予選第5ラウンドの宮岡七段との試合は、宮岡君に誘われるまま、両者とも経験したことがない展開へと進んでいきました。23手目(黒番)で私は迷いました。第一感ではB6だったのですが、次の白24手目にD2と打たれるのが嫌だったので、23でB6に打つのをやめて、B4に打ちました。24手目に白がD2に打ちにくくしたつもりでしたが、宮岡君は私の意図を汲んでか24でD2に打ってきました。常人には予想できない、宮岡君独特の感覚だと思いました。
F5F6E6F4G5E7E3F3C5H5G4D2D7D6E8C4F7G6C7H4D3B5
/ A B C D E F G H
1++++++++
2+++○++++
3+++●○○++
4++○●○○○○
5+◇○○○○○○
6+++●○○○+
7++●●●●++
8++++●+++
次、黒番(23手目)
私は27手目では直感通り、G3に着手しました。27手目でB3に打つのも一局だと思いますが、B3だと黒からC6に打てなくなってしまうので、私の棋風ではG3以外ありえません。
F5F6E6F4G5E7E3F3C5H5G4D2D7D6E8C4F7G6C7H4D3B5B4E2C3A4G3
/ A B C D E F G H
1++++++++
2+++○○+++
3++●○○○27+
4◇○○○○○○○
5+○●○○○○○
6+++●○○○+
7++●●●●++
8++++●+++
次、黒番(27手目)
当初の予定では33手目でF2に打つつもりでした。33F2の場合も34B3、35H3、36F8という進行になったと思いますが、私が33をF2でなく先にH3に打った理由は、37を打つ段階でC3の石が白であった方が都合が良いと考えたからです。
F5F6E6F4G5E7E3F3C5H5G4D2D7D6E8C4F7G6C7H4D3B5B4E2C3A4G3B6C6C2F1E1
\ABCDEFGH
1++++◇●++
2++○○○+++
3++●●○●●+
4○○●○○●○○
5+○●●●○○○
6+○●●○○○+
7++●●●●++
8++++●+++
次、黒番(33手目)
C3の石が黒であった場合(予想図)、37でA5に付け手を打つとB5だけでなくB4の石まで黒になってしまうので、将来的に白にA3と切り返される可能性もあり、変化が複雑になってしまうところです。
33でF2から先に打った場合の予想図
/ A B C D E F G H
1++++○●++
2++○○○●++
3+○●●●●●●
4○●○●○●●○
5◆●●●●●○○
6+○○●●○○+
7++○●●●++
8++○+●+++
次、白番(38手目)
実戦の進行だと白はA6に打って左辺を取らざるをえません。非常にシンプルな形なので、黒にとっては先が読みやすいと思います。
33をH3に打った実戦
/ A B C D E F G H
1++++○●++
2++○○○●++
3+○○○●●●●
4○○○●○●●○
5◆●●●●●○○
6+○○●●○○+
7++○●●●++
8++○+●+++
次、白番(38手目)
私はこのあたりでは黒有利を確信していたのですが、39手目はどこが最善手でしょうか? ちなみに、私は「最善手」を打つ予定だったのですが、ある理由により、当初考えていた手ではなく、違う手を選んでしまいました。それが原因で、予選第4ラウンドのニッキー戦と同様に、宮岡戦も大混戦に突入してしまったのでした。
/ A B C D E F G H
1++++○●++
2++○○○●++
3+○○○●●●●
4○○○●○●●○
5○○●●●●○○
6◇○○●●○○+
7++○●●●++
8++○+●+++
次、黒番(39手目)
F5F6E6F4G5E7E3F3C5H5G4D2D7D6E8C4F7G6C7H4D3B5
/ A B C D E F G H
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2+++○++++
3+++●○○++
4++○●○○○○
5+◇○○○○○○
6+++●○○○+
7++●●●●++
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次、黒番(23手目)
私は27手目では直感通り、G3に着手しました。27手目でB3に打つのも一局だと思いますが、B3だと黒からC6に打てなくなってしまうので、私の棋風ではG3以外ありえません。
F5F6E6F4G5E7E3F3C5H5G4D2D7D6E8C4F7G6C7H4D3B5B4E2C3A4G3
/ A B C D E F G H
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2+++○○+++
3++●○○○27+
4◇○○○○○○○
5+○●○○○○○
6+++●○○○+
7++●●●●++
8++++●+++
次、黒番(27手目)
当初の予定では33手目でF2に打つつもりでした。33F2の場合も34B3、35H3、36F8という進行になったと思いますが、私が33をF2でなく先にH3に打った理由は、37を打つ段階でC3の石が白であった方が都合が良いと考えたからです。
F5F6E6F4G5E7E3F3C5H5G4D2D7D6E8C4F7G6C7H4D3B5B4E2C3A4G3B6C6C2F1E1
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3++●●○●●+
4○○●○○●○○
5+○●●●○○○
6+○●●○○○+
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次、黒番(33手目)
C3の石が黒であった場合(予想図)、37でA5に付け手を打つとB5だけでなくB4の石まで黒になってしまうので、将来的に白にA3と切り返される可能性もあり、変化が複雑になってしまうところです。
33でF2から先に打った場合の予想図
/ A B C D E F G H
1++++○●++
2++○○○●++
3+○●●●●●●
4○●○●○●●○
5◆●●●●●○○
6+○○●●○○+
7++○●●●++
8++○+●+++
次、白番(38手目)
実戦の進行だと白はA6に打って左辺を取らざるをえません。非常にシンプルな形なので、黒にとっては先が読みやすいと思います。
33をH3に打った実戦
/ A B C D E F G H
1++++○●++
2++○○○●++
3+○○○●●●●
4○○○●○●●○
5◆●●●●●○○
6+○○●●○○+
7++○●●●++
8++○+●+++
次、白番(38手目)
私はこのあたりでは黒有利を確信していたのですが、39手目はどこが最善手でしょうか? ちなみに、私は「最善手」を打つ予定だったのですが、ある理由により、当初考えていた手ではなく、違う手を選んでしまいました。それが原因で、予選第4ラウンドのニッキー戦と同様に、宮岡戦も大混戦に突入してしまったのでした。
/ A B C D E F G H
1++++○●++
2++○○○●++
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8++○+●+++
次、黒番(39手目)