以前、WOWOWで新海誠作品の特集をしていて一気に魅了されBlogの記事もUpしました。
そしてこの2013年作品、『言の葉の庭』です。実はこれもWOWOW録画。やっと見ました。(←魅了されたと言う割には遅いっというご指摘は承知の助)
またまた映像の美しい作品なんだろうなというイメージで臨みましたが、想像以上の素晴らしさでした。
新海作品、間違いなく新海ワールドというのはあって映像とその世界観はすばらしい。
でも万人受けするのかな、という思いはありました。
ジブリのような大人から子供まで魅了するファンタジー感というものはないし、エンターテイメント全開という感じもない。
美しい繊細で綿密な背景をバックに、愛や恋を描く。
繊細なBGMと絶妙な間、セリフで独特の空気感も生む。
一部からは鬱アニメとかいう意地悪な表現もされてるけど。
この繊細な感覚を多くの人が感じ得れるのかというものがあったので、万人受けしないのかな、という思いをもったのです。
私は完全にはまった口ですが。
そして現在、『君の名は。』がメガヒット中です。
これだけ新海作品に魅了されたとか素晴らしいといいながらまだ見てないんですが・・・まだ絶賛上映中ですよね。行けるかな~。
やっと時代が新海誠に追いついた。
といっても新海ちゃん(と呼びたくなるような親近感を感じさせるお人柄)もここまでのヒットは予想していなかったのではないでしょうか。
私の周りで見た人が2人いましたが、どちらも「すごくよかった」って言ってましたね。
なんかこれまでの新海作品と趣が違う感じですが、そこに新たな新海ワールドがあるのだろうな。
さて、今回の『言の葉の庭』にもどります。
背景、映像は相変わらずの絶品です。実写では感じれない美しさです。
今回、雨の空気感がすばらしい。
雨音に癒される。
雨音が大好きなのでさらにはまった。
これは空間を感じれる場所で見るべき作品です。適当な場所がないならヘッドフォンとか。
私は家のホームシアターで見たのですが、部屋に拡がる雨音と映像でマイナスイオンを感じました。
15歳の少年と27歳の女性の物語です。
07年の『秒速5センチメートル』も切ない恋物語だった。シチュエーション的には十代で遠距離恋愛を体験した事のある人にはどストライクの切な物語だったと思う。
でも、そんな恋愛経験とは無縁な十代を過ごしたオレでも超切なさを感じた。
今回の物語は、『秒速』よりさらに感情移入しやすい物語だと思う。
男のオレ、昔から年上好きな私としては15歳の少年タカオに、年上のきれいなお姉さん的な存在への淡い恋心に感情移入しやすいと思うのだけど、
最後に感情が爆発したのは、大人の女性、ユキノの思いだった。
舞台は新宿御苑周辺だそうで、現実の描写がアニメとしての質感で美しく描かれている。
ありきたりの日常の風景が新海誠にかかると非日常の景色となる。
こういったアニメの舞台となった場所を〝聖地〟とかという表現は好きじゃないけどさ(爆)。
少年タカオは、雨の日の午前中は学校をさぼって日本庭園の東屋で、靴職人という夢を追って靴のスケッチに没頭するのを習慣にしていた。
その雨宿りの場所にいつもいるOL風の美しい女性。その女性は、朝っぱらからビールを飲んでいる。さらにつまみがチョコレートという。
普通にこんな女性見たらひくよね。
しかしその女性、ユキノがここでこうしている事には理由があった。
まっすぐな少年は12歳離れたその謎めいた女性に惹かれていく。
靴職人になりたいというのも題材なので、女性の足、脚先とかも描かれるけど、ちょっとエロティックなものも感じる。
新海誠足フェチなのかと思いつつ、この要素も物語のエッセンスとしては重要。
そして、最後に大きなドラマが待っているのです。
またまた音楽も素晴らしかった。
新海作品では天海という人が、これまた余韻のあるピアノを中心としたシンプルなBGMを作り、作品とマッチした。
でも今回は、柏大輔という方らが担当らしい。
この人も新海作品の空気感との相性は抜群。
サントラ単品は発売されていなくて、これまた映像とのセットで販売されています。
エンディング曲は、大江千里のカバー曲だそうで「Rain」、秦基博が歌う。
ハイライトシーンで、超効果的に使われています。
『秒速5センチ』でのマサやんの「One More Time One More Chance」ほどのぞくぞく感はなかったがっ。
46分とけっこうコンパクト。映画館に足を運ぶのにこの短さだと「短いな」と感じたかもしれないけど、見終わると濃厚な46分。
忘れていた感覚を呼び起こされた。心が浄化された(毎回、どんだけ汚れとんねんって話ですが)
またまた新海誠監督の作品素晴らしかったです。
新海誠作品をとりあげた過去記事
秒速5センチメートルと山崎まさよしによる主題歌「One More Time One More Chance』をとりあげた過去記事
☆サントラ(CD)付きです
☆主題歌は山崎まさよし「One More Time One More Chance」。サントラにはピアノソロも収録
そしてこの2013年作品、『言の葉の庭』です。実はこれもWOWOW録画。やっと見ました。(←魅了されたと言う割には遅いっというご指摘は承知の助)
またまた映像の美しい作品なんだろうなというイメージで臨みましたが、想像以上の素晴らしさでした。
新海作品、間違いなく新海ワールドというのはあって映像とその世界観はすばらしい。
でも万人受けするのかな、という思いはありました。
ジブリのような大人から子供まで魅了するファンタジー感というものはないし、エンターテイメント全開という感じもない。
美しい繊細で綿密な背景をバックに、愛や恋を描く。
繊細なBGMと絶妙な間、セリフで独特の空気感も生む。
一部からは鬱アニメとかいう意地悪な表現もされてるけど。
この繊細な感覚を多くの人が感じ得れるのかというものがあったので、万人受けしないのかな、という思いをもったのです。
私は完全にはまった口ですが。
そして現在、『君の名は。』がメガヒット中です。
これだけ新海作品に魅了されたとか素晴らしいといいながらまだ見てないんですが・・・まだ絶賛上映中ですよね。行けるかな~。
やっと時代が新海誠に追いついた。
といっても新海ちゃん(と呼びたくなるような親近感を感じさせるお人柄)もここまでのヒットは予想していなかったのではないでしょうか。
私の周りで見た人が2人いましたが、どちらも「すごくよかった」って言ってましたね。
なんかこれまでの新海作品と趣が違う感じですが、そこに新たな新海ワールドがあるのだろうな。
さて、今回の『言の葉の庭』にもどります。
背景、映像は相変わらずの絶品です。実写では感じれない美しさです。
今回、雨の空気感がすばらしい。
雨音に癒される。
雨音が大好きなのでさらにはまった。
これは空間を感じれる場所で見るべき作品です。適当な場所がないならヘッドフォンとか。
私は家のホームシアターで見たのですが、部屋に拡がる雨音と映像でマイナスイオンを感じました。
15歳の少年と27歳の女性の物語です。
07年の『秒速5センチメートル』も切ない恋物語だった。シチュエーション的には十代で遠距離恋愛を体験した事のある人にはどストライクの切な物語だったと思う。
でも、そんな恋愛経験とは無縁な十代を過ごしたオレでも超切なさを感じた。
今回の物語は、『秒速』よりさらに感情移入しやすい物語だと思う。
男のオレ、昔から年上好きな私としては15歳の少年タカオに、年上のきれいなお姉さん的な存在への淡い恋心に感情移入しやすいと思うのだけど、
最後に感情が爆発したのは、大人の女性、ユキノの思いだった。
舞台は新宿御苑周辺だそうで、現実の描写がアニメとしての質感で美しく描かれている。
ありきたりの日常の風景が新海誠にかかると非日常の景色となる。
こういったアニメの舞台となった場所を〝聖地〟とかという表現は好きじゃないけどさ(爆)。
少年タカオは、雨の日の午前中は学校をさぼって日本庭園の東屋で、靴職人という夢を追って靴のスケッチに没頭するのを習慣にしていた。
その雨宿りの場所にいつもいるOL風の美しい女性。その女性は、朝っぱらからビールを飲んでいる。さらにつまみがチョコレートという。
普通にこんな女性見たらひくよね。
しかしその女性、ユキノがここでこうしている事には理由があった。
まっすぐな少年は12歳離れたその謎めいた女性に惹かれていく。
靴職人になりたいというのも題材なので、女性の足、脚先とかも描かれるけど、ちょっとエロティックなものも感じる。
新海誠足フェチなのかと思いつつ、この要素も物語のエッセンスとしては重要。
そして、最後に大きなドラマが待っているのです。
またまた音楽も素晴らしかった。
新海作品では天海という人が、これまた余韻のあるピアノを中心としたシンプルなBGMを作り、作品とマッチした。
でも今回は、柏大輔という方らが担当らしい。
この人も新海作品の空気感との相性は抜群。
サントラ単品は発売されていなくて、これまた映像とのセットで販売されています。
エンディング曲は、大江千里のカバー曲だそうで「Rain」、秦基博が歌う。
ハイライトシーンで、超効果的に使われています。
『秒速5センチ』でのマサやんの「One More Time One More Chance」ほどのぞくぞく感はなかったがっ。
46分とけっこうコンパクト。映画館に足を運ぶのにこの短さだと「短いな」と感じたかもしれないけど、見終わると濃厚な46分。
忘れていた感覚を呼び起こされた。心が浄化された(毎回、どんだけ汚れとんねんって話ですが)
またまた新海誠監督の作品素晴らしかったです。
新海誠作品をとりあげた過去記事
秒速5センチメートルと山崎まさよしによる主題歌「One More Time One More Chance』をとりあげた過去記事
☆サントラ(CD)付きです
劇場アニメーション 『言の葉の庭』 (サウンドトラックCD付) [Blu-ray] | |
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東宝 |
☆主題歌は山崎まさよし「One More Time One More Chance」。サントラにはピアノソロも収録
秒速5センチメートル 特別限定生産版 DVD-BOX | |
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