6年ほど前、私は環境女性誌で仕事をしていました。
といっても、メンバーは私を含めて素人同然。マスコミ関係者は社長と編集長だけで、そのふたりでさえ雑誌運営の経験はありませんでした。
私は編集長や社長に対して、雑誌のターゲットを20代後半~30代のOL、ワーキングウーマンに設定し、ライフスタイル誌として編集することを提案していました。
トレンドの中心である彼女たちが、ひとりでも多くオーガニックライフにシフトすれば、世の中全体をオーガニックにシフトさせる原動力になりえるからです。
また、生活者の立場になって環境問題やオーガニックを取材することは、えてして商業ジャーナリズムと対立することになります。
したがって副業をしたり、他方で信念を曲げて商業記事を書かなければ食べてゆけない場合がほとんどです。
そんな人たちが、環境問題やオーガニックだけで食べてゆけるよう道筋をつけなければ、質の良い取材や記事、企画を維持することはできません。そのためにも協力ライターには、それなりの報酬を支払い、”プロ”として責任ある仕事をしてもらうべきです。
同時に書店営業に力を入れ、環境問題に本気で取り組んでいる企業を探して広告主になってもらうことや、編集や広告、書店営業の専門家を正社員として採用することも求めました。
私としても、さまざまな女性誌から門前払いされた末、やっと見つけた理想に近いコンセプトの雑誌。なんとしても成功させたかった。
そのためにはその後次々出てくるであろう中途半端なエコロジー雑誌に対して、”先駆者”としての優位性を早めに確立しておく必要があります。
市場調査の数字ではなく、街を歩いて、同世代の話を聞き、様子を見て肌で感じた空気。そして私自身が読者の立場で”こういう雑誌があったらいい”と強く思っているもの。そこから導き出したアイディアでした。
この提案が全て実現すれば、絶対に売れる。そんな自信もありました。
といっても、メンバーは私を含めて素人同然。マスコミ関係者は社長と編集長だけで、そのふたりでさえ雑誌運営の経験はありませんでした。
私は編集長や社長に対して、雑誌のターゲットを20代後半~30代のOL、ワーキングウーマンに設定し、ライフスタイル誌として編集することを提案していました。
トレンドの中心である彼女たちが、ひとりでも多くオーガニックライフにシフトすれば、世の中全体をオーガニックにシフトさせる原動力になりえるからです。
また、生活者の立場になって環境問題やオーガニックを取材することは、えてして商業ジャーナリズムと対立することになります。
したがって副業をしたり、他方で信念を曲げて商業記事を書かなければ食べてゆけない場合がほとんどです。
そんな人たちが、環境問題やオーガニックだけで食べてゆけるよう道筋をつけなければ、質の良い取材や記事、企画を維持することはできません。そのためにも協力ライターには、それなりの報酬を支払い、”プロ”として責任ある仕事をしてもらうべきです。
同時に書店営業に力を入れ、環境問題に本気で取り組んでいる企業を探して広告主になってもらうことや、編集や広告、書店営業の専門家を正社員として採用することも求めました。
私としても、さまざまな女性誌から門前払いされた末、やっと見つけた理想に近いコンセプトの雑誌。なんとしても成功させたかった。
そのためにはその後次々出てくるであろう中途半端なエコロジー雑誌に対して、”先駆者”としての優位性を早めに確立しておく必要があります。
市場調査の数字ではなく、街を歩いて、同世代の話を聞き、様子を見て肌で感じた空気。そして私自身が読者の立場で”こういう雑誌があったらいい”と強く思っているもの。そこから導き出したアイディアでした。
この提案が全て実現すれば、絶対に売れる。そんな自信もありました。