作曲家の酒井国作さんから誘われてマテマテカンパニーという彼の作品、あるいは編曲作品を中心に演奏するマンドリン四重奏団のコンサートに行く。
3部構成からなるライブで最初のステージはマテマテカンパニーの演奏、次にゲストの尺八ソロ、そして最後に尺八とマンドリン四重奏のアンサンブルだった。一番記憶に残ったのは最初のマテマテカンパニーのステージだった。ティコティコから始まりこんなテイストでいくのかなと思ったら残りはすべて近代、現代曲という大技。ただし現代曲といっても酒井作品に代表されるように響き的にも聴きやすいものが中心になっている。ただ、四本のマンドリンがおこなう、トレモロ奏法(複弦をピックで素早く上下させ音を持続させる奏法)をずっと聴くともう曲の繊細な部分が吹っ飛んでしまい、リズムとしてそう書いてあるのか、それともトレモロ奏法として演奏しているのかわからなくなってしまう瞬間が何度もあった。正直トレモロを使わずバランスと音色をあわせたピッキング奏法で酒井作品は聴きたかった。そして、なぜトレモロするんだろうと素朴に疑問を持った。そりゃ「お前の耳がおかしい」といわれるかもしれないが、もう各パートの味わいなんて聴き取れな・・・いや、違うな。うーん・・・・そう、どうでもよくなってくるのだ!トレモロで演奏すると、音楽的に見事に書いてある楽譜も、「和音の音をテキトーに振り分けました」的なドイヒーな楽譜も、そんなに差が出てこない(これポイントかも)。
もちろんトレモロを使わずピッキングだけで演奏するスタイルもある事は知っているし、聴いた事もあるが、「我々は~トレモロしないのでっすっ。」という、ある意味、ちょっと乱暴な感じがして、あまり興味がわかなかった。僕が聴きたいのはその複弦独特の余韻を生かした演奏であり、特にマンドリン四重奏というインティミートなスタイルで、そして日本という土壌では、むしろ合っているのではないだろうか。
さて、そんな事を思いながら自宅に帰ると義父から国際電話が入ってきて急遽セントレアに降りるので迎えに来て欲しいとの事。なんでも仕事で上海に行っていたのだが、帰ろうとしたら風がひどいのでセントレア空港にしか降りられなくなったそうだ。最近中国は風がらみの飛行機事故を経験したばかりなのでかなり慎重になっているらしい。というわけで家族へセントレア空港まで夜ドライブに行きました。お酒飲んでなくてよかった。
3部構成からなるライブで最初のステージはマテマテカンパニーの演奏、次にゲストの尺八ソロ、そして最後に尺八とマンドリン四重奏のアンサンブルだった。一番記憶に残ったのは最初のマテマテカンパニーのステージだった。ティコティコから始まりこんなテイストでいくのかなと思ったら残りはすべて近代、現代曲という大技。ただし現代曲といっても酒井作品に代表されるように響き的にも聴きやすいものが中心になっている。ただ、四本のマンドリンがおこなう、トレモロ奏法(複弦をピックで素早く上下させ音を持続させる奏法)をずっと聴くともう曲の繊細な部分が吹っ飛んでしまい、リズムとしてそう書いてあるのか、それともトレモロ奏法として演奏しているのかわからなくなってしまう瞬間が何度もあった。正直トレモロを使わずバランスと音色をあわせたピッキング奏法で酒井作品は聴きたかった。そして、なぜトレモロするんだろうと素朴に疑問を持った。そりゃ「お前の耳がおかしい」といわれるかもしれないが、もう各パートの味わいなんて聴き取れな・・・いや、違うな。うーん・・・・そう、どうでもよくなってくるのだ!トレモロで演奏すると、音楽的に見事に書いてある楽譜も、「和音の音をテキトーに振り分けました」的なドイヒーな楽譜も、そんなに差が出てこない(これポイントかも)。
もちろんトレモロを使わずピッキングだけで演奏するスタイルもある事は知っているし、聴いた事もあるが、「我々は~トレモロしないのでっすっ。」という、ある意味、ちょっと乱暴な感じがして、あまり興味がわかなかった。僕が聴きたいのはその複弦独特の余韻を生かした演奏であり、特にマンドリン四重奏というインティミートなスタイルで、そして日本という土壌では、むしろ合っているのではないだろうか。
さて、そんな事を思いながら自宅に帰ると義父から国際電話が入ってきて急遽セントレアに降りるので迎えに来て欲しいとの事。なんでも仕事で上海に行っていたのだが、帰ろうとしたら風がひどいのでセントレア空港にしか降りられなくなったそうだ。最近中国は風がらみの飛行機事故を経験したばかりなのでかなり慎重になっているらしい。というわけで家族へセントレア空港まで夜ドライブに行きました。お酒飲んでなくてよかった。