即興映像の作品「それぞれに降る雨」をYOUTUBEへアップしました。
管楽二重奏で即興演奏します。少ない音数で、限られた音量で、どこまでのポエジーを紡ぎ出せるのか、じっくり考えたいと思います。
坂野嘉彦、山田さとし 二重奏
傾奇御免 春の章
出演:坂野嘉彦(クラリネット、鍵盤類他)
山田聡(ケーナ、トランペット他)
2012年5月26日(土)
カルヴァドス
名古屋市千種区内山3-20-6
Tel 052-733-8467
open :7:00pm/ start 7:30pm
charge:1,500円 (one drink in)
坂野嘉彦、山田さとし 二重奏
傾奇御免 春の章
出演:坂野嘉彦(クラリネット、鍵盤類他)
山田聡(ケーナ、トランペット他)
2012年5月26日(土)
カルヴァドス
名古屋市千種区内山3-20-6
Tel 052-733-8467
open :7:00pm/ start 7:30pm
charge:1,500円 (one drink in)
自分という事だけではなく、あらゆる意味でおおきな節目となった2011年最後に作曲した作品であり、2012年最初の初演作品となった「ギャマットミックス」の初演がおわりました。
坂野は前日から前ノリして、どってん博物館のリーダー(館長さん)の高橋若菜さんのお宅に泊まりこみ初演にそなえました。お昼に本厚木でメンバーのボブくんと今回のソリストであり日本屈指のヴィブラフォニストである服部恵さんと合流、ランチの後リハーサルを行いました。事前に録音を送ってもらい、演奏に注文をつけたり修正したりしていたので、特に付け加える事もないと思っていましたが、直接リハーサルに参加する事で自分の作品を客観的に捉えなおす事ができ、もう一歩掘り下げる事ができました。
個人的な事なので誰にも話していませんでしたが、この「ギャマットミックス」を作曲していた時、「怒り」という感情が一番強かったと思います。震災やその後におこった原発の問題、政府の対応、国際問題、被災地への支援の形、個人的な体調などなど、とにかくやるせない気持ちを抱えた中での作曲は肉体的にも精神的にも本当に苦しかった。しかし、そういった作家個人の陰の部分から作られた音楽を見事に浄化し、演奏の喜びや音楽の面白さ、そして音楽家や作曲家が社会とコミュニケートする一番オリジナルな姿を作曲した本人に教えてもらったと思います。また、今回ソロを弾いていただいた服部恵さんはヴィブラフォン奏者というよりも音楽家として圧巻でした。技術はもちろん超一流ですが、作品に対する取り組みの姿勢、集中力の作り方、そして何より音楽を演奏する喜び、聴いてもらう幸せを演奏という形で自分以外の人に提示する事ができる演奏家だと思います。これは打楽器アンサンブル「どってん博物館」の皆さんにも共通することでした。打楽器アンサンブルという古典的なレパートリーが少ない音楽形態では、他ジャンル比べ新作に取り組む機会が多く「心」が自由になる反面、しばしばその音楽にたいして刹那的な演奏、解釈が多いように思います。これ自体は悪い事ではありませんが、どんなによく出来た作品でも空気の振動をあまり経験していない音楽は人間でいう赤ん坊のような存在です。なるべく空気の振動を経験させ、演奏家が培った過去の空気感を入れなければなりません。これは現存する作曲家の僻みなのかもしれませんが、ベートーヴェンやドビュッシーの演奏ではごく当たり前に行われている空気感の入れ込みが新作では蔑ろにされている事が多いと思います。「どってん博物館」の演奏は既成の作品はもちろん、新作に対してもきちんと呼吸し、立って歩き、トイレに行き、笑い、悲しむ感情を込めていると思います。服部恵さんにせよ、どってん博物館にせよ演奏家の人たちは常に技術的な課題を自らに課しそれを克服すべく日々精進しているのだと思います。しかし、この「音楽が音楽として成熟してゆくために練習し演奏する」という真摯な態度はなによりも素晴らしいと思いました。うるうる。
本番のコンサート自体もバラエティに富んだ内容だったと思います。JFCの作曲賞でグランプリを受賞された宮内さんの新作は一本の線が揺れて離れてゆき立体的な音場を作る作品で一見前衛的な演奏形態と響きを持っていましたが、雅楽のように一本の旋律線が楽器や演奏家というプリズムを通すことによりカラフルで多層的な音楽になるような、むしろ日本の古典音楽がもっている日本人の精神性に根ざした音楽でした。坂野はあまりの美しさに暫し恍惚としていました。くらくら。またボブくんの筆によるポップでキュートなトリオ作品をじっくり堪能できました。とくに二曲目はトリオの醍醐味を味わえる作品でした。構成の巧みさに舌をまきました。きゅんきゅん。牛島さんの名作「TEBASAKI」を聴けたのもうれしかった。も~聴いた後、頭の中からフレーズがとれなくて困りました。その後指揮しなきゃならなかったので、結構本気で困っていたぐらいです。ぐるぐる。
楽しい打ち上げの後神奈川に戻り館長宅でさらに飲みなおし就寝。翌日、正木さんは用事があるため早朝に東京へ帰ってしまいましたが、若菜ちゃんとボブくんとラーメンをたべ海老名に送ってもらいました。
レポートにならない雑感でした。
坂野は前日から前ノリして、どってん博物館のリーダー(館長さん)の高橋若菜さんのお宅に泊まりこみ初演にそなえました。お昼に本厚木でメンバーのボブくんと今回のソリストであり日本屈指のヴィブラフォニストである服部恵さんと合流、ランチの後リハーサルを行いました。事前に録音を送ってもらい、演奏に注文をつけたり修正したりしていたので、特に付け加える事もないと思っていましたが、直接リハーサルに参加する事で自分の作品を客観的に捉えなおす事ができ、もう一歩掘り下げる事ができました。
個人的な事なので誰にも話していませんでしたが、この「ギャマットミックス」を作曲していた時、「怒り」という感情が一番強かったと思います。震災やその後におこった原発の問題、政府の対応、国際問題、被災地への支援の形、個人的な体調などなど、とにかくやるせない気持ちを抱えた中での作曲は肉体的にも精神的にも本当に苦しかった。しかし、そういった作家個人の陰の部分から作られた音楽を見事に浄化し、演奏の喜びや音楽の面白さ、そして音楽家や作曲家が社会とコミュニケートする一番オリジナルな姿を作曲した本人に教えてもらったと思います。また、今回ソロを弾いていただいた服部恵さんはヴィブラフォン奏者というよりも音楽家として圧巻でした。技術はもちろん超一流ですが、作品に対する取り組みの姿勢、集中力の作り方、そして何より音楽を演奏する喜び、聴いてもらう幸せを演奏という形で自分以外の人に提示する事ができる演奏家だと思います。これは打楽器アンサンブル「どってん博物館」の皆さんにも共通することでした。打楽器アンサンブルという古典的なレパートリーが少ない音楽形態では、他ジャンル比べ新作に取り組む機会が多く「心」が自由になる反面、しばしばその音楽にたいして刹那的な演奏、解釈が多いように思います。これ自体は悪い事ではありませんが、どんなによく出来た作品でも空気の振動をあまり経験していない音楽は人間でいう赤ん坊のような存在です。なるべく空気の振動を経験させ、演奏家が培った過去の空気感を入れなければなりません。これは現存する作曲家の僻みなのかもしれませんが、ベートーヴェンやドビュッシーの演奏ではごく当たり前に行われている空気感の入れ込みが新作では蔑ろにされている事が多いと思います。「どってん博物館」の演奏は既成の作品はもちろん、新作に対してもきちんと呼吸し、立って歩き、トイレに行き、笑い、悲しむ感情を込めていると思います。服部恵さんにせよ、どってん博物館にせよ演奏家の人たちは常に技術的な課題を自らに課しそれを克服すべく日々精進しているのだと思います。しかし、この「音楽が音楽として成熟してゆくために練習し演奏する」という真摯な態度はなによりも素晴らしいと思いました。うるうる。
本番のコンサート自体もバラエティに富んだ内容だったと思います。JFCの作曲賞でグランプリを受賞された宮内さんの新作は一本の線が揺れて離れてゆき立体的な音場を作る作品で一見前衛的な演奏形態と響きを持っていましたが、雅楽のように一本の旋律線が楽器や演奏家というプリズムを通すことによりカラフルで多層的な音楽になるような、むしろ日本の古典音楽がもっている日本人の精神性に根ざした音楽でした。坂野はあまりの美しさに暫し恍惚としていました。くらくら。またボブくんの筆によるポップでキュートなトリオ作品をじっくり堪能できました。とくに二曲目はトリオの醍醐味を味わえる作品でした。構成の巧みさに舌をまきました。きゅんきゅん。牛島さんの名作「TEBASAKI」を聴けたのもうれしかった。も~聴いた後、頭の中からフレーズがとれなくて困りました。その後指揮しなきゃならなかったので、結構本気で困っていたぐらいです。ぐるぐる。
楽しい打ち上げの後神奈川に戻り館長宅でさらに飲みなおし就寝。翌日、正木さんは用事があるため早朝に東京へ帰ってしまいましたが、若菜ちゃんとボブくんとラーメンをたべ海老名に送ってもらいました。
レポートにならない雑感でした。
打楽器アンサンブルどってん博物館がコンサートをします。坂野の新作も初演されます。まだチケットはあるようなのでお時間ある方はぜひご来場ください。詳細はメンバーである正木さんのブログを以下に転載しますのでご覧ください。
以下転載です。
今週日曜日の2月5日に、友人たちと組んでいる打楽器アンサンブルの演奏会を約2年ぶりに開催します。ばっちり充電してかなり力入ってます!
ゲストに東京芸大出身の素晴らしい打楽器奏者である服部恵さんをお迎えして、ヴィブラフォンと打楽器アンサンブルの協奏曲を演奏します!もちろん、新作です♪坂野嘉彦さん作曲のかっこいい曲です、ここでしか聞けません!!他の曲も良い曲揃ってます~♪
今回で6回目のコンサートになりますが、史上最高に豪華なプログラムになりました!!お時間ある方は是非お越し下さい!
どってん博物館 Concert
vol.6「Percussion Music Exhibition」
2012年2月5日(日)
開演15:00 開場14:30
門仲天井ホール (tel 03-3641-8275)
前売り¥1500当日¥2000
出演:どってん博物館(高橋若菜 渡邉達弘 正木恵子)
ゲスト:服部恵(vib.)、坂野嘉彦(cond.)
曲目:●踏切(映像付)/坂野嘉彦 映像/野村幸弘
●GAMUT MIX ~ for solo VibrafoneKerbordharmonika and 2 Marimba~
/坂野嘉彦(委嘱作品/新作初演)ソリスト:服部恵
●TEBASAKI/牛島安希子
●打楽器のための新作(タイトル未定)/宮内康乃(委嘱作品/新作初演)
●空想で描く24のクレヨン画 より/渡邉達弘 他
以下転載です。
今週日曜日の2月5日に、友人たちと組んでいる打楽器アンサンブルの演奏会を約2年ぶりに開催します。ばっちり充電してかなり力入ってます!
ゲストに東京芸大出身の素晴らしい打楽器奏者である服部恵さんをお迎えして、ヴィブラフォンと打楽器アンサンブルの協奏曲を演奏します!もちろん、新作です♪坂野嘉彦さん作曲のかっこいい曲です、ここでしか聞けません!!他の曲も良い曲揃ってます~♪
今回で6回目のコンサートになりますが、史上最高に豪華なプログラムになりました!!お時間ある方は是非お越し下さい!
どってん博物館 Concert
vol.6「Percussion Music Exhibition」
2012年2月5日(日)
開演15:00 開場14:30
門仲天井ホール (tel 03-3641-8275)
前売り¥1500当日¥2000
出演:どってん博物館(高橋若菜 渡邉達弘 正木恵子)
ゲスト:服部恵(vib.)、坂野嘉彦(cond.)
曲目:●踏切(映像付)/坂野嘉彦 映像/野村幸弘
●GAMUT MIX ~ for solo VibrafoneKerbordharmonika and 2 Marimba~
/坂野嘉彦(委嘱作品/新作初演)ソリスト:服部恵
●TEBASAKI/牛島安希子
●打楽器のための新作(タイトル未定)/宮内康乃(委嘱作品/新作初演)
●空想で描く24のクレヨン画 より/渡邉達弘 他
お知らせです。
出演:坂野嘉彦(クラリネット、鍵盤類他)
山田聡(ケーナ、トランペット他)
2011年11月19日(土)
カルヴァドス
名古屋市千種区内山3-20-6 Tel 052-733-8467
open :7:00pm/ start 7:30pm
charge:1,500円 one drink in
異形の作曲家 坂野 嘉彦 アートサウンドの奇才 山田 聡
人々を困惑させる音楽に傾倒する二人のラビリンス!
「傾奇御免」秋の章
人々を困惑させる音楽に傾倒する二人のラビリンス!
「傾奇御免」秋の章
出演:坂野嘉彦(クラリネット、鍵盤類他)
山田聡(ケーナ、トランペット他)
2011年11月19日(土)
カルヴァドス
名古屋市千種区内山3-20-6 Tel 052-733-8467
open :7:00pm/ start 7:30pm
charge:1,500円 one drink in
午後から現場に入り、リハーサル、音響作り、照明セッティングなど等こなして本番。子供に風邪をうつされて少し熱っぽい状況での本番でしたが、美しい作品になりました。月もきれいで、風も軽く、心配した楽譜の飛散、譜面台の転倒などもなく、蚊もおらず、しかし虫の音だけは通奏低音のようにずっとコンサートを支えてくれました。今回のコンサートは現場でC#の音が一番強く聞こえてきたので(大部分は虫の音でしたが)、すべての音楽はC#を基本音として作曲、選曲しました。おかげで美術館全体にも綺麗な響きを作れたと思います。
一番左の上の方に坂野の木管楽器と鍵盤ハーモニカ、その反対側の一番右の階段の踊り場に林敬子さんの打楽器、センターのステージにマンドリンカルテット(山下直美さん、中島裕善さん、中村直哉さん、野尻敦子さん)、その左の通路に山田聡さんのトランペット、そしてステージの下の階段に石田和佳さんのヴァイオリンチェロを配置しました。美術館の照明は極力落とし、800以上の燈篭に明かりを入れて水に浮かべた様はとてもはかなく美しいものでした。そして写真ではわかりにくいのですが反響板がわりに山があり、不思議な反響音を聴かせてくれました。
プログラムは
M-1 虫の音とC#のサンプリング音楽~トランペット、打楽器、鍵盤ハーモニカの即興(坂野作曲)
M-2 バッハの無伴奏チェロ組曲より
M-3 マンドリンアンサンブルによるドビュッシーの小組曲より
M-4 ソプラニーノリコーダー、トランペット、チェロ、打楽器によるスケルツォ(坂野作曲)
M-5 クラリネット、トランペット、チェロ、マンドリンアンサンブル、打楽器による「UZU-UZU(うずうず)(坂野作曲)
の5曲です。最後の「UZU-UZU」は全員の演奏に虫の音のサンプリング音楽を同時演奏しました。
撮影は濱条さとしさんです。
一番左の上の方に坂野の木管楽器と鍵盤ハーモニカ、その反対側の一番右の階段の踊り場に林敬子さんの打楽器、センターのステージにマンドリンカルテット(山下直美さん、中島裕善さん、中村直哉さん、野尻敦子さん)、その左の通路に山田聡さんのトランペット、そしてステージの下の階段に石田和佳さんのヴァイオリンチェロを配置しました。美術館の照明は極力落とし、800以上の燈篭に明かりを入れて水に浮かべた様はとてもはかなく美しいものでした。そして写真ではわかりにくいのですが反響板がわりに山があり、不思議な反響音を聴かせてくれました。
プログラムは
M-1 虫の音とC#のサンプリング音楽~トランペット、打楽器、鍵盤ハーモニカの即興(坂野作曲)
M-2 バッハの無伴奏チェロ組曲より
M-3 マンドリンアンサンブルによるドビュッシーの小組曲より
M-4 ソプラニーノリコーダー、トランペット、チェロ、打楽器によるスケルツォ(坂野作曲)
M-5 クラリネット、トランペット、チェロ、マンドリンアンサンブル、打楽器による「UZU-UZU(うずうず)(坂野作曲)
の5曲です。最後の「UZU-UZU」は全員の演奏に虫の音のサンプリング音楽を同時演奏しました。
撮影は濱条さとしさんです。
お知らせです。多治見の岐阜県現代陶芸美術館における夜の野外コンサートです。
池に浮かぶ陶磁器にともされた蝋燭の明かりの中、サンプリングの音楽からはじまりクラリネット、チェロ、パーカッション、トランペット、マンドリンアンサンブルによる「UZU-UZU」までをシンフォニーというくくりで上演する幻想的なコンサートです。入場無料です。ぜひご来場ください。
ナイトミュージアム あかりコンサート
10月9日(日)開演19:20 終演20:00
岐阜県多治見市:セラミックパーク MINO 水上ステージ
入場無料
出演:作曲・他 坂野嘉彦/チェロ 石田和佳/パーカッション 林 敬子/トランペット・ケーナ 山田 聡/Contemporary Mandolin Unit STEPS
(中村直哉、山下直美、中島裕善、野尻敦子)
内容:約800点もの陶製の灯篭からこぼれるろうそくのあかりの中、夜のセラミックパークMINOでおこなわれる幻想的なコンサート。
曲目:坂野嘉彦/「セラミックパークMINO」の夜の交響曲
【問】0572-25-4111 国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会事務局
池に浮かぶ陶磁器にともされた蝋燭の明かりの中、サンプリングの音楽からはじまりクラリネット、チェロ、パーカッション、トランペット、マンドリンアンサンブルによる「UZU-UZU」までをシンフォニーというくくりで上演する幻想的なコンサートです。入場無料です。ぜひご来場ください。
ナイトミュージアム あかりコンサート
10月9日(日)開演19:20 終演20:00
岐阜県多治見市:セラミックパーク MINO 水上ステージ
入場無料
出演:作曲・他 坂野嘉彦/チェロ 石田和佳/パーカッション 林 敬子/トランペット・ケーナ 山田 聡/Contemporary Mandolin Unit STEPS
(中村直哉、山下直美、中島裕善、野尻敦子)
内容:約800点もの陶製の灯篭からこぼれるろうそくのあかりの中、夜のセラミックパークMINOでおこなわれる幻想的なコンサート。
曲目:坂野嘉彦/「セラミックパークMINO」の夜の交響曲
【問】0572-25-4111 国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会事務局
お昼ごろボブくんと合流。大量の麺とチャーハンによる、いわゆる「体に打ち込むランチ」をする。さあ、これで夜10時ごろまで大丈夫だ。恒例のアキバヘッドフォン、イヤフォンツアーに出発。ここでイヤフォンを新調しお古を正木さんに差し上げるという、いわゆる「回し」をします。見る人によって「昼から風俗か」とあらぬ誤解を受けるかもしれないほど鼻息を荒くし、秋葉原駅を突き抜ける坂野の姿はまるで獲物を狙う一匹のヒョウに見えたことでありましょう。で、店に到着しさっそく物色にかかります。といっても坂野はほとんどゼンハイザーの一本釣り。片っ端からゼンハイザーをチェックし試聴にかかろうとした瞬間でありました。
「あれ、あれ、チェック用にiPodを使いたいんだけど、電源が入らないな。さっきまで動いていたんだけど。ボブくんわかる?」
「ほんとですね。落ちたかな。電源ケーブルもってるんでちょっとコンセント借りてやってみましょう」
「用意周到だね。あ、つないだら電源はいる。よかった。なんだろバッテリー切れかな」
「のようですねぇ。よかったですね。坂野さん負のオーラがメラメラでしたから。あ、そのまま電源コードください」
「あ、抜いたら消えた」
「げ」
「もっぺん繋げよう・・・・・・あ、動いた。で、抜くと、あ、あ、あ、消えたよ、消えた見たことも無いような画面が出て消えたよ」
「・・・・坂野さん、新宿のアップルストアへ行きましょう。おそらくダメです」
「はい」(ダメという言葉が頭のなかでループしている)
というようなやりとりがあり新宿のアップルストアへ。結局そこでもコントのようなやり取りがありiPodを新調する結果となりました。
過程はどうであれiPodが倍の容量になった事は、それはそれでうれしい事である、そう良い結果である。と、自己催眠をかけながら再びアキバへ行き、幡田くんと合流。ちょとお茶して五反田のお店へ行きそこで正木さんも合流、「坂野嘉彦、只今滞在中」というヘッドアレンジのジャズよりライブをしました。バッカスの小川君もきてくれたりしてライブは楽しく出来ました。で、そのまま打ち上げ。結構フラフラになり、江古田に帰ってくるも炭水化物を摂取していないことに気がつき、「漁民」へ飛び込み「飲み物は入らない。お茶漬けください」とお茶漬けを食べました。大いに楽しみ結局この日も午前三時就寝。
「あれ、あれ、チェック用にiPodを使いたいんだけど、電源が入らないな。さっきまで動いていたんだけど。ボブくんわかる?」
「ほんとですね。落ちたかな。電源ケーブルもってるんでちょっとコンセント借りてやってみましょう」
「用意周到だね。あ、つないだら電源はいる。よかった。なんだろバッテリー切れかな」
「のようですねぇ。よかったですね。坂野さん負のオーラがメラメラでしたから。あ、そのまま電源コードください」
「あ、抜いたら消えた」
「げ」
「もっぺん繋げよう・・・・・・あ、動いた。で、抜くと、あ、あ、あ、消えたよ、消えた見たことも無いような画面が出て消えたよ」
「・・・・坂野さん、新宿のアップルストアへ行きましょう。おそらくダメです」
「はい」(ダメという言葉が頭のなかでループしている)
というようなやりとりがあり新宿のアップルストアへ。結局そこでもコントのようなやり取りがありiPodを新調する結果となりました。
過程はどうであれiPodが倍の容量になった事は、それはそれでうれしい事である、そう良い結果である。と、自己催眠をかけながら再びアキバへ行き、幡田くんと合流。ちょとお茶して五反田のお店へ行きそこで正木さんも合流、「坂野嘉彦、只今滞在中」というヘッドアレンジのジャズよりライブをしました。バッカスの小川君もきてくれたりしてライブは楽しく出来ました。で、そのまま打ち上げ。結構フラフラになり、江古田に帰ってくるも炭水化物を摂取していないことに気がつき、「漁民」へ飛び込み「飲み物は入らない。お茶漬けください」とお茶漬けを食べました。大いに楽しみ結局この日も午前三時就寝。
翌日8時半頃フロントから「朝ごはんだよ」と叩き起こされモーローとしながら朝ごはん。しばらくうだうだして作家にして音楽家の水城ゆうさんの「羽根木の家」へ伺う。しばらくうだうだして下北沢にあるライブハウス「音倉」へ移動。水城さんのピアノと朗読、歌でランチタイムライブがあり、坂野も一曲だけ演奏させてもらいました。水城さんとは何度もご一緒しているのですが、今回のようにモード即興という、ある意味はっきりと枠を決めた演奏ははじめて。おまけにこの「音倉」のピアノは異様と表現してもかまわないほどよく鳴るピアノで、結構力みがあったかもしれませんが、まあまあお昼の音楽らしいものになりました。楽しくライブは終わりたまたま東京に来ていた劇団クセックの樋口君と柴田さんも一緒に再び羽根木の家へ。暫く休憩し水城さんと別れて坂野は江古田へ。ボブ君、正木さんと合流し、かねてからの懸案だったギョーザのうまい山東へ行き、飲め、喰えで大騒ぎしました。その後銭湯へ行きさらに飲み直し、どーでもいいようなドラゴンボールの話などして午前3時頃就寝。あじー。