の教育に力を入れた。道路、発電所、水道など生活のインフラも数多く残している。また1924 年には朝鮮に京城帝国大学、1928 年には台湾に台北帝国大学を設立した。日本政府は明治維新以降9つの帝国大学を設立したが、京城帝国大学は6 番目、台北帝国大学は7 番目に造られた。その後8番目が1931 年の大阪帝国大学、9 番目が1939 年の名古屋帝国大学という順である。なんと日本政府は大阪や名古屋よりも先に朝鮮や台湾に帝国大学を造っているのだ。

また日本政府は朝鮮人も中国人も陸軍士官学校への入校を認めた。戦後マニラの軍事裁判で死刑になった朝鮮出身の洪思翊という陸軍中将がいる。この人は陸軍士官学校2 6 期生で、硫黄島で勇名をはせた栗林忠道中将と同期生である。朝鮮名のままで帝国陸軍の中将に栄進した人である。

またその1 期後輩には金錫源大佐がいる。日中戦争の時、中国で大隊長であった。日本兵約1千名を率いて何百年も虐められ続けた元宗主国の中国軍を蹴散らした。その軍功著しいことにより天皇陛下の金賜勲章を頂いている。もちろん創氏改名などしていない。中国では蒋介石も日本の陸軍士官学校を卒業し新潟の高田の連隊で隊付き教育を受けている。1期後輩で蒋介石の参謀で何応欽もいる。

李王朝の最後の殿下である李垠殿下も陸軍士官学校の2 9 期の卒業生である。李垠殿下は日本に対する人質のような形で10 歳の時に日本に来られることになった。しかし日本政府は殿下を王族として丁重に遇し、殿下は学習院で学んだあと陸軍士官学校をご卒業になった。陸軍では陸軍中将に栄進されご活躍された。この李垠殿下のお妃となられたのが日本の梨本宮方子妃殿下である。この方は昭和天皇のお妃候補であった高貴なお方である。

もし日本政府が李王朝を潰すつもりならこのような高貴な方を李垠殿下のもとに嫁がせることはなかったであろう。因みに宮内省はお二人のために1930 年に新居を建設した。現在の赤坂プリンスホテル別館である。また清朝最後の皇帝また満州帝国皇帝であった溥儀殿下の弟君である溥傑殿下のもとに嫁がれたのは、日本の華族嵯峨家の嵯峨浩妃殿下である。

これを当時の列強といわれる国々との比較で考えてみると日本の満州や朝鮮や台湾に対する思い入れは、列強の植民地統治とは全く違っていることに気がつくであろう。イギリスがインドを占領したがインド人のために教育を与えることはなかった。インド人をイギリスの士官学校に入れることもなかった。もちろんイギリスの王室からインドに嫁がせることなど考えられない。これはオランダ、フランス、アメリカなどの国々でも同じことである。

一方日本は第2 次大戦前から5族協和を唱え、大和、朝鮮、漢、満州、蒙古の各民族が入り交じって仲良く暮らすことを夢に描いていた。人種差別が当然と考えられていた当時にあって画期的なことである。第1次大戦後のパリ講和会議において、日本が人種差別撤廃を条約に書き込むことを主張した際、イギリスやアメリカから一笑に付されたのである。現在の世界を見れば当時日本が主張していたとおりの世界になっている。

時間は遡るが、清国は1900 年の義和団事件の事後処理を迫られ1901 年に我が国を含む11 カ国との間で義和団最終議定書を締結した。その結果として我が国は清国に駐兵権を獲得し当初2 600 名の兵を置いた「廬溝橋事件の研究(秦郁彦、東京大学出版会) 」。また1915 年には袁世凱政府との4 ヶ月にわたる交渉の末、中国の言い分も入れて、いわゆる対華21 箇条の要求について合意した。

これを日本の中国侵略の始まりとか言う人がいるが、この要求が、列強の植民地支配が一般的な当時の国際常識に照らして、それほどおかしなものとは思わない。中国も一度は完全に承諾し批准した。しかし4 年後の1919 年、パリ講和会議に列席を許された中国が、アメリカの後押しで対華21箇条の要求に対する不満を述べることになる。

それでもイギリスやフランスなどは日本の言い分を支持してくれたのである「日本史から見た日本人・昭和編(渡部昇一、祥伝社)」。また我が国は蒋介石国民党との間でも合意を得ずして軍を進めたことはない。常に中国側の承認の下に軍を進めている。1901 年から置かれることになった北京の日本軍は、36 年後の廬溝橋事件の時でさえ5600 名にしかなっていない「廬溝橋事件の研究(秦郁彦、東京大学出版会) 」。このとき北京周辺には数十万の国民党軍が展開しており、形の上でも侵略にはほど遠い。幣原喜重郎外務大臣に象徴される対中融和外交こそが我が国の基本方針であり、それは今も昔も変わらない。

さて日本が中国大陸や朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争に突入し3 百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している。

実はアメリカもコミンテルンに動かされていた。ヴェノナファイルというアメリカの公式文書がある。米国国家安全保障局(N S A )のホームページに載っている。膨大な文書であるが、月刊正論平成18 年5 月号に青山学院大学の福井助教授(当時)が内容をかいつまんで紹介してくれている。ヴェノナファイルとは、コミンテルンとアメリカにいたエージェントとの交信記録をまとめたものである。アメリカは1940 年から1948 年までの8年間これをモニターしていた。

当時ソ連は1 回限りの暗号書を使用していたためアメリカはこれを解読できなかった。そこでアメリカは、日米戦争の最中である1943 年から解読作業を開始した。そしてなんと37 年もかかって、レーガン政権が出来る直前の1980 年に至って解読作業を終えたというから驚きである。

しかし当時は冷戦の真っ只中であったためにアメリカはこれを機密文書とした。その後冷戦が終了し1995 年に機密が解除され一般に公開されることになった。これによれば1933 年に生まれたアメリカのフランクリン・ルーズベルト政権の中には3 百人のコミンテルンのスパイがいたという。その中で昇りつめたのは財務省ナンバー2 の財務次官ハリー・ホワイトであった。

ハリー・ホワイトは日本に対する最後通牒ハル・ノートを書いた張本人であると言われている。彼はルーズベルト大統領の親友であるモーゲンソー財務長官を通じてルーズベルト大統領を動かし、我が国を日米戦争に追い込んでいく。当時ルーズベルトは共産主義の恐ろしさを認識していなかった。彼はハリー・ホワイトらを通じてコミンテルンの工作を受け、戦闘機100 機からなるフライイングタイガースを派遣するなど、日本と戦う蒋介石を、陰で強力に支援していた。真珠湾攻撃に先立つ1ヶ月半も前から中国大陸においてアメリカは日本に対し、隠密に航空攻撃を開始していたのである。

ルーズベルトは戦争をしないという公約で大統領になったため、日米戦争を開始するにはどうしても見かけ上日本に第1 撃を引かせる必要があった。日本はルーズベルトの仕掛けた罠にはまり真珠湾攻撃を決行することになる。

さて日米戦争は避けることが出来たのだろうか。日本がアメリカの要求するハル・ノートを受け入れれば一時的にせよ日米戦争を避けることは出来たかもしれない。しかし一時的に戦争を避けることが出来たとしても、当時の弱肉強食の国際情勢を考えれば、アメリカから第2,第3 の要求が出てきたであろうことは容易に想像がつく。

結果として現在に生きる私たちは白人国家の植民地である日本で生活していた可能性が大である。文明の利器である自動車や洗濯機やパソコンなどは放っておけばいつかは誰かが造る。しかし人類の歴史の中で支配、被支配の関係は戦争によってのみ解決されてきた。強者が自ら譲歩することなどあり得ない。戦わない者は支配されることに甘んじなければならない。

さて大東亜戦争の後、多くのアジア、アフリカ諸国が白人国家の支配から解放されることになった。人種平等の世界が到来し国家間の問題も話し合いによって解決されるようになった。それは日露戦争、そして大東亜戦争を戦った日本の力によるものである。

もし日本があの時大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのがあと百年、2百年遅れていたかもしれない。そういう意味で私たちは日本の国のために戦った先人、そして国のために尊い命を捧げた英霊に対し感謝しなければならない。そのお陰で今日私たちは平和で豊かな生活を営むことが出来るのだ。

一方で大東亜戦争を「あの愚劣な戦争」などという人がいる。戦争などしなくても今日の平和で豊かな社会が実現できたと思っているのであろう。当時の我が国の指導者はみんな馬鹿だったと言わんばかりである。やらなくてもいい戦争をやって多くの日本国民の命を奪った。亡くなった人はみんな犬死にだったと言っているようなものである。しかし人類の歴史を振り返ればことはそう簡単ではないことが解る。

現在においてさえ一度決定された国際関係を覆すことは極めて困難である。日米安保条約に基づきアメリカは日本の首都圏にも立派な基地を保有している。これを日本が返してくれと言ってもそう簡単には返ってこない。ロシアとの関係でも北方四島は6 0 年以上不法に占拠されたままである。竹島も韓国の実行支配が続いている。

東京裁判はあの戦争の責任を全て日本に押し付けようとしたものである。そしてそのマインドコントロールは戦後63 年を経てもなお日本人を惑わせている。日本の軍は強くなると必ず暴走し他国を侵略する、だから自衛隊は出来るだけ動きにくいようにしておこうというものである。

自衛隊は領域の警備も出来ない、集団的自衛権も行使出来ない、武器の使用も極めて制約が多い、また攻撃的兵器の保有も禁止されている。諸外国の軍と比べれば自衛隊は雁字搦めで身動きできないようになっている。このマインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。アメリカに守ってもらうしかない。アメリカに守ってもらえば日本のアメリカ化が加速する。日本の経済も、金融も、商慣行も、雇用も、司法もアメリカのシステムに近づいていく。改革のオンパレードで我が国の伝統文化が壊されていく。

日本ではいま文化大革命が進行中なのではないか。日本国民は2 0 年前と今とではどちらが心安らかに暮らしているのだろうか。日本は良い国に向かっているのだろうか。私は日米同盟を否定しているわけではない。アジア地域の安定のためには良好な日米関係が必須である。但し日米関係は必要なときに助け合う良好な親子関係のようなものであることが望ましい。子供がいつまでも親に頼りきっているような関係は改善の必要があると思っている。

自分の国を自分で守る体制を整えることは、我が国に対する侵略を未然に抑止するとともに外交交渉の後ろ盾になる。諸外国では、ごく普通に理解されているこのことが我が国においては国民に理解が行き届かない。今なお大東亜戦争で我が国の侵略がアジア諸国に耐えがたい苦しみを与えたと思っている人が多い。しかし私たちは多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要がある。

タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ。そして日本軍に直接接していた人たちの多くは日本軍に高い評価を与え、日本軍を直接見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している場合が多いことも知っておかなければならない。日本軍の軍紀が他国に比較して如何に厳正であったか多くの外国人の証言もある。我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である。

日本というのは古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国なのだ。私たちは日本人として我が国の歴史について誇りを持たなければならない。人は特別な思想を注入されない限りは自分の生まれた故郷や自分の生まれた国を自然に愛するものである。

日本の場合は歴史的事実を丹念に見ていくだけでこの国が実施してきたことが素晴らしいことであることがわかる。嘘やねつ造は全く必要がない。個別事象に目を向ければ悪行と言われるものもあるだろう。それは現在の先進国の中でも暴行や殺人が起こるのと同じことである。私たちは輝かしい日本の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の一途を辿るのみである。


侵略国家

2008-11-01 | weblog

ちょっと気になるニュース

侵略否定で空幕長更迭 「ぬれぎぬ」と論文発表(共同通信) - goo ニュース

防衛省の田母神俊雄航空幕僚長が、過去の中国侵略や朝鮮半島の植民地支配を正当化して「わが国が侵略国家だったなどというのはまさにぬれぎぬ」と主張、政府の憲法解釈で禁止されている集団的自衛権行使や「攻撃的兵器」の保有解禁も事実上要求する論文を31日、発表した。浜田靖一防衛相は、空自トップの制服組として不適切と判断し、更迭を表明した。麻生太郎首相は同日夜、「適切でない」と表明。