◇◇バタコんち◇◇

バタコの趣味・日常と、ブルーのインコちゅらの想い出です
2016年も、蝶コレクションを中心に投稿します♪

ゴマシジミ

2012-08-19 | バタフライ
昨日、山梨県のとある里山へ、「ゴマシジミ」という蝶の保全活動に行ってきました



みんなが知っている蝶のベスト3を勝手にランキングすると

1位・・・モンシロチョウ
2位・・・アゲハチョウ
3位・・・シジミチョウ

って感じだと思います

で、いわゆるシジミチョウは、和名はヤマトシジミで小さくてグレーに黒い点々があります。

シジミチョウ科に属する蝶は、アカ・ミドリ・ムラサキ・クロ・ミズイロetc...と
バラエティに富んでいて、小さくて綺麗だから飛ぶ宝石みたいです。

ゴマシジミは、図鑑で見るとヤマトシジミにちょっと似ていますが、
大きさが1.5倍くらいなのと、生態がデリケートで、絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。
つまり、保護しないといなくなってしまう危険性のある蝶なのです。

そういう絶滅危惧種の保全活動をしているのが、
NPO法人日本チョウ類保全協会です。

バタコは、今までは会報誌を読むだけの会員でしたが、
昨年末から、活動に参加したりしています。

前置きが長くなりました

協会では、以前よりゴマシジミの発生地の管理をしていて、蝶の幼虫が
無事に成虫になれるように、環境の整備(草刈りとか)や、
どのくらい成虫が発生したかの調査をみんなでしています。

先月も草刈りをして、食草のワレモコウが良く育つようにしてきました。
あと、デリケートな生態というのが、蝶の卵はワレモコウの花に産みつけられ
幼虫はそれを食べ育つのですが、終齢幼虫になると、アリの巣に運ばれて、アリの幼虫を食べて
蛹になるそうです。(幼虫はアリに蜜をあげるみたいです)
だから、ワレモコウだけではなく、アリ(シワクシケアリ)もいないと、
ゴマシジミは蝶になれないってことです。

難しくなってきたので、解説はこの辺で止めて・・・

現地で、ゴマシジミに会えました!!





本当は、花と蝶の写真が良かったけど、これがバタコカメラでは精いっぱい^^;

実際に見るゴマシジミは、何とも言えないピカピカのグレーで
葉っぱに止まると、結構じっとしていてくれて可愛かったです

バタコ達が見れたのは、5頭でした。
その前に週に行った人は、8頭位って言ってました。
もうちょっといるのかなと思ったけど、やっぱり少なくなっているのでしょうか?

そうそう、その調査中はこんな腕章をします。



今回はいませんでしたが、捕虫網を持ってゴマシジミを採っている人がいたら
保全に協力してもらえるように注意するのに、腕章があるとわかりやすいですよね
カワイイ蝶は、カメラでお持ち帰りしましょう~

ここでは、他の蝶も飛んでいて、バタコがお持ち帰りできた蝶は。。。


     ヒメシロチョウ


     ヒメウラナミジャノメ


     ジャノメチョウ

他に、キアゲハ・コミスジ・ヒョウモンチョウなどがいました

お昼ごろから、お天気が怪しくなって、雨が降ってきました。
蝶達は、みんな雨宿り出来たかな?

花もいろいろ咲いていて、キレイでした。

今回、初めて見て、名前がわかったのは


     シデジャジン

実物は、もうちょっとムラサキです。

ユリも立派に咲いていました。



こういう風景が、蝶にとっても人にとっても大切だなーと思いました。





久しぶりに、長くなってしまいました
最後まで読んでいただき、ありがとうございました



追記:チョウ類保全協会にご興味のある方は、HP又は、このブログの「メッセージを送る」でバタコまでお問い合わせくださいね



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
☆菊子さんへ (バタコ)
2012-08-24 08:54:04
おはようございます
コメントサンキューです。

数が少なくなっているチョウはほかにもいます。。。
菊子さんも淋しいって思って下さって、
優しいですね

あ、でも、そっと捕まえたチョウは、ヤマトシジミ
かもしれないです。
ヤマトシジミは、カタバミを食べて育つので、
まだたくさんいる種類です。

チョウの数え方は、頭を使うのに、最近やっと
慣れてきました

カメラは、なんでもお持ち帰り出来て便利ですね。
自然の中では、カメラ禁止の場所はないですもんね
返信する
ゴマシジミ (菊子)
2012-08-23 17:33:51
バタコさん、こんにちは~

バタコさん、先日、山梨県の里山に 「ゴマシジミ」の
保全活動に いらっしゃったんですね~
ゴマシジミ・・・最近、数が少なくなったとの事 淋しい
限りです。
子供の頃---この蝶だけは そ~と行って 捕まえる事が
出来ましたが 直ぐに、逃がしてやった事 思い出しました。
ゴマシジミが ワレモコウを食草としている事 はじめて
知りました。

蝶の数え方・・・一匹 二匹でなくて 一頭 二頭と数える
んですね~~~
カワイイ蝶  カメラ(写真)で持ち帰りましょう~~~
「いいフレーズです」^^。


 
返信する
☆きよりんさんへ (バタコ)
2012-08-21 20:23:09
こんばんは
コメントサンキューです。

この蝶のテレビをご覧になってたのですね。
バタコは見てなかったから、香りのこととか知りませんでした。
教えていただき、ありがとうです

ほんと、アリと共生する生態って不思議ですね。
聞いた話では、アリの巣に幼虫1匹しか育てられないそうで、もし2匹入ってしまうと、どちらもダメになってしまうとか

蝶のこと、知れば知るほど奥が深くて、
へぇ~ってばっかり言っています。

また、ご報告しますね
返信する
自然の知恵 (きよりん)
2012-08-21 11:28:19
あっ、この蝶の事テレビで見たことあります
幼虫の時はアリの巣でアリから蜜をもらって
育つんだそうですね~
体からアリと同じ香りを出しているから
襲われないけど、蛹になって羽化するときが
においが消えて襲われてしまう危険な時
頑張ってアリの巣から出ていくと成功~みたいな。
自然て本当に不思議です。
バタコさんは蝶の為に色々な活動を幅広くしていて
偉いですね。人間が守っていかないとダメな事も
多々ですから、微力でも集まれば大きな力!!
返信する

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