昨日もまたまたうっかりと忘れ物。補聴器専門店へ出かけたとき、スマホを家に置き忘れてしまいました。まぁ1時間程度の外出なので、それほど問題はありませんが。
その置き去りにした間に、娘からLINEメッセージが入っていました。
義母の忌明け法要のあと腹痛で医者へ行ったら虫垂炎と言われて、点滴も2度受けたあと総合病院へ。その段階でいくらか状態がよくなっていましたが、薬を飲んで一週間後再診し、
その結果で手術するかどうかを判断することになっていました。そして昨日がその再診日。
診察の結果、お腹を押さえられても痛くなく、血液検査の結果も良好。
虫垂炎だとの診断は間違いないけれど、CT画像を見てもめちゃくちゃ腫れていたわけでもないから、抗生剤が効いて軽く済んだのでしょう、とのこと。
1年以内の再発は2割程度なので、とりあえず手術はしない選択をしたそうです。それを知ってやれやれ、ほっとしましたわ。
ほっとしてちょっとした空き時間があったので、前に録画しておいたNHKの「病院ラジオ」を見ることにしました。
お笑い芸人のサンドイッチマンのふたりが病院を訪れて、一日限定のラジオ局を開設。患者さんやそのご家族から話を聞いたり、リクエスト曲を流したりするもので、何かのときに
偶然見たのが最初だったけれど、滅多に涙を流さない私ですら声を詰まらせそうになるくらい、心打たれる番組。
昨日観たのは、東北大学病院を訪れたときのもの。伊達さん、こちらで産声をあげたんだそうです。
すごく大きな病院にいろいろな患者さんがいらっしゃるわけですが、まだ途中なんだけれど、うちの娘の虫垂炎騒ぎなんて、深刻になるレベルではないなと恥ずかしくなる思い。
特に、肺の病気でご両親から生体肺移植をうけた患者さんの話など、私がその立場だったらそう出来るだろうか・・・と思いましたね。
相方のお茶の師匠は、奥様から腎臓をひとついただいて移植したそうだけれど、その話を聞いたときも、自分に出来るかと考えました。結局その立場にならなければわからないけど、
なにより自分がかわいいと思うのが私なのでね(薄情者)。
それにしても毎回思うのが、サンドイッチマンのおふたりの話の聞き方、言葉の掛け方のさじ加減の絶妙さ。
兄を見舞ったときにも思ったけれど、病気のひとに掛ける言葉って、とても難しい。特に自分が健康に問題がないとなおさらに。
前に、義妹ががんで闘病中のときにひとりで見舞いに行ったことがありました。そのときに義妹が
「もう(家に)帰れないんだわ」と少し投げやりな感じで口にしたんです。一瞬、どう返そうかと戸惑いました。
そのときどう返したかと言うと、そうしたいなら一度先生や家族にお願いしてみたら?みたいなことを言ったように思います。その後実際に、数日間ではあるものの一時帰宅しました。
当時高校生だった上の娘が看病で大変だったはず。今で言うヤングケアラーでしたね。
今も、私の義妹に対する態度や言葉かけが適切だったのかと考えると、おそらく不適切なことが多かったのではないかな、と悔やまれます。
当時私は40代の終わりから50代のはじめあたりだったけれど、今以上に人間が出来ていなかったからなぁ・・・・・・
サンドイッチマンのおふたりのように、話を聞いて、共感することが大事なのかもしれませんね。同じ立ち位置にはなれないし、適切な言葉が見つからないにしても。
私自身は今まで病気で入院したことは一度もありません。お産のときだけ。
大きな病院へ行くと必ず、病気の人の多さに驚かされて、健康のありがたさを実感します。
かくいう私も去年は不整脈で、病気の人のお仲間だったんですけどね。ほんの一時だったけど。年齢的にこの先、お仲間入りすることが増えてくるんでしょうね。