熊野古道と那智山

2018-05-29 | 三重・和歌山(近畿)


ツアー2日めの午後は

世界文化遺産に登録された

熊野古道へ。


熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の「熊野三山」へ

参詣するための道が 熊野古道です。


平安時代に

皇族・貴族の間に熊野信仰が広まり、

京都から熊野古道を通って

何度も参拝に訪れていたそうです。






熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)の

神宝館。約1,200点にものぼる

国宝を保管しています。






樹齢千年の御神木 梛(ナギ)の大樹。






朱塗りの鮮やかな社殿です。

熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)

をはじめ、12の神を祀っています。

















そして、聖地「那智山」へ




熊野古道を通る大門坂は、

全長約600メートル、

高低差約100メートルの石畳が続き

熊野詣で栄えた当時の面影を残しています。





鳥居をくぐり、振ヶ瀬橋という小さな橋を渡ります。

この橋が俗界と聖域の境の橋です。





熊野古道らしい石畳を歩きます。





多富気王子(たふけおうじ)。

神社旧蹟で九十九王子の最後の一社です。





石段の両サイドは

樹齢500年以上の杉の巨木が並びます。









途中に大門坂茶屋があり、

平安衣装の貸し出し(有料)を行っています。

衣装を着たカップルが

快くカメラ撮影に応じてくれました。




30分ほど歩いたでしょうか。

大門坂の石段が続いている途中で

車道と接近する場所に出ます。

そこから待機していたバスに乗り

熊野那智大社の駐車場へ向かいました。

バスに乗らず那智大社まで歩くと

さらに30分は歩くようです。

 



参道入口。





熊野那智大社 一の鳥居。





まだまだ階段は続きます。





二の鳥居。





467段の石段を登り切って、

標高約330m 那智山からの眺め。





那智大社の拝殿は屋根葺き替え工事中でした!


熊野那智大社は、那智山青岸渡寺とともに

熊野信仰の中心地として栄華を極め、

古来より多くの人々の信仰を集めました。





日本一大きいおみくじ。



ツアーは那智大社拝殿にて

正式参拝を執り行いました。

神楽を舞う巫女さんの姿に

厳かで神聖な気持ちになりました。


参拝後、

本殿にてご神職からのお話を伺いました。

本殿に手を合わせることができるのも、

正式参拝ならではです。





6棟からなる社殿は

伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言われる

夫須美神(ふすみのかみ)を御主神として

それぞれに神様をお祀りしています。









日本サッカー協会のロゴにも用いられている

「八咫烏(やたがらす)」が描かれています。





明治時代、日本に近代サッカーを紹介した

中村覚之助が那智勝浦町出身

ということから採用されたそうです。





からす石。

神武天皇が熊野の山中で道に迷った時、

大和国に道案内したといわれる八咫烏。

案内を終えてこの那智山で

【烏石】に姿を変え休んでいると伝わる石です。





境内には三本足の

八咫烏の銅像があります。





樹齢約850年の大楠。

御神木として祀っています。





胎内くぐりが出来ます。





空洞化した幹の中を





護摩木を持って通り抜けると

無病息災と長寿のご利益があるそうです。





中には梯子が設置されています。

生きた樹木の中は、

まさに胎内。

温もりを感じました。






那智山 青岸渡寺(せいがんとじ)。

那智山は神仏習合がそのまま残っている場所で

神社の隣にお寺があります。


お寺なので、二拝二拍手一拝ではなく、

お賽銭を入れて、手を合わせてお祈りします。





西国三十三箇所観音霊場の

第一番札所です。





青岸渡寺 本堂後方には、

那智の滝との調和が美しい

朱色の三重の塔。





駐車場の土産物店で

添乗員さんお勧めの

黒飴のソフトクリーム。



日本三大名滝の一つ、

那智の滝(なちのたき)へ。


歩くと15分ほどの下り坂ですが

バスで向かいます。





熊野那智大社の別宮、

飛瀧神社(ひろう神社)の鳥居。


神社とはいっても本殿も拝殿もなく、

滝を直接拝む形になります。

大滝がご神体、神様です。





鳥居から石畳の道を抜けた先に、





那智の滝が見えてきました。





マイナスイオンいっぱいの

滝壺の深さは10m以上あります。





落差133m 日本一の直瀑が

流れ落ちる姿は圧巻です。






滝を一番近く、

真正面で拝観できる観覧舞台。





神盃で

延命長寿の水と伝えられている

滝つぼの水を飲むことが出来ます。



熊野那智大社のご神域 那智山中は

心が浄化されるようでした。




今日の宿泊地 那智勝浦 温泉郷は

熊野古道巡礼旅で

古くから親しまれています。




ホテル浦島には対岸の勝浦港から





船に乗って行きます。









なぎさ館の和洋客室。













 
 
(ホームページ画像)

洞窟温泉「忘帰洞」。

紀州藩主の徳川頼倫公に

「帰るのを忘れさせるほど」と

誉めて名付けられたそうです。

 



温泉はいくつかありましたが、

太平洋の荒波の音が聞こえる

温泉がたって、そこが一番良かったです。

日の暮れないうち

夕食前に行きました。





夕食のビュッフェ会場。





マグロの解体ショー。





寿司。





天ぷら。









































翌朝もビュッフェです。


2週間ほど前に 千葉の鋸山に行き

2639段ある階段を、

上り下りして準備しておいたので

筋肉痛は無いです。

行っておいて良かったです(^^)。




ソウル旅行・ホテルのクチコミ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする