愛煙家の多事総論

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問題はないが、問題はある

2007-05-25 22:16:15 | 国際情勢
ここ数日、中国音サファリパークが色々世間を賑わしている。生きた牛を、トラに殺し食わせるというショーが問題となっているのだ。

中国南部のサファリパークで生きたままの牛や鶏をトラの餌に 動物愛護団体が抗議の声

中国南部のサファリパークで、生きたままの牛や鳥をトラの餌に与えるなどの行為が見物客に公開されており、これに対して、動物愛護団体が抗議の声を上げている。
中国南部のハルビン野生動物公園で、バスで園内をめぐるツアーが行われているが、その際、トラたちにトラックで運んできた生きたままの牛を餌として与え、食べられる様子を見物客に公開している。
また、バスの中から生きた鶏などをトラにばらまく様子なども公開され、これらの行為に対して、世界的に活動を行っている動物愛護団体などから抗議の声が上がっている。
動物愛護団体のウェダーバーン氏は「これはあまりに残酷で悲惨。ご覧なさい、かわいそうな動物を」と話した。
動物愛護団体側は、公園内で行われているさまざまな動物ショーについても問題視している。




トラが牛を食べるのは、そこまでも問題ではない。だって、食わなきゃ自分が死んじゃうわけで。全ての生命は、生きるために他者を踏みにじらなければならない。

可哀相な牛だとは思うが、そう言う俺達だって牛を殺して食べて生活しているのだ。そういった意味では、全く残酷ではない。

アフリカの方に行けば、野生動物の殺し合いなんていくらでもあるのに、それを残酷と非難する人間などいない。

問題は、そういった自然の営みをショー仕立てにするパーク側の姿勢と、何よりもその光景を嬉々として眺める中国人の感性だろう。

足を食いちぎられ、それでも死に切れずに鳴く牛を見て

「あっはっはっは!見て、パパ!食われてくよ!血が一杯出てるよ!面白ーい!!」

と叫ぶ中国人の子供。正直吐き気がした・・・。

だが、一概に中国人の感性がおかしいともいえない。なぜなら、世界には同じように動物同士を戦わせる競技やショーがいくらでもあるし、実際日本にだって闘犬がある。

その戦いを見て喜ぶ残酷性は、日本人も中国人も大差ないじゃないか・・・とも思える。

だが、闘犬は確かに人間の都合による残酷なショーかもしれないが、それでもそこには「平等さ」がる。中国の場合は、一方的虐殺に歓喜の声を上げている。

そこが少し違うのだろうか・・・。
しかし、それも所詮は詭弁のようなもので・・・。


人間と、動物の適度な距離感。命の重さ、平等さ。
そういったものは考えても考えても答えが出ない。

だから、どう結論付けることも出来ないが、とりあえずこれだけは言える。

「もし子供が出来ても、こういったシーンで喜ぶ子供には育てたくない」、と。


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