スペイン 5日め 6月2日 午前
セビリアの世界遺産観光
スペイン広場→アルカサル→セビリア大聖堂。
セビリアは、南部アンダルシア州の州都で
スペイン第4位の都市です。
闘牛やフラメンコで活気があります。
「スペイン広場」
1929年のイベロ万博の時に建てられたもので
直径200メートルもの大きな半円型をしています。
イスラム教とキリスト教の建築様式が融合した
ムデハル様式で造られています。
スペイン広場といえば、ローマが有名で、
また世界中にありますが、ここセビリアの
スペイン広場は世界一美しいと言われています。
映画の撮影にも使われていて
「アラビアのロレンス」では
エジプトのホテルという設定で、
「スター・ウォーズ エピソード2」では
惑星のシーンとして撮影されています。
現在はアンダルシア州政府の
オフィスとして利用されているそうです。
回廊にはスペイン各県の紋章と歴史的出来事が
絵タイルで描かれています。
半円の両サイドには高い塔が1つずつ。
明るい茶色のレンガが
青空によく映えています。
運河があり、橋がかかっています。
カラフルな土産物屋の出店。
スペイン広場には
観光用の馬車がたくさん停まっていますが
近代的なトラムも走っています。
「セビリア大聖堂」
別名「カテドラルとヒラルダの塔」です。
こちらは南面になります。
先に、向かい側にある
「アルカサル」を見学します。
「アルカサル」
スペイン王室の宮殿です。
左右対称の正面ファサードは
ペドロ1世宮殿です。
こちらもイスラム教とキリスト教の建築様式が融合した
ムデハル様式で造られています。
「謁見の間」
紋章が描かれた赤とピンクの
壁面には祭壇画が飾られており、
聖母マリアがアメリカ大陸への
航海を見守る姿が描かれています。
アルカサルのハイライト、ペドロ1世宮殿へ。
ペドロ1世によって建てられた宮殿は
「乙女の中庭」を取り囲むように、
「人形の中庭」や「大使の間」
といった部屋が配置されています。
「人形の中庭」
壁の腰板を飾る鮮やかなモザイクタイルをはじめ、
繊細な漆喰細工やアラベスク模様で
装飾されています。
「人形の中庭」は
王族の私的な空間だった場所で、
ガラス張りの吹き抜けの天井になっています。
隣にある「王子の間」も、
王の私的な空間だった場所です。
ピンクと白の花びらのような模様の天井です。
ここも、「乙女の中庭」の周りにある部屋です
「乙女の中庭」の大理石の列柱。
イスラム文化に陶酔していたペドロ1世が、
アルハンブラ宮殿に似せて造らせた中庭です。
細長い池と周りの植木は
アルハンブラ宮殿のアラヤネスの中庭に、
大理石の列柱上部のアーチに施された漆喰細工は
ライオンの中庭にそっくりです"(-""-)"
(撮り忘れたため、お借りした画像です。)
「大使の間」
馬蹄形三連アーチ、モザイクタイルや漆喰細工が
天井までびっしりで、
「アルカサル」の中で最も装飾が豪華です。
政治や外交の場に利用されていました。
中庭から アーチ状の通路を歩いて行くと
幻想的な空間が現れます。
ペドロ1世の愛妾だった
マリア・デ・パディーリャの浴場です。
「アルフォンソ10世の宮殿」
イスラム様式が一切排除された
ゴシック宮殿の礼拝堂で
聖母マリアの祭壇画が置かれています。
イスラムの幾何学模様のタイルとは違い、
動物や人物などが描かれています。
庭園の噴水。
庭園は広大で、西洋風の大小7つの庭があります。
オレンジの木が植えられたバンデラスの中庭から
セビリア大聖堂とヒラルダの塔が見えます。
中庭の奥にある門をくぐると出口です。
出口からすぐの所にある
伝統陶芸のお店。
休憩時間に入ったバル。
店先に並んでいた、サングリアとレモン酒。
暑いので 氷を追加してもらいました!(^^)!
城壁の外側の通りは
かつてユダヤ人が住んでいた旧市街地。
ユダヤ人が追放されてからは貴族などの
裕福な人々が住みついたそうです。
通りには「アルハンブラ物語」の著者
ワシントン・アーヴィングが
住んでいた家があります。
外壁には彼の肖像画の
プレートがありました。
家の敷地内の可愛い中庭。
写真撮影させてもらいました。
城壁はイスラム時代(11~12世紀)のもので、
キリスト教の時代に
改造して埋め込んだ水の配管が見えます。
サンタ・クルス広場。
17世紀に造られた十字架です。
サンタクルス地区は
細い路地が迷路のように広がっています。
多くのBARやレストランがあり、
フラメンコ用の舞台があるタブラオでは
料理やお酒を楽しみながら
フラメンコを鑑賞することができます。
パトカー。
タクシー。
「ヒラルダの塔」
セビリア大聖堂に隣接するヒラルダの塔も
かつて尖塔(ミナレット)だったそうです。
高さが約94mあり、街のシンボルとなっています。
ホロに覆われ修復中の様ですが。
こちら側はホロが掛かっていません。
「セビリア大聖堂(カテドラル)」
西側ファサードと「被昇天の門」です。
ローマのサン・ピエトロ大聖堂、
ロンドンのセント・ポール大聖堂
に次いで世界第3位の大きさを誇っています。
建立に120年もかかったという大聖堂は、
内部はゴシック様式がメインですが
かつてはモスクだった建物なので、
イスラム教の名残が見られます。
聖堂内にはゴヤやムリーリョなどの宗教画や
コロンブスの墓があります。
疲れて これ以降の写真撮影はしていません…。
代わりに画像をお借りしました。
コロンブスの墓。
ゴヤ作「聖フスタと聖ルフィーナ」
ムリーリョ作
「サン・アトニオ・デ・パドヴァの幻想」
ムリーリョ作 「無原罪のお宿り」
大聖堂の前の通りにもトラムです。
ゴムの木の大木です!
5月の終わりから6月のはじめにかけて、
藤色の花が開花するジャカランダの木。
車窓からも。
ランチは空港でサンドイッチが配られましたが
バーガーキングがありましたので!
久しぶりにハンバーガー
美味しかったです( ^)o(^ )
空路、バルセロナへ。