ウリたちが最強ニダ！

ついに韓国にもイージスシステムを搭載した艦が配備される。ことあるごとに、「最最新式」だの「日本より優れている」だの「日本より大きい」だの「アメリカを越えた？」だのとのたまっているが、正直運用目的が違えば大きさも変わるし、そもそもKDX－Ⅲって、日本のイージス艦よりも「性能を削減」している為、「廉価版」なんだけどなぁ。

「あたご」上回るイージス艦「世宗大王」、今月末に進水式

日本の最新鋭イージス艦よりも優れた性能を誇る韓国製イージス艦の第1号「世宗大王艦」が、今月末に進水式を行う。


　イージス艦は、強力なレーダーで敵の航空機やミサイルを数百キロも離れたところから迎撃できることから、現代戦では欠かせない存在となっている。


　軍の消息筋は14日、「今月末に現代重工業によって進水される世宗大王艦は、今年3月に実戦配置された日本の最新鋭艦“あたご”よりも精巧に作られており、多くのミサイルを搭載できることから攻撃能力にも優れている」と話した。


韓国型イージス艦、その性能と装備とは（上）

ところで、今回韓国がイージス艦を保有すれば、米国、日本、スペイン、ノルウェーに次ぐ世界で5番目のイージス艦保有国となる。その上、韓国が保有するイージス艦は、米国を除けば世界で最も強力な性能を有している。現代重工業で2004年9月に建造に着手、2年8カ月ぶりにその雄志を現わす世宗大王艦の大きさは、米国の主力イージス艦「アーレイバーク」級駆逐艦より10％も大きく、日本の最新型イージス艦「あたご」型ミサイル護衛艦よりも若干大きい。


さらに艦艇に搭載する兵器は、その大きさ以上に多様かつ強力だ。世宗大王艦には対空用途はもちろん、対艦ミサイル迎撃や対艦・対潜攻撃にも利用可能な最新型の国産および外国製ミサイル128発が、計128セルの垂直発射システム（VLS＝Vertical Launching System）に搭載される。


　この128セルの垂直発射システムは、米国のアーレイバーク級や日本のあたご型が96セル（ミサイル96発）であるのに比べ、実に32セルも多い。これは、ほぼ同時に発射できるミサイルの数がそれだけ多いということを意味している。



韓国型イージス艦、その性能と装備とは（下）

さらに世宗大王艦には、他国のイージス艦にはない「秘密兵器」も存在する。その秘密兵器とは、韓国内で開発した「韓国型垂直発射システム（KVLS）」48セル。韓国型垂直発射システムには、世宗大王艦の最も強力な「パンチ」である韓国産艦対地巡航ミサイル「天龍（チョンリョン）」32発が搭載される。






いやぁ・・・何というか、ここまでマンセーされてると突っ込んでいいものかどうか迷うほどだ。

まず、韓国は「日本より優れている」ということをやたらと強調しているが、一体何処が優れているのか？
イージス艦の優劣を決めるとするならば、根幹部分であるイージスシステムを比べるべきだろうが、実はあたご級とKDX-Ⅲってのは、そのイージスシステムは同じベースライン７を採用しているため、ほとんど相違点がない。

というかKDX－Ⅲは

ソナーを含む対潜システム
デコイ発射システム
慣性航法装置
航跡航法装置

などを省略し、日本のあたご級よりも２００億円ほど安上がりに済ませている。イージス艦なのに、イージスシステムの一部分を省いて、その分攻撃力に回したわけだ。

運用目的の違いもあるだろうが、「日本よりもきわめて優れたシステム」というのは何処行った？

しかし対潜システムとデコイを省くとは・・・中国の原潜に「どうぞ撃沈してください」といっているようなもんじゃないか。

そして、韓国はイージスシステムの根幹であるデータ・リンク・システムを持っていない。つまり、アメリカの軍事衛星からの情報提供を受けていないのだ。従って、まともにイージスシステムが機能するのは、軍事衛星を打ち上げてからとなる。

つーか記事を見ても分かるけれど、システム面でどう優れているかはほとんど言及されていない。「きわめて精巧に作られた」くらいで、具体的にどうこう言わないのは何ででしょ？
朝鮮日報も、優れている部分があんまり見当たらなかったから、とりあえずそう書いたとしか思えん。


で、お次に韓国人が自慢しまくるのが

「あたご級よりでかい！」

ということ。
かつて、自分のムスコに自信がもてない友人が、自嘲するように発した言葉

「でかけりゃいいってもんじゃねぇ」

の通りなのだが。

日本のイージス艦は基本的にミサイル護衛艦、ミサイル迎撃艦としての役割を果たしているから、基本的に攻撃兵器は要らない。韓国は、一体何処を攻撃するつもりなのか分からんが、攻撃兵器を満載している。

日本のイージス艦は運用上のゆとりを考慮して作られたが、韓国のイージス艦はゆとりもへったくれもなく、ギチギチに建造している。司令部機能、攻撃用兵器を搭載し、日本のそれとは違い、重武装化している。これで重くならないほうがおかしいだろ。

そして、その「ギチギチ」に詰め込まれた設計ゆえに、ＳＯＬＤＩＥＲ　ＯＦ　ＦＯＲＴＵＮＥをして

「泳ぐ火薬庫」

と言わしめたのだが。何処に当てても誘爆するとの皮肉らしい（一応イージス艦だから滅多に当たらないだろうが）。



そして、韓国の「秘密兵器」だとか言われているVLS。一体これの何が秘密兵器となりうるのか分からないが・・・。

米欧露中印などが既に持っているシステムじゃないか。

確かにVLSそのものは優れたシステムだし、日本は持っていないからそういった意味では日本よりも優れているだろう。が、既にアメリカがわんさか使った兵器なのだから、「秘密兵器」も糞も無い気が。



凄まじい勢いでマンセーしているが、客観的に見たら「普通のイージス艦だぁね」としか思えない。
無論、韓国海軍が全ての情報を開示しているわけではないから、まだまだ隠された機能はあるだろうが、同じベースラインを採用し、かつあたご級より安く建造されたことを考えれば、その出来は推して知るべし、である。