んなわけねーだろ、と。ということで、ついに北朝鮮がミサイルを6基発射。もう知らない人はいないでしょう。自分は社内でW杯観戦に望もうとしていたときに、この情報が来た所為で仕事となり、愛するドイツの戦いが見れなくなってしまいました。しかも、ドイツ負けてるし・・・orz
ま、それはそれとして今回の発射について少し考えたいと思う。
自分が考えなくても、テレビを付ければここぞとばかりに有象無象のコメンテーターが色々と論評しているので、自分が今更する必要はないと思うのだが、まあ趣味みたいなもんなので。色々なことに口出しするのがw
では、その前に情報の整理を。
「北朝鮮から発射された弾道ミサイル又は飛翔体について」防衛庁発表
北のミサイル発射、危機的状況高め米を揺さぶる狙い
北朝鮮のミサイル発射は朝鮮半島の核問題を複雑にする=ロシア外務省
中国、対応に苦慮…自制要請を北が無視
民団関係者「残念」「許せない」
北朝鮮ミサイル:大阪コリアンタウンに反発の声
朝鮮総連の本部周辺、抗議活動活発化
ミサイル発射の事実、一切触れず 朝鮮総連がコメント
発射3発目のテポドン2号は空中分解か
<北朝鮮ミサイル>狙いは日米に揺さぶり
北朝鮮が6回ミサイル発射 「テポドン2」は失敗
要点は
「北朝鮮はアメリカ向けのテポドン2号を1発。日本向けのノドン?を2~3発。韓国向けのスカッドミサイルを2~3発を発射。テポドン2号以外は発射に成功したと見られ、テポドン2号は発射したものの姿勢制御装置の故障?により落下。発射実験?は失敗されたと見られる。また、6発ともロシア領海に着弾した。今回の発射により、日本は北朝鮮との人的交流の禁止の制裁を発動。日米は連携して安保理非公式会合で非難決議を提出すると見られる。中ロも北朝鮮を非難。韓国国内では戦備を整えるとともに北朝鮮を非難。そして、午後5時過ぎ、7初目を発射」
といった感じになる。
北朝鮮の真意を図りかねる部分、また正確に把握されていない箇所に関しては「?」を付けさせてもらった。
まだミサイル発射の意図は続いているようで、今後も8発目、9発目と続くかもしれない。
このミサイル発射。北朝鮮が追い詰められていることがはっきりと示された結果だろう。
また、このタイミングで発射したいとは何か。
こっから自分の適当な考えを。
要するに
「日米首脳会談時の北朝鮮への圧力を強めるという声明を無駄にするため」
「スペースシャトル打ち上げと同じ時間帯に発射することにより、アメリカの名誉を阻害」
「アメリカ独立記念日に発射することで、北の存在感を見せ付ける」
「拉致問題に関する日本の強硬論に釘を刺す」
「韓国の拉致問題喚起世論に釘を刺す」(小)
というところにある。
各国への脅迫の度合いとしてみれば「アメリカ6:日本3:韓国1」といったところだろう。
韓国の国内世論は確かに「拉致は許すな」という方向へと向かっていったが、韓国の首脳部は太陽政策を緩めようとはせず、また金英男の件に関しても「評価」していた。北朝鮮からしても、国際社会から自分を庇ってくれる韓国を重宝していた。その韓国による利便性を自ら捨てるような馬鹿な真似をするだろうか(まあ、それをしかねないのが北朝鮮だけれど)。
今回の、主に韓国向けと見られるスカッドミサイルの発射は、韓国向けというよりもアメリカ向けではないだろうか?勿論、スカッドミサイルの射程はアメリカに遠く及ばない。だから、アメリカ本土へのメッセージではなく、在韓米軍へのメッセージではないかと思う。
日米首脳会談時の北朝鮮非難声明へのコメントとして
「在韓米軍の即時撤退」
を北朝鮮は主張した。それも一昨日。
スカッドミサイルが韓国へのメッセージでないと仮定したのならば、タイミング・射程から考えれば日本でもなく、在韓米軍へのメッセージと捉えた方がいいだろう。
勿論、韓国世論が少しは軟化することも期待していたとは思われる。
そして、日本国内を射程に納めるノドンは、日本向け。
まあ、日本への脅迫は今に始まったことではない。拉致問題により一切進展しない日朝国交正常化。その為、日本からの援助がほとんど期待できずに北朝鮮がいらだっていたことは周知の事実だ。
そしてアメリカのアラスカを射程内に納めるテポドン2号。これはアメリカ向けだろう。
射程が上がれば、ミサイルの製造コストも上がる。テポドン2号を使って日本を攻撃するのは金の無駄遣いだし、またノドンで韓国を攻撃するのも金の無駄だ。
そういった考えからもスカッドは韓国、ノドンは日本、テポドン2号はアメリカ向け、と捉えることが出来る。貧乏国家の北朝鮮、無駄玉を使う余裕はそんなにないはずだ。
ただ、何故7発も打ったのか。
1発目は韓国向けのスカッド、2発目は日本向けのノドン、3発目はアメリカ向けのテポドン2号。
ブラフとしてならばこの3発で十分役割は果たせたはずだ。それにも拘らず以降、3発+1もの発射を行ったのは何故だろう?
それは「力の示威」に他ならないのではないか。
7発ものミサイルを撃つ事で「今回は脅しではない」という覚悟表明。それ以外に考えられない。
ちなみに、7発目は日本の制裁措置に対する反抗心の表れ・・・ではないだろうか。
北朝鮮にとって、ミサイルは重要な貿易産物であり、また今回の発射にかかる経費も北朝鮮にとっては少なくない経費だろう。
しかし、北朝鮮は撃った。それ以上の見返りを期待してのことだろうとは思うが・・・。
また、最大の謎は、今までどんな時も「一発発射」に拘ってきた金正日が7発も撃ったのか、ということだ。
テレビでも言われているが、金正日が軍部の主張に押されたのではないだろうか。
今まで金正日は一発発射に留まっていたが、軍部はそれに関して以前から「ぬるい」と主張していた。国内の治安が悪化し、経済も悪化している北朝鮮では、「力」だけがのさばっている。力はステータスの一つなのだ。要するに、金正日も無視できない力をつけた軍部が強硬に主張して、7発も発射したのではないだろうか。
まだまだ情勢は安定していないし、北朝鮮も正式なコメントを出していないので、全て憶測の域を出ないが、これだけは言える。
中国は面子を潰され、ロシアは自国の漁場を荒らされ、韓国は太陽政策の失敗を考えさせられる結果になった、ということだけは。
そして総連が真から腐っているということも。
ま、それはそれとして今回の発射について少し考えたいと思う。
自分が考えなくても、テレビを付ければここぞとばかりに有象無象のコメンテーターが色々と論評しているので、自分が今更する必要はないと思うのだが、まあ趣味みたいなもんなので。色々なことに口出しするのがw
では、その前に情報の整理を。
「北朝鮮から発射された弾道ミサイル又は飛翔体について」防衛庁発表
北のミサイル発射、危機的状況高め米を揺さぶる狙い
北朝鮮のミサイル発射は朝鮮半島の核問題を複雑にする=ロシア外務省
中国、対応に苦慮…自制要請を北が無視
民団関係者「残念」「許せない」
北朝鮮ミサイル:大阪コリアンタウンに反発の声
朝鮮総連の本部周辺、抗議活動活発化
ミサイル発射の事実、一切触れず 朝鮮総連がコメント
発射3発目のテポドン2号は空中分解か
<北朝鮮ミサイル>狙いは日米に揺さぶり
北朝鮮が6回ミサイル発射 「テポドン2」は失敗
要点は
「北朝鮮はアメリカ向けのテポドン2号を1発。日本向けのノドン?を2~3発。韓国向けのスカッドミサイルを2~3発を発射。テポドン2号以外は発射に成功したと見られ、テポドン2号は発射したものの姿勢制御装置の故障?により落下。発射実験?は失敗されたと見られる。また、6発ともロシア領海に着弾した。今回の発射により、日本は北朝鮮との人的交流の禁止の制裁を発動。日米は連携して安保理非公式会合で非難決議を提出すると見られる。中ロも北朝鮮を非難。韓国国内では戦備を整えるとともに北朝鮮を非難。そして、午後5時過ぎ、7初目を発射」
といった感じになる。
北朝鮮の真意を図りかねる部分、また正確に把握されていない箇所に関しては「?」を付けさせてもらった。
まだミサイル発射の意図は続いているようで、今後も8発目、9発目と続くかもしれない。
このミサイル発射。北朝鮮が追い詰められていることがはっきりと示された結果だろう。
また、このタイミングで発射したいとは何か。
こっから自分の適当な考えを。
要するに
「日米首脳会談時の北朝鮮への圧力を強めるという声明を無駄にするため」
「スペースシャトル打ち上げと同じ時間帯に発射することにより、アメリカの名誉を阻害」
「アメリカ独立記念日に発射することで、北の存在感を見せ付ける」
「拉致問題に関する日本の強硬論に釘を刺す」
「韓国の拉致問題喚起世論に釘を刺す」(小)
というところにある。
各国への脅迫の度合いとしてみれば「アメリカ6:日本3:韓国1」といったところだろう。
韓国の国内世論は確かに「拉致は許すな」という方向へと向かっていったが、韓国の首脳部は太陽政策を緩めようとはせず、また金英男の件に関しても「評価」していた。北朝鮮からしても、国際社会から自分を庇ってくれる韓国を重宝していた。その韓国による利便性を自ら捨てるような馬鹿な真似をするだろうか(まあ、それをしかねないのが北朝鮮だけれど)。
今回の、主に韓国向けと見られるスカッドミサイルの発射は、韓国向けというよりもアメリカ向けではないだろうか?勿論、スカッドミサイルの射程はアメリカに遠く及ばない。だから、アメリカ本土へのメッセージではなく、在韓米軍へのメッセージではないかと思う。
日米首脳会談時の北朝鮮非難声明へのコメントとして
「在韓米軍の即時撤退」
を北朝鮮は主張した。それも一昨日。
スカッドミサイルが韓国へのメッセージでないと仮定したのならば、タイミング・射程から考えれば日本でもなく、在韓米軍へのメッセージと捉えた方がいいだろう。
勿論、韓国世論が少しは軟化することも期待していたとは思われる。
そして、日本国内を射程に納めるノドンは、日本向け。
まあ、日本への脅迫は今に始まったことではない。拉致問題により一切進展しない日朝国交正常化。その為、日本からの援助がほとんど期待できずに北朝鮮がいらだっていたことは周知の事実だ。
そしてアメリカのアラスカを射程内に納めるテポドン2号。これはアメリカ向けだろう。
射程が上がれば、ミサイルの製造コストも上がる。テポドン2号を使って日本を攻撃するのは金の無駄遣いだし、またノドンで韓国を攻撃するのも金の無駄だ。
そういった考えからもスカッドは韓国、ノドンは日本、テポドン2号はアメリカ向け、と捉えることが出来る。貧乏国家の北朝鮮、無駄玉を使う余裕はそんなにないはずだ。
ただ、何故7発も打ったのか。
1発目は韓国向けのスカッド、2発目は日本向けのノドン、3発目はアメリカ向けのテポドン2号。
ブラフとしてならばこの3発で十分役割は果たせたはずだ。それにも拘らず以降、3発+1もの発射を行ったのは何故だろう?
それは「力の示威」に他ならないのではないか。
7発ものミサイルを撃つ事で「今回は脅しではない」という覚悟表明。それ以外に考えられない。
ちなみに、7発目は日本の制裁措置に対する反抗心の表れ・・・ではないだろうか。
北朝鮮にとって、ミサイルは重要な貿易産物であり、また今回の発射にかかる経費も北朝鮮にとっては少なくない経費だろう。
しかし、北朝鮮は撃った。それ以上の見返りを期待してのことだろうとは思うが・・・。
また、最大の謎は、今までどんな時も「一発発射」に拘ってきた金正日が7発も撃ったのか、ということだ。
テレビでも言われているが、金正日が軍部の主張に押されたのではないだろうか。
今まで金正日は一発発射に留まっていたが、軍部はそれに関して以前から「ぬるい」と主張していた。国内の治安が悪化し、経済も悪化している北朝鮮では、「力」だけがのさばっている。力はステータスの一つなのだ。要するに、金正日も無視できない力をつけた軍部が強硬に主張して、7発も発射したのではないだろうか。
まだまだ情勢は安定していないし、北朝鮮も正式なコメントを出していないので、全て憶測の域を出ないが、これだけは言える。
中国は面子を潰され、ロシアは自国の漁場を荒らされ、韓国は太陽政策の失敗を考えさせられる結果になった、ということだけは。
そして総連が真から腐っているということも。
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