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『DECADE』発売! SOUL’d OUTのアルバムを振り返る  ★Trackmaster Shinnosuke視点で★

2013年03月10日 | Shinnosuke (SOUL'd OUT)
 SOUL'd OUT(ソウルドアウト)デビュー10周年作品『DECADE』発売中!です。そして、SOUL'd OUTを知って、TrackmasterのShinnosukeと接点を持って10年たっだんだな~とも思ってしまいます。
 SOUL'd OUT(以下たまにSO)は、03年1月にデビューした3人組のユニット。2人のMCとTrack Makeの3人から成る。この10年で5枚のオリジナルアルバムを発表しています。
 Blogの嗜好を見てもらったらわかってもらえると思いますが、基本、MJやJam&Lewis、Prince、80'S等洋楽(R&B)好きなオレ。日本のアーティストを聞くことは少なかった。洋楽好きっていうとけっこうすかしてる風に思われる事は多々ありますが、こればっかりは好みだから仕方がないし、日本のR&B SOUNDに満足できないとこもあったのも事実。
 そんなオレが、日本のR&B、ましてやあまり聞かないHIP HOP的なグループのSOUNDにはまることは予想外でした。
 そのきっかけとなったのが、SOUL'd OUTのSOUNDの要→Shinnosukeとの出会いなわけです。10年前は、BlogではなくHP的なものもしていて、その頃からJam&LewisのSOUNDを紹介してたわけですが。ジャム&ルイスの事をジャムルイとかいってて、そういう言い方がほかでもけっこう使われていたりもして。
 そんなオレのページにコンタクトをとってくれたのが、デビュー前のMr.Shinnosukeだったのです。それからJam&Lewis談義に花が咲き、いろいろなやりとりがはじまりました。
 SOUL'd OUTというグループはデビュー前から注目されていた存在で、ソニーが主催する大規模なオーディションで、3万5千通を越える応募の中から合格した5組の中の一つでしたが、そんな大規模なオーディションの事も私は知りませんでした。
 最初、デビューするといっても、マイナーな感じなのかな~等と思っていたのですが(ゴメン!)、大手レーベル、SONYグループのSMRの宣伝もすごく、CD店や街でSOUL'd OUTの大々的な広告を目にするし、TVの音楽番組にも登場しだり、やりとりさせてもらっている相手がすごいアーティストである事を知るわけです。デビュー後、オリコンチャートでも常連となるSOです。普通のリーマン(っていわねーな最近)のオレが、一ファン以上の近い視点でふれることができ、すごくExcitingな感覚でした。
 ただおいらがSOUL'd OUTに魅了されたのは、TVに出てるアーティストと接点をもったというミーハー的な感覚なのか、それとも遅かれ早かれそのSOUNDに魅了されたのか?と自問自答してみるのですが、やはりSOUL'd OUTとの出会いは、Trackmaster Shinnosukeとの出会いは必然だったように思えてなりません。
 Shinは、雑誌記事やネット記事で、ジャム&ルイス好きを公言していました。彼が好きなProducer、影響を受けたアーティストは、ジャム&ルイスだけではなく、ほんと幅広いわけですが、当時も今も、アーティストで、ジャム&ルイスの名を大々的にあげる人はほとんどいなかった。ましてや当時、ジャム&ルイスは、円熟期に入り大人のProduceスタンスで、80年代の勢いはなかった。そんな中、ジャム&ルイスの名を出す事に、「今さらジャム&ルイス?もう終わってる」などと言われかねなかった。それでも彼は、今もジャム&ルイス好きを公言している。そのぶれない感がすごくうれしい。
 そして2ndシングルが、ズバリ「Flyte Tyme」ですよ。SOUL'd OUTを知らなくとも、このタイトル曲に、ジャム&ルイスファンならビビッとくる。たとえ、Shinnosukeを知らなくとも、「Flyte Tyme」というタイトルに反応して興味をもったはず。で聞いてみると、イントロからひきこまれる展開。あのSOSバンドの「Just To Be Good To Me」のオマージュのようなイントロ。そしてあのうねるグルーブ感も展開される。斬新で、心地いいSOUNDにMain MCのDiggy MO'(ディギー・モー)の低い魅力的な声の高速のFlowがのる。Bro.Hi(ブラザー・ハイ)のRapのスキルも相当なものに加え、ヒューマンビートボックスのエッセンスもNice。この2人の超ハイレベルなスキルと抜群のコンビネーションと、斬新なんだけど圧倒的にキャッチャーなSOUNDに一発で魅了されてしまった。DiggyのRappinが、英語もまじえた独特の語感の響きも生み(彼、英語もペラペラだそう)、洋楽を聴いているような感覚だった。このSOUNDの楽しさは初体験だったのです。
 この「Flyte Tyme」の1曲でも十分な説得力でしたが、デビュー曲「ウェカピポ」をはじめ1stアルバムのSOUNDのバリエーションにさらにやられるわけです。基本、めちゃのれる気持ちいいSOUNDが満載。その後薄れていくR&B色も強い。今でもSOUL'd OUTで一番好きなアルバム。

SOUL’d OUT
SOUL’d OUT
SME Records

 03年8月にドロップアウトされたこのデビューアルバムは、シングルヒット4枚を含むもので、オリコンのアルバムチャートでも2位。50万枚を越えるセールスも記録するのです。日本においてこのジャンルのアルバムが、そして新人でここまで売れたのは相当なもの。それだけ、多くのリスナーのハートを掴んだ。SOのファン層は、やっぱ10代、20代なのかな~。1度、妻とLIVEに行きましたが、間違いなく平均年齢相当上げてたと思うわ、おれら。
 おれはSOUL'd OUTのファン層の中では異色の部類に入ると思う。
 SOUL'd OUTはやはりメインMCのDiggy Mo'が中心のグループだと思うのですが、おれが一番に目が行くのがTrackを作る、裏方的な面もあるShinnosukeなわけなので。基本はあっちのR&B好きなわけで。
 彼らのアーティスト性は高い。SOUNDの完成度もものすごく高い。そのサウンドの核を担っているのがTrackmaster Shinnosukeなわけです。個人的には、おれはSOUL'd OUTのファンである前にTrackmaster Shinnosukeのファンなのです。
 ShinのFavアーティストが、かなりおれとかぶる。Jam&Lewisが最大の共通項ですが、その他にも、Teddy Riley、Nile Rodgers、Trackmasters、Rodney Jerkins、そしてPrince。彼はおれみたいにリアルタイムに80'Sを体感した世代ではないですが、80'Sの感覚ももってるのが驚き。さらに70年代のSOUNDも吸収してる。そういう意味でも40代、いや50代前半のリスナーもニヤリとさせるSOUNDがあるのです。
 おれが今でも一番好きなのが、この1stです。
 デビューシングル「ウェカピポ」(Wake Up People)もラガラップっぽいスタイルもディギーの低いアダルトな声質にぴったり、そしてファンキーさもある楽曲。この1曲で、SOUL'd OUTが只者ではないことがわかる。
 「SOUL'd OUT is Comin'」はダンクラ的な匂いも感じるかっこいい乗れる曲。
 Jam&Lewis視点で言えば、前述の「Flyte Tyme」、ミネアポリスファンクとNew Jack Swingが絶妙に融合してる「Game」、キャリン・ホワイトの「Walkin Dog」(『Ritual Of Love』収録)のTasteも感じる
 「See You @ Tha HOT SPOT」もブラザー・ハイのヒューマン・ビート・ボックスとDiggyのCoolなラッピンが最高。玄人もうならせるSOUND。これはほんと日本のアーティストなのかって感じ。
 抜けのいい「True To myself」も心地いい。かなり好き。こんなSOUNDを日本人がやれるのかって驚き。
 「Dream Drive」は、SOの若いファンに好まれる人気曲だと思うけど、逆におれみたいなのは、ここまで入りやすい曲ははちょっと苦手なわけなんです。でも作ろうと思えば、こういう感じの曲もサラッとやれちゃうわけです。
 ShinnosukeのインストGroove曲、Teddy Rileyを意識したタイトル「Master's Groove」もニヤリ。
 デビューアルバムにして、この完成度と存在感。このアルバム1枚にしてでSOUL'd OUTは早くも独自のポジションを築いたように思います。
 そして05年2月、1年4か月ぶりの2ndアルバム『To All The Dreamers』は、さらに幅広いそしてキャッチャーなSOUNDを展開します。もうヒップホップという言葉でくくれない感じ。ソウルド・アウトというジャンルの確立。

To All Tha Dreamers
クリエーター情報なし
SME Records

 当時、楽しかったのは毎回発表されるシングル。次々発売されるシングルのスタイルが毎回違う。次はどんなSOUNDなんだっていうワクワク感があった。このアルバムは、すべてオリコンTop10に入った5枚のヒットシングルを収録。どの曲もスタイルが違うというのも驚き。アルバム収録曲も捨て曲なしの完成度の高い楽曲がそろう。さらにシングルのカップリング曲も完成度が高いんだ。オリコンアルバムチャートも初登場2位。
 アルバムの演出もこる。曲間にインタールドを挿入していく手法は、まさにジャム&ルイスのスタイル。
 DiggyのRappinもさらに安定感を増してる感じ。1stではあまりの高速で、脳もついていかず、判読できなかったリリックもけっこう聞き取れるようになる。SOUL'd OUTは若いので、リリックも青春的なTaste、友情とか、夢、未来への思いとか、すでにそういう感覚が過去になりつつあったおいらにはダイレクトに入りにくいテーマではありますが。
 「To All The Dreamers」は、ラップというより、メロディーにのせて歌うFlowのスタイルが全開。クインシー・ジョーンズのアレンジも感じる楽曲。こんな抜けのいいグルーブとメロディーのバランスが最高。こういう曲が、コアなヒップホッパーからは、SOUL'd OUTはヒップホップではないとディスられるわけですが。実際、SOUL'd OUTはヒップホップではないと思う。かといって何のカテゴリーかといわれれば難しい。
 個人的に感じるSOUL'd OUTの強みであり個性である、Diggyの高速&英語をまじえてのラップは、リリックの聞き取りとしては難解で、ストレートにリリックが入ってこない、ダイレクトにメッセージをつかみとれないという難しさも同居する。そこが洋楽の感覚に近いので、リリックの意味合いが曖昧でもOK的なとこは個人的にはあるのですが、邦楽オンリーの若いリスナーはどうとらえるんだろうというとこはありました。職場にSO好き(Diggy好きだった)の若い娘がいて、リリック聞き取れる?って聞いたことがありますが、「はっきりわからないけど、ラップの感じがかっこいいし、今まで聞いた事のない感じなので好き」ってアンサー。
 実際、「Parasite Paradise Lonesome」はハマーというアーティストもフューチャーされていますが、SOの2人ほど高速ラップではないので、余裕を持って聞き取れる。そうなるとリリックもけっこうSOUNDとミックスされて入ってくる。
 しかし、この2ndはこれまた圧倒的にキャッチャー。シーンの中でSOUL'd OUTとしてのポジションを完全に確立したといってもいい作品。そして今でも、SOUL'd OUTのようなアーティストは出でいないと思うし今後も出ようがない。
 そしてその後1年ぶり、06年3月発売の3rdです。

ALIVE
SOUL’d OUT,Diggy-MO’,Shinnosuke,Bro.Hi
SME Records

 この3rdは、シンプルにいえばROCKなtasteも強いアルバム。いくつかの生楽器の、バンド的なSOUNDが展開される。これまた2ndの路線を踏襲せず、また新たなスタイルを切り開いているのがすごいと思った。アレンジもすごい凝ってる。前2作の圧倒的なキャッチャーさはうすれてるアルバムだと思いますが、その音楽性に、SOUL'd OUTの懐の深さにビビッたアルバム。
 「Alive」のようなブルース色も感じるROCKは、Diggyにあう。
 「TOKYO通信」なんか、Shinnosukeが得意とするダンクラ。この曲は、これまでのSOスタイルに近い。Diggyは完全に歌ってる感じです。やはりヒット曲とカラオケは結びつく。普通、SOの曲はカラオケでできないでしょう。この曲ははじめてカラオケで歌える曲となったのではないでしょうか。
  SOUL'd OUTすごいなと思ったのが「Catwalk」。この曲の完成度の高さにはビビッた。「バナナスプリッツ」もすごい。
 「イルカ」はすごい好き。癒し系。マドンナの「Holiday」の匂いがする。そして、エンディングはShinnosukeの癒しのインスト曲。こんな曲もできるのが、しちゃうのが、この引き出しの広さがSOUL'd OUTなわけです。
 そして、次のアルバムはどうくるんだと思うわけです。4thは08年1月に発表されます。

ATTITUDE
SOUL’d OUT
SME Records

 このアルバムは、タイアップ曲も多くシングルヒット曲も満載。2ndの圧倒的なキャッチャーさと3rdのロックなTasteもうまく融合された感じ。バランス的に、もしかしたらSOUL'd OUTの入門アルバムとしてもいいかもとも思ってしまう1枚。
 初めてSOUL'd OUTを聞く人は、この怒涛のごとく押し寄せるSOUNDとGrooveとDiggyの存在感とBro.ハイのスキルに圧倒されるかもしれない。このアルバムの完成度もすさまじいものがある。
 1曲目の「Stealth」、ギターのリフとドラムの使い方がかっこいい。そしてディギーの英語のFlowがのる。普通に聞いたら、無国籍風な感じ。外人っぽい雰囲気あるけど、ちょっとちがう。
 「Megalopolis Patrol」は、大好きなThe POWERSTATIONの匂いを感じまくる超かっこいい。
 以前紹介した「Master's Groove 2」はまたまたジャム&ルイスへのオマージュ曲。さらにこれまたTeddy RileyのGrooveも感じる。
 ただ個人的に、このアルバムを聞いて思うとこがありました。このままではSOUL'd OUTは行き詰るのではないかという。
 このアルバムもSOUNDバリエーションはすごい。基本、抜けのいいかっこいい楽曲が満載。
 しかし、曲によってはディギーのフロースタイルはさらに進行し、歌モノに近いものになっているのです。しかし、Diggyはラップのスキルはすさまじいわけですが、歌唱力で勝負するボーカリストではなと思うのです。そしてその歌モンのスタイルがオラオラ系のノリで、すべての曲の根底にこの感じを感じるのです。
 そしてSOUNDバリエーションがあっても、Diggyの前では、よくも悪くもすべてディギー色に染まってしまい、どの曲も同じ感じに耳に入ってしまう感覚をもってしまったのです。
 その感覚は、これまでSOを聞いてきたリスナーも感じたのか、SOUL'd OUTの音楽性は後退しているわけではないのですが、アルバムセールスも前3作より勢いがおちるのです。
 そして、レコード会社も、この閉塞感を打破するためか、3人それぞれがソロプロジェクトに入っていくのです。
 おれShinnosuke Freakなので、SOのソロプロジェクトで購入したのはS'CAPADEだけなので、このアルバムしか語れません。
 Shinnosukeのエスカペイドは10年6月に発売。ずっと聞きたかったShinの歌モノ集。才能ある12人の女性アーティストが集います。

S’CAPADE
クリエーター情報なし
SME

 S'CAPADE紹介の記事 
 完成度の高い楽曲がそろったアルバムだと思います。そして、これだけの歌えるアーティストが集合しているのも魅力的。ジャム&ルイスが全面制作した『Mo Money』のようなカラフルなアルバムを意識したというのもわかります。個人的には、思ったよりR&B色はうすく、見事にJapanese POPしてるけど、その枠の中に収まりきれないアルバムでもあると思います。
 そして、5thアルバム『So Mania』の発売まで4年半あきます。日本のシーンにおいては4年半という空白期間はけっこう長いと思う。SO解散か?等とも言われた。この長い空白は、各自がソロプロジェクトに時間を奪われていただけではない要素があると思います。
 ここ最近の音楽シーンは、危機的なものがあると思います。ますますネット配信が主体となり、CDが売れない。アルバムも売れにくい時代になった。売れるのは、AKBやEXILEのようなピラミッドの頂点に位置する一部のアーティスト。何が原因なのでしょうか。
 個人的に思うのは、娯楽、余暇の中に音楽を聞くという時間を持つ人が少なくなっている気がします。ましてやオレくらいの年齢の人たちは、CDを買ってまで聞こうと思う魅力的な楽曲、アーティストがいないんだと思う。
 そんな苦境の時代の中、12年8月SOUL'd OUTの5th『So Mania』が発売されます。

so mania(初回生産限定盤)(DVD付)
SOUL'd OUT
SME

 再活動1発目のシングルが「and 7」。久々のDiggyのFlowは新鮮だった。4thでは正直なとこ、新しさという感覚は薄かったのですが、この「and 7」では、また新たなスタイルに挑戦するSOを感じたし魅了された。Jazzyな感じもあり、simpleなアレンジもいい。このSOUNDはSOUL'd OUTのリスナーの上限をあげれる。
 さらに次のシングル「Superfeel」も大人の感性を感じる。こんな楽曲もできるのかって感じ。オレくらいの世代が好みそうなSOUND。
 配信シングルとなって「Unlsong」は、最先端のシンセアレンジの哀愁SONGでいい。エンディングのノスタルジックなピアノソロがかなり好きだったりもする。
 ShinnosukeのJam&Lewisへのオマージュはきちんとこのアルバムにもあります。それは「Singin' My Lu」の美しいピアノアレンジに感じれてうれしい。
 さらにSueは、Princeじゃん!この感じができちゃうのかぁとうなる。プリンスファンもニヤリとする1曲。 
 久々のSOの5枚目のアルバムは、若い層だけではなく、今、音楽を聴くことから離れている大人の世代にもうったえれる楽曲を満載のアルバム。80'S好きにも聞いて欲しいな~。
 アルバムセールスは、アルバムの完成度の高さに比例してないのが残念なとこ。洋楽しか聞かないって人もうならせる1枚。日本にこんなアーティストがいたのかとも思わせる。SOUL'd OUTのアーティスト性はまだまだ進化してる!
 ただし今の苦境の音楽シーンでどういうスタイルで売っていくかは、レコード会社も悩むとこでは。SOUL'd OUTのアーティスト性、実力は日本のシーンにおいても特別なものがあると思う。洋楽好きを満足させるSOUNDだけど、一般的なリスナーだとどうなんだろうな~ってのはある。やっぱリリック、はっきり聞き取れ、伝わるリリックもKeyだろうなーと正直思う。
 Diggyのラッピンスタイルは諸刃の剣的なとこがあるんだよな。ただ彼の存在感はすごいので、けっこう大物アーティスト系とのコラボなどして、彼のラッピンがフューチャーされるとかなりインパクト作れると思う。普通に聞いたら凄いモン、彼のスキルと存在感は。でもずっと聞いていると、そのすごさがだんだん薄れてしまう部分もあるんだよな~。そこが悩ましいとこ。
 LIVEでの彼らの存在感というか、エンターテイメント性もすごい。客をコントロールする運びもうまい。Bro.HiもLIVEではさらにその存在感を増す。LIVEでの彼らを見るとやはり“本物”なのを感じる。
 そして天才Trackmaster・ShinnosukeのSOUNDがある。
 S'CAPADEプロジェクトの第2弾も見たい。一見、女性ボーカルをフューチャーしたアルバムが彼の感性とあうように思う人も多いと思うけど、SOUL'd OUTのHARD エッジなSOUNDもあるわけです。
 男性ボーカリストを含んだ第2弾聞きたい。海外アーティストの参加もありだと思うんだけど。同じレーベルの久保田利伸さんとがっちり組んだR&Bアルバムなんて聞いてみたい。だってShinnosukeは、Jam&LewisやTeddy Riley、Babyface、Nile RodgersのSOUNDをエッセンスにSOUNDを作れる、日本のシーンにおいて稀有なProducerだもん。
 1stアルバムは50万枚売れたとけど、SOUL'd OUTとShinnosukeはもっとシーンに認知されるべき存在だと思う。そして彼らは元気のない日本の音楽シーンに刺激を与えれる存在にもなりえるアーティストだと思う。
 SOUL'd OUTは一見あわなそうな3人のバランス感も魅力だと思う。
 Diggyも、SOUL'd OUTの時とソロとでは空気が違う。その違いは何かと思うと、やはりトラックにあると思う。
 でそのトラックを作るのがShinnosukeなわけです。でShinnosukeのTrackはDiggyやHiのラッピンでないとだめなのかといわれると、正直わからない。ただShinnosukeの引き出しの広さはうなる。嵐のヒット曲「きっと大丈夫」はShinnosuke作。翔くんのイントロのラッピンもShinnosukeのTrackにかっこよくのってる。
 5月からは、SOUL'd OUT LIVE TOUR 2013 " To All The Soldiers & Angels "として全国5カ所でライブも開催。
 今後も注目しないわけにはいかないアーティストです。

Decade(完全生産限定盤)(2DVD付)
クリエーター情報なし
SME

LIVE AT 日本武道館~Tour 2007 “Single Collection”~ [DVD]
クリエーター情報なし
SME Records

★いわゆるB面曲の収録集。中にはこっちの方がA面の方がいいかもって曲もある。
Flip Side Collection
クリエーター情報なし
SME Records





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