黄砂シンドローム

この時期、日本では九州、中国、時には中部地方まで中国からの壮大な贈りものが届けられる。
誰も欲しがってなど居ないのに、せっせと贈り続けてくれる中国には感銘を覚える。

＜中国＞今年は黄砂の「当たり年」　昨夏以降の降水量減少で

中国に近い韓国では、ほぼ全土が被害に遭うことも少なくないという。
どんどん中国内部の砂漠化は進み、どんどん黄砂の量も増える。
もしかしたら、将来的には日本全土を包み、さらに年々日本に近づいているハワイに到達することも夢ではないかもしれない・・・。

なんてのん気なことを言っている場合でなく。

一番困っているのは中国政府自身だが、かといって砂漠化を止められる有効な策などない。そんなもんがあったら、開発者は満場一致でノーベル賞を授与されるだろうが、悲しいかなそんな話はまだ耳に届かない。

ありとあらゆるところで砂漠化は進み、問題視されている。
中国は嫌いだが、こと黄砂問題に関しては中国と連携し、良く研究し、１０年掛かろうと２０年掛かろうと、有効な策を見つけ出すべきだろう。
「黄砂問題」としてでなく、「砂漠化問題」として捉えれば、その問題は全世界の命題となるのだから。

まあ、黄砂が東京に及び、火星のような風景になるのも見てみたくはあるが。