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坂野嘉彦 只今仕事中!

Banno Yoshihiko , Work in progress!

プラントカンタービレNo.2 PlantCantabile No.2

2012年06月09日 | 作曲
マリンバとピアノのための作品、「プラント・カンタービレNo.2」の動画を公開しました。演奏はどってん博物館やオムトンの活躍でおなじみの高橋若菜さん、ピアノは柴田順子さんです。(ちなみに時折画面に現れる譜メクリストは打楽器奏者の正木恵子さんです)

プラントカンタービレNo.2 PlantCantabile No.2

「すこぶる」のリハーサル

2012年02月26日 | 作曲
今日も"すこぶる"のリハーサルを名古屋音楽大学でおこないました。最後のリハーサルでしたが、いい仕上がりで本番が楽しみです。全部の楽器それぞれにかなり難しいカデンツァを書きましたが、皆さん何の問題もなく素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
「すこぶる」は、1.すこぶる静かに(前奏曲)、2.すこぶる元気に(行進曲)、3.すこぶる平穏に(相聞牧歌)、4.すこぶる強く(舞曲)の4つの小品から構成されています。お箏は樽本里美さん、バリトンサキソフォンは梶山裕明さん、ピアノは樽本侑季さんです。

聴覚的生活の方法

2012年01月17日 | 作曲
ちょっとタイミングが遅れましたが、季刊「奏でる!」というマンドリン専門誌の2011年冬号(Vol.13)に坂野の作曲したマンドリン二重奏曲「聴覚的生活の方法」より第一曲「犬のように」第二曲「雲のように」第三曲「鳥のように」が掲載されています。今年の2012年の春号に残りの第四曲と第五曲が掲載される予定。楽器屋さんや本屋さん、あるいはネットで入手可能です。

やっと一息

2012年01月17日 | 作曲
昨年の12月頃からとりかかっていた独奏ヴィブラフォン、マリンバ、ケンハモのための作品、「ギャマット・ミックス」とサックス、ピアノ、箏のための組曲(仮題)を書き上げました。「ギャマットミックス」は2月の頭に東京で、箏とピアノ、サックスの組曲は3月に名古屋で初演されます。また2月にマンドリンオーケストラの新作「庭園植物図鑑」が同じく名古屋で初演される予定です。また追ってご紹介したいと思います。あ~、一息。

昆虫サンプリングとトランペット、クラリネット、マリンバ、チェロ、マンドリンアンサンブルのための音楽

2011年10月05日 | 作曲
週末多治見で上演するシンフォニーのクライマックスが完成。虫の音をサンプリング処理し、その音源にトランペット、クラリネット、チェロ、マリンバ、打楽器、マンドリンアンサンブルが加わるという作品になりました。美術館の中心にある滝の周りにそれぞれの楽器を配置し、人力サラウンドというか、本来のサラウンドを目指しています。もしかしたら、リアル3D音楽かな。ともあれちょっと一息入れて本番までは演奏者としての準備に専念です。

バッカスを聴きに

2011年08月27日 | 作曲
ちょっと台風が心配でしたがマンドリンオーケストラ楽団のバッカスマンドリーノの「バッカス21」を聴きにいきました。坂野作品は「古代舞曲」の打楽器加筆版が初演という事でいつもより緊張して会場で待っていましたが、演奏者の圧倒的な力量でかなりの名演になりました。その後ゲストのポルトガルギターとマンドリンのデュオ、マリオネットさんを交えた演奏などもあり3時間たっぷり楽しみました。あまりの長時間でちょっとだけふらふらになりましたが。その後、打ち上げ会場へ行きマリオネットの吉田剛士さんとワインを飲んだり、バッカスの皆さんとお話したり、作曲家の吉水秀徳さんと音楽の話をしたりして大盛り上がり。はっと気づけば午前3時。あわてて吉水さんと指揮者の小川君と泊まるホテルへ。シャワーあびたりメールしたり結局寝たのが午前4時。くたびれましたが、楽しい一時でありました。

初演の録音が来た

2011年01月26日 | 作曲
23日初演された「深川潜水」の録音が、ピアニストの岡野勇仁さんから届く。名演でした。初演の状況はそら庵さんのブログにアップされています。岡野さんや今西さんから電話をいただき感想など伺いました。話しながら、この深川潜水をコンチェルトスタイルで演奏するというアイディアが浮かびました。ぜひ実現したいと思います。

フーガの技法とルービックキューブ

2010年11月03日 | 作曲
仕事部屋の本を整理していたらフーガの本とか厳格対位法の本が出てきた。ぱらぱらとめくってみるとやっぱり面白い。真の意味でのアカデミズムとは、不特定多数の人間が感じる快感というものを公式化し、それを伝達する事だろう。現在自分が作っている音楽とほとんど関係ないのだが、この快感の公式が持つ暴力的な面白さこそ西洋音楽が世界を席巻した原動力かもしれない。それが芸術に作用すればバッハになるけど、政治に使われるとヒトラーやムッソリーニみたいになる。と、まあ話が少しそれてしまいましたが、この教科書本を読みつつ「フーガの技法」の幾つかを写譜。そして紆余曲折ありつつも、フーガとルービックキューブの関係を思いつく。作品になりそうな手応えもある。まあアイディア倒れにならぬようこれは慎重に進めます。なんかハンガリーの人が論文書いてそうだけどさ。