一昨日仕事で使うものを買いに行ったついでに、近くだったこともあって松坂屋へ寄ってみました。
寄ってみる、と言ってもデパ地下だけなんですが、確か地上から直接食品売り場に行ける入り口があったはず・・・と思って向かうと確かにあるにはあったものの
そこに貼られていたのは「出口専用」というビラ。
仕方なく他の入り口に回れども行く先々「出口専用」と貼られていて、いったいどこから入ればいいんじゃい!!
コロナ禍で入店する際検温や手指の消毒などあるので、制限したい気持ちはよーく解る。解るけれど、これではせっかく店に足を運んだのに、「来るな」と
言われているような気がしないでもないよね。特に私のように稀にしか訪れない通りすがりにとっては。
その後ようやくたどり着いた専用入り口から1階フロアに入ったので、これまたついでにふら~っとマフラーや帽子の売り場をひとまわりしてみたものの、欲しいと
思うものもほとんどなく。
これくらいならいいかな?と思って値段を見ると、全然よろしくないお値段だし。
つくづく思う。もう私がデパートで買えるものは、ない。
確かにクオリティは高いかもしれない。でもそれなりのお値段がするものをホイホイと気軽に買えるほど裕福じゃない。
それに、そういったそれなりのお値段のものは、維持管理にもお金がかかるというもの。家で洗えずクリーニングが必要とか。そういうものは私の選択肢には
真っ先に外れるのです。
辺りを見渡すと、客と言えば時間とお金に余裕がたっぷりありそうなおばさま方ばかり。もう少し若い世代にも足を運んでもらえるような営業戦略を練るべきじゃ
ないかな、なんて思いました。
さてそこから食品売り場へ下りた私が買ったのは、天むす。
この前ふらりと立ち寄ったときに、最近食べていないな・・・と思ったものの、そのときはなんらかの理由で買わずに帰ったのでした。
最後に食べたのはいつか思い出せないくらい前。もう年単位で食べていなかったので、今回は絶対買って帰ると決めていました。
5個ひと包み税込756円。値段はあまり変わっていないようです。
なにしろ家を出てから帰宅するまで2時間弱。お昼に充分間に合って、久しぶりにご対面。
ん?前はもう少し小エビの天ぷらが上に出ていたような気がするけど・・・ま、いっか。
天むすにはこれ、とお決まりのきゃらぶきもついています。では、いただきまーす!・・・・・・あれ?
こんな味、だったっけ?
細かな青じその入った衣で揚げられた小エビ3尾の天ぷらは確かに昔のまま。
なのに、どうも味に締まりがない、と言うか。今ひとつおいしいと思えない。
前回もやっぱり久しぶりに食べて、冷めてもおいしいなぁなんて思った記憶があったのに。
今考えてみると、今ひとつだった理由は塩の効かせ加減だったように思います。それと天ぷらの揚げ具合かな。天ぷらがほとんどごはんに埋もれているのも
よくなかったかもしれない・・・
イートインも出来るので、出来立てを食べたのならもっとおいしく思えたかもしれないけれど、さっきも書いた通り冷めてもおいしかったんです、以前は。
時間が経過するうちに、私の味の記憶がより美味な方向に変わっていったのかもしれません。
天むすではここが元祖、と言われるお店。松坂屋ばかりでなく他にも出店しているので、機会があったら別のところで買ってみようかな、とも思います。
ちなみに、ここの天むすは天ぷらをたれで絡めたりしていません。そういうお店もあるみたいですけどね。あまり他所の天むすを食べたことがないのですが、
新規開拓してみてもいいかもしれませんね。