昔「タクラマカンフォークダンス」という音楽を作曲した。リズムの実験曲みたいな作品で、結局マンドリンオーケストラのためのRSVol2という組曲の終楽章に組み込まれた。ムカムに代表されるようなウイグル族の音楽を素材に使ったわけではないが、彼らの音楽の持つ生命力に溢れたリズムと、ソ連(当時)や中国に対しても不屈の精神で生きる彼らのたくましさに憧れ音楽を作ったのだ。それから約15年。今海外メディアはずっとウイグル問題を放送し続けている。この「タクラマカンフォークダンス」は僕の作品でも比較的よく演奏されている作品だ。幸い今後もいくつかの再演の予定がある。いろんな意味で感慨深い。