「燃えよ剣」 司馬 遼太郎著
幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、
土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。
武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、
生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、
浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、
当時最強の人間集団へと作りあげ、
己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。
「竜馬がゆく」と並び、“幕末もの”の頂点をなす長編。
感想は一言。
胸が熱くなるような感動を与えてくれます。
司馬作品は難しい、古いと言うイメージがあったけど
書かれてから約半世紀が経っているとは思えないくらい、
瑞々しくて臨場感溢れる作品です。
きっかけはアニメの「銀魂」でしたが
土方歳三という男の生き様に
壮大なロマンを感じて、
ますます幕末歴史が好きになりました