
2014年、どんな1年になるのでしょうか。2013年、個人的には、育児や介護で好きな映画を見たり、Blogの記事をあげる時間なかなかとれませんでしたが、その事よりも子供との時間が最高でした、そして子供の笑顔で頑張れた1年でもありました。
さて、新譜を購入する事もほんと激減。とにかく購入するための情報源がない。ほんと今音楽雑誌少ないですよね。これだけ情報が氾濫している世の中ですが、ADLIBやBMRのような良質の雑誌に匹敵するようなソースがない(見つけれてないだけなのか??)。ほんと、どんな形でもいいのでこれら良質の音楽雑誌の復活を切に願う。
で、昨年のベストの1枚を上げるとダフトパンクの『Random Access Memories』です。っていうか今年、新譜の購入アルバムこの1枚だけ。これだけCDを購入しない年もない。
ダフトパンクは、松本零士氏のMVも印象的な「One More Chance」で聞いたことある程度。アルバムも今回初購入でした。フランス出身のアーティストだったんだ。メンバーはトーマ・バンガルテルとギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト。

基本、ジャンルもテクノなのかなとか、素顔はさらさずフルフェイスのマスクのみのロボット的なコスチューム等でとらえどころのない印象を持ち続けていました。
であまり興味のなかったアーティストの購入のきっかけは、言うまでもありません。Nile Rodgers(ナイル・ロジャース)の参加です。さらにファレル・ウィリアムスまで参加してる。さらにさらに2人のコラボ曲もあるという。これは買いでしょう。
アルバムを聞くと、1曲目の「Give Life Back to Music」からナイル・ロジャースのカッティングGrooveが全開!またナイルのグルーブに酔いしれる事ができるなんて!しびれたわ。そしてクレジットを見ると、ドラムは打ち込みではなくクインシー人脈のジョン・ロビンソン。さらにリリックがいかす。
今夜は音楽を招き入れよう
かまわず鳴らそう、音楽を
ずっと大事にしてきた音楽で
今の音楽にまた命を吹き込むんだ
ああ、こういうコンセプトのアルバムなんだなとしびれる。あらためて音楽ってなんて素敵なんだってこういうリリックを目にすると感動する。そしてナイルのあのカッティングが入ってくるのでさらにしびれる。
1曲1曲のDLではなく、1枚のコンセプトアルバムなんだなって。
そして2曲目以降に進む。
そしてダフト・パンクの音楽性にさらにしびれる。彼らはテクノPOPだと思い込んでいたけど、そんなジャンルのみでくくれない音楽性。すごい。
なんてロマンティックなアルバム!センスがめちゃいい!!
ダフト・パンクってヴォゴーダーも特徴のグループだと思うんだけど、実はヴォゴーダーってのもあまり好きではなかったのですが、②「The Game of Love」やその他の曲でそのセンスの良さが理解できた。
まずは、ナイル・ロジャースが絡んだ他の2曲からとりあげます。
シングルになりチャート2位まであがった「Get Lucky」。ワールドワイドの大ヒット。NILEのカッティングGrooveは健在。またこうしてリアルタイムに楽しめるなんて最高!!
(ナイルに関してはNILEカテゴリーを作っているのでそこを参照ください)

そしてUSAだけでなく全世界的なヒット。70年代にCHICでシーンを制したナイルのグルーブが2013年の現在も通用する。いかに彼のサウンドが素晴らしく普遍かという事。さらにリードをとるのがPHARRELLE WILLIAMS(ファレル・ウィリアムス)。

ファレルは、NeptunesとしてのProducerで有名で一般的にはヴォーカリストとしての評価はあまり聞かないのだけど(わかってる奴はわかってるんだけど)、ヴォーカルパフォーマンスもしびれる。その辺、ダフト・パンクの2人も同じように思ってる感じ。
ファレルとダフト・パンクは、マドンナのパーティーで出会ったそう。(ファレルがプロデューサーとして参加した『Hard Candy』はビートが最高!)
ファレルの方から、ダフト・パンクに、「タンバリンでもなんでもやるよ」って申し出したそう。ファレルは、グラミーも獲得しているスーパーアーティストなのに、なんて謙虚って思ったよ。ダフト・パンクもファレルのその申し出には驚きと喜びだった事でしょう。
2013年のビルボードNo1シングル・年間でも2位に輝いたロビン・シックの「Blurred Lines/今夜はヘイヘイヘイ」(なんか80年的邦題)でもファレルがプロデュースとゲストボーカルとしてスポット参加だけど超いい味出してる。

ファレルはかつてはHIP HOP系のフューチャリングラッパーとして呼ばれる事が多かったけど、今やボーカリストとして、その声が引っ張りだこ。さらにプロデュースもするし、ファッションブランドも立ち上げてる超マルチな才人。今年度のグラミーでは、最優秀プロデューサーのノミネートもされ、03年の受賞に続いての2回目の受賞の可能性も高い。さらに関わった「Get Lucky」と「Blurred Lines」の2曲が最優秀レコードにノミネートという凄さ。
「Blurred Lines」は18禁にもなったモデル級美女のトップレスPVが話題となったようですが、エロだけではなく楽曲の評価もされているという。っていうか中毒性をますファレルらしいパーカッシブなエッセンスが効いた気持ちいいダンスチューン!!
彼は、NeptunesやNERDでボーカルはとってるけど、ソロ作としては『In My Mind』のみ。といっても今年待望のソロ作が発表されるので超楽しみ。
そしてファレルも、80'S大好きの人間。ナイル・ロジャースとのコラボは彼もしびれたんじゃないかな。ファレルは、すでにナイルが演奏(録音)をすませていた曲にボーカルをのせたそう。ドラムは、これまた史上最強の呼び名も高いオマー・ハキム。個人的には、トニー・トンプソンと参加したボウイの『Let's Dance』は最高。
さらに前述したように「Get Lucky」は最優秀レコードにノミネート。
もう1曲、ナイルとファレルが参加したのが「Lose Yourself To Dance」。
ナイルのSOUNDのKeyワードもDANCE。ナイルもこの曲のテーマには大いに共鳴したんじゃないかな。
我を忘れて踊ろう
我をわすれ踊り続けよう
すごくシンプルな楽曲だけど、そのシンプルさが深い。ここでのドラムが、クインシーファミリーのジョン・ロビンソン。(マイケル・ジャクソンのアルバムにも参加)打ち込み全開のイメージだった、ダフト・パンクが生のグルーブを重視するという今回の作りはおもしろい。
個人的にはナイルが参加したこの3曲だけでも大満足だったんだけど、他のダフト・パンクWORLDにさらに満たされる。
③「Giorgio by Moroder」このジョルジオ・モローダーって人はよく知らないけど、知ってたらもっとしびれる楽曲なんだろうなって思う。でもその狙いがなんとなくわかる。超COOL!
④「Within」イントロのピアノの音色が美しい。この曲もヴォゴーダとの融合が絶妙。
⑦「Touch」実は、アルバムの中でもすごく気に入った1曲。ダフトの2人によると、このアルバムの出発点になった曲だそうでポール・ウィリアムズ(名前は良く目にするけどあまり知らない)との共演。なんかドラマ性もあって。終盤のヒューマンチックなグルーヴにはふるえた。この曲がアルバムの芸術性を高めている。
⑨「Beyond」、エヴァンゲリオンかと思ったよ。ダフト・パンクの音楽性にまたやられる。⑩「Motherhood」のような未来的な不思議なインストも魅力的。
⑬日本盤のみのボートラという「Contact」はイントロはギター1本というアコースティックさ。
素晴らしいアルバムです。従来のダフトファンからは「こんなのDAFTじゃない」って酷評されてる意見も目にしますが、このノンジャンル的な、1曲目にもある「ずっと大事にしてきた音楽で、今の音楽にまた命を吹き込むんだ」というコンセプトに基づく素晴らしいコンセプトアルバム。ビルボードのアルバムチャートでも1位を獲得。
そしてこのアルバム、グラミーの最優秀アルバムの候補作にもなりました。素晴らしいアルバムだけど、グラミー向けではないかなと思っていたからすごく意外。グラミーの良識を感じた。
受賞をおす評論家も多いけど、個人的にはないかなと。(←見事に最優秀アルバムと最優秀レコードを受賞)当初は超絶賛アルバムだったけど、ちょっと思ったより深みを感じなくなってきた。
さらに27日の今年度のグラミーの授賞式(WOWOW放送)では、彼らのパフォーマンスも予定されているそうです。もちろんファレルとそしてナイル・ロジャースも参加。加えて、スティーヴィー・ワンダーも加わるとか。
ナイルのグラミーでのパフォーマンスって見た事がないので超楽しみ。
先日、本屋で目についた『CROSS BEAT』を立ち読みしてたら、ナイルのインタビュー記事があって即買っちゃった。ダフトとの3曲、1日で仕上げたってのも驚いた。さらにナイル自身は、ギターの演奏のみで、出来上がったものを聞いてぶっ飛んだって話もおもしろかった。
ファレルの事も言及していて、「大好き!とても賢くて、人としても魅力的な奴だと。世の中には、ジミー・ジャム&テリー・ルイスやマイケル・ジャクソンのようなスーパーな才能を持った音楽家が時々現れるけど、ファレルもその種のすごい才能を持ったアーティストだと」
Mr.ナイル、そういうあなたこそマイケルやジャム&ルイスにも影響を与えた超スーパーなアーティスト、人としても魅力的な人ですから~。
★The NeptunesやNERDとしては何作が発表してるけどファレルのソロは2作。
1st
さて、新譜を購入する事もほんと激減。とにかく購入するための情報源がない。ほんと今音楽雑誌少ないですよね。これだけ情報が氾濫している世の中ですが、ADLIBやBMRのような良質の雑誌に匹敵するようなソースがない(見つけれてないだけなのか??)。ほんと、どんな形でもいいのでこれら良質の音楽雑誌の復活を切に願う。
で、昨年のベストの1枚を上げるとダフトパンクの『Random Access Memories』です。っていうか今年、新譜の購入アルバムこの1枚だけ。これだけCDを購入しない年もない。
ダフトパンクは、松本零士氏のMVも印象的な「One More Chance」で聞いたことある程度。アルバムも今回初購入でした。フランス出身のアーティストだったんだ。メンバーはトーマ・バンガルテルとギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト。

基本、ジャンルもテクノなのかなとか、素顔はさらさずフルフェイスのマスクのみのロボット的なコスチューム等でとらえどころのない印象を持ち続けていました。
であまり興味のなかったアーティストの購入のきっかけは、言うまでもありません。Nile Rodgers(ナイル・ロジャース)の参加です。さらにファレル・ウィリアムスまで参加してる。さらにさらに2人のコラボ曲もあるという。これは買いでしょう。
アルバムを聞くと、1曲目の「Give Life Back to Music」からナイル・ロジャースのカッティングGrooveが全開!またナイルのグルーブに酔いしれる事ができるなんて!しびれたわ。そしてクレジットを見ると、ドラムは打ち込みではなくクインシー人脈のジョン・ロビンソン。さらにリリックがいかす。
今夜は音楽を招き入れよう
かまわず鳴らそう、音楽を
ずっと大事にしてきた音楽で
今の音楽にまた命を吹き込むんだ
ああ、こういうコンセプトのアルバムなんだなとしびれる。あらためて音楽ってなんて素敵なんだってこういうリリックを目にすると感動する。そしてナイルのあのカッティングが入ってくるのでさらにしびれる。
1曲1曲のDLではなく、1枚のコンセプトアルバムなんだなって。
そして2曲目以降に進む。
そしてダフト・パンクの音楽性にさらにしびれる。彼らはテクノPOPだと思い込んでいたけど、そんなジャンルのみでくくれない音楽性。すごい。
なんてロマンティックなアルバム!センスがめちゃいい!!
ダフト・パンクってヴォゴーダーも特徴のグループだと思うんだけど、実はヴォゴーダーってのもあまり好きではなかったのですが、②「The Game of Love」やその他の曲でそのセンスの良さが理解できた。
まずは、ナイル・ロジャースが絡んだ他の2曲からとりあげます。
シングルになりチャート2位まであがった「Get Lucky」。ワールドワイドの大ヒット。NILEのカッティングGrooveは健在。またこうしてリアルタイムに楽しめるなんて最高!!
(ナイルに関してはNILEカテゴリーを作っているのでそこを参照ください)

そしてUSAだけでなく全世界的なヒット。70年代にCHICでシーンを制したナイルのグルーブが2013年の現在も通用する。いかに彼のサウンドが素晴らしく普遍かという事。さらにリードをとるのがPHARRELLE WILLIAMS(ファレル・ウィリアムス)。

ファレルは、NeptunesとしてのProducerで有名で一般的にはヴォーカリストとしての評価はあまり聞かないのだけど(わかってる奴はわかってるんだけど)、ヴォーカルパフォーマンスもしびれる。その辺、ダフト・パンクの2人も同じように思ってる感じ。
ファレルとダフト・パンクは、マドンナのパーティーで出会ったそう。(ファレルがプロデューサーとして参加した『Hard Candy』はビートが最高!)
ファレルの方から、ダフト・パンクに、「タンバリンでもなんでもやるよ」って申し出したそう。ファレルは、グラミーも獲得しているスーパーアーティストなのに、なんて謙虚って思ったよ。ダフト・パンクもファレルのその申し出には驚きと喜びだった事でしょう。
2013年のビルボードNo1シングル・年間でも2位に輝いたロビン・シックの「Blurred Lines/今夜はヘイヘイヘイ」(なんか80年的邦題)でもファレルがプロデュースとゲストボーカルとしてスポット参加だけど超いい味出してる。

ファレルはかつてはHIP HOP系のフューチャリングラッパーとして呼ばれる事が多かったけど、今やボーカリストとして、その声が引っ張りだこ。さらにプロデュースもするし、ファッションブランドも立ち上げてる超マルチな才人。今年度のグラミーでは、最優秀プロデューサーのノミネートもされ、03年の受賞に続いての2回目の受賞の可能性も高い。さらに関わった「Get Lucky」と「Blurred Lines」の2曲が最優秀レコードにノミネートという凄さ。
「Blurred Lines」は18禁にもなったモデル級美女のトップレスPVが話題となったようですが、エロだけではなく楽曲の評価もされているという。っていうか中毒性をますファレルらしいパーカッシブなエッセンスが効いた気持ちいいダンスチューン!!
彼は、NeptunesやNERDでボーカルはとってるけど、ソロ作としては『In My Mind』のみ。といっても今年待望のソロ作が発表されるので超楽しみ。
そしてファレルも、80'S大好きの人間。ナイル・ロジャースとのコラボは彼もしびれたんじゃないかな。ファレルは、すでにナイルが演奏(録音)をすませていた曲にボーカルをのせたそう。ドラムは、これまた史上最強の呼び名も高いオマー・ハキム。個人的には、トニー・トンプソンと参加したボウイの『Let's Dance』は最高。
さらに前述したように「Get Lucky」は最優秀レコードにノミネート。
もう1曲、ナイルとファレルが参加したのが「Lose Yourself To Dance」。
ナイルのSOUNDのKeyワードもDANCE。ナイルもこの曲のテーマには大いに共鳴したんじゃないかな。
我を忘れて踊ろう
我をわすれ踊り続けよう
すごくシンプルな楽曲だけど、そのシンプルさが深い。ここでのドラムが、クインシーファミリーのジョン・ロビンソン。(マイケル・ジャクソンのアルバムにも参加)打ち込み全開のイメージだった、ダフト・パンクが生のグルーブを重視するという今回の作りはおもしろい。
個人的にはナイルが参加したこの3曲だけでも大満足だったんだけど、他のダフト・パンクWORLDにさらに満たされる。
③「Giorgio by Moroder」このジョルジオ・モローダーって人はよく知らないけど、知ってたらもっとしびれる楽曲なんだろうなって思う。でもその狙いがなんとなくわかる。超COOL!
④「Within」イントロのピアノの音色が美しい。この曲もヴォゴーダとの融合が絶妙。
⑦「Touch」実は、アルバムの中でもすごく気に入った1曲。ダフトの2人によると、このアルバムの出発点になった曲だそうでポール・ウィリアムズ(名前は良く目にするけどあまり知らない)との共演。なんかドラマ性もあって。終盤のヒューマンチックなグルーヴにはふるえた。この曲がアルバムの芸術性を高めている。
⑨「Beyond」、エヴァンゲリオンかと思ったよ。ダフト・パンクの音楽性にまたやられる。⑩「Motherhood」のような未来的な不思議なインストも魅力的。
⑬日本盤のみのボートラという「Contact」はイントロはギター1本というアコースティックさ。
素晴らしいアルバムです。従来のダフトファンからは「こんなのDAFTじゃない」って酷評されてる意見も目にしますが、このノンジャンル的な、1曲目にもある「ずっと大事にしてきた音楽で、今の音楽にまた命を吹き込むんだ」というコンセプトに基づく素晴らしいコンセプトアルバム。ビルボードのアルバムチャートでも1位を獲得。
そしてこのアルバム、グラミーの最優秀アルバムの候補作にもなりました。素晴らしいアルバムだけど、グラミー向けではないかなと思っていたからすごく意外。グラミーの良識を感じた。
受賞をおす評論家も多いけど、個人的にはないかなと。(←見事に最優秀アルバムと最優秀レコードを受賞)当初は超絶賛アルバムだったけど、ちょっと思ったより深みを感じなくなってきた。
さらに27日の今年度のグラミーの授賞式(WOWOW放送)では、彼らのパフォーマンスも予定されているそうです。もちろんファレルとそしてナイル・ロジャースも参加。加えて、スティーヴィー・ワンダーも加わるとか。
ナイルのグラミーでのパフォーマンスって見た事がないので超楽しみ。
先日、本屋で目についた『CROSS BEAT』を立ち読みしてたら、ナイルのインタビュー記事があって即買っちゃった。ダフトとの3曲、1日で仕上げたってのも驚いた。さらにナイル自身は、ギターの演奏のみで、出来上がったものを聞いてぶっ飛んだって話もおもしろかった。
ファレルの事も言及していて、「大好き!とても賢くて、人としても魅力的な奴だと。世の中には、ジミー・ジャム&テリー・ルイスやマイケル・ジャクソンのようなスーパーな才能を持った音楽家が時々現れるけど、ファレルもその種のすごい才能を持ったアーティストだと」
Mr.ナイル、そういうあなたこそマイケルやジャム&ルイスにも影響を与えた超スーパーなアーティスト、人としても魅力的な人ですから~。
★The NeptunesやNERDとしては何作が発表してるけどファレルのソロは2作。
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