昨日、娘と出かけたタカシマヤ。買い物目的で出かけるなんて、何年ぶりかしらん。
確かコロナ禍前の北欧展以来なので、やっぱり3年ぶりかな。そのときも見るのが中心で買うのはおまけみたいなものでした。
今回は冬のコートを物色するのが目的。
前にも書いたけれど、少しあらたまった場所へも着られる黒のコートがあったほうがいいな、と今年は正月明けから感じていたのです。
そこへ義母の容態のことも加わって、なおさら必要度が増してきました。
今持っている冬のアウターはダウンのみ。派手な色ではないものの、防寒にはなってもあらたまった感はあまり、いや、ほとんどないのですよね。
それにダウンを着たときの自分の姿があまり好きではない、ということもあるんです。クリーニング代も嵩むところもネック。
ちょうど今月末まで、婿さんの株主優待があるから現金なら10%オフになる、という娘の提案もあってタカシマヤへ出向いたのですが、ぐるぐると売り場をめぐってもなかなか思うようなものに出会えず。
1点だけ、黒がなくて濃紺のコートを羽織ってみたけれど、サイズが合わなくて却下。
そしてどのショップも店員さんの押しがあまり強くなく。冷やかしくらいにしか思われなかったのかな?
タカシマヤでは以前からそう感じることが多いんです。若いひと相手には割と押してくるけれど、私くらいの年代にはあまり声掛けがないって。だいたいオバサン向けの品ぞろえは決して多くない。
そこで、オバサン向き商品がもっと充実している名鉄百貨店へ移動。
婦人服売り場へ行くと、いかにも~な、オバサン向きな色柄のものがずらーっと並んでいました。さすがにそういうのは適齢期になった今でも着たくない。
ここでは店員さんの声掛けがタカシマヤのそれより明らかに多かったですね。
そこで見かけた黒のコートを2点、羽織ってみました。1点は丈がやや長めでゆとりはほどほど。もう1点は膝上くらいでゆとりは結構ありました。
ボタンをとめると、ゆとりほどほどのほうはすっきり見えますが、昨日は気温が高めということで下に着ているものが薄手のカットソー一枚。もう少し着込んだらどうなるのか不安だったことと、比翼仕立ての
部分が浮いたようになるのも気になりました。
一方ゆとりのあるほうは着心地はかなりラクではあるけれど、どうしても見た目がもっさり。
素材も仕立ても、そしてお値段もよかったけれど、娘が「買ってあげる」と言ってくれているから、妥協して選んであまり着ることがないというのではいけないので、一旦売り場から離れました。
その後お昼を済ませましたが、昨日は娘にとって楽しみにしていたことがあったんです。
それは、ブルーインパルスのテスト飛行。
今年愛知県県政誕生150年という記念行事のひとつとして、今日本番飛行を行うのですが、昨日はその予行飛行が行われることになっていました。
本番と同じ時刻同じコースで飛び、名古屋城付近の上空で展示飛行(スモークで図柄を描くあれ)を行うので、せっかく近くにいるのだからとタワーズの15階まで行けばある程度見えるのではないかというのが
娘の考え。
その15階へ行ってみると、既に何人かいて、単に景色を見ている人もいたかもしれないけれど、明らかにブルーインパルスを待っている風情の人も。
その時刻が迫ってくると、人の数が増えてきました。ビジネスマンやOLさんもいましたね。近くのオフィスにお勤めなんでしょう。
展示飛行の時間が近づいて、いったいどこからブルーインパルスがやってくるのかわからないまま空を見ていたら、北西の方角、ゲートタワーの陰から突然機体が現れました。その速さにびっくり!
初めは写真を撮るつもりではなかったけれど、思った以上に低い高度で飛んできたこともあって、これは撮っておかないと!と慌ててスマホのカメラをスタンバイ。
そしてまたしばらくしてから「さくら」の展示飛行が。
残念ながら「ビッグハート」を見ることは出来ませんでしたが(多分目の前の大名古屋ビルヂングのせい)、最後にレベル・サンライズ?を行って数分後には小牧基地へ着陸する様子が、小さいながらも肉眼で
確認できました。結構遠くまで見えるものですね。
夕方の民放ローカルニュースでは、名古屋城やテレビ塔付近からの映像が流れて、私たちよりずっといい感じに見えていました。いいなぁ。
初めて見たけれど、すごくワクワクするものですね。精神年齢が一気に半世紀以上若返った感じです。
今日が本番なんですが、今のところあいにくの曇り空。なんとかお昼過ぎまでには天気回復してもらいたいものです。
このブルーインパルスの飛行を見ているうち、コート熱が少々冷めたというか、見くたびれたというほうが正確かな。そこでコート探しは今回は打ち切りに。
以前なら試着したうちのどれかを妥協して買っていたかもしれません。でも値段も私にとってはかなりのものだったし、箪笥の肥やしを増やすわけにはいきません。娘もまだコート探しにつきあってくれるという
ことなので、納得いくまで探し続けます。
そうそう、ブルーインパルスですがあの予行飛行のあとも練習をしていたみたいです。平行に続く飛行機雲なんて、彼らくらいしか作れませんから、すぐに判るというものですね。