スペイン7日目 6月4日 午前
バルセロナ 帰国日
ホテル アラネア ARANEA
聖家族教会徒歩圏内のホテルです。
朝食は上等なハム類、美味しいクロワッサン、
とても美味しかったです。
朝からスパークリングワインが
飲み放題でした!
空港の免税店で、お目当ての
買い物ができました(^_^)
バルセロナ発 11:55~13:55 LH1811(2時間)
ミュンヘン発16:40~ LH714(11時間10分)
スペイン6日目 6月3日 午後
カサミラ→カサ・バトリヨ→ カタルーニャ音楽堂
→モンジュイックの丘」→バル巡り
「カサ・ミラ」と「カサ・バトリョ」車窓から。
2005年にサグラダファミリア、グエル邸などと
共にアントニオ・ガウディ作品群として
世界遺産に登録されました。
当時は「目立つ家」が富豪の
ステイタスシンボルだったそうです。
彼が最も社会的に認められ、
一番油が乗っていた時代の作品です。
「カサ・ミラ」
外観の波打つ曲線は地中海を
イメージして作られたそうです。
カサ・バトリョ完成の年に着手され、
完成させたのは1912年、
彼が60歳を迎えた時です。
現在は地元銀行が所有していているそうです。
「カサ・バトリョ」
屋根が撮れてない上に、
バスが映り込んでいます(^^;)
ガウディが54歳 1906年の時に
完成させた集合住宅で、
「ガウディの宝石」とも称されています。
現在のオーナーは、キャンディ
「チュッパチャップス」の創業者だそうです!
「カタルーニャ音楽堂」
1905年から1908年に建設され、1997年、
「バルセロナのカタルーニャ音楽堂と
サン・パウ病院」として
二カ所が世界遺産に認定されました。
ドメネク・イ・モンタネールの作品で
建設当時、バルセロナでは
ガウディ以上に著名な建築家だったそうです。
バルセロナにおけるムデルニズマ様式
(アール・ヌーヴォー)のコンサートホールです。
パイプ型の美しい柱が配されたバルコニー。
上にはモザイク画。
中ほどには有名作曲家の彫刻があります。
1世紀を経ても今なおコンサートホール
として活躍しています。
日本人では坂本龍一さんがこちらで
コンサートを開いたそうです!
はす向かいにジェラード屋さん!
美味しかったです(^^)
「カタルーニャ美術館」
1929年のバルセロナ万博の際に建てられ、
開会式が行われた場所です。
その後、美術館としてオープンしています。
「モンジュイックの丘」
美術館の前の広場は市民の憩いの場で、
バルセロナの街を一望する
ビュースポットです。
モンジュイックの丘には、
バルセロナオリンピックの
メインスタジアムがあります。
マラソンで銀メダルを獲得した有森選手が、
ゴールのスタジアムまで、
一位の選手とデッドヒートを繰り広げたのが、
この「モンジュイックの丘」の
急坂だそうです!
本場のバル巡りの
オプショナルツアーに参加しました。
一件目のバルです。
吊るされた生ハム!
店内は想像していたのとは違って
スタイリッシュなバルです。
やっぱりサングリア。
チーズ。
生ハム。
サラミ。
パンコントマテ(pan con tomate)
特にカタルーニャ地方で食べられています。
パンに、にんにくと完熟トマトをこすりつけ
オリーブオイルと塩をふりかけたものです。
二件目のバルへ。
ここでもサングリア。
揚げ物。
オリーブ。
イカのフリット。
ポテト。
サーモン、アボカドなどを
型押しした一品。
パンコントマテ(pan con tomate)
テレビのバラエティ番組で、
安住紳一郎アナウンサーと米倉涼子さんが
バルセロナでバル巡りをしていました。
小皿料理がとても美味しそうだったので
私たちもバルに行こうと計画したのですが、
主人たちの反対にあって断念しました。
自由時間になったのがまだ早い時間だったので
人気店でも並ばずに入店出来たはずですし、
こちらは夕刻でも まだ明るいので、
出かけても問題なかったようです!残念(T_T)
スペイン7日目 6月3日 午後
サグラダファミリア (聖家族教会)
キリストの誕生や喜びを表現しているのが
誕生のファサード。それに対し、
キリストの苦悩や悲しみを表現しているのが
受難のファサードです。
西側の「受難のファサード」。
ジョセップ・マリア・スビラックスが制作。
大きな柱楼から4本の塔が立っています。
彫刻は「最後の晩餐」から
「イエスの埋葬」までのエピソードになっています。
「誕生のサファード」の華やかさとは
打って変わって直線的です。
同じ教会とは思えないくらい違っています。
この後、一番右側の塔に昇ります。
16の文字が描かれたパネルがあり、
縦・横・斜めなど4文字を足すと
キリストが亡くなった年齢の33になります。
塔の見学時間になりました。
受難のファサード側のエレベーターに乗り、
高さ65mまで昇ります。
エレベーターを降りたら、階段を登り
一つ目の展望テラスに向かいます。
遠くに地中海と、
バルセロナの街並み!
カラフルなモザイクタイルの
装飾が施された展望テラス。
危険防止のためのワイヤーの
柵が張ってあります。
塔の造形を間近に見ることができます。
先ほど昇ってきた階段を戻ります。
幅約60㎝と狭く、人一人歩くのがやっとです。
下りの階段は300段です!
エレベーターが上下する 直径3m程の塔の内部。
工事完了時には取り外されて
鐘が取り付けられる予定です。
エレベーターで昇れるのは、
工事期間中だけだそうです!
誕生のファサードと受難のファサード。
二つの塔の間に架かる展望テラス。
地上60mの石橋の渡り廊下です。
(借画像)
その中央の縁には、重さ2トンの金色に輝く
「昇天するキリスト」が鎮座しています。
(借画像)
渡り廊下と「昇天するキリスト」
建設中の塔も目の前で見ることができます。
イエスの塔に掲げられた十字架。
2018年に設置されました。
工事の様子がリアルに見えます。
聖堂側面の尖塔には、
外尾さんが制作した「果実の彫刻」。
小さなバルコニーがあります。
アンモナイトをイメージして
作られた螺旋階段です。
約128段あります。
主祭壇の地下には、地下礼拝堂があり、
ガラス張りの覗き窓から 見ることができます。
地下聖堂はサグラダ・ファミリアで
一番最初に作られた場所で、
誕生のファサードとともに
世界遺産となっています。
ここには、サグラダ・ファミリアの完成を
見ることなく亡くなった
ガウディのお墓があります。
ガウディは、晩年の12年間を、
この教会で寝起きしながら過ごし、
死後の今もここで
教会の建設を見守っています。
サグラダ・ファミリアは着工から
100年以上が経過しても今なお建築途中で、
完成には実に300年以上を
要するとも言われていました。
私は、生きている間にサグラダ・ファミリアの
完成を見ることはないと、思っていましたが、
ガウディの没後100年にあたる記念の年、
2026年に完成予定だと発表されたのです!
コンピュータや3Dプリンターによる
設計技術が進歩したことによって、
工期は半分に短縮されたそうです。
現在でも、もう十分すぎるくらい
立派で壮大な外観ですが、
完成予想図として発表されたその姿は
新たに10本の塔が追加され、
高さも現在の1.5倍ほどになるそうです!
7年後、どんな姿に変貌するのか、
今から完成が楽しみです(^^)/
それまで元気で健康に
過ごすことができますように・・・。
スペイン7日目 6月3日 午後
サグラダファミリア(聖家族教会)
天才建築家 アントニ・ガウディが
設計、建築に生涯をかけた
壮大なスケールの教会です。
サグラダファミリアはその一部、
誕生のファサードと地下聖堂が、
世界遺産に認定されています。
サグラダファミリアの全景が入る
ベストスポット「ガウディ広場」から撮影。
大迫力で、荘厳な美しさです!
その姿が現れた時、圧倒され
思わず歓声をあげました。
「生誕のファサード」
サグラダファミリアには
「生誕のファサード」
「受難のファサード」
「栄光のファサード」
と、建物の正面が3つあります。
また、生誕のファサードと受難のファサードに
4本ずつ、計8本の塔が立っています。
左側のフルーツのオブジェが
付いている部分が聖堂です。
生誕のファザードのみが
ガウディが生存しているうちに作られました。
そのため他のファザードよりも
色合いに歴史を感じることができます。
着工からすでに長い年月が経過しているので、
新しい部分を作ると同時に
完成部分の補修もしています。
生誕のファザードの中央にある
生命の木をズーム!
糸杉の木に止まっているのは、
純潔のシンボルの白鳩です。
誕生のファサードでは、イエスの生涯をモチーフにし、
新約聖書のエピソードを彫刻で表現しています。
ファサードの表面を埋め尽くすような彫刻群は圧巻です。
誕生のファサードの 慈愛の門 の上には
演奏する天使や歌う天使達の姿が描かれていますが、
天使を彫り上げたのは日本人彫刻家の 外尾悦郎さんです。
彼は1978年からサグラダ・ファミリアの彫刻に従事し、
現在では主任彫刻家に任命されています。
「ハープを奏でる天使」
外尾さんが最初に手がけたのは
「ハープを奏でる天使象」で、
2000年に完成させました。
(借り画)
生誕のファサード側の入口 慈愛の門 の扉も、
外尾さんが手掛け、2015年に完成しました。
聖堂内に足を踏み入れると まず、
巨大な柱と高い天井に目を奪われます。
聖堂内部は、不思議の国に迷い込んで
しまったかのようです。
樹木をモチーフにした柱は
上部が枝分かれしていて、
クーポラの重みを分散して支えています。
伝統的なゴシック様式とは全く違う構造です。
天井のデザインは、殉教のシンボル、
シュロの葉をイメージしています。
「生誕のファサード」の門
建設中の「栄光のファサード」の門
南に面した 正面入口となる予定です。
栄光の門側から見た主祭壇。
2010年11月 当時のローマ教皇が訪問して
正式にカトリック教会の
聖堂として認められました。
主祭壇には十字架に磔された
キリスト像が掲げられています。
ブドウの房や麦で装飾されています。
聖堂の中はというとステンドグラスから漏れる
明かりが仄暗いというイメージがありますが、
東西の壁に施されたステンドグラスからは、
たくさんの陽光が降り注いでいて、
重厚な外観からは想像もつかない
自然の明るさに満ちています。
誕生のファザード側の、緑から青の
グラデーションのステンドグラス。
紺碧の地中海をイメージしています。
ステンドグラスは、訪れた時間帯、
その日の天候によって様々な色に変化します。
訪れたのは午後ですが誕生のファザード側は、
朝の光が差し込む午前中が特に美しいそうです
受難のファザード側のステントグラス。
こちらは赤から緑のグラデーションです。
ステンドグラスから差し込む陽光は
内部をより一層 神秘的な世界にしています。
ほんとうに幻想的で 思わずため息が出ます!
特に今、夕刻の頃が美しく、
まるで天国にいるような感動を覚え、
自然を愛したガウディの魂に
包みこまれているかのようです。
ステンドグラスはここ数年で
取り付けられたものだそうで、
最近までこんなに美しい空間を
体感できなかったのかと思うと
良いタイミングで来られたことに感謝です!
この後は「受難のファサード」と、
鐘塔に昇りました。
スペイン7日目 6月3日 午後
バルセロナ観光
スペイン第二の都市バルセロナは
カタルーニャ州の中心都市で、
天才建築家アントニオ・ガウディの作品群が
点在しています。
また、世界屈指のサッカーチーム、
FC バルセロナの本拠地です。
オリンピックポート ヨットハーバー。
バルセロナオリンピックの選手村だった場所です。
後にウォーターフロントの商業施設に変貌し、
周囲にはカフェやレストラン街ができました。
ランチの時間まで自由散策になりました。
突堤にはシーフードレストランが立ち並んでいます。
突堤を挟んで、ヨットハーバーの反対側には
青い地中海!
パルセロネータ海岸の海水浴場です。
ジェラード屋さん発見!
ピスタチオ とっても美味 ♪
ヨットハーバーの目の前にある
レストランでランチです。
パンコントマテ(pan con tomate)
特にカタルーニャ地方で食べられている
パンににんにくと完熟トマトをこすりつけ、
オリーブオイルと塩をふりかけたものです。
シーフードスープ。
スペインに来て3度目のパエリアです。
具だくさんです♫
デザート。
◆アントニオ・ガウディの作品群
世界遺産 グエル公園
実業家であるエウセビ・グエル氏が
イギリスの田園都市のような
庭園住宅を造るため、
ガウディに設計を依頼しました。
しかし、その当時この付近は 街の中心から遠く、
交通の便も良くなかったので、
当初60軒建てる予定だった住宅が
3軒しか売れませんでした。
ガウディが建設を予定していた
礼拝堂と60軒の家は未完のまま
市に買い取られ、公園になりました。
入口から進んで行くと
変わった建造物が見えてきました。
樹木をモチーフにした高架橋です。
公園内を通る道路を支えています。
上は遊歩道になっています。
門の中に見える建物は
生涯独身だったガウディが
父親と暮らしていた自宅です。
ピンクの可愛い家は、ガウディの友人である
フランセスク・バランゲールが設計。
現在はガウディ博物館として公開されていて
ガウディがデザインした家具が飾られ、
住んでいた当時が再現されているそうです。
グリム童話に出てくるような
可愛い建物が見えてきました!
右手にある建物の屋上は、モザイクタイルの
ベンチがある広場です!
撮影スポットとしても有名な、
バルセロナのシンボル、トカゲの噴水。
左右には大階段があります。
階段を上ると、86本の列柱が並ぶホール。
市場にする予定で造られたそうです。
モザイクタイルの天井飾りがあります。
さらに階段を上がると
ホールのちょうど真上の
「ギリシャ広場」に出ます。
古代ギリシャ劇場のような半円形になっていて
広いテラスがあります。
モザイクタイルでデコレーションされた
あの、波打つベンチ!
ジュゼップ・マリア・ジュジョール作です。
全長110メートルも続いています。
観光客に人気の撮影スポットです。
バルセロナの街が一望できます。
ツインタワーの左にサグラダファミリアが見えます。
広場を出て横の階段を下りると、
「洗濯女の回廊」と呼ばれる場所に出ます。
こちらも公園内の道路を支える高架橋です。
階段を下りて行くと。
右手にグエル伯爵の住んでいた家が見えます。
現在は学校になっているそうです。
左手の「守衛さんの家」と 右手のショップ。
どちらもヘンデルとグレーテルの
お菓子の家をイメージして建てられたそうです!
「守衛さんの家」
鬼才ダリが「タルト菓子のようだ」
と評したそうです。
行列が出来ていて、中は見学出来ませんでした(T_T)
メルヘンチックな建物と
ガウディならではのユニークなテラス。
観て、座れて、良かったです!
スペイン5日め 6月2日 午後
セビリア→空路、バルセロナへ(1時間40分)
着後、バスでカルドナへ。
カルドナはバルセロナの北西約100キロに
位置し、バスで約2時間ほどです。
車窓から高台にそびえ立つ
パラドールが見えてきました!
PARADOR DE CARDONA パラドール デ カルドナ。
9世紀初頭に建てられた石造りのお城は
中世の雰囲気をそのまま残しています。
スペインに行ったら、
一度は泊まってみたいと言われるパラドールは
スペイン全土で93ヶ所あり
古城や修道院、貴族の館といった
歴史ある建造物をホテルとして整備した
スペイン国営の宿泊施設です。
パラドールから望む景色。
カルドナの街に 明かりが灯り始めました。
レセプションサロン。
レストランのウエイティングルーム。
夕食は、石造りのアーチのあるダイニングです。
オリーブオイル。
美味しいオリーブ。
魚料理。
デザート。
夕食後、城内を観て回りました。
ライトアップされた中庭。
歴史がありすぎて夜の散歩は
少し怖いです。
城内は複雑に入りくんでいるので
ホテルマップがないと
迷子になってしまいそうです。
まるで中世のヨーロッパに迷い込んだよう。
そこかしこに、中世の昔を彷彿とさせる
絵や置物などが飾られています。
サロン。
屋上にはカフェテリアがあり、
テラス席の前にある階段を上ると
パラドールで一番高い場所になる
小さな塔の上に出ます。
塔に上る階段からテラスを見下ろして。
幻想的な光景が広がります!
360度のパノラマ夜景は
美しくロマンチックでした。
アンティーク風な客室です。
広い水回りは
大理石でリフォームされています。
一人部屋は天蓋付のベッドです。
歴史ある古城って、
中世の騎士の幽霊とか出ないかしらと、
ふと胸をよぎりましたが
爆睡してしまいました(笑)
でも、しかし、帰国後に知ったのですが
7階にある712号室は
夜中に誰もいるはずが無いのに
人の気配や声がしたり、
現在はもう無いそうですが(本当?)
いわゆるポルターガイスト現象が
あったそうです(汗)
何事も起きなくて良かったです。
翌朝のレセプションサロン。
短銃と刀剣が販売されていました!
レストラン入口。
朝食も夕食と同じ場所でいただきます。
昨夜の夕食より
断然美味しいビュッフェです(^^♪
朝からスパークリングワインを
頼んだのですが
サービスして頂きました(^^)
中庭を散策しました。
建物の天井に
フレスコ画が描かれています。
修道院や礼拝堂もあります。
後方にあるのは井戸です。
ホテルの正面入口。
乗用車はこちらの坂道から
駐車場へ入ります。
グラナダの街並みが一望できます。
高級車が停まっています。
こちらが昨夜上った塔です。
この塔には伝説があり、
イスラム教の青年と叶わぬ恋をした王女が
塔の中に幽閉されたと伝えられています(T_T)
テラス前の階段から塔に上ります。
360度見渡せる夜景は
もちろん素晴らしかったですが
朝の眺望も負けずに素晴らしいです。
空気が澄んでいるので
ピレネー山脈、モンセラットも望めます。
カルドナの街と田園風景。
パラドールからの
素晴らしい景色を堪能しました。
バスの駐車場側からパラドール。
バスの車窓から パラドールとお別れです。
素晴らしい眺望と、趣のある古城。
レコンキスタの歴史と
スペイン中世の雰囲気を十分満喫しました。
パラドールに宿泊するという
中々出来ない体験が出来て 良かったです。
この後は いよいよバルセロナへ。