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坂野嘉彦 只今仕事中!

Banno Yoshihiko , Work in progress!

マンドリンソロ曲「ハイパーカラーチェ」作曲中

2008年11月29日 | Weblog
カラーチェという作曲家、というより演奏家はマンドリンという楽器に関わらないとたぶん一生聞かない名前だとおもう。この人はひたすら自己の楽器演奏に固執した音楽家でマンドリン以外はまったく興味なしという心意気がひしひしと伝わる、ある意味かわった楽曲を数多く残している。今回マンドリンの独奏曲を作るという事ではどうしてもはずせない名前でありました。

さて、今回とりかかっているこの作品の事を少し。
 マンドリン奏者の人に「マンドリンを弾く人が絶対知っていて、しかも演奏したことのある楽曲ってなんですか?」と質問したところ「ムニエルの20番というエチュードですよ」という返事が返ってきた。楽譜を見せてもらう。う=ん。ほんとうにメカニカルなエチュードである。音の運びはハノンに、にてはいるが、ハノンがそこはかとなくミニマルやコンテンポラリーを思わせる楽曲であるのに対し、ムニエルは感情が沸き起こる前に弾き終わってしまうような、はなはだクールな(?)音楽である。それに、ひたすら左手の型にこだわる雰囲気もある。あ、これってどこかで見たな、と思った。そうだ、ちょっと日本のお琴の習得方法にも似ているのだ。もちろん、お琴の習得に使う楽曲はもっと情感豊かなものが多いが、こと手の運びに関してはとてもメカニカルな発想が基盤になっている。ふうむ。20番って、じっくり見ればみるほど、面白い音楽じゃないか。というわけで、ムニエルの20番というエチュード、カラーチェのオタク度、そして「型」という考え方を足し、いろいろ試行錯誤しているのが「ハイパーカラーチェ」である。
半分ぐらい進んでこれからヤマ場である。いやぁ、やっぱり作曲は楽しいなぁ!



新作「ソーロング、吉沢検校!」(マンドリンソロ曲)

2008年11月28日 | Weblog
とうわけで、マンドリン独奏用の新作、「ソーロング、吉沢検校」を書き上げた。密かに進めているマンドリン独奏曲シリーズのひとつであります。後で気がついたのであるが、独奏曲にはすべて人の名前がついておりました。人名曲シリーズとも言えるなぁ。「ギョーム・ド・マショー」、「吉沢検校」、「カラーチェ」の3人であります。といっても一曲はまだ完成しておりませんが。
で、このへんの作品は来月の12月22日、名古屋のカフェ・パルルでやるライブ「マンドリンの、弾き方、聴き方、遊び方」で一挙にお披露目します。詳細は後ほど、後ほど、後ほど。

ひまわりホールアーツカレッジ後半戦

2008年11月27日 | Weblog
残念ながら、二日酔いというものは経験できなかった。
さて、アーツカレッジもそろそろ佳境になってきている。僕は演奏以外は基本的に参加者へのサポートに徹しているが、今日は参加者の一人オダさんの舞台作品への作曲指南をする。声をうまく使いリズム遊びをするような作品になる。面白いのは当のオダさんが作曲しているという意識がないこと。結構このあたりにこの音楽のポイントがあるかもしれない。
なんにせよ面白い曲になりました。

鳴海で飲む

2008年11月26日 | Weblog
お琴の樽本さん、バラさんと飲む。3人で飲むのは初めて。というのも僕が最近まで飲まなかったからであります。
ちょっと気持ち悪くなるぐらい飲む。おお、二日酔いというものになるのだろうか!

ふらりと

2008年11月23日 | Weblog
富山大学さんが演奏した「竹幻琵琶」というマンドリンオーケストラの作品を聴いた。知らない土地で面識の無い人たちが自分の作品を彼らなりに理解し、演奏し、感動を共有している姿を見るという経験は素晴らしい。休憩中に楽屋へ行き指揮者の岡本さんに挨拶。この作品はあまり演奏されていない(というよりも存在が知られていない)のであるが、自分の数少ないマンドリンオーケストラ用の作品としては気に入っているものの一つ。この機会に宣伝を。
「竹幻琵琶」演奏時間約12分程度。ティンパニ、フルート、クラリネット、マンドリンオーケストラ。全五楽章。お勧めです。楽譜、音源はHPのShopからどうぞ。


というわけで

2008年11月22日 | Weblog
というわけで、先ほどの文章をアップするのにものすごく時間がかかったのであります。まず6月よりパソコンのクリーンインストールを数回行ったのでソフトを入れる作業からはじめ、次にIDを調べパスワードを再発行。その後、なんじゃかんじゃと手続きしてやっと現状である。
教訓:パスワードはどっかに書いておこう!

それ、久々に

2008年11月22日 | Weblog
最近仕事の電話で「ブログが更新されていないから死んだとおもった」というコメントがあいつぎました。なんということでしょ。
更新が滞った6月からものすごく音楽を作りました。そのあたりはおいおいこの場で書いていきます。

たまたま今日は富山へ行く予定だったのですが、調べてみたら富山で僕の作品が演奏されるようなので聴いてこようと思います。あちらは雪はふっていないけど雨が少し残っているようです。

現状音楽

2008年06月22日 | Weblog
坂野の音楽活動の中でも重要なものの一つ、アンサンブル「現状音楽」のライブをします。今回は久しぶりのカフェライブです。
会場はオーガニックカフェとして全国でも先駆的な活動をしてきた「ポランの広場」さんです。
(打ち合わせの時にいただいたリンゴジュースとパンの美味しかった事!)

今回の目玉企画としては、ずいぶん前に書いて練習も積んでいた新曲「ギョーム」をようやく初演と、ポランの広場のスタッフさんとの即興演奏です。



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場所:ポランの広場 名古屋市名東区
『ポランの音、七夕の音』
7月6日(日曜日)
18時開場/19時開演
1ドリンク付き2500円

出演『現状音楽』
◎坂野嘉彦(作曲・クラリネット・鍵盤ハーモニカ)
◎樽本里美(筝)
◎石田和佳(チェロ)

曲目は『庭園植物図鑑/坂野嘉彦』『ギョーム/坂野嘉彦(新作初演)』『夢/ジョン・ケージ』など。。

開演前にはオーガニックフード(軽食・別料金)も味わえます。
チケット申込はポランの広場までお願いします。
http://www.sonnegarten.com/cafetop.html
(電話0527034465)

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