「あーっ、つかれたー。」
奈良・京都の修学旅行から帰ってきた娘の言葉。
『ただ今』も言わずに出てきた言葉。
学校まで迎えに行った自分も『お帰り』も言わず
「おつかれさん」と声をかけた。
たった3日間の旅行なのに大きなバッグを2つ抱えての帰熊。
たくさんの想い出が詰まっているのだろう。
帰宅して荷物の整理をしている娘を横目に外に駆け出した。
自宅から高速道路側道を南下、
国道387号を左折しダラダラした登りを御代志駅まで北上、
途中熊本電鉄の電車が孤独のジョガーを追い抜いていく。
駅前を西合志支所方面に左折すると、
オレンジ色の大きな夕日が弁天山に沈もうとしている。
そのまま夕日に向かってラン、弁天山の横を通ると、
何十羽ものカラスがカァカァと鳴きながら大きな弧を描いている。
北熊本SAの横で高速道路にぶつかりそのまま側道を南下、
距離にして10kmを53分で走り抜いた。
自宅に戻りランナーズダイアリーに走行距離と体重を記録。
今日のページには五重塔をくり抜いた京都土産のしおりがはさまれている。