バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

「六ヶ所村ラプソディ」観た!

2007-09-16 01:36:43 | 子育て親育ち
土曜は、生活クラブ南部エリア主催「六ヶ所村ラプソディ」の上映会がありました。
http://www.rokkasho-rhapsody.com/
映画評論も見つけたー↓
http://homepage3.nifty.com/civilsocietyforum/page230.html

内容は、オフィシャルサイトを見ていただくとして、私の感想は…
………………………
水俣病と同じ歴史が繰り返されようとしている…
水俣問題の時、当時の学者は「海に流せばキレイに浄化されるから問題ない」と言っていた。疑いをやめなければこんなにひどいことにはならなかった、と。
当時、「問題ないです」って言ってた学者たちは、水俣病が社会問題となった時、どんな心境でいたんだろう。国からお金をもらって、そう言わされていたのか、本当にそう思っていたのか。
今、「再処理工場は危険ではない」と言い切る人たちは、一生かけてその言葉に責任を持って欲しい。
………………………
なぜ、再処理工場を「東京」ではなく「青森」に作るのか。
それは「大した数の人が死ぬわけではない」と思っているから。長年、戦い続けた漁村の人たちは1億円というお金をもらうことで「権利を売った」。素朴な村民の人たちは、国にうまく丸め込まれてしまったと思う。
今、青森の人たちは、もう何も言えない。だから、県外の私たちが声をあげていかなければならないと思う。
………………………
六ヶ所村で、無農薬のお米を作っているおばちゃんが出てきた。苗を手で植える時に苗に話しかけていたり、除草剤を撒かない代わりに土を手でなぞるようにかき混ぜ、愛情いっぱいでお米を育てている。生産者と消費者は長年良いつきあいをしていたけれど、再処理工場ができてしまえば、きっと誰もお米を買ってはくれなくなるだろう…。おばちゃんの気持ちを考えると「買い続けたい」けれど、放射能汚染されたお米など「タダでもいらない」のが正直なところ。「核」と「農業」の両立はできない。稼働すれば、風評被害も手伝って青森産の食べ物は売れなくなってしまう。青森はきっと「核」でしか成り立たなくなってしまう…。
………………………

今現在、再処理工場は、フランス、イギリスにしかない(六ヶ所村が稼働すれば、日本も加わる)。そのうちのイギリスの再処理工場「セラフィールド」は大規模な漏えい事故を起こし、もう稼働しないと言われている。セラフィールドから流れる汚染水により、周辺の海は「核の海」となってしまった。海水浴もできなければ、魚介類を食べることもできない。
その2倍の核汚染があると言われる再処理工場が、六ヶ所村にできようとしている。
………………………

特に、「中和は賛成と同じ」「何も行動に起こさなければ賛成と同じ」というのが強烈に残りました。
心で「反対」と思っていても「NO!」と言わなければ、容認してるのと同じ、なのです。

上映会スケジュールはこちら。
http://www.rokkasho-rhapsody.com/_schedule/calender
多くの方に観て、知って、感じてもらいたいです。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 就学前検診 | トップ | 大企業減税 »
最新の画像もっと見る

子育て親育ち」カテゴリの最新記事