ビロウな話で恐縮です日記

日常の隙間を埋める試み
と仕事情報

アニメ『風が強く吹いている』最終回

2019年03月27日 07時41分38秒 | 出来事
もう俺の涙腺は決壊した。
これまでも毎週決壊していたのだが、今度という今度はノアの箱舟的洪水の再来かと思うほどだった。
なんの話かというと、昨夜でアニメ『風が強く吹いている』がめでたく最終回を迎えたのだ。
(最終回の放送がまだの地域もあるかと思います。すんばらしいので、どうぞお楽しみに!)

なあ、最高のアニメじゃなかったか?
これを最高と言わずして、なにを最高と言えばいいんじゃろというぐらい、私は感極まった。
恥ずかしながら告白すると、タイトル出るまえからすでにしてラオウ様に負けないほど幅広の涙があふれてしまった。
一瞬、「え、この原作を書いたひと、もしや天才じゃね?」と勘違いしそうになったが、断じてそうではなかった。
野村和也監督の丁寧で熱い演出力、喜安浩平さんのおもしろくて切なくて繊細なシナリオ、林ゆうきさんの叙情と躍動を兼ね備えた音楽、そしてスタッフのみなさまの渾身の画面づくり(という用語でいいのかわからないが)と音響、キャストのみなさまの入魂の演技(という次元をもはや超えていた!)。多くのみなさまが全力で『風が強く吹いている』に命を吹きこんでくださったおかげで、素晴らしいアニメ作品になったのだ!
本当に、本当に、どうもありがとうございました!

この二クール、とても楽しかった。
毎週、アニメ『風が強く吹いている』を見て、「ああ〜、小説でもこうすればよかったな」とか(あまりにアニメの出来がよくて)歯ぎしりするときもあったのだが、それ以上に、『風が強く吹いている』という小説を書いてよかったと心の底から思うことができた。
至らぬところが多々ある原作だが、しかし当時の渾身で書いたものを、スタッフ、キャストのみなさまが渾身で受け止め、新たにみなさまのアニメ作品として、渾身で作ってくださったことがびんびん感じられたからだ。
これ以上の喜びがあるだろうか。これ以上の喜びがあるだろうか……!(←感極まった)

記憶に残るアニメにしていただけて、本当にうれしく光栄です。
Blu−ray/DVDも順次発売中ですし、配信もしているようなので、未見のかたもぜひ、めでたい完結を機にご覧になっていただければ幸いです。
詳しい情報は、アニメ『風が強く吹いている』の公式サイトでご確認ください。

http://kazetsuyo-anime.com

いやあ、ほんとすごいアニメじゃった……。
改めまして、アニメの関係者のみなさま、そしてアニメ『風が強く吹いている』を熱く応援してくださったみなさまに、心から御礼申しあげます。
本当にどうもありがとうございました!