「おかしな日記?+五七五」

銀河系宇宙太陽系第三惑星地球亜細亜州日本国東北地方
秋田県僻地郡山奥山中軟着陸現在横手市在住乃ブログ

「お見合い」

2005年10月10日 12時54分07秒 | おかしな家族
私は過去に何回か言っていますが見合い結婚です。
カミさんには当時いろんな所から、縁談があったそうです。
私はその中の一人でした。

カミさんの第一印象は、

「なんと図々しい奴だ」と思ったそうです。

紹介されてカミさんが惚れたということはありません。
カミさんの父親が私を好きになったと言うのが本当です。

最初は、「○○さん、酒のめますか?」と聞かれたくらいです。
年より童顔だったために、そんな質問が出てのだと思います。

二回目にカミさんの家で酒を出されて飲みました。
私の飲みっぷりのよさに、すっかり意気投合してしまいました。

酒を飲んでよかったと感じたのはこのときです。

当時私は職人でした、いつもまわりには年上の人達でした。
年代を超えた話題はいっぱいありました。

父親には、「面白い奴だ」とか

「いい飲み友達」ができたと喜んでいたみたいです。

それからは一月に3,4回はカミさんの家で飲んでいました。

なにを?って

“どぶろく”です。

当時カミさんの家では、どぶろくをつくっていました。
いくら飲んでも、吐くとかつぶれるとか無かったです。

父親というのが、とんでもない飲兵衛で朝まで飲むのは当たり前みたいな人でした。
その人に付き合って鍛えられました。だから私も相当な飲兵衛です

私の裏の堰で“どぜう”が獲れます。
その“どぜう”を持ってカミさんの家にいきます。

“どぜう”で、酒の肴でいっぱいやります。

この頃、カミさんは、

「あいつ、何しにきたんだろうと思うくらい飲んでいました」

「金のかからない飲み屋と勘違いしているのでは」と思っていたそうです。

いくら飲んでも泊まったことはない。
川を挟んだ反対側が我が家です。
いまなら飲酒運転ですぐ免許取り消しです。(当時でもそうでしたが)

こんな感じが一年続きました。
私が26歳カミさんが22歳だったと思います。



夫婦喧嘩すると決まって言うことがあります。

女房「いっぱい(縁談)あったのに貧乏くじをひいてしまった」。

私 「俺よりいい男が現れなかったのに何いうか?」

女房「家柄といい、職業といいもっといい話があった」

私 「そんなことはない、俺が結婚相手に一番よかったから決めたんだろう」

女房「飲兵衛の親父に勝手に決められてしまった」

私 「それが親孝行と言うのだ」

女房「?????」

と言って、女房をケムにまく、私は口喧嘩では負けたことがない。



今日の格言 「娘ねらわば、親父から!」 いい言葉だ、私にぴったりだ。



これから1年後です結婚したのは。

波乱万丈の結婚生活が始まった。