◇◇バタコんち◇◇

バタコの趣味・日常と、ブルーのインコちゅらの想い出です
2016年も、蝶コレクションを中心に投稿します♪

手乗り蝶◇◇

2007-06-23 | バタフライ
今日は、バタコらしい記事でございます。

ご近所のDさんちのパンジーの植木鉢に、身体は黒くてオレンジ色のトゲトゲの芋虫が数匹いたので、1匹バタコんちにお招きしました。(6月13日)
これは、ツマグロヒョウモンチョウの幼虫です。



アゲハチョウやモンシロチョウの幼虫はツルンとしているので、このトゲトゲは蛾かしら~と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、タテハチョウ科の幼虫は、このようなトゲのある芋虫も多いのです。

これから、お世話しなくちゃ!と思っていたら、翌日動かなくなり、夜遅くに蛹にヘンシーン!(6月14日)



幼虫の皮が破れて、蛹になりつつあるところです。(蛹化)
カオナシみたいですね。
(ウチュウジンっぽい!)

この蛹が、またすごいのです
金箔がついていて、黄金に光っています
なんか金運を呼んでくれそうな姿です。


  (この蛹は、昨日蛹になったばかりの別の個体です)

何日で羽化するか知識がなかったので、のんびり待っていました。
すると、8日目(6月22日)の朝、蛹の下のほうが変色していました。



その日は仕事だったので、Dさんに
「今日チョウになるかもしれないから、里帰りさせてね」
と、預けました。
Dさんも予定があって、お昼頃帰ってきたときには、既に蝶になっていたそうです。
バタコは、職場で昼休みに羽化のメールをもらって、
「あぁ~、無事に蝶になったのね~」
と、嬉しかったです。

ツマグロヒョウモン蝶を調べていた時に、羽化する時に赤いおしっこをすると書いてあったのですが、Dさんによると本当に鮮明な赤の液体が出ていたそうです。
(アゲハ蝶は、薄黄色のおしっこです)

夜のうちにDさんから成虫になった蝶を受け取って、今朝は撮影会をしました。
でも、蝶だって早く外に行きたいみたいだし、なかなか上手くカメラを向けられません。

そこで、いいことを思いつきました。
蝶はスポーツドリンクみたいなモノが好きと聞いたことがあったので、乳酸菌飲料を薄めたものを指につけて、口のそばに近づけました。

すると、のどが渇いていたのかバタコの指に乗ってくれて、ストローのような口を伸ばして、飲みはじめました。


はい、手乗り蝶になりました

翅を広げたところは、こんな感じ。
ツマグロヒョウモン蝶は、メスの翅の先が黒いからそう呼ばれるのですが、この子はオスだったことが判明しました!



メスは、以前の記事でご紹介したことがありますので、よかったら見てくださいね。
コチラです→蝶との遭遇

しばらく、手乗り蝶として戯れたあと、外に放しました。
元気よく大空に飛んで行きました

ここでメデタシメデタシ!と終わりたいのですが、ちょっと付け加えたいことがあります。
このツマグロヒョウモン蝶って、昔は見かけなかったと思いませんか?
ヒョウモンチョウの中では、南方系の蝶らしいのですが、最近関東の都市でも見られるようになっているのです。
その原因として、ガーデニングでパンジーなどのスミレ科の花が庭先に増えたこともあるのですが、温暖化の影響もあるそうです。
こんなきれいな蝶を身近に見られる様になったことは嬉しいですが、それが温暖化に関係するとなると、喜んでばかりはいられません。

温暖化を少しでもストップさせるために、実践出来ることはしたいと思います。
マイバッグを持ち歩いたり電気をこまめに消したりはもちろん、フードマイレージの短いものを食べることも実践できそうなことですね。
(※フードマイレージ・・・食べ物が運ばれてきた距離。短い方がCO2排出量が少ない)

ツマグロヒョウモンチョウを見ながら、一喜一憂するバタコでありました。


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コメント (15)
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