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宇宙戦艦ヤマトの想い出 ~ その素晴らしいシンフォニー ~

2009年12月13日 | ピアノ・インスト・サントラ
 宇宙戦艦ヤマト・復活編公開なんですね。ほんとに復活するとは思いしませんでした。おれ、このBlogを見てもらったらわかってもらえるように、マイケルやジャム&ルイスのR&Bが大好きなんですが、音楽的なものに最初に没頭したのはヤマトの音楽だったのです。私が最初に買ったレコード(LP←懐かしい)はヤマトでした。
 もちろん作品自体も大好きで、昔はけっこうアニメ雑誌も買ってました。当時のおれの理想の女性像は、森雪と峰不二子(ルパン三世)(けっこう今でいうアキバ系の要素あるのかな、おれ)ヤマトはほんと好きでした。キャラもよかったし、メカニックな部分も好きだったし、そして故宮川泰氏による音楽が素晴らしかった。 ヤマトのサントラは、作品ごとにありますがどれも素晴らしい。完結編は故羽田健太郎氏も加わりましたが、この方の作り上げたものも素晴らしかった。羽田氏の死は本当に早すぎです。この方は、オレ的にはヤマトを通じてクラシック音楽というものをすごく身近なものにしてくれました。
 特に私が思い入れがあるのが、1作目と『さらば宇宙戦艦ヤマト』の音楽です。1作目の『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』は単なるアニメの音楽の域を超えている格調高いシンフォニーだと思います。1作品目が劇場公開されたのが77年ですから32年前の作品ですが、この作品の素晴らしさは普遍です。当時、後にマイケル・ジャクソンに占領されるまで、おれのオンボロステレオからはヤマトのオーケストラサウンドばかりが流れていました。
 それこそ日本人ならヤマトの音楽には一度は触れた事はあるのではないでしょうか。佐々木功氏が歌う主題歌、そしてエンディングの「真赤なスカーフ」。この作品のテーマにもなっている、ロマン(今では古臭い言葉かもしれませんが)に満ち溢れている。なんか今の日本に失われたものがこの作品にあるようにも思えます。
 『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』について語ると、「序曲」からヤマトの世界へTripします。お馴染みの川島かず子さんの美しいスキャット。この美しい声は神々しさえ感じる。このスキャットなしでヤマトの世界観を構築する事はできないと思えるほど。この方今おいくつなんだろう。その他、このCD持ってる人でないとわからない話ですが、「出発」(ヤマトが地球から飛び立っていくシーンに必ず使われる)は今でも聞くとテンションあがる。小曲の「サーシャ」の曲の世界観はすごい惹かれる。「イスカンダル」も何ともいえず癒される。ヤマトの艦載機のブラックタイガー(コスモタイガー)のテーマもテンションあがる。重厚な組曲「明日への希望」、「真赤なスカーフ」のオーケストラバージョンなんてスケートの音楽でも使えそう。
 書き出したら、最近忘れてたヤマトの音楽への思いがどんどん甦ってきました。沢田研二の「さらば宇宙戦艦ヤマト」の主題歌もはまったな~。映画館に行きましたが、エンディングのヤマトが敵につっこんで行きどんどん小さくなっていき、爆発。そしてジュリーのこのエンディングが流れてきた時の余韻も忘れれませんでした。さらばの楽曲も好きでした。お気に入りの「想い出」や「大いなる愛」、「さらば」はおれのなんちゃってピアノ演奏の十八番。
 『新たなる旅立ちは』はTVで放映され、めちゃうれしくて見たのを覚えています。コスモタイガーの音楽がかっこよかった。引き続きの『ヤマトよ永遠に』も劇場に行きました。だいたい『さらば』で本当は終わるはずだったのに、また作っちゃうんですからね~。この作品は主題歌もよかった。布施明氏の「愛よその日まで」。この曲はこの人の歌唱力の凄さ、素晴らしさを感じます。合唱コンクールでこの曲挑戦した組があったのですが、悲惨でした。難しすぎるだろ。あと、岩崎宏美さん(この前生歌聞きました!素晴らしかった。実は、ジャクソンファイブ時代からのMJのファンというのも意外でした。)の「愛の生命」もよかった。
 そして83年の完結編です。それこそ『永遠に』で終わるはずだったのに、今度は完結編ですよ~。古代と雪の美しいMake Loveシーンも印象的でした。バックの八神純子さんの「Love シュープリーム」もよかった。これも名曲。完結編のシンフォニーは、宮川泰氏と羽田健太郎氏も加わり制作され相当すばらしい作品になっています。「シンフォニー of the アクエリアス」もすごいスケール感だった。「薄幸のディンギル少年」泣ける。ヤマト的ボレロ「悲壮のボレロ」もはまった。「Fight コスモタイガーⅡ」は中学の時、放送委員だったおれは好きな音楽(基本ノンボーカル)を流せる権限があり流した覚えがあるな。完結編の音楽もかなりお気に入り。
 これでヤマトは終わりだと思ってましたよ。その後も、著作権等をめぐってごたごたしてた話はよく目にしていました。まさかここにきて『復活編』が出来上がるとは。今後もありってことですかぁ?西崎プロデューサーの執念でここまでもってきた感じ。過去の栄光をもう一度的なノリで作ったのなら幻滅ですが、ヤマトのもつ、愛、ロマン、アドベンチャーを今の世にもう一度伝えるのなら文句はいいません。ちょっと特番見たんですが、古代と雪の子供もでてくるんだな~。波動砲6連発ってのもありかー。26年の映像の進化も見ていたいとこもあります。でもおれの中でのヤマトはアクエリアスの中に壮絶に沈んでいってるからな~

 ただ音楽は誰が担当するのだろう。宮川泰氏と羽田健太郎氏が作り上げたヤマトのシンフォニーは不滅です。

交響組曲 宇宙戦艦ヤマト Symphonic Suite Yamato
シンフォニック・オーケストラ・ヤマト,宮川泰
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生誕30周年記念 ETERNAL EDITION PREMIUM 宇宙戦艦ヤマト CD-BOX
シンフォニック・オーケストラ・ヤマト,宮川泰,宮川泰,羽田健太郎
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宇宙戦艦ヤマト復活篇オリジナルサウンドトラック 交響曲ヤマト2009
日本フィルハーモニー交響楽団,大友直人
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