VALERIAN 映画と音楽 それはおれの非日常へのささやかなトリップ

日本代表、世相も切る総合エンターテイメント!過去記事はカテゴリー、最新表示は上のタイトルをクリック!

2012 ロンドンオリンピックを振り返る

2012年08月20日 | 雑談
 個人のオリンピックネタってありきたりでそんなに面白いものでもないとは思うのですが、個人的な記録として残しておきたいもので。4年後、Blogを続けているかわかりませんが、こんな事あったな~と思いだしたい。
 ほんと、4年に1回だからのドラマ。4年といえば本当にいろいろな事があります。2年に1回でもいいのにと思いつつ、やはり4年という歳月の重みがドラマを生む。この17日間にその4年の努力と思いをぶつけるアスリートたち。26競技・302種目がこの17日間で集中して行われるのもオリンピックの醍醐味。日本が強い野球とソフトボールが種目から外れたのは残念。次回は、ゴルフとラグビーが加わるって。
 ロンドンオリンピック、大成功なんでしょうね。個人的には、時差があって北京よりトータルの視聴時間は少なかった気が。日本も史上最多のメダル数というのはうれしいですね。
 オリンピックは平和の祭典ともいわれます。そして、その舞台で我々は人間の極限の可能性を目の当たりにする。短距離の100メートルがこれほど盛り上がるのも、誰もが走る事はできる、学校の体育などでもタイムを測る機会もある、そういう身近な同じ競技で、ボルトのようにすごい記録を出す事を目にし驚愕する。本来、オリンピックというのはそういった人間の凄さに驚嘆し、感動するところに本当の意味があるようにも思いますが、実際、私もそうですが、自国がどれだけのメダルを獲得できるのかというところに目がいってしまう。
 北京オリンピックとの比較になりますが、今回のオリンピック、強烈な印象を残した金メダルというのは個人的にはなかった。北島康介の2大会連続の2冠達成とあの「超気持ちいい~」というコメントはインパクトあった。おれも公共電波に乗って「ちょう、気持ちいい」って言いたいって思った。
 前回金の柔道の石井慧のような強烈キャラはそう出てこないだろうな。石井語録はバカうけでした。だいたいメダルを取った人は周囲に感謝の言葉を述べますが、石井ちゃんは、母校・国士舘高校での報告会にて「優勝できたのは、皆さんの応援のおかげではなく、自分の才能のおかげです」という名言を残しています。でも実際、そうだと思うよ。もちろん周囲もサポートしてるだろうけど、本人の努力と才能なくして世界のトップにはなれない。この辺の周囲に感謝するコメントは日本的なのかな。
 そういう感じで見ると、強烈な印象を残したアスリートはおれ的にはいなかった。そんな中で一番印象的だったのが、金メダル第一号にもなった松本薫選手。ほんと野獣とつけられるのがわかるすごい闘争心。その後のインタビューもワールド持ってておもしろかった。普段は、柔道見る機会は少ないですが、オリンピックではけっこう入れ込んでみてしまう。日程的にも最初にあるのもあるでしょうね。女子柔道では、中村美里ちゃん注目していたのですが、まさかの1回戦敗退。相当悔しいだろうな。4年前、この子はきれいになる!って言ってましたが、あんま変わってね~な。この悔しさを4年間持ち続けなければならないのか。



 女子柔道といえば、柔ちゃんこと谷(田村)亮子。前人未到の記録を残し、国民的なヒロインだったのに、政界に進出し、小沢グループにはいってからえらいバッシングを受けマイナスイメージが増幅中。
 男子柔道、今回、初めて金メダルを逃しましたが、4年後、リベンジの金を獲ってくれそうな選手ばかり。一番は、海老沼匡選手。さんまも言ってたけど、日本兵みたい。



 判定が覆ったのは驚きでした。今回の五輪、審判についての問題も多かったですよね。
 今回、3連覇の野村選手がゲストとして引っ張りだこでした。前回金メダルの内芝選手も、あんな事件をおこしていなければ引っ張りだこだったろうに。野村選手、なんかの番組で、今でも「めっちゃオリンピック出たいねん」って言ってたのは印象的だった。
 サッカーは、男女盛り上がりました。ただどうもフル代表と差別化して見る傾向があるおれ。フル代表ほど気合いがはいらない。なでしこJAPANもワールドカップを制覇してるのがすごいと思うんですが、女子サッカーにおいては金メダルの方が価値あるんですかね。ここ数年の女子サッカーの注目度はすごいですね。
 体操はなんか異次元の世界。内村航平の金メダルは素晴らしかった。彼、今風といえば今風な感じなんですかね。
 レスリングも日本強いですね。でもいまいち競技としては見るポイントもよくわからないけど。そんな中、吉田選手と伊調選手の3連覇はすごいですね。女性の場合、結婚、出産というものもある。そういうのを犠牲にして五輪にかける人生もあるのでしょう。逆にカムバックしてメダルを獲る人もいる、すごい。同じレスリングの48kg級で金を獲得した小原日登美選手は、すごいドラマを知った。
 一言もの申したいのは、レスリング・浜口京子の父親。前にも言ったけど、このオヤジうるさい。敗退後、カメラの前で「リ~オ、リ~オ」って言い出し、奥さんに「京子はあなたのモノじゃないのよ」ってめちゃ怒られてたけど。浜口京子、さすがにオリンピック引退っぽい。この4年この人もすさまじい努力をしてきたと思うけど、オヤジの存在がまじでマイナスに働いた気がする。
 水泳では日本ってUSAに次ぐメダル数なんですね。男子メドレーの銀はかっこよかった。女子、寺川綾選手は世界の美女アスリートに選ばれたのもわかる。けっこうデカイ女嫌いじゃないおれ。でもヒールはかれたらおれよりも高くなっちゃうな。



 マジメイクでドレスUPした姿見たい!出身は大阪という事で、着飾った彼女のコテコテの関西弁を聞きたい!!
 女子バレーもすごかった。見たのは、中国戦と韓国戦ですが。中国戦はすごかったですねー。見てる方が逃げ出したい気分だったもん。一人たりとも気持ちで負けていなかった。一人でも気持ちの弱い選手がいたら負けてた気が。真鍋監督の手腕もすごい。
 卓球の団体・銀もすごい。あの愛ちゃんが銀メダル!お母さんがすごく歳をとってたのがおれ的には衝撃だった。これも問題になってるみたいだけど、中国からの国外流出もすごいみたいじゃないですか。国を背負う重みがこんなにも軽んじられていいのかってのはあります。基本、サッカーでの帰化も好きじゃない。メダルを獲る為に国籍を捨て帰化するって個人のエゴとしか思えない。全然美しくない。
 バトミントンも、無気力試合っていうのは驚きでした。バトミントン、こんなに見るのに集中力がいるとは。これは力がはいる。藤井瑞希ちゃんってチャーミングだね。
 ボクシング・金の村田諒太選手は、発言もかっこいいというか深い。「これ(金メダル)が僕の価値ではないんです。これからの人生が僕の価値だと思うので、恥じないように生きていくだけです」、なかなか言えないよこの若さでこのコメント。ボクシングにおけるプロとアマチュアの実力の差ってよくわからない。村田選手は、プロに全然興味ないもんな。ボクシングもプロが参入したらかなり盛り上がる。
 元々オリンピックってアマチュアの頂点を競う祭典だったと思うのですが、プロとアマの垣根が崩れていった。サッカーも世界一を目指す大会はワールドカップがある。五輪は年齢制限をかけることでWCとの差別化がはかれた。テニスもプロも参入。金を稼ぐためではなく名誉の為だけだもんな。
 カール・ルイスやボルトなど超人的な選手は、まちがいなく金メダルというものの価値をあげてきた。メジャーな競技、マイナーな競技はある。その超人的な選手と同じメダルを持ってるというのは誇りになるよな。同じ金メダルでも、難易度、注目度によってデカさを変えるというのはどう?
 2016年、リオデジャネイロですね。かなり危険な匂いのする場所ですが。そして、2020年、東京オリンピック実現なるかってとこですよね。ライバル都市は、イスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)、インフラや資金面からしたら日本はかなり強いと思うのですが、課題がなんと「国民及び市民の低い支持率」だそう。なんか冷めてる日本人。東京ではなく、大阪or福岡ならもっといいのにな~。やはり日本は東京あっての日本なのかって感じです。でも生でオリンピック、世界最高峰の人間の力と技を見てみたい!そして日本経済も復活していったらいいな。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 星を追う子ども/雲の向こう... | トップ | ジーコ・イラク VS ザック・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

雑談」カテゴリの最新記事