昨日、山梨県のとある里山へ、「ゴマシジミ」という蝶の保全活動に行ってきました
みんなが知っている蝶のベスト3を勝手にランキングすると
1位・・・モンシロチョウ
2位・・・アゲハチョウ
3位・・・シジミチョウ
って感じだと思います
で、いわゆるシジミチョウは、和名はヤマトシジミで小さくてグレーに黒い点々があります。
シジミチョウ科に属する蝶は、アカ・ミドリ・ムラサキ・クロ・ミズイロetc...と
バラエティに富んでいて、小さくて綺麗だから飛ぶ宝石みたいです。
ゴマシジミは、図鑑で見るとヤマトシジミにちょっと似ていますが、
大きさが1.5倍くらいなのと、生態がデリケートで、絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。
つまり、保護しないといなくなってしまう危険性のある蝶なのです。
そういう絶滅危惧種の保全活動をしているのが、
NPO法人日本チョウ類保全協会です。
バタコは、今までは会報誌を読むだけの会員でしたが、
昨年末から、活動に参加したりしています。
前置きが長くなりました
協会では、以前よりゴマシジミの発生地の管理をしていて、蝶の幼虫が
無事に成虫になれるように、環境の整備(草刈りとか)や、
どのくらい成虫が発生したかの調査をみんなでしています。
先月も草刈りをして、食草のワレモコウが良く育つようにしてきました。
あと、デリケートな生態というのが、蝶の卵はワレモコウの花に産みつけられ
幼虫はそれを食べ育つのですが、終齢幼虫になると、アリの巣に運ばれて、アリの幼虫を食べて
蛹になるそうです。(幼虫はアリに蜜をあげるみたいです)
だから、ワレモコウだけではなく、アリ(シワクシケアリ)もいないと、
ゴマシジミは蝶になれないってことです。
難しくなってきたので、解説はこの辺で止めて・・・
現地で、ゴマシジミに会えました!!
本当は、花と蝶の写真が良かったけど、これがバタコカメラでは精いっぱい^^;
実際に見るゴマシジミは、何とも言えないピカピカのグレーで
葉っぱに止まると、結構じっとしていてくれて可愛かったです
バタコ達が見れたのは、5頭でした。
その前に週に行った人は、8頭位って言ってました。
もうちょっといるのかなと思ったけど、やっぱり少なくなっているのでしょうか?
そうそう、その調査中はこんな腕章をします。
今回はいませんでしたが、捕虫網を持ってゴマシジミを採っている人がいたら
保全に協力してもらえるように注意するのに、腕章があるとわかりやすいですよね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
カワイイ蝶は、カメラでお持ち帰りしましょう~
ここでは、他の蝶も飛んでいて、バタコがお持ち帰りできた蝶は。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/6b/11a579ddadce421053057a4300ab7a42.jpg)
ヒメシロチョウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/02/66e728987af2abc7d7f26b679d4b3340.jpg)
ヒメウラナミジャノメ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/e1/7bc12de3ba03cc452ce0b85174653684.jpg)
ジャノメチョウ
他に、キアゲハ・コミスジ・ヒョウモンチョウなどがいました
お昼ごろから、お天気が怪しくなって、雨が降ってきました。
蝶達は、みんな雨宿り出来たかな?
花もいろいろ咲いていて、キレイでした。
今回、初めて見て、名前がわかったのは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/b5/76a360de16b52228918a8e9a59765489.jpg)
シデジャジン
実物は、もうちょっとムラサキです。
ユリも立派に咲いていました。
こういう風景が、蝶にとっても人にとっても大切だなーと思いました。
久しぶりに、長くなってしまいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
追記:チョウ類保全協会にご興味のある方は、
HP又は、このブログの「メッセージを送る」でバタコまでお問い合わせくださいね
フィールドガイド
「日本のチョウ」もヨロシクネ
※この本は売り切れ中でしたが、重版されました!
今週末には、本屋さんに並ぶそうですので、探してみてくださいね