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坂野嘉彦 只今仕事中!

Banno Yoshihiko , Work in progress!

坂野嘉彦:マンドリンの弾き方、聴き方、遊び方~山下直美の場合

2009年10月24日 | 作曲
お知らせです。今日の明日ですがコンサートあります。
今回はマンドリン奏者の山下直美さんを中心にしてロックフォーックのライブをまじえた内容で遊びます。直美さんの歌は心が動きます。たいしたもんだ。今回のスペシャルゲストとして山下顕(あきら)さんを招き、彼のリズムギターやマンドリンも楽しみたいと思います。また第二部では坂野の新作「レイヤーミュージック」を初演します。これもマンドリン音楽への新しいアプローチをする作品です。またCDに収録された作品から「手の音、足の音」を初演します。どちらもリハーサルではかなりいい感じになっています。ご期待!では明日!

坂野嘉彦 マンドリンの弾き方、聴き方、遊び方~山下直美の場合
日時 : 10月25日(日)14時から
場所 : カフェパルル (中区新栄) http://www.parlwr.net/
入場料: 1,500 ※飲食物持込可
(今回は会場での飲食物のオーダーに対応できません)

Program
1部 「ナチュラル」 ~歌に還る~
  ある手紙/空っぽの部屋/元気にしてる?作詞・曲:上冨直美 他
   他
2部
 手の音、足の音 坂野嘉彦
 死せる白鳥よ、あなたはまだ歌うのか? 坂野嘉彦
 レイヤーミュージック(新作初演)坂野嘉彦
   他
Guest マンドリン・ギター 山下 顕(あきら)
上智大学マンドリンクラブにてコンサートマスターを務める。
マンドリンを久保田孝氏、吉田剛士氏に師事。
現在、山下マンドリン教室主宰。NHK文化センター、カワイ音楽教室、
浜松市立高校マンドリンクラブ、西遠女子学園マンドリンクラブで講師を務める。
地元浜松を中心に積極的な演奏活動を行っている。

ヤゴ、しかもイトトンボ

2009年10月10日 | 日常
常滑で購入した大きな睡蓮鉢でメダカを飼い始めたが、最近その水の中に入れた憶えの無い生き物が増えている。小さなタニシみたいな貝はおそらく水草を入れた時に混入したのだろうし、ミジンコは空中浮遊している卵(ほんとだよ)がここで孵ったのだろう。まあこのあたりは予想していたので、さほど感動もなかった。しかし、ヤゴがいた。しっかし調べておらんのでなんとも断言できないが、多分イトトンボだと思う。僕はあらゆる生き物の中でもっとも美しいと思うのはウスバカゲロウとイトトンボだと思っている。ここ暫くイトトンボの姿を見なくなって久しかったので、これは嬉しいというよりびっくりだった。何を食べているのかよくわからないのだが、かなりでかいのが何匹かいる。家の近所でイトトンボが見られるようになると嬉しいので無事成虫になるよう見届けたい。

レコ発ワークショップ

2009年10月09日 | 作曲
巷にレコ発ライブ(レコ発のレコはレコードのレコ。昔の名残ですな)はありますがレコ発トーク&ワークショップありそうでない。それ、やります。以下ステップスの宣伝より転載します。

お知らせ

名古屋のギターとマンドリンの専門店「ムジーク・ゾリステン」にてマンドリン×コンテンポラリーのワークショップの開催が決定いたしましたのでご案内いたします。

日 : 10月17日(土)
時 : 14:00~16:00
場所 : ムジークゾリステン ミュージックスペース
      (名古屋市千種区)http://www.musik-solisten.com/

内容
 ・CD「Sense of STEPS」についてメンバートーク
 ・マンドリン×コンテンポラリーワークショップ
   CD収録曲「手の音、足の音」のグループ演奏 ※
 ・スペシャルゲスト 竹内勝利氏  「Hyper Calace!」作:坂野嘉彦(2008)
  竹内勝利氏
   愛知学院大学マンドリンクラブにてコンサートマスターを務める。
   第10回日本マンドリン独奏コンクール3位。
   マンドリンを川口雅行氏に師事。

参加方法

 当日、ゾリじステン にてCDお買い上げの方 参加無料
 既にCDを購入された方 500円
 ※会場都合上、参加人数に限りがございますので早めのご予約をおすすめします。
 ご予約はゾリステン へお申込み
 または、STEPS事務局http://stepsjapan.biroudo.jp/ まで。
  (ホームページ下方のメールフォームよりお申込み下さい。)
 マンドリン×コンテンポラリーを体験できるのはここだけです。
※注 演奏会・Liveではございません。楽器持参の上ご参加ください。


ファーブルの写真集

2009年10月07日 | 
子供の頃もっとも読んだ本の一つがあかね書房から出版されていた中村浩氏の翻訳による「少年少女ファーブル昆虫記」だった。この本の秀逸なところは中村氏による読みやすい翻訳と、なにより本の巻頭に掲載された白黒の写真だった。これらの写真はファーブルと、彼の息子ポール氏が撮影したものでファーブルの生前はもちろん、彼が死んだ後にもポール氏がこつこつと追加撮影したものである。白黒写真に残されたスカラベの艶やかさ、カミキリムシの蛹の迫力、ゾウムシの可憐さは、今日の進んだ撮影技術をもってしても超えられない魅力を放っている。また、写真に残されたファーブルの研究室と、この本を借りていた旧大高公民館のロビーと妙に似た雰囲気があったせいか、ロビーで本を読む自分がまるでファーブルの研究室にいるような妄想、いや、違うな。そう、まるでファーブル自身になった気がして、かび臭いロビーを研究室を歩く学者のように、コツコツ足音を立てて歩き回ったものだ。
そんなファーブル親子が撮影した写真を集めた本があった。30年程前に出版されたものの復刻版である。万人にとって良い本かどうかはわからないが、僕のように子供の頃あかね書房の「ファーブル」シリーズを読んだものにとっては垂涎の書だとおもう。
昭和40年代生まれよ!必見、必読!

と上記のような事を熱ーく語り、この写真集を妻に見せたところ
「うわっ、うわっ・・・・・・ひえ~っ!」で終わりました。
オレのノスタルジーがっ!

メルセデス・ソーサ死去

2009年10月07日 | 作曲
友人から「聞きましたか」と、メルセデス・ソーサの死去を知らせるメールが届く。ここ最近「アルフォンシーナと海」をアレンジしたり、ケーナ奏者、ラウロ氏(ラミレスバンドのケーナ奏者)からラミレスのこの作品とソーサの話を聞いたばかりだったので不思議な感覚に陥っている。
ファンの一人として合掌。いや、メルセデス・ソーサは仏教徒ではないだろう。もとい、黙祷。

ヴィヴァルディ四季 ドレスデン版に思う

2009年10月06日 | 作曲
 ドレスデン版というヴァージョンをヴィヴァルディ自身が作っているわけではなく当時ドレスデンにおいて「四季」に管楽器を挿入して演奏されたという記録が残っている事から、管楽器を加えた演奏にこの名称が使われている。もちろん記録だけなのでどの部分にどの管楽器を使うというのは演奏家の自由のためいろいろなパターンで演奏されている。その演奏を聴いて、ちょっと思い出した。
 15年程前(ちょっと不明)になるがジャズピアニストで作曲家のジョン・ルイスがバッハの平均律をジャズとクラッシックの中間の演奏スタイルで演奏、録音しており、当時かなり話題を集めていた。僕もレコードを買って聴いた記憶がある。いまのイタリア古楽における流行の演奏というのが、このジョンルイスの平均律の演奏解釈に近いのである。なんというか、自由奔放というのか、やりたい放題というのか。僕としては古楽やジャズやクラッシックにおける「考古学的演奏精度」にはあまり興味がないので、正しいのか間違っているのか、そんな事はどうでもでもいいのであるが、可能性を否定するのだけは避けたい。だからドレスデン版とか変な家系図みたいな事を言わず「管弦楽伴奏にオレが編曲した版」と銘を打てばいいのだ。この違和感はジョンルイスの平均律にも感じていた。「バロックは当時ジャズのように演奏されていた、通奏低音の演奏方法はジャズの即興演奏と同じであるからこれは立派なジャズ(クラッシックである)云々かんぬん」
 そうじゃなくて「オレのバッハ。」これでいいのではないか。だからドレスデン版というのは僕にとっては「オマエさんの四季」であり、ヨッタヨタのリズムが特徴の流行の演奏も「オマエさんのバロック」になるのである。これこそ音楽が生きている証でもある。

週末に津田ホールで

2009年10月05日 | 作曲
週末に東京千駄ヶ谷の津田ホール開催される bluemallet concert vol.4 におきまして生瀬まゆみさんのマリンバ独奏で「チィムバロン モジュール」が演奏されます。これはパーカッションショップ、ブルーマレットさんが年に一回開催しているコンサートで、今年で4回めを迎えますが、現代曲や、現代曲でありながらもはや古典に分類されるような作品、そして話題の作曲家による委嘱新作など毎回興味深いプログラムを聴かせるホットな内容のコンサートです。また構成も複数の演奏家によるミニリサイタル形式によるバラエティに富んだ内容になっています。
今回演奏される坂野作品の「チィムバロン モジュール」は、マリンバ二重奏曲と大太鼓のアンサンブル版が、特異なアンサンブルチーム「どってん博物館」のレパートリーとして定着しており、しばしば演奏される機会もあるのですが、こちらの独奏版は久しぶりの演奏になるので僕も楽しみです。坂野も当日会場に行く予定です。お時間ある方、興味のある方はぜひどうぞ。

詳細はこちらブルーマレットさんのページをご覧ください。


2009年10月04日 | 日常
実家の町内でおこなわれる秋祭りに子供を連れて参加した。子供獅子について町内をまわり軒付けみたいに掛け声をかけて、駄賃をいただくというアレである。僕が子供の頃はこういう伝統行事にわりと批判的で子供が担ぐ獅子に向かい「こりゃ子供獅子ではないな、こじき獅子だ」と露骨に罵声を浴びせられたり、「もう来年から来ないでね」と迷惑そうにお金を投げつけたおばさんなど結構ワイルドな人もいた。あれが時代のせいだったのだろうか。今そんな嫌がらせをする人はいないのであるが、そういう考えがなくなるとは思えないので、おそらく息をひそめて獅子が通過するのをまっているのであろうか。おそらくそうだろう。
 僕自身はこういう行事は賛成であるし無形の文化財であると思うから残すべきだと考えている。子供たちは意味もわからずわっしょい言っているだけだから、そんなのに駄賃をやるのはいやだ、と一見正論を言う方もいらっしゃるが、そんな事子供が理解していたら気持ち悪いでしょう。そうなると、もはや商売であり、仕事である。わけもわからず「わっしょい」をいう子供がいて、横で大人が「これは獅子が家を訪ねることによって不幸を追い出すんだよ」としたり顔で説明すればいいし、それが日本のあるべき姿である。
子供獅子反対の人もぜひ一度したり顔で解説をしてみると良いと思う。こんな祭の楽しみ方もあるのです。


新作のリハーサルとカサドシュ

2009年10月03日 | 作曲
今月におこなわれるステップスのライブのためのリハーサルが開始。今日はCDにも収録していた「手の音、足の音」を大編成、新ルールでの練習と、タイトル未定の新曲、(これは六重奏曲)を練習。まだまだ課題は山積ではあるが、頭の中で考えていた音を空気を通して聴くことができたので全ての問題に対して対策が立てられる状態になった。安心してはいけませんが、すこしだけ先が見えてくるというのは、やっぱりほっとする。

リハーサルが思ったより早めに終わったので、帰宅しチェリストの石田さんからお借りした僕の大好きなカサドシュのモノラルレコードをデータ化、軽くマスタリング、ついでにノイズリダクション、そしてiPodに収録してみる。これは完全に趣味の世界であります。とにかくカサドシュというピアニスト、恐ろしく音が綺麗なのですよ。およそ世間で言われる「ピアノの美しい音」というはこれがベースになっているんじゃないかと思うほど。5曲ほどドビュッシーとラヴェルの作品が収録されていたので暫くはこればかり聴きそうである。というかもうこればかり聴いています。


歯医者

2009年10月02日 | 作曲
またしても歯医者である。またしても神経を抜かれてしまった。そして、これが一番ショックだったのだが、奥歯のブリッジしていたところの、真ん中がやられたのだ。最初から治療のやり直しである。知り合いの歯医者さん(といっても現場の先生ではなく大学の教授ですが)は「そりゃ、すぐ行ってください。はやく行けば行くほどいたくないですよ」と言う。わかってはいるんですが。