ビロウな話で恐縮です日記

日常の隙間を埋める試み
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手弁当

2011年08月12日 01時35分10秒 | 日常
身内の恥をさらすことになるが、あまりにも衝撃だったので記す。
先日、弟と話していて、
「手弁当で馳せ参じたそうだよ」
と言ったところ、弟は「手弁当」の意味を「手作り弁当」だと解釈したらしく、
「どんな弁当を食わせたんだよ! 迷惑だろ、そんなの」
と応じてきた。愕然とした私は、「手弁当」の正確な意味を愚弟(と、この際呼んでもかまわないだろう)にこんこんと説明した。
すると愚弟は、
「だったら『ボランティアで』とか『自腹で』とか『好意で』とか言えばいいだろ。なんだよ、『手弁当』って。賭けてもいいけど、そんな言葉、いまの学生は知らないぞ。ま、俺はとっくに学生じゃないけど」
と開き直る。
全国の学生さんに謝れ、愚弟よ……!
己れの語彙の少なさに恥じ入れ、愚弟よ……!
以前も、「琴線に触れる」という言いまわしが通じず唖然としたことがあったが、いったいこの男は大丈夫なんだろうかと、愚弟の行く末が案じられてならぬ。
ここ数ヵ月、愚弟と私は喧嘩をしており、ほとんど口をきいていなかったのだが、衝撃の余波で心の壁が崩れ落ち、「かわいそうだから、仲直りしてあげよう」と思ったほどだ(「べつに仲直りしてくれなくてけっこうだ」と愚弟は思うだろうが)。
手作り弁当って……。あほや。ぷぷぷ。