愛煙家の多事総論

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またまた六カ国協議

2007-02-08 18:16:31 | 国際情勢
今日から北京で六カ国協議が再開。米朝が歩み寄りの姿勢を見せ始めた今、日本の立場は非常に危ういものとなったが・・・。

6カ国協議が再開=核凍結と見返り、攻防本格化

拉致問題で進展なければ支援できず=6カ国協議で安倍首相

[東京 8日 ロイター] 安倍晋三首相は、8日から始まる6カ国協議に関連し「拉致問題で進展ないと支援できない」と述べ、北朝鮮への人道支援について拉致問題の進展が条件との考えをあらためて示した。官邸内で記者団に語った。
 また、塩崎恭久官房長官は午前の記者会見で、拉致問題に関して「問題は国民が納得できる話し合いができるかどうかだ」とし、あくまで解決に向けた具体的な成果を求めていく方針を強調した。



米露中韓全てが、北朝鮮の核開発停止に賛成し、その見返りとして支援を行うことに肯定的な中で、日本だけが拉致問題を掲げて、強硬に反対中・・・。

結構不味い状況だねぇ。

自分も以前に何度か触れたが、北朝鮮問題・六カ国協議の根幹は核問題であり、拉致問題は必ずしも主問題ではない、というスタンスだ。

非国民とか鬼畜とか言われるかもしれんが、核問題に比べたら、拉致問題などは所詮小事に過ぎない・・・と思っている。

勿論、拉致被害者の方々は当事者。核問題よりも拉致問題の方が重要かもしれないが、国際的に見れば核問題の方が重要なのは明らかだ。
アメリカが北朝鮮に固執するのも、拉致問題のためではなく、核問題のためだ。

日本政府や国民が、拉致被害者の主張に引きずられたまま来た北朝鮮問題に当たるのは、必ずしも最善とはいえないと思う。

本来ならば、各国と歩調を取って核問題に当たるべきなのだが・・・日本政府はそう出来ない理由があるのもまた事実。

安倍政権は北朝鮮に対する強硬姿勢のアピールで成り立った政権だ。特に、拉致問題に関しては「絶対に許さず」の姿勢をとってきた。
今、ただでさえ支持率低迷に悩むというのに、拉致問題を置いといて核問題解決に取り組み、支援を行うようなことをすれば、安倍政権そのものが転覆しかねない。

が、かといって拉致問題ばかり強硬に主張してしまえば、6カ国協議から爪弾きにされてしまう。

長年の協議で疲れている米中韓露が何より求めているのは「結果」であり、日本がそれを阻害するようなことをすれば、日本に対して悪感情を持つのは当然かもしれない。

勿論、日本としてもそんな状況は避けたい。
結局、こうして内外からプッシュされている安倍政権なのだが・・・。

しかし悪材料ばかりというわけでもない。
北朝鮮に支援することとなった場合、日本の経済力は欠かせないものだ。

米ロは金を出さないだろうし、中韓は既に出資済み、それでも追いつかないからジャパンマネーが期待されているわけだ。

その経済力をカードにして、駆け引きを行うことは可能だ。
まあ、北朝鮮のような基地外国家相手だと、まともな駆け引きが出来る可能性は少ないが。


ある意味最善のシナリオは、北朝鮮がわがままを言いすぎて、アメリカが匙を投げて、六カ国協議が中断することだろう。
六カ国協議が中断されて一番困るのは、経済制裁をされている北朝鮮なのだから。

とはいっても、結果が欲しいアメリカ、経済制裁が滅茶苦茶効いてる北朝鮮、両者がかなりの歩み寄りを見せるのは目に見えている。

日本は、チクリチクリと拉致問題を取り上げて、北朝鮮に対する援助を出来るだけ低額に抑えることしか出来ないかもしれない。





















































ちなみに、自分の本音は

「は?何であんな糞どもに俺の血税が支払われるの?北朝鮮の人間が、100人死のうが1万人死のうが、全員餓死しようが知ったことかよ。勝手にのたれ死ね」

といった感じ。
北朝鮮に支援したところで、それが軍部に回り、国民に還元されず、援助元がどこかも明示しないのは目に見えているし、北朝鮮の人間を助けたところで、メリットなんか何一つないし。



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