小旅行の小部屋

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基本カメラを使って何か撮る。

2012年1月16日池袋演芸場二之席昼の部

2012年01月16日 | 落語
行って参りました。

毎年だいたい最初に行く寄席は池袋の二之席です。

なぜなら、初席は顔見せで持ち時間が極端に短い。
芸人さんがいっぱい出てくるだけで、落ち着かない。
二之席は、芸人さんの数も落ち着き始め、一応落語が聞ける。
そして、毎年恒例で、昼席の主任は柳家小三治師匠が勤めるのです。

去年は、行ったは良いけど行列の長さに挫折。
今年は、少し早く家を出たけど、パスモを忘れ一回家に引き返す。
ちょっとロスだった。
池袋に到着すると、やっぱ行列。
でも、入れる長さなので並ぶ。
池袋演芸場なう。エライ行列...池袋演芸場なう。エライ行列... posted by (C)tigoespark

毎度思うが、池袋は列の整理になかなかスタッフが来ない。
ご近所さんや、客の混乱を避けるためにもスタッフさんが出てこないとまずかろう。
あるいは、ある程度並んだら、早めに開けちゃうとかね。
今日は、少し早くあいたけどね。
しかし、寒くて着る物間違えたと思った。インナー着込んで来るんだった。
芯まで、体が冷えたぜ。

と言う訳で本日のプログラム

前座 しあわせ 子ほめ
柳 家 ろべえ 鈴ヶ森
柳 家 一 琴 アジアそば
柳 家 福 治 堀の内
ロ ケ ッ ト 団 漫才
柳 亭 小燕枝 権助提灯
柳 家 さん八 小言念仏
川 柳 川 柳 ガーコン
三遊亭小円歌 三味線漫談
柳 家 小里ん 手紙無筆
柳 家 喬太郎 擬宝珠
林 家 正 蔵 四段目
アサダ 二 世 奇術
 桂  文 楽 六尺棒

お仲入り

柳 家 三 三 加賀の千代
柳 亭 市 馬 山号寺号
柳 家 小袁治 犬の目
江戸家 猫 八 ものまね
柳 家 小三治 長短

と言うプログラム。

印象的なところを、、、
一琴師匠は一瞬柳家のオハチ時そばを覚えたのか??と思わせつつ
三遊亭新潟作・「アジアそば」を披露。
テンポよく変なインド人を演じる師匠が実に楽しそうでした。
出囃子後の拍手の感じより終わった後の拍手の方がはるかに客のテンションが高かった。
噺に引き入れた師匠の勝ち。
その後上がった福治師匠が、ルピーで下げるって小三治一門とは思えないですね。と。。。
意地悪で言っているんじゃなくて、後輩を思うカラカイですね。
一門の仲の良さを物語る気もするけど、実際は知りません(笑)

その師匠は、堀の内。。。途中噺がアベコベになってしまっていた。
間違えを強引に修正してサゲまで。グダグダだった??

ロケット団さんは相変わらずの勢いですね。
北の国はまさかの北の国だし(笑)
サゲはお口の恋人東京ガス(爆)

さん八師匠は小言念仏。
さん八師匠の小言念仏は時々聞くけど、今日のトリ小三治の十八番をあえてやる事に感服。
チャレンジャーだと思った。

川柳師匠はガーコン。
途中お客の体調不良で前座さんが客席に救出に向かうアクシデントがありましたが、大事でなかったようで一安心。

喬太郎師匠はお客の読みをあざ笑うように「擬宝珠」
なんせ、女じゃない?じゃぁこの噺は崇徳院ではないな。。。
じゃぁ、みかんが食べたいの??違う?じゃぁ千両みかんでもない。。。
今日の客層は、この辺だな(笑)だって。
じゃぁ、なに??ぎぼしがなめたい。
で、「擬宝珠」かなりウケタ。
でも、喬太郎師見る度にお腹が大きくなっている感じがするのは気のせい?(笑)
そんな訳で、市馬師の山号寺号で「喬太郎さん肥満児」とやられちゃう(笑)

正蔵師匠は四段目。
定吉の可愛さはピカイチですね。師匠自身が芝居が好きですからこの噺が好きなのかな。
そんな感じが伝わる高座。

文楽師匠は六尺棒。
倅の仕返しがシュール。

三三師は加賀の千代
朝顔につるべ取られてもらひ水ってやつですよ。
甚平さんの可愛さも良いですけど、女将さんの感じも良いですね。

久々の寄席楽しいね。

市馬師は山号寺号
ゆるーい幇間の一八お話。最後にちゃんとやられちゃうのが面白い。

猫八さんは前回同様新小猫を高座に上げての親子会でした。
落語協会のHPに名前がまだ出ていないけど、この先どうするのかな?

我らが、小三治師匠は長いマクラでお客を魅了。
マクラ目当ての人がいかに多いか。ってことですよ。
話題はアメフト。
そして、長短。
小さん、花緑、小三治と長短を聴き比べると、それぞれに個性がありますね。
小さんは置いておいて(笑)
花緑さんのと小三治師匠だと、若さの差か?
短七の花緑。長七の小三治?って感じがした。

今年は落語を充実させたい。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
二之席 (iina)
2012-01-20 09:54:36
池袋演芸場では、プログラムに演目も記されているのでしょうか。聴いて演目がわかるとすると相当な通です。
おなじ16日に末広亭で二之席を聴きました。
お目当ては小三治ですが、夜の部の主任を務めました。
川柳川柳はいつも音楽史あるいは落語史ですが、古典も演るのであれば、聴いてみたいものです。
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演目は公開されてません。 (ほんにん)
2012-01-20 20:52:33
寄席通い暦も17年を超えてきたので、寄席でかけられるネタはおおよそ聴けば分かります。
最初の導入部分でおおよそ見当は付きますよ。

川柳師の古典を聴ける確立は相当低いかと。。。まだ一度しか聴いた事が無いです。
開口一番今日は円生直伝の古典をやります。
とおふざけ無しでキッチリ古典を一席。
かっこよかったですよ。
どこかで、円生の弟子と言うプライドがあるように思いました。

小三治師匠も長く聴いていると同じネタにあたりますよ。天災とか、転宅とか、小言念仏とかが割と多いかな?と思います。
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