セビリア

2019-08-17 | スペイン

スペイン 5日め 6月2日 午前 

セビリアの世界遺産観光

スペイン広場→アルカサル→セビリア大聖堂。

 

セビリアは、南部アンダルシア州の州都で

スペイン第4位の都市です。

闘牛やフラメンコで活気があります。

 

 

「スペイン広場」

1929年のイベロ万博の時に建てられたもので

直径200メートルもの大きな半円型をしています。

 

イスラム教とキリスト教の建築様式が融合した

ムデハル様式で造られています

 

スペイン広場といえば、ローマが有名で、

また世界中にありますが、ここセビリアの

スペイン広場は世界一美しいと言われています。

 

映画の撮影にも使われていて

「アラビアのロレンス」では

エジプトのホテルという設定で、

「スター・ウォーズ エピソード2」では

惑星のシーンとして撮影されています。

 

  

現在はアンダルシア州政府の

オフィスとして利用されているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

回廊にはスペイン各県の紋章と歴史的出来事が

絵タイルで描かれています。

  

 

半円の両サイドには高い塔が1つずつ。

明るい茶色のレンガが

青空によく映えています。

 

 

運河があり、橋がかかっています。

 

カラフルな土産物屋の出店。

  

スペイン広場には

観光用の馬車がたくさん停まっていますが

 

近代的なトラムも走っています。

 

  

「セビリア大聖堂」

別名「カテドラルとヒラルダの塔」です。

こちらは南面になります。

 

先に、向かい側にある

「アルカサル」を見学します。 

 

「アルカサル」

スペイン王室の宮殿です。

左右対称の正面ファサードは

ペドロ1世宮殿です。

 

こちらもイスラム教とキリスト教の建築様式が融合した

ムデハル様式で造られています

 

 

 

「謁見の間」

紋章が描かれた赤とピンクの

壁面には祭壇画が飾られており、

聖母マリアがアメリカ大陸への

航海を見守る姿が描かれています。

 

アルカサルのハイライト、ペドロ1世宮殿へ。

ペドロ1世によって建てられた宮殿は

「乙女の中庭」を取り囲むように、

「人形の中庭」や「大使の間」

といった部屋が配置されています。 

 

 

「人形の中庭」

壁の腰板を飾る鮮やかなモザイクタイルをはじめ、

繊細な漆喰細工やアラベスク模様で

装飾されています。

 

 

「人形の中庭」は

王族の私的な空間だった場所で、

ガラス張りの吹き抜けの天井になっています。

 

 

隣にある「王子の間」も、

王の私的な空間だった場所です。

ピンクと白の花びらのような模様の天井です。

ここも、「乙女の中庭」の周りにある部屋です

 

 

「乙女の中庭」の大理石の列柱。

イスラム文化に陶酔していたペドロ1世が、

アルハンブラ宮殿に似せて造らせた中庭です。

 

 

細長い池と周りの植木は

アルハンブラ宮殿のアラヤネスの中庭に、

大理石の列柱上部のアーチに施された漆喰細工は

ライオンの中庭にそっくりです"(-""-)" 

(撮り忘れたため、お借りした画像です。)

 

 

「大使の間」

馬蹄形三連アーチ、モザイクタイルや漆喰細工が

天井までびっしりで、

「アルカサル」の中で最も装飾が豪華です。

政治や外交の場に利用されていました。

 

  

 

 

「大使の間」の天井。 
 
ドーム状の天井は宇宙を表しています。
 
 
 
 
美しいアーチ。
 

 

中庭から アーチ状の通路を歩いて行くと

 

幻想的な空間が現れます。

ペドロ1世の愛妾だった

マリア・デ・パディーリャの浴場です。 

 

 

「アルフォンソ10世の宮殿」

イスラム様式が一切排除された

ゴシック宮殿の礼拝堂で

聖母マリアの祭壇画が置かれています。

 

 

イスラムの幾何学模様のタイルとは違い、

動物や人物などが描かれています。 

 

 

庭園の噴水。

庭園は広大で、西洋風の大小7つの庭があります。

 

 

オレンジの木が植えられたバンデラスの中庭から

セビリア大聖堂とヒラルダの塔が見えます。

 

 

中庭の奥にある門をくぐると出口です。 

 

 

 

出口からすぐの所にある

伝統陶芸のお店。 

 

 

休憩時間に入ったバル。

 

 

店先に並んでいた、サングリアとレモン酒。

暑いので 氷を追加してもらいました!(^^)!

 

 

城壁の外側の通りは

かつてユダヤ人が住んでいた旧市街地。

ユダヤ人が追放されてからは貴族などの

裕福な人々が住みついたそうです。

 

 

 

 

 通りには「アルハンブラ物語」の著者

ワシントン・アーヴィングが

住んでいた家があります。

外壁には彼の肖像画の

プレートがありました。

 

 

家の敷地内の可愛い中庭。

写真撮影させてもらいました。

 

 

城壁はイスラム時代(11~12世紀)のもので、

キリスト教の時代に

改造して埋め込んだ水の配管が見えます。

 

 

サンタ・クルス広場。

17世紀に造られた十字架です。

 

 

サンタクルス地区は

細い路地が迷路のように広がっています。

多くのBARやレストランがあり、

フラメンコ用の舞台があるタブラオでは

料理やお酒を楽しみながら

フラメンコを鑑賞することができます。 

 

 

パトカー。

 

 

タクシー。

 

 

「ヒラルダの塔」

セビリア大聖堂に隣接するヒラルダの塔も

かつて尖塔(ミナレット)だったそうです。

 高さが約94mあり、街のシンボルとなっています。 

ホロに覆われ修復中の様ですが。

 

 

こちら側はホロが掛かっていません。 

 

 

  

 「セビリア大聖堂(カテドラル)」

西側ファサードと「被昇天の門」です。

 

ローマのサン・ピエトロ大聖堂、

ロンドンのセント・ポール大聖堂

に次いで世界第3位の大きさを誇っています。

 

建立に120年もかかったという大聖堂は、

内部はゴシック様式がメインですが

かつてはモスクだった建物なので、

イスラム教の名残が見られます。

 

 

 

 

 

 

聖堂内にはゴヤやムリーリョなどの宗教画や

コロンブスの墓があります。

 

疲れて これ以降の写真撮影はしていません…。

代わりに画像をお借りしました。

 

コロンブスの墓

 

 

ゴヤ作「聖フスタと聖ルフィーナ」

 

 

ムリーリョ作

「サン・アトニオ・デ・パドヴァの幻想」

 

 

ムリーリョ作 「無原罪のお宿り」

 

 

大聖堂の前の通りにもトラムです。

 

 

 

ゴムの木の大木です!

 

 

5月の終わりから6月のはじめにかけて、

藤色の花が開花するジャカランダの木。

 

 

車窓からも。

 

 

ランチは空港でサンドイッチが配られましたが

 

 

バーガーキングがありましたので!

久しぶりにハンバーガー

美味しかったです( ^)o(^ )

 

 

空路、バルセロナへ。

 

 

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白い村ミハスとフラメンコ

2019-08-10 | スペイン

スペイン 4日め 6月1日 午後 

白い村ミハスとフラメンコショー

 

ミハス村はスペイン・アンダルシア地方、

地中海を見下ろす

コスタ・デル・ソルにあります。

 

白い村ミハス入口の階段です。

 

 

 

階段を上ると可愛いジェラード屋や

カラフルな雑貨を並べた土産物屋などが

立ち並んでいます。  

 

観光馬車。

 

強い太陽の日差しが

白い壁に反射して

より一層白く輝いて見えます。 

 

 

ミハスの家々は全て白い壁、漆喰で

塗り固められています。

 強い陽射しを反射させ、家に熱が

こもらないようにするためのものだそうです。

毎年一回は 壁を塗り直しているそうで、

どの家も 真っ白です。

 

リヤドロの店舗があります(^^)/

 

 

闘牛場です!

1900年に完成した世界で一番小さな闘牛場で

年間を通じて闘牛が行われているそうです。

 

  

 

 

バルセロナなどのカタルーニャ州では

動物愛護の観点から 闘牛を

禁止しているそうです。

最後に牛が殺されてしまうのが残酷だからと

スペイン人でも一度も

闘牛を観たことがない人がいるそうです。

 

 

 

村の教会。 

 

スペインで有名な舞踏家二人が

フラメンコの撮影をしていました。

ラッキーでした(^^♪

 

 

展望台から地中海を望む絶景。

アフリカ大陸が見えるそうです。

 

中庭を鮮やかな花やグリーンで飾り、

その美しさを競うという

パティオ祭りのようなものが

催されていました。

土産物屋の中庭は

自由に見学できるようになっていました。

 

 

人気のお菓子屋さん。

 

 

 ミハスはアーモンドの

お菓子が有名だそうです。

 

キャラメル味が美味しかったので

お土産に買い求めました。

 

 

ミハスからセビリアに向かう車窓から

広大なヒマワリ畑!

6月上旬はちょうどヒマワリの咲く時期なので

ツアーは下車して写真撮影のはずでしたが…

大型バスの駐車スペースがある

畑のヒマワリは、すでに

しおれてしまっていました。(T-T)

種を蒔く時期が畑によって

違うからだそうです。

 

 

 

セビリアのホテルは

ヴィア セビリア マイレナ。

 

 

 

 

 

夕食はビュッフェです。

 

 

夕食後、フラメンコショー へ。

 

想像していたよりも本格的な劇場です。

ワンドリンク付きです。

 

華麗な衣装を身にまとった踊り手、

そして情熱的な曲とダンスは迫力満点!

 

 

客席に投げられたカーネーション。

 

小沢真珠さんのような

彫りの深い顔立ちの美女と

セクシーなイケメン。

魅入ってしまいました。

 

 

2時間ほどの本場フラメンコショーは

感動の体験でした*(^o^)/*

  

情熱の国スペインで

熱い夜を過ごすことが出来ましたが

ホテルに戻ったのは12時近くでした(@_@)

 

 

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ヘネラリーフェ庭園

2019-08-08 | スペイン

スペイン4日め 6月1日 午前 グラナダ 

ヘネラリーフェ庭園観光

 

朝食です。 

 

昨日は急遽、夜の

アルハンブラ宮殿観光になりましたので

今日はその分、ゆっくりの出発です。

 

アルハンブラ宮殿は

イスラム建築における

最高傑作とも言われる宮殿で、

ナスル宮殿、カルロス5世宮殿、アルカサバ、

そして これから観光する

ヘネラリーフェ庭園の4つに分かれています。 

 

糸杉の並木道を歩いて 

ヘネラリーフェ庭園に向かいます。

 

 

 

 

サンタ・マリア・デ・ラ・アルハンブラ教会。

かつてはモスクだったキリスト教教会です。

 

 

 

 

ヘネラリーフェ庭園は、

アルハンブラ宮殿の北側にあり

  夏の別荘として当時の

王族に使用されていた離宮です。


庭園は水の宮殿とも呼ばれ、 

シエラネバダ山脈から引いた水を利用して、

滝や噴水、水路に水を流しています。

 

 

パルタル庭園。

奥にあるのがアルハンブラ宮殿の中で

一番古い宮殿です。 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

  

ヘネラリーフェ庭園から、アルハンブラ宮殿と

旧市街アルバイシン地区の

景色を一望できます。

 

離宮中央にある「アセキアの中庭」。

スペインにおけるイスラム庭園の

代表ともいわれています。

 

 

約50mの細長いアセキア(水路)を囲むように、

花壇が設置されていて水路を囲む噴水からは、

水が絶え間なくふり注いでいます。

 庭に面してアーチの美しい回廊も延びています

 

回廊からもアルハンブラ宮殿と

アルバイシン地区が見渡せます。

 

庭園は土地の高低差を利用し

水が常にあふれ出すように造られていて 

砂漠からやってきたイスラムの民にとって、

水が豊かさの象徴であったことを

物語っていました。  

 

 

 

昼食は闘牛場にあるレストランです。

 

 

 

 

  

 

 

旅行中は、ほとんど

サングリアをいただきましたが

こちらのサングリアが一番美味しかったです♪

 

 

別途、生ハムをオーダーしました。

今まで食べた生ハムで

一番美味しかったかも知れません🎵

  

 

 

タパス。スペイン風小皿料理です。

おいしかったです。

 

デザート。 

 

この後は、バスで白い村 ミハスへ。

 

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夜のアルハンブラ宮殿

2019-08-04 | スペイン

スペイン3日め 5月31日 午後 

グラナダ アルハンブラ宮殿観光

グラナダのホテルは ★★★★アリサレス。

アルハンブラ宮殿から徒歩圏内のホテルです。

 

 

アルハンブラ宮殿にありそうなデザインです。

 

 

 

 

  

 

客室はリニューアルされていて綺麗です。

 

  

  

 

  

 

  

 

  

 

夕食はビュッフェです。

お料理の種類はそれほど多くはなかったですが

まずまずのお味でした。

パエリアがありましたが

マドリードの専門店のパエリアより

美味しかったです!(^^)!

  

チケットの入手が困難な昨今

アルハンブラ宮殿の入場も危ぶまれていましたが

なんと、夜のチケットが購入できたそうです。

 

明日午前に予定していた入場が

急遽 夜のアルハンブラ宮殿観光になりました。

 

ホテルから

  

 

レストランや土産物屋が立ち並んだ通りを 

歩いてアルハンブラ宮殿に向かいます。

 

 

 

  

 小さな入口から入ります。

 

  

  

  

裁きの門。この場所で

民事裁判が行われていたそうです。

 

  

 

 

  

カルロス5世宮殿。

キリスト教信者だったカルロス1世によって

ルネサンス様式で建てられ宮殿です。

  

 

 

  

 

外観は正方形ですが、内部は円形の中庭を

列柱が取り囲む構造になっています。

中庭はコンサート会場としても

利用されているそうです。

 

 

 

アルハンブラ宮殿は

その外観の美しさや内装の豪華さから

イスラム建築の最高傑作とも言われています。 

 

アルハンブラ宮殿は 4つに分かれています。

①「ナスル宮殿 」14世紀に建設された宮殿。

②「カルロス5世宮殿」カルロス1世によって

  建てられたルネサンス様式の宮殿。

③「アルカサバ」9世紀以降に築かれた要塞。

 ④「ヘネラリフェ」王家の夏の別荘。----

    

  

 アルカサバ。

 

 

 要塞。

 

 

 

   

ナスル宮殿は最大の見どころが

あつまっている部分で

三つの独立した区画に分けることができます。

①メスアール宮②コマレス宮③ライオン宮

 

   

1つ目の「メスアール宮」

政治や裁判が行われていた場所だそうです。

イスラム建築、幾何学模様、アラビア文字など

アラブの世界に入り込んだようです。 

 

 

モザイクタイルで装飾された壁の下部 。

 

偶像崇拝を禁止している宗教の為、

宮殿には絵画はありません。

美術に生き物を表現してはいけないそうです。

そのかわりにアラビア文字や

幾何学模様の文化が発展したそうです。

 

   

「メスアール宮」と

2つ目の「コマレス宮」(王の公式の住まい)を隔てる壁。

 

 

 

 

 

 

 

「コマレス宮」のアラヤネスの中庭。

コマレスの塔が見えます。

水面に建物が鏡写しになっていて幻想的です。

 

 

 

宮殿の中で一番広い部屋 「大使の間」。

その名の通り各国の大使が

王と謁見する際に使われた部屋です。

アラヤネスの中庭から見える

コマレスの塔の内部です。

 

 

壁一面に漆喰細工が施されています。

 

 

寄木細工の装飾。

 

 

ナスル宮殿のバルコニーから

グラナダの旧市街 アルバイシン地区の夜景。

 

3つ目の「ライオン宮」は

男子禁制のハーレムだったそうです。

ライオンの中庭を取り囲むようにして

「諸王の間」「二姉妹の間」「アベンセラヘラスの間」

という3つの部屋があります。

 

 

  

 

王が愛した姉妹が住んだと言われている

「 二姉妹の間」。

八角形の鍾乳石装飾の天井。

イスラム建築最高峰とも言われているそうです。

 

 

 

 

 

 

中庭の「ライオンの噴水」が見えます。

  

 

 

 

 

中庭から引き込んだ噴水で

涼をとっていたそうです。

噴水といっても、

水盤の中央から湧水のように静かに水が

溢れて出てくるものです。

 

 

 「諸王の間」の連続するアーチが美しいです。 

 

  

「諸王の間」の天井。 

王の寝室だった場所の天井には

ナスル朝の10人の王が描かれています。

陰謀、暗殺などで 次々と

王が代わっていったそうです。

偶像崇拝を禁止している宗教のため、

宮殿には絵画は無いはずでしたが

これは後にキリスト教徒によって

描かれたものだそうです。

 


 

  

  「 アベンセラヘスの間」の天井。

 7つの惑星をモチーフとした幾何学模様の天井。

 

 

「アベンセラヘスの間」にある噴水。

名門アベンセラヘス一族が

惨殺された場所だそうです(-_-;)

 

 

「 ライオンの中庭」

周りを白い大理石124本の列柱が

ぐるりと取り囲んでいます。

 

 

 「ライオンの噴水」。 

アルハンブラ宮殿のシンボルです。

12棟のライオンの水時計だったそうです。

 

宮殿は、8世紀から約800年の間

イベリア半島を支配した

イスラム教徒の王たちの栄華を

を今に伝えてくれていました。

 

ベルサイユ宮殿のような

目もくらむような派手さはないですが

イスラム美術の優美さ繊細さを 堪能しました。

 

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